あきらっちさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

あきらっち

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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.5

以前からFilmarksの点数を見て評価が高いことは知っていたが、パッケージの写真以外は予備知識なし。

若さが少し青臭いかもしれないと思いながらも、元気があり気楽に観れる映画を観たくて本作をレンタル
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ラスト、コーション(2007年製作の映画)

5.0

“ラスト、コーション”

知らなかった。
このタイトルの意味を。

“戒、色”
“LUST , CAUTION”

“LUST”が意味するもの…


映画を観終えて振り返れば、
とても意味深く、
抗え
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

4.2

映画館で観なかったことを心底後悔した。


この映画、緊迫感が尋常でない。

スピード感と生々しさ。
衝撃的な映像が次から次に目に飛び込み、
息つく暇もない。

普段垣間見ることもない、常識を超えた世
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パパが遺した物語(2015年製作の映画)

3.0

この映画を最初に観た時は、
あまり良い印象を受けなかった。

大人になった主人公の行きずりの行為や、
お涙頂戴が押し付けがましく感じられ…

好きな俳優“ラッセル・クロウ”の映画とあって、
レンタル開
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インファナル・アフェア(2002年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

初めてこの映画を観た時から、もう随分経つ。
中身はおぼろげだったが、素晴らしかった思い出だけはしっかりと残っていた。

縁あってこの映画を無性に観たくなり、
録画したディスクを探す。

あった!
しか
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シャイン(1996年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

実在のピアニスト“デイヴィッド・ヘルフゴッド”の半生を基に描いた人間ドラマ。

公開されたのは1996年。

何故もっと早く観なかったのか後悔するほど、
鑑賞後の余韻がたまらなく深い。


導入部で少
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ダーク・プレイス(2015年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

シャーリーズ・セロンの主演作ということで、ハードルを上げ過ぎたか…

シャーリーズ・セロン自身はとても良かった。
相変わらずの演技力。
役になりきり、醸し出す影や、倦怠感。
誰も信じていない、期待して
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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

“乗員乗客155名全員生還”

まさに奇跡と呼ぶのが相応しいのだろう。

この映画は、2009.1.15に起きた航空機事故の実話である。

今から8年前の事。
世界中が知る事となったビッグニュースに、
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ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

“ダラス・バイヤーズクラブ”

余命宣告なんて、クソ喰らえ!


俺は“カウボーイ”
大好きな酒と女とドラッグをこよなく愛す、
男の中の男

そんな彼が宣告されたのはHIV感染。
余命30日。

当時
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瞳の奥の秘密(2009年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

瞳の奥の秘密

この世で生きていく為には、

誰もがそれぞれ瞳の奥に、
ある種の秘密を宿しているのだろう。

人によりそれは、

報われない愛であったり、
胸焦がす願望であったり、
屈折した狂気であっ
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ロスト・ボディ(2012年製作の映画)

3.5

ミステリー&サスペンスの醍醐味とだけ言っておこう。

観てのお楽しみ。
前情報無しに鑑賞するべし。

何回も観る類の映画ではなく、
勝負は最初の一回。
それ故インパクトは強烈だ。

人間の持つ執念がい
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

“パリ、テキサス”

やられた…
魂が震える出逢い。

魂が震える映画の多くは、
必ずしもハッピーエンドではない。

むしろどこか切なかったり、
救われない怒りや哀しみ、人生の悲哀、人間の弱さ故の愚か
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ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

3部作の完結編。

前作の興奮冷めやらぬ内にと、
ハードル最高潮に上がりきった状態での鑑賞。


物語は前作のラストシーンから静かに幕を開ける。

大きな哀しみと引き換えに、
救われたゴッサムシティ。
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ダークナイト(2008年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

“バットマン”
またの名を
“ダークナイト”

シリーズ2作目の本作は、ダークナイトの名の由縁に行き着く物語。


今回最大の敵(悪)は
“ジョーカー”

ひときわ異彩を放つこの悪には心が無い。

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127時間(2010年製作の映画)

3.5

衝撃の実話。

生き抜く力が凄まじい。

自分が同じ絶望に立たされた時、
きっと真似できないだろう。

強靭な意思
冷静な判断力
知恵
何よりやはり精神力の並外れた強さ

主人公の恐るべき人間力
プラ
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耳をすませば(1995年製作の映画)

4.0

これを観たのは何度目だろう…
毎回忘れた頃にテレビでオンエアされるのに気付き、ついつい観てしまいます。

ピュアで
人間の嫌らしさの欠片もない
正統派な恋心✨

観ていて恥ずかしくもあり
応援したくも
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

恥ずかしながらバットマンをその他の超人モノと同様、アメコミヒーロー映画と思っていたところがあった…
決してアメコミヒーローが嫌いな訳ではない。

良い意味で裏切られた。

超人技で悪を討つのではなく、
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ウォーリアー(2011年製作の映画)

3.5

美化された話ではない。
辛く哀しい過去を背負った男達の物語。

家族だからこそ、
憎しみもまた一層深い。

悔やんでも、謝っても、更生しても…

許して、泣いて、笑って、チャンチャン。
そんな甘っちょ
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善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

何という映画か…

重く、美しく、哀しく、優しい

それはまるで、あの曲のよう。

❛善き人の為のソナタ❜
“この曲を本気で聴いた者は、悪人になれない”

そんな愛おしいほど生真面目で色のある、珠玉の
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告発(1995年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

刑務所アルカトラズ。
あまりにも世界的に有名な刑務所を閉鎖に追い込んだ、史実を基にした魂の物語。

“告発”
原題 第一級殺人(Murder In The First)

とてもシンプルなタイトルだが
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U・ボート(1981年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

私にとって密室ものの最高峰にあげられる作品。

超閉鎖的空間。
汗、匂い。
空気。

息をひそめ、死と隣り合わせた恐怖と狂気に、観ているこちらまで、緊張の極致に。

心臓の音さえも、聞こえてしまいそう
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ハスラー(1961年製作の映画)

4.0

かつて一時ビリヤードにはまった時期に観た映画。

ポール・ニューマンがとにかく格好良く、モノクロの画面にも関わらず、私には輝いて見えた。

物語はとても男臭い。

勝負師として硬派な世界に、
意地とプ
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クラッシュ(2004年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

決して心が晴れる映画だとは思わない。

前半はどちらかと言うと観ていて気分がよくない。
人種差別もさることながら、みんな何だかイライラしている。
それがとてもワガママであり高慢であり…

少し度が過ぎ
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メメント(2000年製作の映画)

4.0

いや〜疲れた💦💦💦
しかもただの疲れたではなく、
今までに観た映画の中でも最高に疲れた…

この映画を巻き戻したり観直したりせず一発で理解できる人って…
尊敬します。

映画のタイトル
“メメント”(
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誰も知らない(2004年製作の映画)

4.0

実話に基づく物語。

救われない。
身勝手な親により犠牲になるのはいつも子供達。

親に頼らず逞しく生きようとするが、やはり子供達だけでは限界がある。

優しき者たちが周りに一人も居ない訳ではない…
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モンスター(2003年製作の映画)

3.5

あまりにも悲惨な生い立ちを持つ、一途で不器用な女性の悲しい実話。

アイリーン。
シリアルキラーとしてその名を轟かせる彼女にマスコミが付けた呼び名は“モンスター”

生まれついてのモンスターなんている
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シンデレラマン(2005年製作の映画)

4.5

時は大恐慌時代。

かつて名声を博した男の栄光、挫折、苦難を乗り越え掴んだ栄光。

と言うありがちな表現ではとても言い表せられない。

実話に基づくストーリー。
“シンデレラ・マン”とは当時の記者がつ
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クール・ランニング(1993年製作の映画)

5.0

随分昔に観た映画ですが、
私の大好きな映画の一つ。
今思えば、映画好きにさせてくれたきっかけだったのかもしれない。

常夏の国、ジャマイカ。
陽気なジャマイカンがボブスレー!?

例えこれがフィクショ
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オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

4.0

ホラー映画と思いきや…

何という人間の狂気。

善も悪も、
そんな事、この映画の本質ではないのだろう。


どんな事がきっかけで人は人生の階段を踏み外すのか。
人を傷つけるとはどういう事か。
何気な
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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

4.5

うわぁ〜💦
これまたやられた。

グランド・イリュージョンにすっかりやられた私はまたしても…

最後の方の展開が、
マジかい!
の連発!!

新年早々凄いの立て続けに観たなぁ。

“人は見たいものを見
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グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)

4.5

うわぁ…
何これ…

初っ端からやられました。

これ、映画館で観たかった…

もう、最初から最後まで騙されっぱなし💦

映画そのものが、まさにマジック!

全てのキャストがハマってたなぁ。

何回で
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ハロウィン(1978年製作の映画)

3.5

ホラーの王道!

わかっていても…

もっと周りに助け呼ぼうよ
とか、
何で一人で行っちゃうの
とか、
早く逃げて
とか。

シンプルなカメラワークや劇中音楽、効果音。

わかっていてもドキッとしちゃ
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イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

4.0

❝イエスマン❞
一般的にはイメージも聞こえも悪いこの単語。

でも騙されたと思ってこの映画を観てみよう!
きっと変わります。

ジム・キャリーってクセのある俳優で好き嫌いが分かれるとは思いますが、先入
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おみおくりの作法(2013年製作の映画)

3.5

お見送り。

誰にも気付かれず孤独死した者を、静かに、だが人間の尊厳をもって丁寧に最後の幕を引いてあげるお仕事。

そこには派手さは一切なく、ただただ個人への弔いの心そのものだけ。

人々に看取られお
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きみに読む物語(2004年製作の映画)

4.0

一途な愛。
例え貴女が忘れてしまったとしても
思い出は色褪せずいつまでも。

切ない。

だけどきっと、
愛する人が元気でいてくれて、
傍に寄り添うことができる
それだけで。

命尽きるまで一緒に。
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ジャッジ 裁かれる判事(2014年製作の映画)

4.0

ラストはスカッと逆転勝利の法廷ものかと思いきや。

ハッピーエンドでは決してない。

手に汗握る法廷ドラマでもない。

不器用な親子の確執。
良い思い出のない故郷。
平和な田舎町で起こった殺人事件。
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