Akiyaさんの映画レビュー・感想・評価

Akiya

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人数の町(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

多分物凄い低予算だけど、監督がやりたいテーマを上手くねじ込んでしっかりSFになっているのが凄い。派手なアクションシーンとかは一切無いけど、脚本の面白さで最後まで見切れる作品。

ペナルティループ(2024年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

タイムリープモノの中でも見たことない形式でラストまで飽きることなく観れた(前半は若干冗長だけど…)劇伴がとてもいいのと、2段階ラストのインパクトが強かった。出演してる俳優陣も素晴らしい。

シーズ・ガッタ・ハヴ・イット(1985年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃスタイリッシュな作品。長編MVにも見えるけど、しっかり映画としても成立してる。1番癖強なやつをスパイク・リーが演じてるという部分も最高。

正欲(2023年製作の映画)

3.6

映像化が難しそうなのをよく映画として成立させているなと印象。日本だけではなく、韓国とかでも受け入れられそうな色使いと構成になっていると思う。

ラスト・リペア・ショップ(2023年製作の映画)

3.5

音楽っていいなー、一人一人その人自身の物語あるよねと思わせてくれる作品。
ラストの演奏シーンもよかった。

博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

4.0

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緊張と緩和のバランスが絶妙すぎる作品。タイトルの博士が出てくるのは物語が1時間ほど経ってからと相当強気な構成。でもばっちり面白い。哀れなるものたちのアバンもめっちゃこの作品のオマージュだった。とてもあ>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

ここ数年、劇場で観た映画の中で1番面白かった。体感4時間ぐらいあったけど、1秒たりとも飽きる部分なく楽しめる。俳優陣が素晴らしいのは言わずもがな、ドゥニ・ヴィルヌーヴ×ハンス・ジマーの天才×天才の絶頂>>続きを読む

ロ・ギワン(2024年製作の映画)

3.1

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そんなうまくいくんかいみたいな部分は所々あれども、脱北者のリアリティが凄く丁寧に描かれている。色んなパターンがあると思うけど、主人公がとても強運なのは間違いない。

ダムゼル/運命を拓きし者(2024年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

終始エル頑張れという気持ちで見てた。ありがちなパターンではあるけど、鬼ごっこ系として最後までドキドキしながら見ることはできる。ただこれが跳ねたら第2弾!感が強くて、それが終始うっすら見えてるのが気にな>>続きを読む

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.3

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めっちゃオシャレでポップな映画。色使いも画角も可愛らしくていいなーと思いつつ、ストーリーどうだったかはあまり残らなかったかも…

少年と犬(1975年製作の映画)

3.8

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時計じかけのオレンジ感が半端なくて好きだった。ディストピア感ありつつ、資本主義や人口問題もあくまでブラックユーモアとして包んでるのが巧妙だった。

笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

出演してる演者陣、脚本はめちゃくちゃ面白いはずなんだけどグッと来るものは無かった。
編集の妙な気もするけどどう見せたらいいのかはなかなか難しかったのかもしれない。

ポップスが最高に輝いた夜(2024年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

よくこんなに貴重映像残ってたなという希少性の高い映画。ボブ・ディランの鬼センシティブなシーン、絶妙な間でとても笑ってしまう。プリンスとかがドタキャンしてたのも包み隠さず盛り込まれててよかった。

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

全体的にポップでミュージカル映画としても楽しく見れる。チャーリーとチョコレート工場の時のようなエッジがだった感じは少し少ない気もしたけど、ハッピーティモシーシャラメが見れるだけでも価値ある。

市子(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

テーマとしてはめちゃくちゃ重いけど、
日本国内に戸籍無しの人が1万人以上いるという事実がその重さをより増している。杉咲花が素晴らしいのは勿論、他の俳優さんの演技もトンマナに沿ってかなりフィットしている
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(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「狂ってやがる」のキャッチコピーをそのまま体現してる映画。キタノブルーは健在のまま、エンターテイメントとしての本能寺を描き切っている。首の描き方の引き出しすごいなぁ。

雪山の絆(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

人間の生命力の凄さ、本当に人が死んでしまうのは体力的な事よりも精神的に参ってしまったことをありありと見せつけられる。これが実話って凄いなあ。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

映画として見るかよりPVとして見るとかなり完成度は高い。そんな映像の撮り方あるんだなーと発見が多かった。個人的には小料理屋のママの歌っている曲がめちゃくちゃ気になってそこから先あんまり頭に入ってこなか>>続きを読む

バッドランド・ハンターズ(2024年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

マ・ドンソク強すぎ〜、くるまさんににてる博士銃乱射バカすぎーって映画。

ジョン・バティステ:アメリカン・シンフォニー(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

こういった形式のドキュメンタリーは、主人公が有名であればあるほど、どれくらい本人がそのプライベートを開示するかが見所になりがちだが、かなり開示してて心配になってしまった。特に楽曲制作、奥さんのがん治療>>続きを読む

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

PMSやパニック障害、自死遺族…色んな背景を抱えた人たちの生活を丁寧に描いているという点では上手くまとまってる。ただ、髪切るシーンはどうしても薄ら寒い感がしてしまって素直に受け取れなかった。光の使い方>>続きを読む

枯れ葉(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃ良かった。シンプルイズベストをまさに表すような作品。反戦をテーマにしてるけど、それを声高にやるのではなくて市井の人の日常生活に上手く落とし込んでるのも相当な技巧だと思う。色使いも北欧感があ>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

鬼才ヨルゴス・ランティモスとその世界観を、全身全霊で表現するエマ・ストーンの剛腕映画。テーマも資本主義、階級制度、フェミニズム…骨太なものばかりが詰まってる。それらの良し悪しをどちらも絶妙なバランスで>>続きを読む

ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

3.8

全く予備知識無しかつトーキングヘッズ知らずに観てしまったがかなり良かった。
編集がめちゃくちゃ上手いので映画になっているし、Live自体は曲知らなくても楽しめる。IMAX鑑賞推奨映画。

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.7

人間の感情の淡いを凄く丁寧に描いてて、派手な描写や劇的な事は全くなくとも見入ってしまう映画。ポールメスカルもフランキーコリオも好きになる作品だった。

バービー(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

キャスティングが良くて、全員がハマり役だった。結局最後、人間世界を選択する所が、単なるフェミニスト映画みたいなことは言わせないという強い意志を感じた。サントラもめっちゃ豪華かつキラーチューンばっかりで>>続きを読む

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

いやそのアジアイメージなんなん?という描写がちょこちょこあったのと、展開荒めな部分は否めないがそれを差し置いても素晴らしかった。将来ありえるかもなというストーリーだし、何よりアルフィーの演技に感動。興>>続きを読む

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.2

とにかくリアル。30年前近くの作品なのにここまでリアルなのは本当に凄い。脚本自体も面白いが何よりコンテの力で没入感MAXになってると思う。

ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

劇場鑑賞激奨映画。贔屓目なしでもかなり良かった。緊張感の保ち方が上手いのとテンポの良さで全く飽きずに最後まで見られる。オチはそうきたかという感じ。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

展開がなかなか急なのと、テンポ感も独特だけどゴジラがより生物感アリで見れる。
また出演してる俳優達も第一線で活躍している人達ばかり。「ゴジラ」と「戦争」の2軸が独立するあまりベタベタだけどなんか見ちゃ
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

THE上田誠感満載の作品。全体的な謎も残して、
重ねられていくコメディ部分。
時折、ゾッとする一面が垣間見えつつも大団円にむかって加速していく。
ラストのSFすぎる展開がすんなり受け入れられるのも醍醐
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わたしの見ている世界が全て(2022年製作の映画)

4.0

とても面白かった。
テーマは至って普遍的で、誰もが経験しそうなシチュエーションばかりだけど、見入ってしまった。とても見やすく編集されてるのも一因かも。主演の森田想だけでなく脇を固める俳優陣も素晴らしか
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Winny(2023年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

当該事件の概要を知るのにぴったり。
本編終わった後の実際のニュースや会見の映像がとても印象的だった。
個人的にはそれでもボクはやってない。くらいのトーンにしても良かったんじゃないかと思ってしまった。

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

3.5

映画館で爆音で見るからこそ楽しめる作品。伏線とかを一切気にせず、頭を空っぽにして鑑賞できる。前半若干冗長だけど、後半の畳み掛けで色々忘れられる。

はちどり(2018年製作の映画)

3.2

何か大きな起承転結があるわけではないけれど、画面に対しての光の入り方とかも含めゆったり見られる。ラストシーンが印象的。主人公を演じるパクジフの演技力素晴らしい。

その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

3.5

とにかく北野武がカッコいい。
初監督作品でめちゃくちゃ多忙な中ここまで出来るのすごい。台詞が少ないことも作品に引き込まれる一因になっている。歩きのシーンを撮るのにお手本にしたい場面も多数。

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