キャストは良いからこそ
もう少し攻めて欲しかったという思いが否めない。。
ストーリー的にもありがちな展開だったが
せっかく大阪という「いかにも」な場所をチョイスしたのだから
もっともっと斜め上の演技>>続きを読む
詩人、作家【宮沢賢治】(菅田将暉)を
誰より愛した父親をはじめとした
彼と共に歩んだ家族が描かれた今作。
宮沢賢治を知っている人は、より人間的で愛おしく思え
知らない人は、とても身近で面白く可愛い人>>続きを読む
人生の心残り回収RPG的ムービー📽️
青くて笑えてくだらなくて泣ける∙∙∙
人生の終止符はどんな理由であれ必然であってきっと突然。
だからこその人生物語。
人生はホントRPGみたいなもんだなぁ。と>>続きを読む
前田哲監督と松山ケンイチが
10年かけ構築し完成させたという作品
この10年で変化したこの国の光の当たらない場所を
まるで予見し露呈させ、
ごく普通の生活を送る我々に問題提議したかのような作品だ。>>続きを読む
前田敦子さんはこういう役を演じると秀逸。
そして藤ヶ谷太輔さんのなんともナチュラルなクズっぷりがお見事だった。
ロードムービー的なタッチだけど
やたら人間臭い現実逃避のリアリティは
「最悪だなコイツ>>続きを読む
1980年代。
個々の家庭環境や境遇は今よりはるかに千差万別なのに、繋がりはいたって普通であり柔軟でフラット。
今よりもずっと「子供の社会」が「子供同士で」確立されていた気がする。
時事的で真っ直ぐ>>続きを読む
娯楽作品として、ここまで演者さんの無駄のない作品はお見事!
主要演者さんは勿論、
映画に出てくる皆さんのキャラクターがとても個性的で愉快で、
もう目がお腹いっぱいの満足度。
ストーリー自体は少し単調>>続きを読む
多種多様なマイノリティについて表現される作品が多い昨今。
少し大袈裟だったり、誇張的だったり、わざとらしかったりするなか、
自然でフラットな表現が
とてもリアルで、とても好感的で
なんだか泣けた。>>続きを読む
人は産まれた瞬間から逃れられない運命を持っているもので、
それは決して己の力では書き換えれない。
それが運命
誰もがそこから自らの手で幸せを掴むべく毎日を過ごし生きていくものだが、
逃れられない運命>>続きを読む
「母からの視点と娘からの視点」
「母からの思点と娘からの思点」
互いに同じ言動を体験し記憶や経験共有をしていても、立場や考えが異なると
ここまで『似て非なる』感受となり
それが人を(女を、娘を、母を)>>続きを読む
きっと知り合う前に出会ってればこうはならなかった2人。
苦しみや絶望感、寂しさや飢えを知り、
ほんの少しだけ経験値が上がり
自分達の意志所存は曖昧に、
子供きっかけで
始めていないように始まった関係>>続きを読む
なんともなんとも
ここまで思考と視覚がついていかなかった作品も久しぶり!!
冒頭の導入シーンで大まかな人間関係と、分かりやすく言うトコロの、
敵と味方をある程度は把握したはずなのに∙∙∙
ただ、登場>>続きを読む
『認知症は神様が人間に与える最後の贈り物』
という言葉を聞いたことがある。
この言葉は立場によって賛否両論だと思うが、
思い出を忘れていく人間にとっては、後悔や情念などを失い、
生きていた人生の中で忘>>続きを読む
ヘアメイクドレッサーとして一線で活躍してきたMr.パット。
今は、老人ホームで余生をただ消化しているように過ごしているある日、
昔仲違いしたままの大切だった親友女優の死を知らされる。
その彼女からの遺>>続きを読む
今までこんなタッチのタイムループもの見たことない。
コメディだけどシリアスで
世俗的だけどシニカルで
滑稽だけど とてつもなく真面目で
くだらないように見えても価値があり
笑かしてくれるのに泣けちゃう>>続きを読む
自分自身の「価値」や「意味」
他人からの「評価」や「必要性」
生きていくうえで自分の存在意義が無ければ不安で、
時には自己存在を無意味に思ったりするが、
実に、人は皆んな自分のために生きている。>>続きを読む
ただひたすらに豪快で
ただひたすらに残虐で
ただひたすらにダークで
笑ってしまうほどのバイオレンス!
アメリカ映画っぽい派手な王道さもあり
フランス映画みたいにシニカルなシュールさも醸し出し
日本映>>続きを読む
まぁ、とにかく阿部サダヲさんが今作品でもお見事でした。
空気の読めない、いわば少し変人だけど真っ直ぐでマイペースな中年男性をリアルに内包しているさまは唯一無二だなぁ。と。
そして、わめき散らす松下洸平>>続きを読む
“その謎解きを、後悔する”
何ともうまいキャッチコピーだと、観終わった後にしみじみ∙∙∙。
ドラマでの若宮(岩田剛典さん)と獅子雄(ディーン・フジオカさん)の
良きキャラクターの関係性はそのままに、>>続きを読む
なんと表現すれば良いのか∙∙∙
どんな言葉で伝えれるのか見つからないような作品。
絶望の先、愛情の先、孤独の先、
共存の先、無力の先、夢の先、
様々な感情や出来事には先があって
些細なことでも良い。>>続きを読む
島村藤村の名作「破戒」60年ぶりの映画化だったそう。
日本文学と間宮祥太朗さんの組み合わせが眩しいほどに美しく、
間宮祥太朗さんってこういう雰囲気にもピタッとハマるのかと鳥肌が立った。
『部落』と>>続きを読む
真織はとても幸せ者だ。
人は生きていく分、記憶が蓄積されるが、同じように少しずつ忘れていく。
それは決して寂しいことでも悲しいことでもないようにさえ思う。
眠る度に記憶がリセットされる真織は、
毎日>>続きを読む
少子高齢化が進む日本。
高齢者が若い人の荷物となり
75歳以上が自らの生死を選択できるシステム<プラン75>。
その政策に様々な人が様々な形、思いで関わっていく。
生きてく事も難しいが、死ぬ事も難し>>続きを読む
ドラマから始まり映画化され、その後season2まで続き、
そして再びの映画化!!
前回の映画時はコロナで打ち切りになった館も多かった。
1980年代の中学校を舞台にした給食をテーマに繰り広げられる>>続きを読む
この作品は年代や立場によって捉え方が極端に違うと思う。
かなりのブラックだが、根本はめっちゃシンプルな事。
だから怖い。
仲良く動画制作をしている時は、本当に仲睦まじく愛に溢れた平和な世界。
なぜ>>続きを読む
〜死ぬ日が決まってる。
その日は【DEATH DAYS〜デスデイズ】と呼ばれる。
ただ、どの年なのかは わからない。
毎年やってくる死ぬかもしれない日。
【俺(森田剛)】のデスデイズは12月31日〜>>続きを読む
阪本順治監督らしい作品
投げっぱなしのような作品で申し訳ないと仰られていたが、
それこそが今作の真意だと思う。
【渡口淳(伊藤健太郎)】は、
【義一(小林薫)】と【道子(余貴美子)】の両親が営む海運>>続きを読む
観終わってからも数時間、ちょっとした興奮状態が続く。
それほどの作品であった。
残虐なシーンも多く、心理的に追い詰められるような描写もあるのだが
そういう問題ではない。
それは、まるで観進めていくう>>続きを読む
キャストの皆さんの演技は
等身大のリアリティが凄まじく素晴らしかった。
ただ、ありがちな「裏アカウント」という題材に
これまたよくありがちな「人間の二面性(明と暗)」の組み合わせ。
誰もが経験したり>>続きを読む
【愛】を演じた山田杏奈が、本当に劇的に見事で苦しくなる。
透明感の中にある澱んだ深く暗い闇。
若く未熟で、暴力的で大胆で、馬鹿馬鹿しいほどの瞬発的な感情の爆発。
止められない高揚と哀しみの中にある飢え>>続きを読む
全くもって沼のような作品。
丁寧とかでなく緻密に作られている様は圧巻でした。
家福悠介(西島秀俊さん)は愛していた妻の音(霧島れいかさん)の運転が嫌いだったし。
音が望まない物は自分だけ望んでも仕方>>続きを読む
儚げな光、ざらつくような音、、
か弱くも爆発力の強い 根拠の無い若き強さ。が
映像にとても表現されていた。
不思議な過去からのの通話を通して、
子供の頃の自分や大切な人の声を聞き、話すことで
自分に>>続きを読む
軽快でコミカルに進んでいくスピード感ある展開に、
いたるところに散りばめられた超絶ブラックユーモア(笑
色々な意味で計算し尽くされた作品。
SNSや内部リークなど、一昔前まではベールに包まれていたで>>続きを読む
この手の恋愛映画はハマる人とそうでない人と大きく評価が分かれるかもです。
壁掛けのカレンダー時計のピックアップ映像のきっかけに
過去や現在の元恋人であった2人の何気なくも思い出の日々を
美しく切り取>>続きを読む
まるで時空が歪んでいるのかと思わされるほどの
変わらないキャラクターと脱力感。
くだらないとも言えてしまうほどの何気ない無駄な時間経過や会話。
でも、今この時代に改めて久し振りに観ると、
その無駄の>>続きを読む
セクシャルマイノリティに対する一般論とリアリズムの隔たり。
どんな人でも自分を守るために、時に嘘をつき、
たとえ嘘でも生きやすい道を選びがちだが、それは本当の幸せではないと解ってる。
本当の自分を理>>続きを読む