かじさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ダーク・アンド・ウィケッド(2020年製作の映画)

4.3

じわりじわりと迫ってくる死神のような恐怖の演出がとても好みだった ゆっくりゆっくり確実な死が近づいてくる、死の不安がだんだんと大きくなるホラーはいいですね
大きい効果音で驚かせるところも多くて、それ
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パージ(2013年製作の映画)

4.1

何年も寝かせてきたけどようやく鑑賞、おもろかったです
国民もパージ慣れしてくるとああいった隊を組んだりパージが儀式的なものになるのかな
最初のクッキー、中身が伏線だと思ってたのに…

BECKY ベッキー(2020年製作の映画)

4.3

ちょっと反抗期、でも犬が大好きな少女、がここまで殺意に振り切れる恐ろしさはヤバいけど、容赦ない殺人DIYで楽しく観られた
レディオアノットのようなやり切った顔の終わり方も好きでした

監視者たち(2013年製作の映画)

4.2

ユンジュ(ハン・ヒョジュ)のクールかと思わせておいて突然のノリのいい可愛さ、命がいくつあっても足りなかった

狂熱の季節(1960年製作の映画)

4.3

この時代にできる薬物以外の悪事だいたいを呼吸をするように自然にこなしていく主人公のネジ飛びっぷりに震えた。
ケンカするような奴らだよ、ジャズをわからねえのは って言葉の不思議なパンチ力

ザ・ヴァンパイア 残酷な牙を持つ少女(2014年製作の映画)

4.3

モノクロだと孤独がより孤独として感じられる
ヴァンパイアがスケボーを乗ったり押したり、孤独に踊っていたヴァンパイアが初めて人間と一緒にレコードを聴いたりするシーンなど ポケットからキュンのオーバードー
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イップ・マン外伝 マスターZ(2018年製作の映画)

4.3

最後まで顔に傷ひとつ付けない最強チャンのアクション大盛り お話も伏線回収まできれいに終わらせていて
卓上ウイスキー譲り合い組手、ずっと観ていられる

犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

4.2

前作を忘れた頃に観たので、前作のキャラが出ても全然覚えてない自分が残念
ワンパンでの人の飛ぶ勢いが、アクション映画の爆発で吹っ飛ぶときと同じなんだよね

散々敵の悪事による不快ポイントが貯まっていって
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台風クラブ(1985年製作の映画)

4.1

なかなかセンセーショナルな作品だった。学生時代にタイムリーに観ていたら強めに影響されかねないほどに
台風が強くなるほどに激しくなる衝動的な行為、長回しの無音からの終盤、台風で閉ざされた学校は生と死のあ
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ただ悪より救いたまえ(2019年製作の映画)

4.2

ファン・ジョンミンが中野や高円寺を歩いている それだけが僕のall my treasures

ハードボイルドな主人公と十分なアクションに切れ味刃物の効果音、爆発の衝撃がリアルな迫力、3ヶ国をまたいだ
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レッド・ブロンクス(1995年製作の映画)

4.5

ホバークラフトは数々のカーチェイスものにおいて最強の見た目してる気がする
身の回りのものみんな武器にもなるし防具にもなることに感じる凄みと面白み ジャッキーのアクション映画は唯一無二なので色褪せない

ヘルドッグス(2022年製作の映画)

4.1

男も女もハードボイルドが前面に出たアクション満載の作品だった 室岡の突然のオフ会参加みたいな流れは、そんなに狂犬との切り替え効くんか?と愛着を感じる 岡田さんはクレジットで格闘デザインのところにも名前>>続きを読む

ゾッキ(2021年製作の映画)

4.5

「(やっぱりコーヒーじゃなくて)ココアにすればよかった」「これからはそんなことの繰り返しだぜ」親子の会話が胸に沁み入る

蒲郡の寂しくて寒そうな街の景色に温もりを感じるエピソードたちで、真面目な変人ば
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聖地X(2021年製作の映画)

4.1

本編観たあとにYouTubeで予告編動画を観てみたんだけど、完全にミスリードを誘っていて、土着ホラーのつもりで観ると肩透かしを食らうものの、作品自体はまじめに観てても笑っちゃうようなシュールさを楽しめ>>続きを読む

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.4

スケーターカルチャーの、一人の少年が兄に憧れて、外に出て、ボードショップに入って、輪に入って、仲良くなって、パーティーの夜を経験して、仲間割れしたりケンカして、親とぶつかり合って、といったあくまで派手>>続きを読む

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

4.0

どれだけ一緒にいても、死を選んでしまった親友の、不遇な育ちや壊れた心を救うことができなかったことは残された自分も死にたくなるくらい辛いものだろうけど、
絶妙な距離感で現れたマキオの、死者に会うためには
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天国はまだ遠い(2015年製作の映画)

4.4

岡部尚さんの雄三から三月への繊細な変化を見せる演技がとてもよかった。

2バッドガイズ(2018年製作の映画)

3.8

続編あるのを忘れて観てしまったので、ラストそれでいいの?!とちょっと驚いてしまった
アクションは語弊があるけどわりと地味に肉弾戦で、どちらかというと打ち解けていくバディー感を楽しむ映画だった。

あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.6

印象的なシーンがいくつもあった 華子を演じた今回の門脇麦さんの声のトーンがとっても心地がいい
東京も地方もどちらも住んだことで共感した部分があるので 本人たちの息苦しさにリアリティを感じる

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.4

観察するまなざしや想うまなざしのうつくしい映画

THE DEPTHS(2010年製作の映画)

4.3

日韓合作なので、他の作品で観た濱口監督に抱く特色よりもドラマ的な展開を感じたけど、言葉の通じないもの同士での気持ちのやりとりは美しかった
車窓や車窓越しに思い耽させられるシーンも多かったし、ラストは車
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ドアマン(2020年製作の映画)

4.1

ルビーローズ格好良かった!ジャン・レノと伊藤英明の共演なんてこの作品でしか観られない
捨て台詞一言残し死は定番ながらやっぱり好き
北村龍平監督作品、ヴァーサスをそろそろ見返したいな

PASSION(2008年製作の映画)

4.8

ホームルームや、話し合うゲームのシーンは言葉ひとつひとつを受け止めるのにかなり心を消費する 本音を言語化するやりとりの凄みに圧倒されるけど、現実の会話でこんなに本音でぶつかられたら死にそうと思った
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唐人街探偵 NEW YORK MISSION(2018年製作の映画)

4.2

先に東京ミッションを観てしまってたけど、こちらもちゃんとおバカ面白くてよかった

ジェイルブレイク/脱出(2017年製作の映画)

4.0

シンプルにアクションたくさん観られて満足です。
アジアアクションをいろいろ観てきて、ムエタイ、シラットに続いてボッタカオが登場したけど、
どのあたりまでがボッタカオの動きなのかはっきりとはわからなかっ
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コロンバス(2017年製作の映画)

4.5

構図が、ほんとうにうっとりしますね〜。
建築の街で行き場に悩むふたりが出会って、心を通わせあって、互いの道へと背中を押し合って進んでいくドラマに、うつくしいモダニズムの建築は映画全体にたたずみながら癒
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ボーン・スプレマシー(2004年製作の映画)

4.3

やっぱりボーンの機敏さだけでもめちゃ楽しめる 全車巻き込んでいく勢いのストロングスタイルなカーチェイスとてもよかった

キングスマン(2015年製作の映画)

4.2

たしかにアクションもスパイ道具も粋なセリフもエンターテインメントで素晴らしく面白かったけど、よくできすぎてるがゆえの演出や展開に歯がゆさみたいなのも感じたので、自分はもっと荒削りな戦いのほうを楽しめる>>続きを読む

夏至(2000年製作の映画)

4.3

語彙不足だけど、ベトナム版の 日常を切り取ったような作品 恋愛関係は日常的でないけど
観てよかった〜と思える みんなの自宅が美しいよ

回転(1961年製作の映画)

4.1

白黒だからこそ見えない部分の恐怖心が出だしの祈りの手からすでに掻き立てられた
61年の映画ではあるけども子供の見透かしたような達者な口や、無邪気ないい子が狂った時とのギャップが怪演も怪演だった

テイク・ディス・ワルツ(2011年製作の映画)

4.2

長らくDVDの関連予告で10回くらい観ていたけど観ずじまいだった今作 やっとみた
ルー(セス・ローゲン)の「気の長い冗談さ」があまりに切ない
夫婦がすれ違っていくまでの穏やかな過程のなかでの、他者との
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暗殺(2015年製作の映画)

4.4

チョン・ジヒョンは初めて見たけど(とても美しいしクールな表情がいい)、ハ・ジョンウ、イ・ジョンジェ、さらにチョ・スンウなど出演していて、全員役柄としてちゃんと格好良かった ガンアクションがたっぷり
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燃えよデブゴン/TOKYO MISSION(2020年製作の映画)

4.3

特殊メイクで大きくなっただけで動きのキレとアクションはいつものドニーイェンなのでデブゴン最高 竹中直人さんは香港映画でも面白い 日本人の性格的な特徴を合間合間でイジりながら進むけど、特に嫌な気持ちはな>>続きを読む

夜叉 容赦なき工作戦(2022年製作の映画)

4.1

自分は嫌いじゃない作品だった。ラストの 男は拳で勝負なのか知らんけどむりやり殴り合いに持ってく決着は冗長さを感じました。池内さんはイップマンもそうだしアジアのアクション俳優としてとてもよい存在
韓国語
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