真夜中さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

真夜中

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映画 賭ケグルイ(2019年製作の映画)

3.0

いかにもコミック原作らしいギャアギャア騒ぎ立てるメインキャストたちの大仰な演技にも一切動じることなく、淡々と進行をこなすディーラーの子の存在感よ。

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.2

撮影技術や視覚効果がとにかく圧巻で、それだけでも映画館に足を運ぶ価値はあったと思う。
ただ、映画としてはややパンチが弱い気がする。
戦争映画としても。
予告で見た映像をこえるシーンはほとんど無かったし
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.7

観応えあった。
主演のふたりはもちろんのこと、脇役から端役まで濃い奴らばかりだし、映画のテイストも軽妙さと重厚さが絶妙。
スカッとさせておいてからの、現実を見せつけられるラストはやはりこの監督ならでは
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ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

3.7

価値観じゃなくて価値の違い、世界観じゃなくて世界の違い。
男と女と女。
歪んだ者どうしの見えない糸が「共依存」のドレスを紡いでゆく様は抗えない魅力にあふれていて目が離せない。

映像も音楽も演技もすべ
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.5

とにかくトニ・コレットの顔芸強い。

アメリカからもこういう狂った映画が出てきて嬉しい。
「ミッドサマー」絶対にみなきゃだわ。

ファースト・マン(2018年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ひたすら丁寧に、淡々と進んで行き、最後の最後に感動を呼ぶクライマックスが待っているのかと思いきや、まさかの無音。
最初から最後まで真摯な映画だったけど、堅すぎて肩がこった。
もうちょっとロマンティック
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.5

あの映画の正統な続編かと言われると正直モヤる。
でも映画として大好き。
キャラクターが生きてるし、映像はとことん拘り抜かれてるし、何よりストーリーが好き。
切なくて、良い。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

-

笑いからの戦慄、そして後に残る哀しさ。

彼らが階段を降りてゆく様を見せられるたびに、どんどん堕ちてゆくようでつらい。

映画自体は奇抜で変化球だけど、描かれるテーマは直球でとてもわかりやすい。脚本も
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ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

4.0

一切の無駄を削ぎ落とした、何から何まで洗練の極み。
ヤバいものを観たーって気分にさせられる映画が好き。

ホアキン・フェニックスはやはり裏切らない。
尖った脚本や攻めた企画は、真先に彼のもとへオファー
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純平、考え直せ(2018年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーもキャラクターも会話とかもめっちゃ古臭いし、SNS絡みも取ってつけたような中途半端さだけど、エンドクレジットを見つめてるときの味わいはなんだか爽やかで清々しい。悪くない。
主演のふたりのおか
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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

新年早々最高なやつ。

自覚のあるサイコパスほどたちの悪いものはないし、ジャックには嫌悪感しかないんだけど、次は一体何やってくれちゃうの?って期待している自分がいる。

日日是好日(2018年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

日日是好日。
樹木希林さんは女優として、人間として、
まさにこの言葉を体現されていたのだろうと思います。

その精神が映画の役柄を通じて黒木華さんに受け継がれてゆくのを確かに感じました。
彼女も樹木希
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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

シルバーレイクの下は、底なし沼でした。

アンドリュー・ガーフィールドとともに、LAの闇を地獄めぐりさせられる140分。
とにかくまともなものは一切出てこないしわけわからん。
そのわけのわからなさこそ
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少女邂逅(2017年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

幾度となく繰り返される繭にくるまれた蚕の蛹のモチーフによって描かれる、少女という生き物の危うさや閉塞感。
蚕というグロテスクな生き物の生態が少女のそれに重ね合わせる驚きとその残酷な視点に背筋がゾクッと
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ゴーストランドの惨劇(2018年製作の映画)

3.3

シナリオだけじゃなくて美術とか役者とか、すべてに拘りの行き届いた世界観が素晴らしい、容赦のなさもこの監督ならではだった。

ただ今までのような唯一無二感はなくて、過去の名作の焼き直しっぽさがやや残念。

ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

2.0

これが〝正当な続編〟て…。
よくこんな脚本でokが出たと思うわ。

REV-9が錦戸亮に激似。

ジョーカー(2019年製作の映画)

-

こんなの観せられたら、しばらく他の映画観る気無くすじゃん。

隣の影(2017年製作の映画)

3.9

表情筋が痛くなるくらい、引きつった笑いが止まらない。
久々の〝最高な最悪〟が味わえる映画。

『ル・コルビュジエの家』以来の隣人映画の傑作。

無限ファンデーション(2018年製作の映画)

3.3

リサイクル場の色合が印象的。

決められた台詞のない芝居は、どう転ぶかわからない緊張感のある反面、そのことを意識しすぎてかえって違和感を感じる場面もあったので良し悪しかなあ。

南沙良さんは一生制服を
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火口のふたり(2019年製作の映画)

3.0

眠、食、性。の映画。
どんな事が起きても、人間はこの呪縛から逃れられないのだな。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

5.0

タランティーノほど、映画を心底信じてる監督っていないんじゃないかな。

彼は映画を通して「作品」ではなく「世界」を「歴史」を作ろうとしていて、今作でそれがようやく完成したんだと思う。

血まみれスケバンチェーンソーRED 後編 ギーコの覚醒(2019年製作の映画)

3.2

後編に来て完全にストーリーが無くなった。
クライマックスにカオスっぷりは前作超えてる。

浅川梨奈さんはメジャーになりつつあるから、こういう映画出なくなりそうで寂しい。

血まみれスケバンチェーンソーRED 前編 ネロの復讐(2019年製作の映画)

3.8

鋸村ギーコというキャラクターが好きすぎる。

初代ギーコを演じた内田理央ちゃんの完成度があまりにも高かったので、キャストの変更が心配だったけど、2代目の浅川梨奈ちゃんも良き。

さすがにスタイルはだー
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神と人との間(2018年製作の映画)

3.7

添田くん、穂積くん。、お互いにくん付けで呼ぶのがなんかよかった。
出てくる女性がことごとくエロかった。

突入せよ!「あさま山荘」事件(2002年製作の映画)

3.5

長野県警が必要以上に無能に描かれていて、長野県民としては哀しい。

天気の子(2019年製作の映画)

3.6

奇想天外なストーリーと圧倒的に美しい映像に酔いつつ、タイアップ・広告の洪水に胸焼け。

劇場版 BUCK-TICK -バクチク現象-(2013年製作の映画)

4.0

ナレーションもインタビューもない、淡々としたドキュメンタリー。
デビュー以来、四半世紀以上に渡って解散・休止どころか、メンバーチェンジすら一度もない。
文字通りのモンスターバンドに余計な言葉や過剰な説
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ジグソウ:ソウ・レガシー(2017年製作の映画)

3.5

シリーズの続編というより、ファンが作った2次創作っぽい。
シリーズへの愛を感じる。

愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.0

映画の旨味みたいのがギュッと詰まっていて至福。

前作「パンバス」みたいにフワッとしつつもピリッと来るような映画だと思っていたら、それをさらに超えて、凄みすら感じた。
なんかもういろいろ超越してて怖い
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パラレルワールド・ラブストーリー(2019年製作の映画)

3.3

染谷将太がとにかく可哀想すぎる映画。

やりたいことはわかるし面白いストーリーだとは思うんだけど、脚本とか演出がそれに追いついていない感がある。

あと、吉岡里帆さんをもう少しキレイに撮ってあげて。
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オーヴァーロード(2018年製作の映画)

3.7

観たいものを惜しげもなくみせてくれて大満足。
次は吹替版で観てみたいです。

新宿スワンII(2016年製作の映画)

3.8

もはやスカウトとかあんまり関係なくなってるけど、男の友情とか絆とか熱い。

バーストのメンバーに成田凌がいたのはびっくり。
前作にも居たんだろうか。

父の秘密(2012年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

音楽なし。説明的な台詞は一切なし。基本ワンシーンワンカットの固定カメラ。
この淡々とした演出といたたまれないストーリーが一体となって、得も言われぬ緊張感と危うさを醸し出していて目が離せませんでした。
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オンリー・ゴッド(2013年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

ゴズリングの寡黙なマザコンバイオレンス野郎も去ることながら、街を牛耳る警官のおっさんがとにかく凄いの一言。
刀で人を斬った日は必ずカラオケで熱唱。部下は微動だにせず。無駄に美声。ラストシーンまでこれな
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