amiさんの映画レビュー・感想・評価

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岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.6

兄と妹が必死に生活する話。ちょっと辛すぎて救いがなさすぎたので見返すことはできない。どうしたら2人は生きやすくなるんだろう。

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.9

ゲゲゲの鬼太郎誕生の前日譚。京極夏彦とか好きなら見た方がいいよ、と言われて気になっていたものの劇場に行く間もなく上映が終わってしまっていたので忘れる前に配信されてありがたい。戦闘シーンの荒削りな感じの>>続きを読む

恋人はアンバー(2020年製作の映画)

3.6

スクールカーストで悩まされないために期間限定で付き合うことにしたゲイとレズビアンの話。性的指向も性欲の度合いも、どこにどのくらい妥協をするかで生きやすさは変わってくるんだろうなあ。友情が、恋愛が、ある>>続きを読む

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.2

赤ちゃんを捨てた女と、その赤ちゃんを売ろうとする男たちの話。血の繋がった家族とは”家族”で居続けられなかった人たちが、逃亡生活を経て、逃亡仲間と自分の家族とを重ね合わせて救われていくような優しいお話だ>>続きを読む

恋妻家宮本(2017年製作の映画)

3.3

27年連れ添った夫婦が思い込みから熟年離婚の危機に直面するお話。ふたりで経験した想い出が沢山あって、お互いにそれが良いものであると思えるのであればきっとその二人はずっと一緒にいられる大丈夫な夫婦なんだ>>続きを読む

パンとバスと2度目のハツコイ(2017年製作の映画)

3.2

美大出身パン屋勤めの女性が中学生の頃に実らなかった初恋相手の男と、その頃好かれていた女友達に再会する話。初恋に綺麗な想い出があるのであれば刺さる話なのかもしれない。永遠を誓えるのか自問してプロポーズを>>続きを読む

泣く子はいねぇが(2020年製作の映画)

3.5

乳幼児の娘がいながらなまはげの伝統に泥を塗って、地元を飛び出したものの、人恋しくなって帰ってくる話。娘の姿がもうわからなかったんだなというのと、なまはげでしか父として交流できないという現実にぼんやりし>>続きを読む

ヒキタさん! ご懐妊ですよ(2018年製作の映画)

4.0

不妊治療をコメディタッチにでもって真面目に描いたお話。妊娠できてからも、胎嚢確認の壁、心拍確認の壁、9週の壁、12週の壁、22週の壁というのがあってなかなかに人間の誕生ってハードルが高い。最近会社で不>>続きを読む

あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.3

東京で生きる女たちの話。原作のおっとりしていて人の意見をすぐに聞いてしまう…そんな育ちの良さからくる素直さが華子の可愛げのあるところで、そこから一皮剥けていく感じが好きだったのだけれど。なんだか映画で>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.7

ひとつの恋が始まって終わるまでのお話。
劇中に出てくる靴が象徴的。途中で入る玄関や、ファミレスでふたりのいつもの席に座るカップルの足元のカットはすこし泣きそうになった。
前は同じ靴、同じ歩幅で歩けて居
>>続きを読む

来る(2018年製作の映画)

3.9

普通な人たちの生活に突如現れた怪奇vs霊能者たちの除霊フェスって感じの話。民俗学とか好きで一時期は専攻しようかと考えてた類の人間なのですごく好きになって3回見た。日本の儀式を法事から結婚式からまるっと>>続きを読む

ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

3.8

眠ると外見が変わってしまう人間の恋愛のお話。好きな女性に毎日外見が変わることを受け入れてもらって夢見心地に暴走するけれど、その裏で彼女は恋人のそんな姿に葛藤し続ける対比が胸に刺さる。エンドロールも救い>>続きを読む

永い言い訳(2016年製作の映画)

3.0

愛人と戯れあっているところに警察から妻が事故に遭ったという連絡を貰う小説家の話。自分の遺伝子が怖くて子供が欲しくなかったと言った気持ちはなんとなく理解できた。でもそれを配偶者も納得していると一人合点し>>続きを読む

青いパパイヤの香り(1993年製作の映画)

3.3

ベトナムで奉公人をする寡黙な少女が大人になっていくお話。妙にソワソワする音楽が流れ続けてて、一歩間違うと後味が悪くなりそうな緊張感が常に漂ってる。画面の湿度や、トロピカルな色調と相まって、匂い立つよう>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.5

卒論に詰まった米国人大学生たちが北欧のカルト村に行くお話。土着の風習だとか、カルト要素だとかいろいろなエッセンスてんこ盛りだけれど、本質的には嫉妬や依存を扱ったラブストーリーなのかなと思えた。

そして父になる(2013年製作の映画)

4.1

6年間育ててきた息子と血の繋がりが無いことを知る二つの家族のお話。親の顔をこっそり写真におさめる子に泣ける。

フラッシュダンス(1983年製作の映画)

3.3

ダンサーを目指す溶接工の女の子のお話。ダンス以外あまり頭に残らなかったのは、バックグラウンドがあまり描かれなかったかもしれない。ダボっとしたスウェットの中でもぞもぞ動きながらブラを外すのヘルシーな色っ>>続きを読む

スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

4.2

カトリック教会の組織的なあやまちを暴いた実話ベースのお話。我々は日々闇の中を手探りで進んでる、そこに光が差して初めて来た道が間違っていたか分かるんだっていう支局長のことばがすごく胸に残った。断罪のため>>続きを読む

ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)

3.4

町のチンピラたちがワイワイより集まって音楽でなんとかのし上がったものの、結局は金は縁の切れ目って感じで散っていくお話。意味もなく有給を取って、朝からベッドでごろつきながら見るにはちょうどいい映画。君の>>続きを読む

パターソン(2016年製作の映画)

3.8

詩を書くのが趣味なバスドライバーの1週間のお話。特に派手な盛り上がりがあるわけではない淡々とした物語だけれど、なんだか心に染みた。たまにはほかの女の人のことを考えてみたいけど、の詩が好き。日々に潜む些>>続きを読む

フランシス・ハ(2012年製作の映画)

3.5

金なし、職なし、家なし、男なしの27歳が友達まで失いかけてなんとか踏みとどまるお話。大学生に対してわたしたちそんなに年は離れてないよ、と言ってるところが刺さった。大学を卒業したままフランシスの時は留ま>>続きを読む

はじまりへの旅(2016年製作の映画)

3.5

妻を愛するあまり希望をすべて全力で叶えてあげたくて6人の子供たちと森の中で時給自足生活をする話。語学堪能で北京語、ドイツ語からエスペラント語まで操り、アスリート並みの身体づくりをさせて、超弦理論まで自>>続きを読む

ミッドナイト・ランナー(2017年製作の映画)

3.4

韓国の警察学校に通う2人がいつのまにか相棒級の仲になって街で偶然見かけた犯罪を追う話。夜通し駆けずり回っても、頑張れる体力と気力が眩しい。正義はすべて善、とするのではなくて仕事には順序があって規則を守>>続きを読む

私の少女(2014年製作の映画)

3.4

地方に左遷されてきたエリート女性警官が、虐げられてる少女を保護する話。少女の素敵なお姉さんを独占したいという気持ちは分からなくもないけど、一途過ぎてあまりに言動が激しすぎるので怖くなってしまった。ちょ>>続きを読む

フード・インク(2008年製作の映画)

3.3

2008年のアメリカの畜産事情について知ることの出来るドキュメンタリー。偶然、スーパーサイズミーの2(2017)を見た後だったので米国の食の基本構造に詳しくなった気がするし、全然改善されてないんだなっ>>続きを読む

スーパーサイズ・ミー: ホーリーチキン !(2017年製作の映画)

3.7

スーパーサイズミーの監督がファストフード店を出してみようとするお話。オス・メス選別されていくひよこが空を舞う姿のかわいさだけでも見る価値あった。外食産業のメニューやトレンドを考えてる企業だとか食の裏側>>続きを読む

ジュディット・ホテル(2018年製作の映画)

3.3

不眠症の男が2年越しに宿泊が叶ったホテルで過ごす話。癖のある宿泊者たちは皆何かしらに固執しているのが印象的。自由になる方法ってきっともっとたくさんあるはずだけど、この映画で選んだ手法はある意味、劇薬っ>>続きを読む

復活の日(1980年製作の映画)

2.9

細菌兵器が誤って世に放たれてしまう話。途中から出てくるアメリカ人の少佐が宇宙海賊のコブラに見えて仕方なかった。なんか映画にするとウィルスって映えない。

Love Letter(1995年製作の映画)

3.4

亡くなった婚約者の中学時代を辿る物語。手紙を書くことで、婚約者の過去を知るだけでなく、当時1ミリも伝わってなかった初恋を発掘していく羽目になるのだから中学生相手でも嫉妬しちゃうよね。何十年も掛けて時間>>続きを読む

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.4

年若いシングルマザーに育てられる子どもの目線で見た世界のお話。近くに夢の国ディズニーがあって、いつでも行ける距離なのになんだか遠くて。貧しい生活をしているのにどこか痛々しい雰囲気にならずに色鮮やかで生>>続きを読む

サーミの血(2016年製作の映画)

3.3

差別されてきたサーミたちのはなし。他人と違うということを大切に出来るか、それとも捨て去らないと生きていけないかは環境と性格がマッチするかどうかによるだろうなと胸が苦しくなった

イースター・パレード(1948年製作の映画)

3.9

去っていったパートナーを見返すために新たな女性をマイフェアレディみたく、仕込んで一流ダンサーに仕上げていく話。デートと思ったら仕事の話をされだと言って怒って、申し訳程度にキスひとつされただけでご機嫌に>>続きを読む

巴里のアメリカ人(1951年製作の映画)

3.5

戦後パリに残って画家をするアメリカ人がパリの女性に恋に落ちるも二股をかけられて落ち込む話。周りに慕われて、街角で歌って、友達には陽気に絡んでって最高な生き方だな。そして最後のダンスのゴージャスなこと。

翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.4

関東の人が関東の中のヒエラルキーで遊んだ映画って感じのお話。千葉と埼玉がわちゃわちゃしてて可愛かった。

万引き家族(2018年製作の映画)

3.4

万引きや車上荒らし、などのいろいろな悪事に手を染めて過ごす貧困”家族”の話。百円の恋以来、安藤さくらの涙に弱いのでまんまとやられました。

はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.9

彼氏と一緒に曲を作ってきたけど、先に売れ始めた彼氏が浮気をしてさあどうしようってなる話。手段と目的がきちんと分けれててブレずに目的にまっすぐ進んで行ける主人公が眩しい。デイブがライブでヒゲがなくなって>>続きを読む

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