あきらっちさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

あきらっち

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マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.8

“マイ・インターン”

主演は、“プラダを着た悪魔”のアン・ハサウェイと私の大好きなロバート・デ・ニーロ。

歳はとってもロバート・デ・ニーロはやっぱりロバート・デ・ニーロ!落ち着きある貫禄の演技は流
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オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

3.8

“オール・ユー・ニード・イズ・キル”
原題Edge of Tomorrow(副題Live Die Repeat)

日本のライトノベルが原作のハリウッド映画だということに驚く。

しかも主演はトム・ク
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愛を読むひと(2008年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

“愛を読むひと”

『タイタニック』のケイト・ウィンスレットが化粧っ気の無い地味な大人の女性ハンナを演じる。
陰のある、謎めいた、独り黙々と生きる大人の女性。
表情は固く、化粧っ気はなくとも、他を寄せ
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テイキング・ライブス(2004年製作の映画)

2.8

アンジェリーナ・ジョリーの艶めかしい表情のパッケージ写真。
キャストはイーサン・ホーク、キーファー・サザーランド、ジーナ・ローランズなど豪華顔ぶれ!

さぞやと期待し観たのだが…

冒頭のつかみは丁寧
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海洋天堂(2010年製作の映画)

4.2

“海洋天堂”
英題“Ocean Heaven”

“平凡にして偉大なるすべての父と母へー。”

ジェット・リー(リー・リンチェイ)が主演。
ジェット・リーと言えば、カンフーの達人で素晴らしいアクション
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アリス・クリードの失踪(2009年製作の映画)

3.5

掘り出し物発見!
あれ?これ“おみおくりの作法”のエディ・マーサンが出演しているじゃないか!全然感じが違うので、どんなんかなぁ(^^)


身代金誘拐をめぐるサスペンス映画。

仕事人な男達。
黙って
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ガタカ(1997年製作の映画)

4.5

“ガタカ”
"Gattaca"
※遺伝子を形成するDNAに含まれる科学物質の頭文字G、A、T、Cをもじっているという。

今から20年前、1997年の作品であることに驚く。
SFスリラーに分類される本
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天国の口、終りの楽園。(2001年製作の映画)

3.0

自由奔放なメキシコ映画。
荒削り感は否めないが、これぞ情熱的なラテン系ということなのだろう。

年上の人妻女性と頭の中は◯しかないような少年2人が、誰も知らない楽園を目指すロードムービー。

真面目そ
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オール・アバウト・マイ・マザー(1999年製作の映画)

3.8

“オール・アバウト・マイ・マザー”

この映画を観て、暫く自分の中で消化できずにいた。
性的マイノリティ、ドラッグ、死、病気、親子関係…
一般的には重いテーマが色々てんこ盛りで、突っ込みどころも満載…
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(500)日のサマー(2009年製作の映画)

4.0

“運命の恋”を信じる?
“真実の愛”なんてない?
運命の赤い糸は…

男という生きもの
女という生きもの

考え方に違いなんてあるのかな…

男脳と女脳。

現在に重点を置く男脳
現在と未来を同時に考
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天才スピヴェット(2013年製作の映画)

3.8

この映画、まるで現代のおとぎ話のよう。

風刺の効いたストーリーと映像美、色使い、音楽に、冒頭から一気に心は引き込まれる。
流石はアメリの監督さん。
ですが、アメリにとっつきにくい人でもきっと大丈夫!
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アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

4.8

イラク戦争における伝説と呼ばれたスナイパー“クリス・カイル”の半生を描いた実話に基づく映画。

監督クリント・イーストウッド
主演ブラッドリー・クーパー

この映画を観たのは4月頃だっただろうか。
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ルーム(2015年製作の映画)

4.0

はじめまして、【世界】

冒頭、一見少女のような一人の少年ジャックと母親ジョイが、鳥籠のようなワンルームで仲睦まじく寄り添う姿が映し出される。流しもトイレも風呂もタンスもベッドも、みんな四角い部屋の中
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すれ違いのダイアリーズ(2014年製作の映画)

4.5

何て清々しい映画なのだろう。
主役の二人や子供達の温かく愛らしい笑顔がたまらない。

湖に浮かぶ小さな小さな僻地の水上学校を舞台に奮闘する二人の教師。
新米の男性教師ソーンと彼の前任の女性教師エーンが
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レイトオータム(2010年製作の映画)

3.0

“late Autumm”
晩秋のシアトルを舞台とした切な過ぎる物語。

影のある女、タン・ウェイ
エスコートサービスの男、ヒョンビン

思い通りにはならない人生。
それでも堪え強く生きる女性をタン・
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アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ(2010年製作の映画)

3.0

有名なレイプリベンジムービー!
凄いジャンルの映画だなぁ。
皆さんの評判も高く、思わず観てしまった^^;

“レイプ”
同じ男として、最低の犯罪だと思う。
しかも複数で一人の女性をいたぶり犯すなんて、
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最愛の子(2014年製作の映画)

4.0

1979年、爆発的な人口増加を前に中国がとった一人っ子政策。

貧しい農村部における子供の数は、即、働き手に直結する。
彼らにとっては死活問題だ。

この政策実施によって、人身売買市場は拡大し、誘拐事
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インビテーション/不吉な招待状(2015年製作の映画)

2.5

冒頭から不穏な空気が漂いまくる。

何かがおかしい。

登場人物の男性がしきりと訴える。

怪しさ満点なのだが、物語は何も起きない。

きたきた!
と思っても、あれ?

と油断した終盤…

前評判の割
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.5

熱いタイトルが気になり鑑賞。

家族愛に満ちたストーリー。
ツッコミどころはあるが、円熟味を増した宮沢りえの演技が秀でていた。

目頭が熱くなる場面も。

宮沢りえが演じる双葉は芯の強い女性。
女手一
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私が、生きる肌(2011年製作の映画)

3.0

冒頭、まるで全裸かのようなボディースーツを着用する謎めく美女ベラが登場。

早くも怪しい雰囲気が漂う。

そしてアントニオ・バンデラス演じるロベル登場。
彼の役どころは腕利き形成外科医。
人工皮膚の研
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ダゲレオタイプの女(2016年製作の映画)

3.0

これは、ホラーなのだろうか…?

ダゲレオタイプという170年前の撮影方法。
被写体となるモデルは拘束器具に長時間(劇中では70分とか90分とか…)に渡り身体を拘束される。
“写真を撮るとは命を削り取
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ボーダレス ぼくの船の国境線/ゼロ地帯の子どもたち(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

初めて観たイラン映画。

斬新でメッセージ性の強いストーリー、ラストの描き方に思わず唸った。

舞台はイランとイラクの国境線に浮かぶ1隻の廃船が舞台。

セリフはほとんど無し。
廃船に住み着く少年を軸
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マイネーム・イズ・ハーン(2010年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

インド映画の傑作!
162分の大作だが、この映画のもつパワーに終始圧倒された。

映画は冒頭、
サンフランシスコにいる一人の男を映し出す。
アメリカ大統領に会いたいこの男。
表情や言動に落ち着きがない
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冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

園子温得意の実話ベース+エログロ脚色が凄まじい。
“埼玉愛犬家連続殺人事件”がベース。

映画は初っ端から、何処かぎこちなく冷めた家庭を映し出す。
何も言えない夫、投げやりな妻、自分勝手な娘…
妙にリ
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つみきのいえ(2008年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

“つみきのいえ”
12分のストーリーが魅せる世界は、
私の胸を打つのに十分なひとときだった


孤独に生きる老人
大好きな思い出のパイプを海に落としたことをきっかけに、老人が生きた人生を巡る旅が始まる
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恋の罪(2011年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ディープでクレイジーな映画を観てしまった。
実話がベース!?

“恋の罪”
このタイトルの意味するものは...

“恋”はタブーへの願望を意味しているのだろうか。
“罪”なのは、女性の業?人間の業?
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こわれゆく女(1974年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ジーナ・ローランズ
“きみに読む物語”ではアルツハイマー、だが柔らかい笑顔の穏やかな老女を演じた。

今作は…
“こわれゆく女”

彼女の怪演に圧倒される。
表情、体の動き、話し方...
エスカレート
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遺体 明日への十日間(2012年製作の映画)

-

東日本大震災。

あれから丸6年。
被災地以外では、あの日の記憶が薄れつつある。
毎年3.11の前後にだけ、メディアはこれみよがしな報道合戦を繰り広げているように思えてならない。

6年は長かったのか
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ヒドゥン・フェイス(2011年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

“ヒドゥン・フェイス”

シンプルながらも、評判通りの優れたサスペンス!
鏡の使い方が、お上手!!!

表のシーンと裏のシーン。
作者の発想力が素晴らしい。

自業自得ながら、生き地獄のような濃厚シー
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複製された男(2013年製作の映画)

3.0

監督は、“灼熱の魂”や“ボーダーライン”のドゥニ・ヴィルヌーヴ。

期待感満々での鑑賞だったが、
さて…


謎掛け…?

出だしの意味深なアブノーマルシーンに、甘美で秀逸なミステリーを期待したのだ
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.7

“灼熱の魂”

何という映画なのだろう。
何と残酷な物語なのだろうか。
このあまりの衝撃をうまく表現ができない。

日本の日常では到底図り知ることなどできない、宗教・民族の対立、内戦、拷問…

重いテ
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

4.3

“はじまりのうた”

何て気持ちのいい映画だろう。

“シング・ストリート未来へのうた”といい、“ONCEダブリンの街角で”といい、
ジョン・カーニー監督、やはり只者ではない。

「酔っているとアレン
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捜査官X(2011年製作の映画)

4.0

フォローさせて頂いている方から以前お勧めして頂いたのにずっと観れずにいました。
やっと鑑賞できましたのでレビューします。

‘“捜査官X”

「ラスト、コーション」を観てファンになったタン・ウェイが出
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ONCE ダブリンの街角で(2007年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

何と清々しい映画なのだろう。
何と観た者の心を引き付ける映画なのだろう。

シンプルながら、役者やストーリーには愛が溢れ、
主演二人の不器用な生き様に、
胸がぎゅっとして、たまらない。


メジャーな
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お嬢さん(2016年製作の映画)

4.5

とある素敵なレビュアー様の濃厚過ぎるレビューに当てられ、上映終了間近と知り居ても立ってもいられず、こりゃ観なきゃ後悔するって意を決して映画館へ!
タイミングよく遅い時間の上映が通勤ルートの割りと近くに
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(1960年製作の映画)

4.0

ツッコミどころが無くはない。

だが実話に基づく物語だ。

ただひたすらにシンプルなシチュエーションやストーリーには、モノクロフィルムがよく似合う。


脱獄。

脱獄を謳った映画は他にもあるが、中で
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