肩揺らしてビート刻んじゃう映画ランキング1位。軽くお酒飲みながらちょっとワイワイしながら見たい映画ランキングでも1位。カルーヤラブ。
今の社会は人間の強さや賢さをあまりにも過信している。そしてその過信の先の被害者はいつだって社会のルールを作っていない人たち。
選んで、細部にこだわって再現して。大切な思い出と同じくらいその作業自体に命が宿っている気がした。
寺島進は国宝。
映画として俯瞰的に誰かを観察していると何となくその人の良さや愛おしい部分に気づける。でもすごく身近にいたり、それが自分自身だったりすると、なかなか気づけない。だから、中盤に出てくるような詩やこの物語が>>続きを読む
なんかええなぁっていう癒されるような少し切ないような気持ちが見ている間ずっと続いた。
このレビューはネタバレを含みます
自分は周りと合わせて生きることもできるし、そんなに世間の「普通」とも離れていないと思う。というかたぶん大きく分類すれば普通な人間だと思う。でも、時々なんだかどうしようもなく生きづらさとか疎外感を感じる>>続きを読む
喪失と許しについて。どうしようもない悲しみに暮れ、おぼつかない足取りで生きる時、目に見えないところで支えてくれているのは何であるか誰であるか考えなければならない。本当に底にいる時には気づかなくとも。
深夜に見て大正解だった。道路で運転手を狩る瞬間の野生的な目がカッコ良すぎた。ゾクゾクしてワクワクして盛り上げた後にはしっかりカタルシスがあって、映画はこうあるべきだと言いたくなるような贅沢なエンタメ。
都合の良いことばっかり言うなよってことだと思う。
彼女の現在の戦いはニオイやシミのついた過去の延長であるが、過去から続くその線はまっすぐに単独で現在に伸びているわけではない。その複雑性というかまとま>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
Great remake!!
また胸が締め付けられた。
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オリジナルの方の2人には何か強烈な印象を抱いてたが、こっちは柔らかさがあると思>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
望みは夜の海で潰えるのかと思った。弟を引き上げ岸に戻る途中、夜空を見上げた場面泣きそうになった。いつ破れるやわからない、ほんとに僅かな希望の眩さを見せてくれた。誰か大切な人にすぐに話したくなるような、>>続きを読む
不気味な緊張と控えめでグレイな映像が好き。音楽もとても良い。序盤の挙動不審に引き返す女性のシーンでもう、あーなんか絶対面白いなって思った。不可解で美しい。そしてしっかり魅せられた。
主人公のショックな出来事に対するリアクションが特殊すぎる。警察に行けない理由は描かれていたけど、なんでドアとか門とかのセキュリティを強化しないのかいまいちわからなかった。あとわりと強姦魔を受容している>>続きを読む
Definition of stunning
静かで受動的な悲しみに宿る力強さ
いろいろな種類の孤独や疎外感をとても丁寧に描いている。はぐれものたちの人間関係も歪で興味深い。まとまってるようで全然まとまってないというか。孤独を抱えている人は対人コミニュケーションに恐れを抱いて>>続きを読む
素晴らしい。アフターサンのような、溢れでる寂しさを日々の光の中に押しこめる映画だった。生活や、牧歌的な風景、それぞれの登場人物が持つ影と優しさが美しい。