やすちゃんさんの映画レビュー・感想・評価

やすちゃん

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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.1

作品自体はよく練られているし、魅せているなとの印象。

モノクロからカラーへの展開が主人公の心情を表しているかのようでわかりやすかった。

カラフルな魔女~角野栄子の物語が生まれる暮らし~(2024年製作の映画)

4.0

外見からの印象だととても88歳には見えないくらいに髪がツヤツヤで若い。

その要因としてはずっと書き続けている事なのだろう。貪欲に。

そして、旧友との60年ぶりの再会。これは奇跡。生きていればいいこ
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僕らの世界が交わるまで(2022年製作の映画)

3.6

最終的な帰着はそうなるのねと。

確かにこの年代だと親と拗れるのも良くわかる、自分良がりではいけないのだが恋は盲目になるから気持ちもわかる。

だからこそ俯瞰して自分を見る力を養いたい。

サイレントラブ(2024年製作の映画)

2.9

これ東京リベンジャーズでしたっけ?
というくらい求めているものと乖離が生じた作品。

声を失った青年の経緯はもう少し工夫できただろうと思うが。果たして。

ただ演者さんたちの熱演とピアノの音色の美しさ
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サン・セバスチャンへ、ようこそ(2020年製作の映画)

3.7

色々コミカルでこのエロオヤジがと思ってしまう一幕もある。

主人公が映画祭に来たことで色々なことが起こり、ただ何かあるかはわからないということも教えてくれる。

うまくいかなくてもいいんじゃないか、そ
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枯れ葉(2023年製作の映画)

4.0

このタイトルが意味するのは単なる情景か、それとも登場人物なのか。深いテーマで味わいもある。

うだつの上がらない状況の処方箋をホラッパが教えてくれている。

見た後の余韻もありますね、好きな作品です。
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エゴイスト(2023年製作の映画)

4.3

昨年の作品ということもあったが、少し前のラジオ番組で23年の映画で面白かった作品の一つとして上がっており、劇場でやってくれるということで鑑賞。

とにかく鈴木亮平さんと宮沢氷魚さんのあい見える演技があ
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

4.0

大画面だからこその迫力シーンも自然のシーンも上手く表現されている。

各キャラクターが立っていて面白くあっという間に終わった感がある。この終わり方は続編を期待したいところ。
キングダムの山崎賢人さん、
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.7

色んな人を殺めるといった行動はあまり穏やかじゃない。ただ、ストーリー自体が穏やかに進んでいることが穏やかに感じる不思議さが絶妙。

殺めるタイミングのセリフがハマる。どれだけ用意周到に準備するか。殺め
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ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

3.6

コンパクトな作りであったり人間の愛憎劇が表現されている様は良かった。

少し伏線が緩かったり唐突に場面が切り替わったりもう少し推理したいなぁという要望があったり注文はあるが全般的にはよく出来ていた。
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コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

3.9

公開される直前の元旦に起きた能登地震。それがあっただけに非常に見るのを躊躇ったものの、結果今の対策は上手く政治が効いていて上手くやっているものだと実感。

逆にコントロールできない状況だからこそ劇中の
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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

4.3

自分の好きなことを仕事にする大変さ。楽しさもあるけどここに出てくるセリフの「人間関係不得意」。ここまで極端じゃなくても共感する内容。葛藤は感じ取れた。

岡山天音さんのまさに怪物的な演技、全てに振り切
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翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

3.7

キャストが豪華。そして演出も豪華。なので極上のエンタメ。

そして色んな細かい要素、今回は滋賀も舞台であったのでサラダパンとかふなずしとかが出てくるのも感心したの一言。

せっかくさいたままで来てみた
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マリの話(2023年製作の映画)

3.6

4本のオムニバス構成となっているが、それぞれがどこかしらがリンクしているのが楽しい。

そしてピエール瀧の役割がこの作品に関してはやはりエロオヤジ的な役割だったのが期待を裏切らない。

朝がくるとむなしくなる(2022年製作の映画)

3.8

見ていると生きていく上で息苦しく過ごしている人生に対しての処方箋が隠されているように見える。

一つのきっかけでここまでオドオドとしていた主人公がイキイキとする様が良かったし、その様をうまく演技してい
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市子(2023年製作の映画)

4.5

とにかく見終わった後の余韻がすごい。

最後に市子が鼻歌を歌うシーンがあるのだがこちらを口ずさみながら劇場を後にした。口ずさんだ時の市子の感情はいかほどか。それほどに重いシーンでもあった。

序盤のと
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クレイジークルーズ(2023年製作の映画)

3.2

コミカルなのは良い。

ただコミカルな作品だったなで終わってしまった感があり、惜しいなと。
演者もセットも結構豪華な印象だけに余計に。

宮崎あおいの人妻感を通り越したかわいさは目立ちました、はい。

ウィッシュ(2023年製作の映画)

3.7

運良くディズニーシネマでの鑑賞。いつもの映画館での特別感に感謝したい。

ストーリーは王道でわかりやすい。何よりも生田さん、福山さんの歌が作品にいい影響を与えている。

希望は持っておいた方が良く、叶
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MARINES DOCUMENTARY 2023 今日をチャンスに変える。(2023年製作の映画)

4.4

今日をチャンスに変えると言ったキャッチフレーズを基にして制作された作品。

自分はマリーンズファンなので毎試合状況を把握はしているのだが、映画化が早めに告知されたおかげか劇的な試合が何試合もあり、その
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劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

4.0

アニメシリーズも楽しくみていたので期待しかなかった。そして期待通りの出来。

アーニャの可愛さ、ロイドとヨルの仕事上での豹変ぶり、家族ではない家族が段々と一つになっていく過程も良かった。

あとIMA
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ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)

3.6

とにかく出てくる料理が全て美味しそう。それだけで見る価値はある。

解釈に自信が持てないが大きなものを失ってもしっかりと生きていこうという事なのか。

人生の秋とはいい妙。気持ちだけはまだ真夏真っ盛り
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.4

中年男性がただ1日を過ごすだけなんだがなんかいい。具体的な言葉に表せないのがもどかしいがなんかいい。

感情移入してみたり、次はこの展開なのかと一緒の感情になってみたり。

そして色んな人との交わりで
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窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

4.4

初めのうちはほのぼのと話が進んでトットちゃんはやんちゃだなあなんて呑気な目線で見ていたがそこは戦時下ということもあり段々と戦争に行くんだろうなと切ない気持ちが押し出され、色々な事が起こる。その度に大き>>続きを読む

駒田蒸留所へようこそ(2023年製作の映画)

4.0

お酒を嗜む立場からすると興味深いテーマであり、物語を見るにつれてウイスキーを作る過程の勉強にもなる。

物語自体はあるあるな展開ではあるものの、ウイスキーを作る人々の情熱を感じ取れた。

また、見た当
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屋根裏のラジャー(2023年製作の映画)

3.8

イニシエイツを尊重すべきよね。

昔リトルなんちゃらが流行った時期があったけど、そのリトルなんちゃらがどこにいるんだという話。

とはいえリトルなんちゃらは自分と共に生きてきた時期はあるのだから思いを
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.0

後付けなのか設定があったのかわからないがこんな裏側があったとはと唸ってしまった。

R12指定があったので少し怖いシーンもあるのかなと思いつつも、飽きずに展開も早く見入ってしまう。

目玉の親父も今後
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.8

不思議なチョコレート塗れになれる作品。
チョコレートと一緒に楽しむと面白く見れそう。キャラクターも愛すべき人物が多い。

既得権力の維持にどうしたって人間は走ってしまうのでウォンカの様な人物を排除した
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美女と野獣(2017年製作の映画)

3.8

名作。

人の本質を見極められるヒロインで良かったとは思う。ウィッシュの公開前に見れて良かった。

シチリア・サマー(2022年製作の映画)

4.0

切ないが見終わった時の素直な感想。

40年前のイタリアが舞台ということで今の時代よりも閉鎖的な社会。今であれば許されるLGBTQも今だったらこの結末は無かったんじゃないかと思わせる。

それだけに最
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それでも私は生きていく(2022年製作の映画)

3.6

どんなことがあろうと生きていかねばならない、生きていくことの大事さが読み取れる。

1人のシングルマザーに特化してはいるのだが、その心情が綴られている様は良かった。

爺さんの環境が映るたびの描写もよ
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コーポ・ア・コーポ(2023年製作の映画)

3.5

物騒なことが時折起きるものの、周りの人との関わり合いを持ってそれでもいいことを期待して生きていく姿が微笑ましい。

どの関係に対してもなんやかんやありつつも人の愛を感じる。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.3

すごいものを見させてもらった意味では満足度が高い。戦後直後を舞台にして危機感を煽るストーリーものめり込んだ。

敷島役の神木さんの成長物語でもあるが、家族を持ったこと失いたくないことを含めてそのストー
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正欲(2023年製作の映画)

3.7

人には言えない性癖って誰しもが持っているものだろうがそこで息を潜めちゃいけないなとの想い。

確かに理解は出来ないのだがそれこそが性癖なんだろうからそれとどう付き合うのか、どう苦しむかという意味で参考
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(2023年製作の映画)

4.0

テーマが重たいので見るのを躊躇ったがすらすらとは見れた。もちろんヘビーなシーンはあるのだが、それが最小限としていた考えが強い。

純粋に生きてみれるものなら生きてみたい、そう思わせたが、なんかしらの感
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おしょりん(2023年製作の映画)

4.0

製造メーカーに携わる人間としてはぶっ刺さる内容。ただものを作ればいいものではない。どのようなものを作れば人々の心を動かせるのか、自分よがりではなくどれだけ困っている人たちを助けられるのか、その視点があ>>続きを読む

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