真夜中さんの映画レビュー・感想・評価

真夜中

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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

5.0

ついに、エヴァの呪縛から解放された気分。

良くも悪くも清々しい。

今日が晴れで本当に良かった。

トールマン(2012年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

監督のドヤ顔が見えて来る。
子供たちを未来の見えない劣悪な環境から救いたいという志は立派とはいえますが
その博愛の精神と法や社会のシステムにがんじがらめになった末に編み出されたギリギリの誘拐システム。
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.5

「プライマー」を観たときの衝撃には及ばないけど、あの心地良い難解さを再び味わうことができた。

ねじ式(1998年製作の映画)

3.8

サイケデリックかつダウナー。
哀愁漂う味のある前半とドラッギーな後半の落差。

閉塞感と孤独感と色気がダダ漏れる浅野忠信が絶品。

志乃ちゃんは自分の名前が言えない(2017年製作の映画)

4.0

それぞれにコンプレックスや鬱屈した思いを抱えているふたりの女の子。
ふたりの距離が近づくきっかけが、歌とおち○ち○。て最高すぎやしませんか。

ストーリーは全然キラキラしてなくて、コンプレックスを抱え
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裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

難解だと聞いていたので相関図や人物名を頭に叩き込んで挑んだのが正解だったようで
やや混乱したものの、なんとか置いてかれることはありませんでした。
銃撃戦やカーチェイスはおろか、派手なアクションシーンや
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プリデスティネーション(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

よくこんなストーリーを考えられるなあと感心しきり。

究極の自作自演劇。

ところどころに円形のものが配置されているのが示す通り、まさに円環の物語でした。
バイオリンケース型の時間移動装置がお洒落。

ムーンライト(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

〝Sunshine〟ではなく〝Moonlight〟に照らされる人生もある。

大きな事件が起きたり、びっくりするようなストーリー展開があるわけでもないし、号泣するような感情を大きく揺さぶられるというわ
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

美しいが、どこか不安な気持ちにさせられる映像と、無機質な音楽、最小限の登場人物で描かれるストーリーはとても好みでした。

実験を通してAIを搭載したAVAが、どんどん人間らしさを身につけ魅力的になって
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太陽(2016年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

明らかに万人に受け入れられる映画ではないけど自分の趣味嗜好、感性にピタリとはまってしまった。

「ガタカ」や「エリジウム」と同じく人種差別や格差社会など、現代社会が抱える問題を暗喩した寓話的SFとか、
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ソニはご機嫌ななめ(2013年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

オープニングとエンドクレジットに流れるピアノのテーマ曲がなんとも素朴で癒されます。
映画全体もなんだかゆるい感じ。
ほとんどがテーブルを挟んだ対面を横から撮っただけの会話シーンの連続。
会話する人物の
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

やっぱり好きだな。この監督の映画。

登場人物が何を考えているのか全くわからない。次に何が起こるのか全然読めない。
それゆえにグイグイ引き込まれてしまう。
カメラワークや画面の構図も徹底して不穏。
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来る(2018年製作の映画)

5.0

公開時、あまりにも面白くて2度観に行った。

所謂ホラー映画的な〝怖さ〟のベクトルとはちょっと違う。
〝闇深〟で〝厭な〟感じが充満していて、終始笑いながら、悶絶しながら観た。

ドッグ・ソルジャー(2002年製作の映画)

5.0

マイナーな映画だけど観れば、好き!ってなる人きっと多いと思う。

軍人vs人狼群の一夜の篭城戦。
みんな死亡フラグたてまくって頑張るからカッコイイ。特に主人公と軍曹のコンビが熱すぎる。
ショーンパート
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ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

“十人十色”

人にはそれぞれの世界や色があって、良くも悪くもその中で生きてゆく。
それぞれの色が混じり合ったり離れたりする事で、人生というものが形成されてゆく。
好きな人とうまくいかなかったときは、
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過去のない男(2002年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

疲れた身体がめっちゃ癒やされた。

すべてのシーン、すべてのセリフ、すべての音楽が好きすぎる。
持ち物だけじゃなく過去まで。文字どおり全てを失った男。
普通なら絶望にうちひしがれるところだけど、この男
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あの頃、君を追いかけた(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

風景が長野っぽいなあと思ったら、やっぱり長野ロケでした。
「平安堂寄って帰ろうよ」という長野県民しか知らない書店の名前まで出てくる。

オリジナルの台湾映画より下ネタ少なめな以外は基本忠実なリメイク。
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こねこ(1996年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

猫しか勝たん🐈

メッセージ(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

〝彼ら〟の言語のように、本質を理解するのがとても難しい映画だった。
シュールなアート作品のような映像と不思議な音楽に知的好奇心を揺さぶられ、、
時間とコミュニケーションを軸とした〝愛の物語〟に心をかき
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ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

こんなに美しい海岸なのに。こんなに青い空が広がっているのに。
彼らは見上げる事もせずにひたすら下を向き、地面を掘り続ける。
未来などなく、延々と戦争に向き合わされ続けるように。

シンプルこの上ないス
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スケアリーストーリーズ 怖い本(2019年製作の映画)

3.0

もっとダークでエグいのを期待してたんだけど、ジュヴナイル要素強め。
リメイク版「IT」があれだけヒットしたんで便乗した企画なのかも。

REDルームのアレだけはエイフェックスツインのMVみたいで良かっ
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オデッセイ(2015年製作の映画)

4.1

人間ポジティブな心と、知識と、ユーモアがあれば出来ない事はない。と教えられた。

こんな状況だけど明日を生きるための活力をもらったよ。

エブリシング(2017年製作の映画)

3.7

難病を抱えた少女と、隣に越して来たイケメンとの切ないラブストーリー。と思いきやまさかのネタバレ厳禁案件。

日本でリメイクされそうな予感。

マジカル・ガール(2014年製作の映画)

3.8

余命わずかな少女のたったひとつの小さな願いが、多くの人々の心を動かす・・・。
というあらすじは確かに間違ってはいないんだけど。

魔法少女で始まった映画が、何故に爺さんで終わらなければならないのか。

すれ違いのダイアリーズ(2014年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

お互いに顔も声も知らない。綴られた言葉だけで相手を想い、通じ合う。
改めて言葉の力を信じたいと思える。

過去と現在が繋がり、歩幅の違うそれぞれの人生がしだいに重なりあい、未来へと歩き出す。
物語の足
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LOVE【3D】(2015年製作の映画)

3.5

ギャスパーノエ版「(500)日のサマー」。

これ映画館で他のお客さんたちと3Dで鑑賞したら最高だったんだろうけど、
やっぱり1人で部屋に篭って全裸で観るのが正しい鑑賞法だと思う。

CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

4.5

日本では作られない、作られようもない映画を観るのが好き。

ギャスパーノエは毎度の事ながら映画の愉しみ方をネクストレベルに上げてくれる。

ラスベガスをやっつけろ(1998年製作の映画)

3.8

凄い。ダメ。ゼッタイ。
ある意味ファンタジー。

布袋ってこんな映画にも関わってたんだ。

いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46(2019年製作の映画)

2.0

西野七瀬さんの卒業が軸になっていて、本人をはじめ、同期のメンバーや彼女を慕っていた後輩がそれについて語ったり涙したりするんだけど、知らない人からすると、西野さんがどんなに凄い存在だったのか見えてこない>>続きを読む

ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎行進曲(1987年製作の映画)

3.5

コンプラ的にアウトな描写が全体の8割くらいあるのが時代を感じさせて面白い。

中学生のヒロイン翔子とハラマキの彼女が超絶可愛い。
昭和の映画に令和の美少女が紛れ込んでる。

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

4.0

身体のいろんな場所が痛くなってくる。

もうマトリックスとかいいから、こっちを作り続けて。

回路(2000年製作の映画)

5.0

全てのシーン、全てのカットが心霊写真なんじゃないかってくらい不気味。
やっぱりホラーはアートだよ。

PCの知識もない川島がインターネットをやる理由は、「人と繋がっていたい」云々などではなく単にエロサ
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コープスパーティー Book of Shadows(2016年製作の映画)

2.8

前作のラストシーンを受けて、リベンジに挑む続編。
前作よりは劣るものの、またも素晴らしいラストシーンが待っていた。

アイドルとして一番可愛い時の生駒ちゃんが観れる。
ホラーだし主役なのでアップが多い
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コープスパーティー(2015年製作の映画)

3.0

あの生駒ちゃんが、こんなグロホラーに出ていたなんて。

暗闇の中でモノを当てるゲームの時ですら赤ちゃんみたいに号泣していた生駒ちゃんなのに。

まさに「アオハルかよ」と言いたくなるようなラストシーンが
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

3.8

死ぬほど長いし、派手なシーンもないけど、超絶濃厚。
大河ドラマを観ているようだった。

威厳に満ちた映画らしい映画。

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.0

もっと観たことのないようなブッ飛んだ映画体験を期待してたんだけどなあ。意外とヌルくて残念。

こういう映画は過去にもたくさんあったし、実際それらと同じようなテーマ性とストーリー展開で、こちらの期待や予
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