東京国際映画祭にて。
蒼井優と鈴木杏と岩井俊二が登壇。
蒼井優と鈴木杏と、目があった。
ほんとうなんだよ。
他人の血をもとめてるのは、この映画の主人公だけではないと思うな。孤独すぎたりすると、特に。
(ドリパス上映・岩井監督のトーク付き)
夫の復讐心も。妻の保守性も。
それらは彼らの中に、密かに根強く(そしてイランでは昔から)潜んでいたものかもしれない。
現代って、どこまで新しいんだろう。
★★★★★ 10.0
「たった10センチの誤差が致命的なミスになる」
それが都市の決まりごと。そうか、僕はそんな所で生きていたんだ。
★★★★★ 10.0
映画は、世界をわかりやすく見せかけるための道具じゃなかった。
へんなことばっかり言う女の子なんですよ。
でも、ひとりぼっちになっていました。気のせいなんかじゃありません。
白人もアジア人もひとりも出てこなかった。それが、なんだか差し迫ったような閉塞感だった。
行政のとんちんかんなシステムと、
そこから追い出された市民のお金のなさ、
だけが描かれる。
だけ。それだけ。それだけの話。
本当のことだけ。
しっかり、本当のことだけが描かれる。
息子も仕事も家も、彼女はほとんどすべてを手離したかのように見えて、本当はそうじゃなかった。
彼女たちは、はじめからほとんど何も手にしていなかったんだ。
だからそれを手に入れるために(未来のために)身を>>続きを読む
まだ続いていることだから、僕らは世界中を自由に旅行することなんてできないんだ。
昔からずっと、地球上を好きに歩くことはできない。
絵じゃなきゃ見れないほどに、
こわくて目を背けたくなる。
あれくらい柔らかい絵で描いてもらわなきゃ、過去を見つめられないのかもしれない。
でもまずはここから、もしかしたら始められるかもしれない。>>続きを読む