茜さんの映画レビュー・感想・評価 - 21ページ目

茜

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スキャナーズ(1981年製作の映画)

4.6

前回「アンチヴァイラル」を観た流れで、父クローネンバーグの初期作品が観たくなりました。
この映画を知った当初、ジャケットを見てジャック・ニコルソン主演だと本気で勘違いしてたやつ…。

スキャナーズと言
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アンチヴァイラル(2012年製作の映画)

5.0

みんな狂ってる。期待以上。

セレブに感染したウイルスを販売し、一般人の身体に注射する行為が流行している近未来という時点で、よくそんな設定を思いついたなと感心してしまった。
確かに現実でもお金出して人
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カラー・オブ・ハート(1998年製作の映画)

4.0

意外にもメッセージ性の強い作品だったけど、ストーリー自体はコメディとファンタジー要素もあり、白黒とカラーを用いた映像も綺麗なので、全然堅苦しい雰囲気はない。

オタクの兄デイビッドとリア充の妹ジェニフ
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キル・ユア・ダーリン(2013年製作の映画)

3.7

実在する詩人アレン・ギンズバーグが大学生時代に巻き込まれた殺人事件という実話を元にした映画。
この時代の文学とか全然詳しくないし、登場人物もウィリアム・バロウズしか知らないけど、映画自体の雰囲気も良い
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シン・シティ 復讐の女神(2014年製作の映画)

3.0

前作の世界観自体が崩れている訳ではないので普通に楽しめるけど、勢いと渋さが衰えてる感は否めない。

今作ではブルース演じるハーディガンは既に死んでて、でもミッキー・ローク演じるマーヴは生きてて、思わず
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ホテル・エルロワイヤル(2018年製作の映画)

1.8

割と期待して観たけど、そこまで刺さらず残念。
オープニングから前半までは引き込まれるところもあったんだけど、観ているうちに段々と頭がぼんやりと…。
142分という時間がなかなかしんどかった。

懐かし
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スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

4.7

KISSのラストツアーチケット当選ヾ(*´∀`*)ノ
その翌月にはQUEENも控えているので、今からお金の事を考えると恐ろしい…。
でもそんな喜びもあり、ロック映画が観たくなってこちらを鑑賞。

こう
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キラー・メイズ(2017年製作の映画)

3.0

手作り感溢れるセットが凄くて、あれ本当に全部段ボールで出来ているんだったら感動する。
でも段ボールといっても決してチープな訳ではなくて、寧ろそのDIY感こそがこの映画の個性だと思う。

何か冴えない感
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SUPER 8/スーパーエイト(2011年製作の映画)

3.3

自分があまりSFを見慣れていないのもあるかもしれないけど普通に面白かったです。
「アタック・ザ・ブロック」でも思ったけど、少年少女達とSFの組み合わせって、それだけでワクワク感があって相性良い気がする
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エル ELLE(2016年製作の映画)

3.0

何と言って良いか難しい映画だったけど、想像していたより後味の悪い終わり方ではなかった。

キャッチコピーや色んなレビューで、とにかく主人公のミシェルが「ヤバい女」みたいに言われているのをよく見かけたけ
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デスペラード(1995年製作の映画)

4.2

男臭くてかっこいい!

弾薬をおよそ8000発使って、スタントなしで撮影したというド派手なガンアクションは「ありえない!」の連続なんだけど、そんな事関係ない。
寧ろその「ありえない!」を楽しむ映画で、
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処刑人II(2009年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

最高にかっこいいイカれた奴らが帰ってきた!
懐かしいメンツも勢揃いで嬉しかったし(まさかロッコまで出てくるとは・笑)前作同様ストーリー展開やアクションのテンポも良くて楽しかった!
公開当時は兄弟2人が
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ズーランダー NO.2(2016年製作の映画)

3.8

相変わらず2もくだらなさすぎる!
世間的な評価は良くないみたいだけど、私は相変わらず笑えて面白かった!

前作にも増して豪華すぎる出演陣。
初っ端から無惨に銃殺されるジャスティン・ビーバー。
ショーの
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グリース(1978年製作の映画)

2.8

前から気になってはいたもののダラダラ後回しにしてた作品…。
先日古着屋さんにトラボルタの顔がプリントされたTシャツが売ってて店員さんと盛り上がったんだけど、その時に「グリースのトラボルタかっこいいよ!
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ズーランダー(2001年製作の映画)

4.5

めっちゃくだらない!けど好き!(笑)

「3%の体脂肪率、1%の知能」の売れっ子スーパーモデル・ズーランダー。
彼の武器であるキメ顔「ブルー・スティール」はおちょぼ口に困り顔という何とも言えないシュー
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.6

この映画を観てまず思い出したのは、昔に少しだけやってたコールセンターの仕事のことだった。
相手の表情が見えないぶん、対面よりも凄く神経を使うので、毎日胃がキリキリしていたのを思い出した。
それがこの映
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レインディア・ゲーム(2000年製作の映画)

2.2

セロン姐さんに惹かれて鑑賞。
マチェーテを観た直後に狙った訳ではないけど、偶然ダニー・トレホも出演していて思わずにんまり。

主人公のルディとニックは刑務所内の同房。ニックには彼の出所を心待ちにしてい
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白昼の幻想(1967年製作の映画)

2.0

LSDを服用した主人公の幻覚を映像化した作品。
サイケデリックな映像が大好きなので、興味があって鑑賞。
ロジャー・コーマン監督にジャック・ニコルソン脚本という事で期待してたものの、どうにも退屈で79分
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マチェーテ・キルズ(2013年製作の映画)

2.3

流石にこれはやりすぎじゃない??
前作の泥臭いマチェーテが好きだったのに、スペースシャトルとかクローンとか何か違うんだが!?

冒頭の予告編とか、ラブシーンでの「3Dメガネを着用してください」とかそう
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マチェーテ(2010年製作の映画)

5.0

気合いの入りまくった本気のおバカ映画。
オープニングクレジットから「これ絶対好きなやつ」と確信した。

とにかく何もかもが大袈裟でド派手で、終始笑いが止まらない。
厳つい見た目通り、とにかく強すぎるマ
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双生児 GEMINI(1999年製作の映画)

4.6

高校生の頃に江戸川乱歩の小説にハマっていて、乱歩原作の映画も色々観たけれど、その中で唯一好きだった作品。
乱歩の映画化作品は無駄にエロを強調し過ぎていたり、演出がチープだったりで、原作の雰囲気を台無し
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アニー・イン・ザ・ターミナル(2018年製作の映画)

2.4

サムネイルの雰囲気が好きで観てみたものの、何だか惜しい映画。
ネオンカラーが特徴的な映像はかっこよかったし、ストーリー自体もそんなに悪くないと思うんだけど、グッと惹きこまれるような何かが足りない。
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レス・ザン・ゼロ(1987年製作の映画)

3.1

観終わった後の虚無感。
この映画公開当時、リアルにロバート・ダウニー・Jrは薬物中毒だったという話を目にしたけど、そのせいか彼の演技から醸し出される不快感が半端ない。

この映画に登場する若者たちはみ
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スリーピー・ホロウ(1999年製作の映画)

3.9

めっっちゃ久しぶりに観た。
ティム・バートンの中でも特に好きな作品のひとつ。
ジョニデ若っ!って思ったけど、これ1999年の映画なんですよね…そりゃ若いわ…。

ゴシックホラーに適度なファンタジーとメ
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フィッシャー・キング(1991年製作の映画)

3.8

友情や愛情を描いたヒューマンドラマの中にダークファンタジーのような雰囲気もあって、何だか不思議な世界。
街中にふと現れる赤い騎士や、パリーが片思いのリディアを駅で追いかけるシーンで周りの人々が舞踏会の
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カンフー・パンダ(2007年製作の映画)

3.2

あまり頭を使う映画の気分でもなくて、軽い気持ちで観てみたけど意外と良かった。
たまにはこういうアニメ作品もいいもんだなと思ったり。

最近の(と言っても2007年だけど)やけにリアルな質感のアニメって
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ボディ・ダブル(1984年製作の映画)

3.5

公開当時に酷評された事や、ファンの間でも賛否両論が激しい作品であるのは知っていたけれど、私は意外と楽しめました。
ただ私自身が本作以外にデ・パルマの作品を観た事がないのもあって、深く掘り下げる知識がな
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ナポレオン・ダイナマイト/バス男(2004年製作の映画)

2.0

嫌いじゃないんだけど、めっちゃ好きでもないし、面白くない訳じゃないんだけど、めっちゃ面白いって訳でもない。
自分もナポレオンと同じようにずっと口半開きで観てた。

気の抜けた笑いというか脱力系というか
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メタリカ・スルー・ザ・ネヴァー(2013年製作の映画)

4.2

耳が喜ぶ92分。
ここでの評価はあまり高くないようだけど、私はこういう「かっこよさ」に全振りした映画って結構好き。

デハーン君の作品を探していた時に見つけた一本で、メタリカという文字に惹かれて観てみ
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ウォルター少年と、夏の休日(2003年製作の映画)

4.0

邦題のセンスがいまいちですが、良いお話でした。
原題の「Secondhand Lions」の方が、物語の味わい深さを表していてピッタリのタイトルです。

子供に「少しは人を信じないと捻じ曲がった人間に
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暗くなるまで待って(1967年製作の映画)

4.0

主人公の状況を思うとストレスで頭が痛くなってしまって、観終わった後の疲労感はなかなかのもの。

盲目の役を演じたオードリーの演技力もリアリティがあるうえに、彼女のか細い体型も本当に弱々しく見えて、徐々
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ライフ・アフター・ベス(2014年製作の映画)

4.4

笑えるのと切ないのがごっちゃになって何とも言えない不思議な気持ちになる映画だけど、私は結構ハマりました。

クロニクルで観たデハーン君の演技力に惹かれて本作も楽しみにしていましたが、完全にベス役のオー
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ハプニング(2008年製作の映画)

2.1

先の展開にドキドキしながら最後まで堪能出来たので、面白くないとかつまらないという訳ではないものの、そこまで強く印象に残る作品ではないかも…。
敢えてあやふやな結末にしていると思うので、映画にハッキリし
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ひつじ村の兄弟(2015年製作の映画)

3.4

アイスランドの人里離れた村で、羊の飼育を生業とする兄弟の絆を描いた作品。
どうしてこれがR15?と思っていたら、おじさんが素っ裸のシーンがあるからなんだな…。

畜産業を生業にしている人達にとって、疫
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コンスタンティン(2005年製作の映画)

4.0

病魔に侵された悪魔祓い役のキアヌがひたすらかっこいい。
程よく着崩したスーツに血色の悪い顔、頻繁に安物っぽいタバコを取り出して吸う仕草等々…非常に自分好みでたまらんやつでした。
肺がん末期という役柄だ
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ムーンライト(2016年製作の映画)

4.0

想像以上に難しい話だった。
理解できないという意味での難しいではなく、この映画から自分が何を得て、何を見出すかが掴めなくて戸惑った。

なぜ難しいと感じるのかというと、やはり黒人社会というものが自分に
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