あるぱかさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

あるぱか

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tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

4.5

作品を創りたいという渇望と成功したいという渇望が混濁して翻弄されて。ままならぬ道筋を突き進む恐怖と絶望と、勇気と人間の自由さを感じさせられた。
26歳になったけど、いま観ていて良かった。モノを創るのは
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アオハライド(2014年製作の映画)

2.0

俺の青春だけども、好きだったキャラクターは本田翼でも東出でもない。せっかくラストシーンのキスとかは綺麗なのに。
日本の恋愛漫画原作映画ってなぜこうまでも差が生まれるのだろうか。
というかどうしたら面白
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罪の声(2020年製作の映画)

4.0

前半はテンポの良さの割に話の進みが遅く1時間くらいで一度中弛みしたが、後半の要素がすごく良かった。
海辺で缶コーヒー片手に二人が話し合うシーンがハイライト。久々に良い組み合わせのバディものを観た感覚。
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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ポスクレが全てを持ってった。アツすぎる。
本編の内容的にはカーネイジはもっとクレイジーなのを想像してたからちょい物足りなかった。

トゥルーノース(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ただただ辛く悲しかった。映画として残す意義のある内容だったと思う。
生まれる場所は選べない。歴史の中のフィクションのような出来事がいま尚隣の国で起こっている。そんな陳腐な言葉でしかまとめられない自分は
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エターナルズ(2021年製作の映画)

3.0

マッカリがすごい、カッコいい。早い。
クイックシルバーなんて比にならない。
ただ最近の風潮ではあるんだろうけど、色んな人種とか無理に混ぜんでも良かったんじゃなかろうか。
色々ストーリーに入り込む前の要
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神さまの言うとおり(2014年製作の映画)

1.5

イカゲーム観て、観たくなったけど、やっぱりうっすい。恐怖の感動がイカれてるくらい冷静(な芝居)だし、観てて辛かった。人間性を炙り出すデスゲームで、最後まで福士蒼汰は高畑瞬でなく福士蒼汰だった。
小道具
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燃えよ剣(2021年製作の映画)

3.0

歴史にそこまで詳しくなく、新撰組についてなんとなくしか知らないから、なんとなく分かるけど、いかんせん方言強すぎて何言ってるか分からなかった。
コアなファンには堪らなかったんだろうけどな…せめてもう少し
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

2.5

主演の方々のお芝居がただただすごかった。ただ、佐藤健も清原伽耶も凄すぎてなのか、脚本のせいか、多分編集のせいなんだろうけど結末が分かりやすすぎたのが残念。ましてや黄色いパーカーは本当にご都合主義で、感>>続きを読む

空白(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

言葉にはし尽くし難い読後感。
最後、無理にそれぞれの一歩を描かなくても良かった気はするが、充の「疲れたなぁ」は効いた。
ハイライトはやはり自殺した娘の母。人の強さをあんな真正面からぶつけられたら、そう
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

3.5

カンフーとVFXの組み合わせは新鮮で新基軸で面白かった。
思ってたのと違ってファンタジー要素多かったけど、これまでのどのオリジンよりも壮大で見応えがあった。
テンリングスすげぇ。

ただシム・リウの見
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娘は戦場で生まれた(2019年製作の映画)

4.0

何よりもアレッポで生きる子供たちの価値観がすごくリアルで切なくて、もしかしたら初めて"これが戦争なのか"と思った。
日本で歴史の教科書の一旦になっている戦争はいま、同じ時間軸で起きていることなのだと、
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家路(2014年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

静かな映画。
緻密に(ある種ご都合的でもあるが)、大々的には打たない物語を進めるギミックを接続詞として使っていたけど、個人的なピークは開始30分から感じ始める次郎はなぜそこに住むのか、というところとそ
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「もののけ姫」はこうして生まれた。(1998年製作の映画)

2.0

【第1章】
ナレーションが早口過ぎてしんどい。
アニメーション作りの奥深い世界に立ち会えているのに、宮崎監督達が作品を産んでいくなかで何を面白がり、何に怒っているのか、その結果となるいわゆる撮影出来た
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もののけ姫(1997年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

人類のテーマとも言える宮崎駿が兼ねてから警鐘を鳴らしていたであろう自然と環境問題。いま、まさによそ見出来ない問題になっているんだなぁと感じる。自然は綺麗で儚くて美しい反面、いつだって理不尽に容赦なく人>>続きを読む

行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

4.5

自分も友人も全て曝け出して、それでも伝えたいメッセージに切実さと誠実さを感じた。
スケートボードのシーンも、ビンだから撮れたまさに彼のオリジナリティ全開のドキュメンタリー。それだけで3人の向き合い方も
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しゃぼん玉(2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

椎葉村の人柄を良く捉え、描いていた作品だった。ただ椎葉っぽさが分かる画が欲しかった。
どこで窃盗傷害を起こして、なぜ椎葉に捨てられたのかはよく分からない。宮崎に住んでると「?」が多々ある部分があったの
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IDOL-あゝ無情-(2019年製作の映画)

2.0

あゝ無情のサブタイトルをつける気持ちは良くわかった。

二郎は鮨の夢を見る(2011年製作の映画)

2.5

職人の描き方がまさに職人。と言わんばかりの美しいショットの数々。
ただ、プロフェッショナルなのは十分伝わったけど、ちゃんと観られてなかったのかもしれないが途中から対岸の火事のようにやや飽きてしまった。
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愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

3.5

すごく切実で辛い。
ただ、あらすじで銃撃事件の話を書かれてたのが残念。
知らない方が「なぜか分からないけど不仲な夫婦と想像力が働いてよりのめり込めたかもしれない。
あらすじと構成がミスマッチ。

ひとよ(2019年製作の映画)

3.5

思ったことをなかなか口に出来ず不器用にぶつかっていく日本人の通奏低音というか、人間の底みたいなものがことごとく丁寧に、飾り気なく描かれていて観たくないようで観てしまうというような感じだった。
役者の皆
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ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

3.5

アクションもだけど何より人間ドラマに感動。よくよく考えるとあの荒くれ者集団のアベンジャーズがなんやかんや言いながらも一つになれていたのは…と考えると泣けてくる。
思想も意思も各々によって違う世の中で、
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FAKE(2016年製作の映画)

3.5

落とし方が秀逸。
単純なので(と言うかそこまで集中してないということもあり)まんま森さんのディレクションに持って行かれていた。
他の面々の取材拒否もいい意味で佐村河内さんを上げる要素になっていたと思う
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世界の果ての通学路(2012年製作の映画)

4.0

日本での当たり前の生活に染まっていては気付けない、人間同士の助け合いだったり、夢の尊さ、そして勉強の重要性がキラキラした子供たちの中からにじみ溢れていて、経済的には貧乏かもしれないが、人としてすごく豊>>続きを読む

監督失格(2011年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

シーンがドキュメンタリー映画の中でも相当の奇跡。
幸せな姿も、事故現場の衝撃も脳裏から離れない。『監督失格』のタイトルも秀逸。

ただ、ラストの個人の葬儀も気持ちは痛いほど分かるが、ここまで自分を撮る
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ヨコハマメリー(2005年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

横浜出身でもなんでもない25歳が観ると、正直最初はジョーカーか、と言わんばかりの風体にやや後退りしてしまった。
ところが、メリーさんに関わった人々のインタビューを通して、会ったことも見たこともないメリ
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るろうに剣心 最終章 The Beginning(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

これまでの剣心とは違う、狂気と切なさが滲み出ていてすごかった。
佐藤健も流石だし、有村架純もすごく巴だった。静かな時間が愛おしく、前半の凄惨で狂気に満ちたシーンとの対比がまた、物語をグッと立体的にして
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キャラクター(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

シンプルに見せ方が面白かった。
所々で予想される両角の登場シーンがそこまで怖くないというか、「声かけ」で毎回登場してくる分、油断をしていた。させられていた。清田さん振り返りの一瞬は本当に心臓止められた
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るろうに剣心 最終章 The Final(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

後悔と決別の物語。面白かった。
署長の家が燃えた時の佐藤健のやるせ無い顔、自分の後悔に喘ぐ姿に涙が出そうになった。
また、縁が完璧に縁だった。主人公と言っても過言ではないくらい、ただただ姉を愛し、絶望
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宇宙でいちばんあかるい屋根(2020年製作の映画)

3.0

最終的に清原伽耶ちゃんの圧倒的成長を感じられて惹き込まれたけど、集中して観られてなかったからか、「良かったね」という印象。
そもそも清原さんと伊藤さんがそれぞれ何歳なのかも若干よく分からず観てたせいも
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青くて痛くて脆い(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

観る人によって賛否両論ありそうだけど、面白かった。
原作を読んでいたが、1時間での転換、テンポが見やすかった。ピークが講堂での楓と秋好の罵り合いだっただけに、その後はすこしモタっとした印象。
25の自
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(2020年製作の映画)

4.5

2時間で数十年を描いていて、忙しい映画だったなという印象。だった。
朝ドラや連ドラで観たかったと思ったが、このテンポ、作りで見せられたからか、時間が経つにつれ、蓮と葵2人の人生を追体験したかのような不
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.5

これがきっとこの世のリアル。綺麗事では生きていけない。