ハルさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

ナイルの娘(1987年製作の映画)

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何ていうんだろうか。退廃的な人々を違う視点から写しているから恋愛とかではない感傷を起こすことができるのか。必然の悲しみ。ところどころオズカットが入っている気がする。

イロイロ ぬくもりの記憶(2013年製作の映画)

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最近古典とか芸術映画ばっかりだったけど、こういうのを忘れちゃいけない。うまい。生きていて必然な残酷さ、必然の感情の衝突、そして最後少し暖かく。鳥、とか髪の毛とかはケスだったり、AIだったりのオマージュ>>続きを読む

軽蔑(1963年製作の映画)

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ストーリーは「オデッセイア」をなぞるように展開される。その形式をとりながら心情を追求していく姿勢を取る。ゴダールが思う男と女の心理を長々と、、、。大人の映画だった、、、。

東京画(1985年製作の映画)

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小津安二郎の故郷、東京を舞台にしたドキュメンタリー。
虚構と非人間的なものにまみれた東京の中からヴェンダースはリアルなものを探していく。ヴェンダースが小津安二郎をどのように捉えているか、また、ヴェンダ
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女と男のいる舗道(1962年製作の映画)

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手紙のシーンは、軽快なテンポを中断され焦らされた。語りをつけることで普遍的でありふれたストーリーであるような印象を与えていると思う。詩的な部分も良い。リアリズムらしいああ言うラストが個人的には好き。も>>続きを読む

女は女である(1961年製作の映画)

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音楽に乗らせてくれない、途切れ途切れのイメージはモンタージャがテンポよく切り替わるゴダール的なイメージ。
バーでの会話はどこかで見た、パリところどころ、とかだったかな、そういう演出やカメラに向かって何
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

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基本退屈だけど、さりげなく良いセリフだったりが散りばめられててオシャレなのかな。
個人的にはニューヨークが良かった。うまくまとめられてるって感じ。全部があんな感じだと苦手かも、映画の一部があんな感じだ
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A KITE~INTERNATIONALバージョン~(2000年製作の映画)

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完全に趣味。ストーリーも別に面白くない。ただ絵はオシャレ。ハマれば別に許せる。

大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

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現実は厳しいけど、子供の強さを感じる。大人っぽいし、泣かない。周りの大人は子供を自らの像に当てはめる、わかった気でいるから優しくなれない。

ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)

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思いっきりすれ違うカットは良い。運命を期待しながら歌う。見る側は焦らされる。暗い表情でも歌う時には笑顔なのが良い。恋愛至上主義なのがとてもよかった。

黒いオルフェ(1959年製作の映画)

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設定が大雑把。なぞの死に神追ってきてるし、、、。ただオルフェウスの神話のオマージュとして、リオの雰囲気、貧困の中で明るく生きる人々の生き生きとした生を感じられる。内容を知っていて皆意識するぶん、最後は>>続きを読む

こわれゆく女(1974年製作の映画)

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怖い演技、なにが正常か考えさせられる。それでも愛があってよかった。人の難しさを感じる。

フェイシズ(1968年製作の映画)

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すごい。全力の笑いがあそこまで不自然。リアリズムな演出の中で際立つリアルな現実社会の虚構性。最高の映画。

巴里の屋根の下 4K デジタル・リマスター版(1930年製作の映画)

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低い階級の若者、危ない橋を渡りながら一人の女性を愛す。滑稽なのがとても悲しい。表情豊かなので純粋でもある。そして最後にも歌、明るく生きているのが見ている側からすると複雑な気持ちになる。

ファンシイダンス(1989年製作の映画)

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最後のセリフまで
悟とはどういうことか、悟りたいと思っては、それは煩悩である。
仏道の世界をユーモアをもって再現、そして最後の発言、素晴らしい映画でした。

仮面(1987年製作の映画)

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解説聞いて、すごいなって思えた。
ただそういう意味が伝わってこなかった。最後の方のまとめ方も、物足りなかった。
チェスでの会話はとても素晴らしかった。