CHICORITA主任さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

CHICORITA主任

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トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

4.1

試写会にて一足早く鑑賞。

こいつはなかなかゴキゲンな映画!鑑賞中は終始ニッコニコでした。

前作『バンブルビー』の続編というより、リブート前のマイケル・ベイ版5部作の要素を強く受け継いだ作りで、ベイ
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マルセル 靴をはいた小さな貝(2021年製作の映画)

3.8

第95回アカデミー賞長編アニメーション部門にノミネートされた、ストップモーションアニメによるモキュメンタリー作品。

おしゃべりで好奇心旺盛な巻き貝の子ども・マルセルが生き別れになった家族を探して奮闘
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.8

『サマータイムマシン・ブルース』などで知られるヨーロッパ企画制作のSFコメディ。
京都・貴船の老舗旅館を舞台に、繰り返される2分間のタイムループに巻き込まれる人々の混乱を描きます。

いや2分のタイム
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

4.7

もはや伝説級の名作アクション映画『インディ・ジョーンズ』シリーズの15年ぶりの最新作にして最終作。

インディ役のハリソン・フォードは本作をもって同役を引退、そしてあの有名なテーマ曲を手がけた音楽のジ
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.8

DCコミックの看板ヒーローのひとり、フラッシュを主役に据えたDCEUシリーズ最新作。
そして恐らくは最終作?ジェームズ・ガン率いる新体制へのブリッジともなる作品です。

最近のヒーロー映画ジャンルを席
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

5.0

マルチバースから複数のスパイダーマンが集結するシリーズ第2作。
前作もその後のアニメーション表現変えた歴史に残る傑作でしたが、本作は映像面・ストーリー面でさらなる進化を遂げた大傑作。

「紙に印刷され
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ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

4.1

キリスト教の一派であるメノナイトの村で起きた連続レイプ事件。加害者とその釈放を求める男たちが村に帰ってくるまでの2日間、村に残った女性たちは「赦す」「戦う」「出ていく」という選択肢のうちどれを選ぶか議>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

5.0

予告編や映画前半の展開から、不穏で恐ろしい真実が明らかになりそうなミステリー映画を想像していましたが…

とても尊く美しい、ラブストーリー映画でした。

物語は三部構成、『羅生門』や『最後の決闘裁判』
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クリード 過去の逆襲(2023年製作の映画)

3.7

ロッキーシリーズのスピンオフ、アポロの息子アドニスを主人公としたクリードシリーズの第3作。マイケル・B・ジョーダンが主演のみならず自身初となる監督を務めます。

まず強烈なのが日本のアニメに影響を受け
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TAR/ター(2022年製作の映画)

4.2

ケイト・ブランシェット演じるクラシック指揮者リディア・ターの栄光と転落を描くサスペンス映画。

権力というものが、いかに人のエゴを肥大させ横暴にし、本人も周りの人間もまとめて狂わせ不幸にしていくか。
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.8

ご存知大ヒットゲームシリーズを、イルミネーションがCGアニメ映画化。日本や海外でも記録的大ヒットを飛ばしている現状今年最大クラスの話題作です。

老若男女問わず万人が楽しめる、まさにGWにピッタリなフ
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スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還(1983年製作の映画)

5.0

リチャード・マーカンド監督『スター・ウォーズ ジェダイの帰還』公開40周年記念上映。

1983年の初公開から40年!?アニバーサリーイヤーの今年2023年に限定リバイバル。日本ではTOHO日比谷で合
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

5.0

はい500億点!!

俺たちのガーディアンズ完結編、これが最後とメンバーの死も覚悟して観に行ってみれば、笑いあり涙ありで幸福感MAX、この上なくハッピーな映画で最高でした。

この世に価値のない命なん
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聖闘士星矢 The Beginning(2023年製作の映画)

3.0

車田正美原作のコミックをハリウッドで実写映画化した作品。

…なのですが、ごめんなさい、乗れなかったです。面白くなかった。

僕は微妙に世代がズレていて、原作はコミック・アニメ共に未見。原作再現や原作
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聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

3.8

イランの聖地マシュハドで実際に起きた娼婦連続殺人事件を題材にしたスリラー映画。

連続殺人犯とそれを追う女性ジャーナリストの視点を行き来しつつ、イランに文化的に根を張る女性蔑視、女性嫌悪を強烈に批判し
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

4.0

ブレンダン・フレイザーが引き篭もりで余命僅かの肥満症の男チャーリーを演じ、アカデミー主演男優賞に輝きました。舞台劇を基にした映画で、舞台はチャーリーのアパートの部屋のみ、キャストもわずか6名というミニ>>続きを読む

AIR/エア(2023年製作の映画)

4.1

NIKEのバスケットシューズ「エア・ジョーダン」誕生の経緯を描いた実録映画。

監督のベン・アフレックはNIKE社長フィル・ナイト役のとして出演もしており、主役であるソニー役は製作も兼ねるマット・デイ
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

3.9

これはちょうどいい!今年度ちょうどいい面白さ映画オブザイヤー暫定第一位です。

同名の名作TRPGを原作とした映画化作品ながら、原作知識なしでも十二分に楽しめる初心者フレンドリーな作りで好印象。タイト
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グリッドマン ユニバース(2023年製作の映画)

5.0

円谷プロの特撮ヒーロー『グリッドマン』を原作としたTVアニメ『SSSS.GRIDMAN』、そしてそのさらにスピンオフである『SSSS.DYNAZENON』の続編にして本格クロスオーバー作品。全部盛りの>>続きを読む

シャザム!~神々の怒り〜(2023年製作の映画)

3.8

DCコミック原作のシリーズ第2作。

『ブラックアダム』につづく「こういうのでいいんだよこういうので」映画。目新しさはないけど、アクション・ドラマ・ギャグともに適度に盛り上がり、十分な満足感を与えてく
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

4.8

『シン・ゴジラ』『シン・ウルトラマン』に次ぐ、特撮怪獣・ヒーローリブート作品。

前二作同様に、庵野監督が大好きな作品の魅力をこれでもかと伝え、次の世代に繋げていきたいという想い。リスペクトや感謝、熱
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劇場総集編 SSSS.DYNAZENON(2023年製作の映画)

3.0

完全新作『グリッドマンユニバース』を前に制作された総集編映画第2段。ダイナゼノン全12話を約2時間に再編集。グリッドマン同様、エピローグ以外の新規作画や再アフレコはないようでした。

監督が代わり、編
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.8

数多の傑作映画を生み出した監督の原点となる少年時代を描いた自伝的作品。

映画との出会いと制作にのめり込んでいく様子、ユダヤ人差別によるいじめなど、実際にあった個人的な体験が描かれる中、特に技術者の父
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.5

とにかくすごいものを観た!キレキレのアクションに下ネタ満載のしょうもないギャグ、母と娘、父と娘、夫と妻などの多元宇宙を股にかけるドラマの数々。2時間強の映画だが、3時間にも4時間にも感じられる、長大で>>続きを読む

アラビアンナイト 三千年の願い(2022年製作の映画)

4.0

マッドマックスシリーズで知られるミラー監督の新作は、物語論研究者の女性と「物語そのもの」である魔人の語りをメインとした寓話性の高い作品。

かつて物語はこの世の成り立ちを理解し、人と世界を接続する役割
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.0

格差・差別・社会、ひいては人間そのものを鋭く批評するブラックコメディ。

豪華客船に集まる超金持ちたちとそれに仕える船員たち、そしてセレブを気取り上流階級に寄生するインフルエンサーとその彼氏。
上流階
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.2

世界一のジャズ・サックスプレイヤーを目指す主人公を軸に、若者たちの音楽にかける青春を描いた作品。
原作漫画は完全未読で鑑賞しましたが、脚本構成が良く、置いていかれることなく物語に没入できました。

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別れる決心(2022年製作の映画)

4.3

ある事件をきっかけに、不眠に悩む刑事の男と、被害者の妻にして容疑者の女が惹かれあっていくサスペンスロマンス。

展開は二転三転し、最後の最後まで結末が読めず、宣伝文句のとおり「愛の迷路」に惑わされる感
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.0

MCU映画31作目にして、アントマンシリーズ第3作。
ついに大物ヴィランである征服者カーンが登場し、フェーズ5の幕開けを華々しく飾る…はずでしたが、何とも散漫で微妙な仕上がり。

アントマンシリーズの
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

4.2

17世紀イタリアに実在し、聖痕を授る奇跡で大衆の支持を集めた一方で、教会から同性愛の罪で裁判にかけられ火刑一歩手前まで行った修道女・ベネデッタを描く歴史劇。

オナラとウンコ、そして金の話しかしない修
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バビロン(2021年製作の映画)

4.3

1920年代、サイレントからトーキーへの大転換期を迎えた映画の都ハリウッドを退廃の都バビロンになぞらえ、映画人たちの上昇と転落を描いた大群像劇。

1920年代、サイレントからトーキーへの転換を描いた
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バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

3.5

Netflixドラマ『ストレンジャー・シングス』のホッパー署長役でおなじみデヴィット・ハーパーをサンタクロース役に据えたバイオレンスクリスマスコメディ。

もうこの時点で何を言っているかわからなくなっ
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「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ(2023年製作の映画)

3.0

TVアニメ「遊郭編」クライマックス2話と、新シリーズ「刀鍛冶の里編」第1話を4Kアップスケール版で上映するイベント映画。

TVシリーズをOP・EDもそのまま上映するものなので正直映画とは言えませんが
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.4

ハリウッドの大物映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインによる性的暴行事件とその揉み消しを暴いた、NYタイムズの2人の記者、そして勇気ある証言でワインスタインを告発したサバイバーたちを描いた実録>>続きを読む

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.0

舞台は1923年、内戦中のアイルランドの架空の島。ある日突然親友から絶縁を告げられた男と告げた男、2人の諍いがやがて小さな島全体を揺さぶる事件に発展していく。

「精霊」とは原語では「Banshees
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劇場総集編 SSSS.GRIDMAN(2023年製作の映画)

3.0

完全新作劇場版公開を前に、TVシリーズ全12話を再編集した作品。

終盤3話の比重がやや高めな印象ながら、非常にプレーンな編集で過不足なくTV版をおさらいする内容。各話サブタイトルを区切りごとに表示す
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