油淋鶏さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

BROTHER(2000年製作の映画)

3.3

ZEEBRA feat.AKTION「Neva Enuff」がこの映画にインスパイアされたと知って鑑賞。

ヤクザの世界を通して「対アメリカ」を意識しながら、"兄弟"間の強固な結びつき、命を投げ打って
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プライドと偏見(2005年製作の映画)

2.6

イギリス文学史の期末テストで「『高慢と偏見』のあらすじを答えよ」って出題されたけど、全然答えられなかった....。その悔しさから映画版を改めて鑑賞。18世紀のイギリス貴族社会での人間関係を描く。エリザ>>続きを読む

鬼談百景(2015年製作の映画)

1.8

10本からなるホラー短編集。
「続きをしよう」「どろぼう」は秀作。じっとりした不気味さが漂った。

ただし、ホラーを通り越してコメディと化した作品も...(苦笑)

ただ心霊現象を映すだけでは怖くない
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殺人の告白(2012年製作の映画)

3.2

物語が進むにつれて勢力図が変わっていき、終盤のどんでん返しが心地よい作品。

カーチェイスシーンが長ったるいけれど、サスペンスとしては申し分ない出来。

楽しませていただきました。

ぼくを探しに(2013年製作の映画)

2.7

「全ては記憶の中にある。そこは薬局か化学室のようで、手に取るのが鎮静剤か毒薬かわからない」

両親の死が原因で失語症となったポールが、隣人のマダム・プルーストから「紅茶とマドレーヌのセラピー」を受けて
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グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

ただのモンスターパニックに終わらず、韓国の社会風刺がふんだんに込められていて面白かったです。

・アメリカの国家介入批判
怪物の元凶は在韓米軍が川に捨てた毒薬(実際の事件がモチーフ)

怪物によるウイ
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幸福なラザロ(2018年製作の映画)

2.8

キリスト教を背景にした寓話的な物語。羊と狼、オリーブの木、逃げる音楽。ラストシーンは決して搾取しない、純朴さを痛めつける現代社会の罪深さを描きたかったのか。

存在のない子供たち(2018年製作の映画)

3.2

10歳の少年が自分を産んだ罪で両親を訴える。彼が反出生主義に至るまでの過程で貧困、子どもの就労、強制結婚、ドラッグ、移民等レバノンの現実社会を炙り出していた。

最大の驚きは、出演者が全員、役と同様の
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