雨空さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

雨空

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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

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ナイル川、エジプトのエキゾチックで神秘的な土地を思う存分に楽しめる映画でもあった。アガサ・クリスティの描く人間模様、気持ちの機微が映画でもものすごく伝わってくるし、小説ではどうしてもみえない顔の表情や>>続きを読む

GUNDA/グンダ(2020年製作の映画)

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モノクロの映像、音楽はいっさい流れず、ただその場で聞こえる自然の音のみが流れる。豚の親子を中心に鶏や牛といった家畜が牧場とわかる場所をひたすら歩いたり、ついばんだり、いつもの行動をとる。本当にただそれ>>続きを読む

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

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牧場を営む兄弟。カウボーイという男社会で繰り広げられる物語。微妙な表情や仕草で心境を感じる。エンターテイメント性が高いわけではなく、日常のなかで積み重なっていくものや関係性の変化などが、絶妙な関係のう>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

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さすがイギリス!さすがロンドン!いたるところに幽霊たちが息づいている。

物語が進むごとに60年代の出来事も、現代も息苦しくなってくる。厭さがつきまといつつも、その雰囲気に彩りをあたえる音楽たち。
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MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

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熊本県水俣で起った公害にたいして撮られた“史実に基づいた映画”
ドキュメンタリーというには脚色されているのがわかるので、あくまでフィクションという皮に覆われているといった感じだったけれど、フィクション
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移動都市/モータル・エンジン(2018年製作の映画)

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60分戦争により激変したあとの世界。人々は移動都市のなかで生活し、移動都市同士があたかも一生物として生存競争をしているかのような世界。もちろん共存もしているのだけれど、弱肉強食な世界と、旧時代のジャン>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

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自然美がすごい。巻き上がる砂、流れ落ちる水、降りしきる雨。映画の巨大スクリーンでこれでもかと見せつけられる美と、その背景のなかで展開していく物語。といってもまだ始まったばかりといった感じで、これからが>>続きを読む

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

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終盤。トンネルにも似た通路の先からボンドがでてきて、振り向きざまスクリーンにむけて銃を撃つシーンに心をもっていかれた。

いつにもまして脳がひりつくような緊迫なシーンが多くて楽しかった。
最後を飾るの
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

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中世のフランス。法的に認められた最後の決闘裁判をもとにして撮られた映画。被害者の夫、加害者、そして最後に被害者である妻の視点から事件が起こるまでの過程と起こった出来事が描かれていく。
事件の内容は強姦
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プラットフォーム(2019年製作の映画)

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高層の建物。部屋には簡易ベットと洗面のみ。それと同室者が一人。部屋の真ん中には穴が空いており、上から料理の乗った台が降りてくる。しかしその台に乗っている料理は上の階の人々の食べ残し。下の階へいけばいく>>続きを読む

オールド(2021年製作の映画)

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時間の進み方が異様に早いビーチへときてしまった家族。父親と母親、11歳の姉に6歳の弟。そしてこのビーチへ来たのはもう二組。何故このビーチへと誘われたのか、脱出する手段はあるのか。異様な早さで成長してい>>続きを読む

Fate/Grand Order -終局特異点 冠位時間神殿ソロモン-(2021年製作の映画)

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滅菌消毒するナイチンゲールが面白すぎて笑いを堪えるのが大変だった。その流れでベッドを投げつけるのかとちょっと期待した。
仮面ライダークウガを彷彿とさせる場面や、藤丸立香が問われた時に答えた内容が色々と
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ブレッドウィナー/生きのびるために(2017年製作の映画)

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男性と一緒ではないと外に出られない。女性は買い物もろくにできない。
女性に生まれたというだけで理不尽に蹂躙される物語の合間に見える、男性に生まれたというだけで強いられる苦しみも見えて尚更しんどい。
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ザ・フォーリナー/復讐者(2017年製作の映画)

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森での格闘シーン、吹っ飛び方がジャッキー・チェンだった。

悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

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序盤の展開とか不穏な家とかおどろおどろしさがあってビジュアルもとても好きなのだけれど、なんといっても叫び声がうるさすぎてそこだけがきつかった。人の悲鳴をきくのは大好きだけけれど、あそこまで叫ばれると。>>続きを読む

Hospital(英題)(2019年製作の映画)

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因縁のある病院(廃院)で、死んだ人に会える冥界ツアーをやる。そこに参加した女性二人。いやそもそもそんなツアーやるなよってな感じでちょこちょこ突っ込みたくなる部分が。でも少し前のジャパニーズホラーな雰囲>>続きを読む

マスク(1994年製作の映画)

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子どもの頃はよく地上波で放送していてたくさん観ていたけれど、大人になってからは観てないな。という映画の一つでもある『マスク』
子どもの頃はスルーしていたネタが、大人になって改めて観るとわかる。
そして
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

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危なすぎる橋をかなり大胆に渡っていてドキドキする。彼のおかれた状況、親とのやりとりが、もうどうしようもなくて嘘で塗り固めているからなお自分を素のままで接してくれる(話してくれる)人がいなく、唯一の人が>>続きを読む

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

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死体の性質を活用し、無人島でサバイブし脱出する。といったストーリーの映画だと思っていた。もっと面白おかしくもっとサバイバルした映画だと思っていたら、そんなことはなく、不謹慎だとか下品だとか思われそうな>>続きを読む

モキシー ~私たちのムーブメント~(2021年製作の映画)

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男女でおきる差。高校生の女性たちが自分達の高校に革命をおこす。物語のなかで流れるライオット・ガールも、主人公がつくる冊子も最高に格好良い。人種の差も描かれていて、もちろん根深いものはあるのだけれど、そ>>続きを読む

エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

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兄二人(マイクロフトとシャーロック)は早々に家を出て、母親と二人で暮らしていたエノーラ・ホームズ。16歳の誕生日の日に母親が失踪する。母親を探すためロンドンへ行くのだけれど、道中でもロンドンに着いてか>>続きを読む

水を抱く女(2020年製作の映画)

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愛する男に裏切られた時、その男を殺して水にかえらなければならない。
水の精<ウンディーネ>の物語を現代にアレンジした物語。
愛する男性から別れを告げられたウンディーネ。「あなたを殺さなければならない」
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隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

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好感をもっている女性の家で目覚めた主人公。愛犬の待つ自宅へ帰ろうとするも警官に殺される。するとなぜかまた女性の家で目覚めるところから始まる。様々な方法を試すも最後は必ず殺されてしまう。タイムループから>>続きを読む

私は確信する(2018年製作の映画)

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フランスで実際にあった事件、裁判をもとにした法廷もの。子ども3人、夫を残し失踪した妻。しかし夫が妻を殺害し隠したとの容疑をかけられ裁判が始まる。一審では無罪。二審での裁判が始まるのだが、一審では間に合>>続きを読む

聖なる犯罪者(2019年製作の映画)

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少年院から出た青年。彼は聖職者になりたいが犯罪歴があるものはなれない。ある街の教会で司祭だと嘘をついたら、あれよあれよと司祭の役をこなすことになる。
ものすごく人間味の強い物語だった。信仰をもっていた
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アフリカン・カンフー・ナチス(2020年製作の映画)

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ガーナで生きていたヒトラーと東條英機。ガーナの住民を“血染めの党旗”で洗脳し、ガーナアーリア人にしていく。
ガーナ人をアーリア人にという矛盾。なぜか字幕が関西弁。あまりにもあからさまなスポンサー。色々
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劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- Wandering; Agateram(2020年製作の映画)

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ニトクリスとマシュの夜空のもとでの語らい。最高でした。
ゲームをやっていないとたぶん分かりづらい。べディヴィエールの内面が如実に表れていて、ゲームのシナリオとはまた違うストーリーもよかった。

ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

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ホラー要素が少なくなった分、SF要素とコメディ要素が強めでこれもこれでめちゃくちゃ好みで面白すぎた!
序盤で『ハッピー・デス・デイ』の女子大生がなぜループに陥ったのかがわかる。そして今回は平行世界でル
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