cinemakinoriさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

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マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

4.3



“戦う理由がある”



【荒野の七人】は未鑑賞だが黒澤明監督の【七人の侍】はバイブル的に大好きな名作。
そんな名作たちのリメイク版で、コレはコレで最高に格好よくて面白い!

時代や舞台こそ違えど
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チリ33人 希望の軌跡(2015年製作の映画)

3.7



「確かにこんなニュースあったなぁ」


その程度しか日本では報道されていなかったような記憶。
実際はこんなにも長い期間閉じ込められていて、これ程までに過酷で困難を極め、そして神がかり的奇跡だったと
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

4.4


“真ん中は真ん中でしんどいんだよ”



これは良い!!!


濃縮還元された青春ヒューマンドラマと言った感じ。

敢えてストレートで絞り出さず、青春ヒエラルキーの“はしの方”の旨味をすり潰して何倍
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ミッドナイト・ラン(1988年製作の映画)

4.6



“来世で会おう!”



ロバート・デ・ニーロの魅力が満載なバディもの×ロードムービーテイストなアクションコメディ!!

多くの意味で色々と緩かった80年代ならではの良さめっちゃ詰まってる傑作♬
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ファイナル・プラン(2020年製作の映画)

3.4



“自主させてくれ”


アマプラ配信早っ!!
って事で、2021年夏に日本公開したばかりのリーアム兄さん主演作が早くもサブスクで観れちゃうってんで、初見♬


PTSDによる精神安定のために職人的
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怒り(2016年製作の映画)

4.2


“本当に大切なものは
増えるんじゃなくて減っていくんだ”



狂気的で迫真の髄を行くリアリティ溢れる役者勢の名演技!

鑑賞後、暫くの間言葉を失い、呆然と白い天井を見上げたまま動け
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猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(2017年製作の映画)

4.6



“ついてくるな!生きては戻れないかもしれない”

“だから一緒に行くんだ、生きて戻れるように”




リブート三部作最終章。
創世記、新世紀、そして聖戦記。
これは素晴らしい傑作リブート!!
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猿の惑星:新世紀(ライジング)(2014年製作の映画)

4.1


リブート三部作第二弾!
ジェネシス鑑賞後、立て続けにライジングも同日鑑賞。


エイプのピースコロニーと人間のシェルターコロニーの対比がとても複雑な気持ちになってしまい、同情の行き場に翻弄されてしま
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猿の惑星:創世記(ジェネシス)(2011年製作の映画)

4.1


“ここがおうち”


前日譚リブート三部作の第一弾!!
オリジナル作品との比較など、もはやどうでも良いと思えるほどにハイクオリティで素晴らしい作品。

色んな意味で“彼ら”から叩きつけられる痛烈なメ
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LIFE!(2013年製作の映画)

4.0


“そんなものは額縁に飾っておけ!”


定期的に観たくなる、そして観る毎に何かを学べる、、、そんな映画。

LIFE誌ネガ管理部という地味で陽の目を浴びることもない職人的仕事に勤しむ主人公ウォルター
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チャッピー(2015年製作の映画)

3.8


“テンション”


【第9地区】のニール・ブロムカンプ監督作品ということで気になったので初見♬


諸々の既視感は、【ショート・サーキット】や【ロボ・コップ】という80年代の知能系ロボット映画の記憶
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砂の器(1974年製作の映画)

4.1


“旅の形はどのように変わっても
親と子の〈宿命〉だけは永遠のものである”


とても見応えのある傑作。

サスペンスとして観るよりも、親子愛を描いたヒューマンドラマとして観た方がだいぶしっくりくる。
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ピラニア 3D(2010年製作の映画)

3.6


シリアスで重い作品の鑑賞後だったので、こちらのおバカそうなB級!?スプラッターパニックアクション映画をチョイスして±0に(どう言うメソッドやねん!)

結果、ホントに何も考えなくて済むパニック×エロ
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それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

3.9


ブラピの功績が際立つ歴史的作品。

200年以上も続いたプランテーション時代の黒人奴隷制度を扱った映画では恐らく初めてのアカデミー賞受賞作品。

幾つかの同類作品に於いても、表面上は称賛こそ贈られる
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かもめ食堂(2005年製作の映画)

4.2


“ガッチャマンの歌を完璧に覚えてる人に、悪い人はいませんからね”



ずーっと気になりつつも、変な偏見で観ないでいた有名な作品。

いやいや、何で観なかったのか不思議だわ。
寧ろかなり好きなヤツ♬
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希望の灯り(2018年製作の映画)

3.4


それぞれに事情を抱えた者たちが、淡々とルーティン作業をこなす仕事場であり“居場所”での日常を描いたドイツ映画。

とにかく淡々とした静かなストーリー展開は好みの分かれるところか。

メッセージは深い
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13デイズ(2000年製作の映画)

3.8


みぃ猫さんの本作レビューに感化されて、約20年振り位に再鑑賞。
https://filmarks.com/users/mineco0531


初見の時には今ひとつピンと来なかった史実を、今回は予備
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blank13(2017年製作の映画)

4.0


“キッチンにはハイライトとウイスキーグラス
どこにでもあるような家族の風景”



前情報なし、期待値低め。
単にリリー・フランキー見たさの初見。


何だろう、、、嫌いじ
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ファイティン!(2018年製作の映画)

3.8


超ド直球!一切の捻りなし!
マブリーの上腕筋をとことん堪能する為のアームレスリングと、マブリーの優しさと不器用さに癒される、とことんマブリーみなヒューマンメロドラマ。

ストーリーは至ってシンプルで
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マッド・ハウス(2019年製作の映画)

3.5


“F_cking IK_A!”


やばっっっ、、、


皆様のレビューにもある通り、こりゃ思いっきり【ミッドサマー】のアパートバージョンだわ。

先ず、ホラーではない。
所謂“ヒトコワ系”映画か
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ブラックブック(2006年製作の映画)

4.4


“悲しみに終わりはないの?”


濃密な深みと闇黒いエグさが絶妙なテンポと見事な体当たり演技で魅せる、娯楽性と考証的要素を程良いバランスで描いた、ナチス・ドイツ占領下のオランダを舞台とした戦争映画。
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嘘八百 京町ロワイヤル(2019年製作の映画)

3.6



“歪み〜ゆがみ〜という字は不正
すなわち正しからずと書く”


前作は、たしか中井貴一と佐々木蔵之介の安定感ある演技が有っての作品だったよなぁ〜という印象がとても
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リトル・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.6


〜純真で無垢な子供達〜
〜腹黒くてお下劣な大人達〜

ただでさえ倫理観や道徳観度外視のドタバタハートフルハチャメチャコメディにもかかわらず、更にゾンビでグロも味付けしちまってるぶっ飛びよう!

ゾン
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エクソシスト(1973年製作の映画)

3.4


色んな意味で超有名なホラー映画の金字塔!!
半世紀近く経った今頃の初見。
はっきり言って今まで全く興味がなく、観ようと思った事すらなかった作品なのだが、突然急に観てみたくなって初鑑賞。



いや〜
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ウォールフラワー(2012年製作の映画)

3.5


“はみ出しものの島へようこそ”


悔しい。
もっと若い時にこの映画と出会いたかった。


アメリカンハイスクールに於ける、いわゆる階級的属性依存度は、日本の高校生活とは別次元に深刻なのかもしれない
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新宿スワン(2015年製作の映画)

3.5



“お前の人生間違いだらけなんだよ!!”



とにかく、あらゆるジャンルの作品を乱発しまくり、独特なゴア描写や重厚なリアリズムが特徴的な園子温監督作品の中でも、比較的エンタメ(商用寄り)ベースで観
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マッチスティック・メン(2003年製作の映画)

3.6


“素人にとって金融は
字幕の無い外国映画みたいなものだ”



終始違和感しかなかった様々な事柄が、全て伏線だったと言う回収ストーリーはなかなか面白い!


ニコラス・ケイジの本作にお
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チェンジリング(2008年製作の映画)

4.0


takaさんのおすすめ及び参考レビューにより初見。
https://filmarks.com/movies/31363/reviews/115613010




理不尽、胸糞、そして重厚。

19
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最高の人生の見つけ方(2019年製作の映画)

4.3


“エキストラ頼んだの、その方が気分出るでしょ?”


モーガン・フリーマン×ジャック・ニコルソンのハリウッド版を随分前に鑑賞済みで、こちらは初見。

インパクト、クオリティについてはやはりハリウッド
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ブラックホーク・ダウン(2001年製作の映画)

4.1


“怖いと思った時に何をするかが問題だ”


1993年にソマリアの首都モガディシュで起きた現代戦争の断片的史実を、2001年にリドリー・スコット監督とジェリー・ブラッカイマーと言うヒットメーカー巨匠
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僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

4.3


どシンプルに良い話!
愛犬家、及び犬好きは間違いなく好きなやつ。


思い返せば
私も実家に居た頃は生まれてから家を出るまでずーっと犬や猫達と共に暮らして居たなぁ〜と、ついついノスタルジーに浸ってし
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悪人(2010年製作の映画)

3.9


“自分が余裕のある人間って思いくさって、失ったり欲しがったりする人を馬鹿にした目で眺めとう”

“そうじゃないとよ、それじゃ人間は誰とよ”



深津絵里の圧倒的な【女神】
妻夫木聡の刹那的な【破滅
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ロアー(1981年製作の映画)

4.4


史上最狂のアニマルパニックムービー!
いや
マジ狂ってる!!!
なんですかこの映画は、、、


ネコ科の猛獣たちがえげつない数で、とにかく密!密!密!密!蜂蜜!!!ペロリ!
それが全てリアル猛獣で、
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.0


ミシェル・ウィリアムス目当てで初見。
ベン・アフレックの弟、ケイシー・アフレック主演男優賞(アカデミー賞)の作品。

終始、凍てつく雰囲気と淡いトーン、そして淡々と描かれる普遍的なテーマの数々。
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ネイビーシールズ(2012年製作の映画)

3.4


“人は常に我が家を目指すものだ”


本物の特殊部隊(ネイビーシールズ)をキャスティングした対テロ対策リアルミリタリー作品。
ストーリー自体はフィクションということで、そのクオリティについては特筆す
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地獄でなぜ悪い(2013年製作の映画)

4.1


“全力歯ぎしりレッツゴー!”


園子温監督の映画愛とエンタメ愛が詰まりに詰まって大爆裂しちゃったフルコメディバイオレンス!!

【冷たい熱帯魚】や【ヒミズ】【恋の罪】のようなシリアスさは皆無。
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