雨空さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

雨空

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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

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めっっっちゃ面白かった。性格も素行も悪い女子大生が自分の誕生日の夜に殺される。が繰り返されるSFホラー。殺されてはまた誕生日の朝に逆戻り。途中からどうせまた殺されて朝に戻るのだからとやりたい放題したり>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

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シンプルな物語の筋と時間逆行。時間逆行が合わさったアクションは見応えがありすぎた。最後の船の場面は思わず泣きそうになるくらい、ぐっとくるし格好良い。
どの時点で何が起きているのか、観ている側は現在進行
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五日物語 3つの王国と3人の女(2015年製作の映画)

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子に恵まれない王妃が懐妊を望む。娘にかまわない王様。年老いた女性が美声で王様の心を鷲掴みにした。魔法が生きていた頃の三つの王国で繰り広げられた物語。望みすぎた者の末路。代償の重さ。
映画が終わったあと
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ポリス・ストーリー/REBORN(2017年製作の映画)

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設定もりすぎ!!
てんこ盛りすぎて楽しすぎる。シリアスな場面にも必ずギャグ要素が入っているのはすごい。
色んな映画を彷彿とさせ、かなりベッタベタの王道でてんこ盛り設定で次の展開が予測できてしまうのに観
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カラー・アウト・オブ・スペース 遭遇(2019年製作の映画)

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思っていた以上にすごく良かった!!!!
陰鬱なアーカムの森から始まり、隕石落下のあとの色鮮やかさ、そして最後。
時代は現代。PCもあるスマフォもあるWi-Fiもある。そんな現代で起こった不思議な出来事
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アングスト/不安(1983年製作の映画)

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最初のカメラアングルにものすごく不安になり、淡々と観続けた自分自身に不安になった。家の地下通路での一連の流れが一番おそろしかった。歯止めの聞かない衝動、表面にある自我がない瞬間。不安定を感じさせる場面>>続きを読む

ヴァレリアン 千の惑星の救世主(2017年製作の映画)

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様々な種族がでてきて、様々な世界をみせてくれる。映像の美しさは観ていて楽しかった。バブルがものすごく良いキャラで個人的にはとても好き。
設定も物語の運びも分かりやすく、ハッピーエンドなので、そういうの
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エジソンズ・ゲーム(2019年製作の映画)

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送電システムをめぐる電流戦争が勃発。直流のエジソンと、交流のウェスティングハウス、テスラの電力事業のバチバチの戦い。傲慢でプライドが高いエジソン、周りの助けを大事にしながら事業を展開するウェスティング>>続きを読む

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

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第二次世界大戦。ナチスドイツで多くのユダヤ人を救ったシンドラー。
煙草が置いてある灰皿の横に紙幣、その上に腕時計だとか、場面場面の構図があまりにも好みで、とくに光陰があまりにも美しく、内容は悲惨なのに
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スキャナー・ダークリー(2006年製作の映画)

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ドラッグが蔓延する世界。なかでも「物質D」というドラッグが蔓延し、中毒者の増加が社会問題となっていた。そこに監視社会も加わり、仄暗く揺れる自己のなかでみる幻覚と孤独が恐ろしくも、ものすごく惹き込まれた>>続きを読む

デンジャラス・ドライバー 暴走開始(2018年製作の映画)

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高評価をもらうタクシードライバーの話。彼は人当たりもよく、客からの評価も高い。彼女とは3年ほど付き合っていて結婚の話も出ている。公私ともに順風満帆な彼の車に乗せた一人の客。
多くを語らず観せる観せる。
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

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話の流れがとても支離滅裂。話の前後が逆になる。ただちゃんと説明してくれる。ものすっごく可愛く。
ジョーカーと別れて自暴自棄になっているハーレイ・クイン。悔恨もキッパリ手をきって、ジョーカーと別れたと公
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スケアリーストーリーズ 怖い本(2019年製作の映画)

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気持ち悪い。顔に虫が這っているところ、濡れてまとわりつく黒い長い髪。語られる恐怖はぞくりとする。本をみんなで燃やす場面がとても好き。あとお姉ちゃん。

ミッドサマー(2019年製作の映画)

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ずうっと不安定な状態におかれて精神的におそろしく疲れた。前作の『ヘレディタリー』しかり、家族のありがたさがわかる素敵な映画だった。太陽燦々、白日のもとにおこなわれる祭り。ハッピーエンドは良い、救いがあ>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

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心にヒトラーがいる10歳の男の子。屋根裏にはユダヤ人の女の子。
軽快な音楽、様々な場面で随所に笑わせてきて、第二次戦争中の、しかもユダヤ人を迫害していたあの重々しさを感じず楽しく観た。楽しく観たけれど
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

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最初からずうっと不穏な空気がまとう。分かりやすく霊が出る、威かす、びっくりさせる、等々といったものがなく、ただただ不穏で厭な空気が流れる。妙に緊張する。この厭さ。
何か善からぬものがある、起こる緊迫感
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

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田舎の屋敷に住まう大ベテランのミステリ作家が死んだ。遺産争いに加え、このミステリ作家の死にはどこか胡散臭さがある。一癖も二癖もある家族たち。嘘を吐くと嘔吐する看護師。誰かに依頼された私立探偵。ミステリ>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

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笑いどころいっぱいあってけっこう笑ってしまった。とくに北のモノマネが面白すぎた。
ものすごく些細なことが蓄積される。その感覚がすごく分かるからこそ怖い。

テリー・ギリアムのドン・キホーテ(2018年製作の映画)

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夢と現実が溶け合って気持ち悪さと面白さが一体となって楽しかった。あることがキッカケで自分をドン・キホーテだと思い込んでいる靴職人のお爺さん。最後の最後まで『ドン・キホーテ』だった。ただ狂気のなかで哀し>>続きを読む

ペット・セメタリー(2019年製作の映画)

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不穏、禁忌、嫌悪。全体に漂う厭な空気がとてもよかった。人間のマイナスな感情が最初から最後まで描かれていて、中盤から終盤は畳み掛けてきて怖かった。それと猫かわいい。中盤での母娘のハグ場面がものすごく好き>>続きを読む

ダウントン・アビー(2019年製作の映画)

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まさか映画のスクリーンで『ダウントン・アビー』が観れるなんて!
今回は王室がダウントンに泊まりにくると連絡がありてんやわんや。前日からてんやわんや、当日もてんやわんや。ダウントンの従者侍女キッチンVS
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

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ドロイドを侮るなかれ。分かっていたけれど本気で泣いてしまって両隣の人には申し訳なかった。できるだけ嗚咽を漏らさないようにしたけれど本当に…。ありがとう、スター・ウォーズ。スパイの言葉に笑ってしまった。>>続きを読む

死霊の盆踊り(1965年製作の映画)

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一番すきな死霊は奴隷女。なかでもダンスが上手く感じたし、肉感のあるところが素晴らしい。一番怖く狂気を感じたのは花嫁の死霊。乳の揺らし方が異常すぎて怖かった。何人かの死霊はすごく楽しそうに踊っていて観て>>続きを読む

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

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めっちゃくちゃ面白かった。最初から最後まで息をつめて食い入るように観ていたから、観終わったあとにどっと疲れた。それくらい惹き込む映画だった。ホテルが姿を現したとき、ぞくりとする怖さとともに何故か「帰っ>>続きを読む

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

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27年の時を経て、“それ”が帰ってきた。大人になった負け犬たちがまた戦うために集結する。
子ども時代とリンクしていく過程、また前作では描かれなかった部分も描かれていてすごく良かった。時を経たからこそ蓄
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CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

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文字通りヤバい映画を観てしまった。ダンス公演にむけてダンサーたちが集まり稽古をしている場所は、吹雪によって隔絶された場所。打ち上げに振る舞われたお手製サングリアにはドラッグが混入。最高潮にハイになった>>続きを読む

ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

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匂いでその人の感情がわかる(羞恥、怒り等)主人公。善悪、生物、性別、見た目の境界のあやふや。見た目だけで判断できない線引き。様々なことを考えてさせられる映画だった。その人がもつカテゴリだけで決してその>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

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この映画を観て強く思ったのは、私はどうあっても凡人だし、ジョーカーはジョーカーだからこそジョーカーになったんだなと。あと視点がずっとジョーカーのせいでとても信用がならない。とても信用がならないのにスト>>続きを読む

アナベル 死霊博物館(2019年製作の映画)

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ガラスケースのなかに封印したアナベル。そんなアナベルが置かれている場所はウォーレン夫妻の家のなかにある、様々ないわく付きの品が置かれている部屋。そしてひょんなことからアナベルがガラスケースから外に出さ>>続きを読む

アス(2019年製作の映画)

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夏期休暇に家族で来た別荘。そこに現れたある家族。それはもう一人の自分。家族だった。裁ち鋏で襲われる一家四人ははたして逃げ切れるのか。
全ての惨劇が始まるまでの不穏な空気の作り方があまりにも上手くて、そ
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ゴーストランドの惨劇(2018年製作の映画)

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叔母の家を相続し、そこに移り住むことになった母親と姉妹。引っ越し当夜、暴漢に襲われ母親は娘たちを守るため暴漢たちをメッタ刺しにする。
ラヴクラフト大好きホラー大好き将来の夢はホラー作家の妹は、事件から
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ドラゴンクエスト ユア・ストーリー(2019年製作の映画)

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あああー!!ユアーストーリーー!!!
なるほどそういうことか!!うわめちゃくちゃ面白かった...
内容はドラクエⅤ。ドラクエⅤのストーリーの核となる部分をうまく繋いで親子三世代の、あの壮大なストーリー
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チャイルド・プレイ(2019年製作の映画)

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思っていた以上にものすっごく面白かったし楽しかった!
人工知能を搭載したバディ人形。家電のオンオフはもちろん、話し相手にもなるし歌ってくれる。ベビーモニターにもなる優れもの。本来は暴力行為や禁止用語を
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Diner ダイナー(2019年製作の映画)

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池の真ん中でボートに乗ったコムアイが『白鯨』を読んでいる場面が好き。
平山夢明の良い意味で血の通っていない人間たちが、映画で血が通った人間になったように感じた。映画ならではの部分、見せ方がさすが蜷川実
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