あめみやさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

あめみや

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映画(869)
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ベレニス(1954年製作の映画)

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エドガー・アラン・ポー原作の怪奇作品。主演、若いときのロメール。
偏執の対象が歯とはね。この作品だって撮り方によっては喜劇にもなりそうだが、ロメールの手腕によってこちらの方向にも転がることができるんだ
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太陽の下の18才(1962年製作の映画)

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洗濯物を鮮やかにひっくり返して"Nicole"が流れた瞬間の底抜けに明るいアホっぽさがオープニングにぴったり。

イタリア人のバカンスは女女女時々金。ピーカン照りで眩しい太陽の下、全員陽気で大変よろし
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パリのナジャ(1964年製作の映画)

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これがパリジェンヌ…!と思ったらパリのアメリカ人でした。こんなキュートで知的な女の子になりたい。

ある現代の女子学生(1966年製作の映画)

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頭に変な器具乗せて研究されてたネコチャンに3000点を差し上げます。

クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

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音を立てたら即死なのに、そこ絶対音鳴りますやん!っていうシチュエーションが沢山あってドキドキした。これは映画館で体感すると一層たのしい。とにかくビビる。くるぞくるぞ…と身構えててもやはりめちゃくちゃビ>>続きを読む

モード家の一夜(1968年製作の映画)

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「これから僕は忙しくなる」
「仕事で?それとも恋愛で?」
「もちろん恋愛で」

俗っぽさしかないのにどうしてこうも洒脱なんだろうか。
最後家族3人で海に駆け出していくの華丸すぎる。

ヴェロニクと怠慢な生徒(1958年製作の映画)

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小学生と家庭教師によるほのぼのムービー。
弛緩しきった空気がいいなぁ。
何度も着脱されるヒールと足のインサートがあってこそのロメールなんだ。

どうでもいいけどそれなりに高価そうな指輪と時計をしている
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モキシー ~私たちのムーブメント~(2021年製作の映画)

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久しぶりに胸が熱くなった。ガールズパワーは無敵。
セスみたいな存在が身近にいることがどれだけモキシー(たち)の支えとなって背中を押したことか。自分もそんな人間でありたいと思った。
ニコヒラガ一度目にし
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ゴーストホーム・アローン(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

いや退治してないやないかい!

小さな男の子が一人でお留守番、外敵から身を守るために奮闘するというところは少なからず"ホームアローン"みを感じさせるものの、本家のような面白仕掛けが登場するわけでもない
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獅子座(1959年製作の映画)

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莫大な遺産相続のアテがはずれいきなり宿無し無一文、頼る人もいないヴァカンスに取り残された中年男がパリの街をひたすら彷徨う。
ヴァイオリンのソナタは悲壮感を誘うけどしっかりコメディ。
一度地獄を見たもの
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マレーナ(2000年製作の映画)

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煙草を咥えたマレーナを取り囲む男たちが一斉に火を差し出すあの印象的なカット、マレーナの口元にグッと寄っていくところがいいなぁ。男はたくさん在れど点いては消えるライターの炎のような下心、一服の関係で終わ>>続きを読む

すべての些細な事柄(1996年製作の映画)

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フランスの精神科クリニック「ラ・ボルド」の住人たちと、ここで行われている独特な治療法である上演会に向けての日々を紡いだドキュメンタリー。

精神科の診療所だからといってお約束ごとや制限はほとんどないよ
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エンター・ザ・ボイド(2009年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

明太子パスタ食べながら観てたら吐くかと思った。
映ってるのがことごとく嫌いなものばっかで不快な気持ちにさせられるのに欲してしまうのもうギャスパーノエ中毒といってもいいかもしれない。
バッドトリップ以外
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自由が丘で(2014年製作の映画)

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散らばった出来事を眺めながら、結局は過去・現在・未来という時間の流れに当てはめようとしていることに気づく。街をさまよう加瀬亮の足音に聴き入った。

ピンク・フラミンゴ(1972年製作の映画)

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お下劣戦争勃発!!
ここまで低俗な映画観たことない。悪趣味にも程がある。モザイク処理班仕事するならちゃんとして?

初期のペドロ・アルモドバル作品の世界観と似てるものがあるかな、とか思ったけどそれらが
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エルム街の悪夢5/ザ・ドリームチャイルド(1989年製作の映画)

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いくとこまでいったな。
あの手この手で復活してきたフレディ、とうとうアリスの子宮にまでアタックしてくるのでキモすぎてドン引き。。

毎回、事情を知る仲間や理解者的存在が早々にいなくなって主人公が孤立す
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ファストフード・ファストウーマン(2000年製作の映画)

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マンハッタンが舞台なんだけどそんな感じがしない、静かでゆったりとした時間の流れが心地よい映画だった。夜中のドライブ楽しそうすぎる。

角の取れた石みたいな、刺々しさがなくてやさしい人たちばかり。でも人
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クレールの膝(1970年製作の映画)

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さりげない赤色の差し方が本当に素敵で好き。ロケーションの美しさはロメール作品の中でも屈指。ファーストカットから絵画のよう。

御託を並べて"欲望は理性で抑えてます余裕のある大人の男です"感出してたけど
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エルム街の悪夢4/ザ・ドリームマスター最後の反撃(1988年製作の映画)

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ここまでくると怖くもなんともなくなって、フレディの殺人ショー見てる気分。
登場の仕方と殺し方の会議とかあるのか知らんが、このシリーズは全体的に遊び心があるよね。ジョーズのやつ思いついた人のセンス好き。
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エルム街の悪夢3/惨劇の館(1987年製作の映画)

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オリジナルの主人公も戻ってきて、正統な続編という感じがした。
2とはなんだったのか…?

登場人物(被害者)も増えてフレディの出番もマシマシ。
しかし、これは…ギャグ…?ってくらいユーモアあふれる登場
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地下室のメロディー(1963年製作の映画)

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オープニングクレジットの出るタイミング、いつ何度見てもカッコよくてしびれる。これからどんだけ時代が変わってもこのスタイリッシュさには憧れると思う。

老ギャングと若チンピラのバディ(ほんとはもう1人い
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女の都(1980年製作の映画)

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タイトルの通り。
女を追いかけ列車を降りた男はいつの間にか女に追いかけられいつまでたっても辿り着くことのない駅へと向かう。その道中に出会う数多の女と走馬灯のように現れる性癖と、ほんの少しの男。フェリー
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

一番死んでほしくない人が死んでしまった…!😭
と悲嘆に暮れていたけど、これパパ役のジョン・クラシンスキーが監督なんだ。器用だね。

音を立てたらいけないという設定、どんどん話が進んでいく疾走感、そして
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愛の昼下がり(1972年製作の映画)

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正直主人公の色恋沙汰なんてどうでもよくてウトウトしながら観ていた。好きにしたらええよ。でも最後の気づきから螺旋階段走り降りていくところがとてもドラマチックでグッときた。

モンフォーコンの農婦(1968年製作の映画)

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片田舎の農婦によるセルフドキュメンタリーみたいな記録映像。
生活が、可もなく不可もなく淀みなく繰り広げられていくことに安らぐ。
ブツッと潔く終わるのもいいな。

ホームワーク(1989年製作の映画)

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宿題をやってこなかった子どもたちへのインタビューは、次第にイランの教育のあり方や家庭環境の問題を浮き彫りにする。
薄暗い部屋、尋問のようなインタビュー、大人の眼差し。とキアロスタミの威圧感(笑)

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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

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ジャンクヘッドの造形かわいい
今にも涙が溢れ出しそうな、まんまるなお目目…

もしお許し願えれば女について話しましょう(1964年製作の映画)

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ユーモラスで洒落っ気のある短編が9篇。
1話あたり10分くらいなのが丁度いいな。

色とりどりの女(映画はモノクロ)たちと、女を振り回しそして振り回される男と。
そう、男を愉しむ映画でもありました。
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夏の娘たち~ひめごと~(2017年製作の映画)

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なんの話なのかよくわからなかった。

きっと予算がなさすぎたんだろうなぁ、とエンドクレジットを見て余計なことばかり考えてしまう。

めちゃ個人的な感想だけど、別になくても良さそうなリアクションの返しま
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東京の女(1933年製作の映画)

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冒頭のほのぼのさからは想像し難い結末。と思ったけどあの靴下から既に不吉な予兆が始まっていたのだ、と考えるほうがしっくりきた。不穏で不安定な状態は細かな演出によって持続する。

当時の価値観とか一切無視
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淑女は何を忘れたか(1937年製作の映画)

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煙草ふかし関西弁でまくし立て斎藤達雄に腹パンきめるセッちゃんことモガな桑野通子に釘付け。ハットのかぶり方パーペキでロングコートのポケットに手突っ込んでヒールでカツカツ歩く姿なんて私得すぎる。

姪っ子
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

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アリ・アスター初めて観たんだけどすでに相性悪い気がしてる…
散らばってる伏線回収するのしんどいけど手っ取り早く解説読むのもだるいからそのままにしておくね。

生れてはみたけれど(1932年製作の映画)

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親の心子知らず、また、子の心親知らず。

『お早よう』が好きな人はこちらもオススメ。常識(のように思われていること)に子どもの鋭い視点が切り込む。

サイレントだからか何気ない動作にも飾りが効いてて楽
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映画と恋とウディ・アレン(2011年製作の映画)

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113分ver.
おもしろい人。
彼の死生観および人生観が好き。だからずっと映画観てる。

幼少期の写真からスタンダップコメディアンとして界隈を賑わせていた当時や、初期映画作品の舞台裏までお宝映像満載
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架空OL日記(2020年製作の映画)

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この人間模様は一生見続けていられる。
これから先、誰一人みさと銀行から退職しないでほしいとさえ思う。

OLって世間的にはもう死語なのかもしれないけど、その言葉からイメージするお姉さん的な存在にいつま
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