Kotyさんの映画レビュー・感想・評価

Koty

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BECKY ベッキー(2020年製作の映画)

3.4

ベッキー危なっかしい。何度も殺されそうな状況を作り出していて、脚本をベッキーのために動かしているからこその無事を思うと、世界に没入し切れない。
とはいえ、思い切りの良いバイオレンスはある意味痛快ではあ
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.0

ただひたすらおじいちゃんがいい人だった。可哀想で切なかった。

伏線を綺麗に回収して気持ちの良い決着。

おじいちゃんは何も恨んでいないからいいのかな…と思えた。
それに、おじいちゃんはもしかしたら何
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ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

3.5

最近、観たことを忘れて再見するのが続いている…見始めてから、観たことがあるのを思い出した。
Filmarksを始めたし、今後はそんなことがないといい。

さて、本編はといえば、特筆すべきことはないが、
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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

3.6

重かった。
興味深く、面白かったのだけれど、とにかく重かった。
自分の人生とかぶる部分が多々あり、個人的にどうしても納得行かなかったり、違和感を覚えたりがありつつも、上手い監督だとは感じた。

ただ…
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his(2020年製作の映画)

3.8

小さい村の方が偏見に満ちていると思うけどな…村は優しい世界。
心癒される映画ではあった。
先が気になる状態で面白くは観れる。

裁判シーンは、だから日本はジェンダーギャップ指数120位なんだよ、という
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ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

3.5

面白いは面白いんだけど、期待したほどではなかったというのが感想。
入れ替わった後の、殺人犯が入った女子高生側の爽快さも欲しかった。そう描いているつもり、描きたかったのだろうけれど、やや物足りない。
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白ゆき姫殺人事件(2014年製作の映画)

3.6

モラルのない主人公にイライラするし、そのせいで全然感情移入できなくて不愉快と思っていたのも束の間、もう1人の主人公が可哀想で、いつの間にか無実を信じて応援するように見ていたと考えると、上手い構成なのか>>続きを読む

トムボーイ(2011年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

これで終わり?
と制作の意図が掴めず、モヤモヤした気分になった。

つまり、映画としてはよく出来ているし、単館系なのが信じられないくらい面白いは面白いのだけど、主人公がワンピースを着せられるのをあんな
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.1

舞台がドイツなのに英語で喋りまくるおかしみ、キラー・コンドームを彷彿とさせる。コメディから徐々にシリアスに、そしてまた突然のブラックジョーク、その緩急の妙が巧み。

サム・ロックウェルもいい味出してい
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

総じて爽快。完全に好きなタイプ。
観始めて、なるほどこういうことかと構成に納得。

1人ずつ容疑者を潰して行く辺りががコミカルで笑っちゃう。裸は何の思惑があったのだろう…?
普通やり直しは2,3回だろ
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予告犯(2015年製作の映画)

3.7

悲しいいい話だった。最後まで観た後のなんとも言えない気持ち、仲間の心情を思うと泣けてきた。
折角出だしは小気味良いのに、主人公が犯罪に手を染めるまでを丁寧に描いた結果、嫌な思いが強くなってしまった。も
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スプリット(2017年製作の映画)

3.5

見始めて、昔観たことがあるのに思い出した。
ちゃんと観ていたのに、いつどう解決したのかよく分からない感じ。このよく分からなさが気持ちよく忘れていたポイントなんだろうなと。
話の展開は取り立てて大きなア
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明日に向かって笑え!(2019年製作の映画)

3.9

ドル→ペソの金融崩壊を前提として知っていなければピンと来ないのが不親切だと思いつつ、国外向けと思って作っているわけではないのだろうからそこは仕方ない。
酷い目に合わされた弱者がお金を取り返す痛快な話か
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オールド(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

長さはちょうど良かった、ピックアップするエッセンスもちょうど良かった。
ベテランの、何が映画に必要かわかっている監督が作った安心できる映画という印象。

言うほど悪くないと思ったが、惜しむらくは科学的
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

???
これで終わりなの?というラスト。スッキリしない。
監督でも映画途中で止めるのはダメだよ。散々悩んで撮ったそっちだって良い終わりなんだから、チープな実演で、自己満足で観客の想いを上書きしちゃダメ
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元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件(2020年製作の映画)

3.7

日本と元カレの感覚が違うとは思った。
状況があって別れたもののまだ好きな相手との少し気まずい再会からの航空パニック。
コメディじゃないのに、いやこれ死ぬでしょ普通、という展開を何度も掻い潜るが故、あん
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

3.7

音楽の良い映画だった。特に主人公の従兄弟の男の子のラップの調子が好き。
主人公と周りの人々の置かれている環境こそヘビーな部分があるけれど、ストーリー展開的には映画のお約束をこれでもかというほど全てでな
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パッドマン 5億人の女性を救った男(2018年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

踊りなしでストーリー重視のインド映画を観たのは初。多少音楽はあったけど。そこはインド映画はどうしてもあるものらしい。

ただひたすら妻のために安価な生理用ナプキンを作ろうとするだけの主人公が否定されて
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

2.8

イメージフィルムを見ている感覚。廃墟とか、クラゲとか、そういう特定の性癖のものを淡々と写すイメージフィルム。
しょうもないストーリーに無駄に綺麗な映像をつけた感じで、私はハマらなかったが好きな人は好き
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.8

これからクライマックスに入って行くぞという切り替わりの前までは、期待以上に楽しかった。モブキャラが成長していくのとか堪らない訳ですよ。
切り替わり以降は普通の楽しさといったところ。まあ、悪くないですよ
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なんちゃって家族(2013年製作の映画)

3.7

軽く観られるどたばたコメディだった。
もっともっとの爽快感を期待してしまって上手いこと行く感がそこまでではないのだけれど、よく考えたらこれでも充分上手く行っているのでまあいいのか。
ちょい役かと思った
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アルバート氏の人生(2011年製作の映画)

3.6

苦しい映画を観てしまった。
主人公の抑えた演技が感情を揺さぶる。可哀想で仕方なかった。
主人公が救いを見出したり、純粋なまでに理想を追い求めるのが、破滅へ向かっていると想像させるからこそ悲しくて。主人
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恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)

3.4

なかなか解決する様相を見せないのが疲れてくる。残り30分になるまで新たな展開を見せないなんて。
やはり、人間、理解の範疇を超えた状態は落ち着かなく、何らかの決め事をしたいものと見える。
でも、ラスト3
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ジャングル・クルーズ(2020年製作の映画)

3.6

童心に返れた。家族でテレビを見ていた時のような気持ち。
子供に見せたいなあと思った(おらんが)。
主人公が強い女性であるのも、オリジナルストーリーなら嬉しく見れるもの。こういうところは本当に有り難い。
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シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち(2019年製作の映画)

4.2

秀作だった。
こんないい映画が公開期間こんなに短いなんて。
爽やかで清々しい映画だった。
この全てが上手く行く感じ、そんな映画が時々どうしても欲しくなる。それを満たしてくれる映画。
家庭から見放され気
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リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

3.0

冒険して日常に戻って行くお話だと感じた。ある意味ナルニア国物語のような。
雰囲気のある映画だった。鋭利な感覚は感じさせられたし、古い映画にも関わらず違和感のない普遍性のある撮り方が上手いとも感じる。
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最後にして最初の人類(2020年製作の映画)

2.0

設定の読み上げと感じた。
この映像である必然性がないかと。

ナレーションは実にクリアな発音で、耳に心地良かった。
サウンドノベルと思えばこれもこれで一つの完成形で正解かも知れないとは思う。

別の構
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ギャラクシー・クエスト(1999年製作の映画)

3.5

こういうの嬉し泣きしちゃう。
ギークが必要とされる物語であったり、現実上手く行かない俳優が純粋に、真剣に必要とされたり。
これほど真摯に思ってくれると答えたくなる、本当。
気負わずに観れるコメディでし
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83歳のやさしいスパイ(2020年製作の映画)

4.0

泣いてしまった。
いい映画を観た。

静かに暖かくユーモラスで、潜入なのに楽しんでいるおじいちゃんが実に魅力的で。
私は気持ちが落ちると甘やかされたくなるのかおじいちゃんものを観たくなるのだが、その気
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100歳の華麗なる冒険(2013年製作の映画)

3.9

奇想天外なお話。
あっこれおじいちゃんのほのぼの冒険話と思って見たから意外なだけで、単にクライム物か。オーシャンズ11とかと同じ部類か。と気付いてからは、違和感なく観られました。
飄々淡々と爆弾や死体
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人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

3.2

独特の映像表現が美しい。

要所要所で目を惹いて映像の緩急といった感。
ストーリーの緩急はよくあるけれど、映像は初めて見た。
現実的になさそうな会話を映画の中で違和感なく(多少の違和感で映画にはマッチ
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亜人(2017年製作の映画)

2.0

機械的に組み立てたような、ロボット味のある映画。
あまり心情が持って行かれる感じはしなかった。

格好良さげではある。
映像表現クリアではある。
人間の描き方が……うーん。

本当に本広監督がこれを作
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1秒先の彼女(2020年製作の映画)

3.8

最初、逆なんじゃ?と思ったけれど、カエルを思い出して納得した。(ネタバレにはならない筈)

劇場が大人しかったので我慢して静かに観たが、1人で自宅で観ていたらもっと笑っていたと思う。コメディセンスが良
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.5

私はそんなにハマらなかったが、感銘を受ける人がいるのも理解出来る。

青少年の心情の動きをつぶさに描いた映画という印象だった。
メインシナリオがイタリア語じゃないのがちょっと残念。
24歳の大学院生と
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.6

最初は、内容があまりなくて音楽と雰囲気を楽しむ映画なのだな、と思っていたところが、次第に引き込まれていた。

中盤の一人芝居前後のシーンではミアに感情移入して、私も何者かになりたかったなと悲しくなった
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