すぎさわあみさんの映画レビュー・感想・評価

すぎさわあみ

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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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「一度あったことは忘れないものさ。思い出せないだけで。」

ガールズアスリープやマザーみたいに、ひとつの物事が起きる流れをひとつの瞬きの間で童話っぽく表現するのが好き。

怪物(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「しょうもない。人がみんな簡単に持つことができるものを幸せと呼ぶのよ」

ユートピアを築いている様子は、まるでディストピアを見ているようだ。
その真髄は、誰かの価値や意味では決して化わるものではない。
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

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11歳の彼女が感じ取った実情と、
現在の彼女が振り返った当時を現す描写がいい。
わたしはエモいと思うことに対して異常に心労を感じ取ってしまうアンド正誤性がない故に疲弊してしまった。

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

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『上手く説明できない、』の後に続く言葉だ

真実はいつだって自分自身しか知らないし、別に答えがあるものでもない。
だからいつまでも誰もが知ったように過ごしている。
だから得体の知れない何かが起こった時
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

頭に乗っかってるだけみたいな帽子に、突然食卓に出てくる一番搾り。
金田バイクのオマージュにニヤつきながらも、
血が流れてくるシーンでは思わず「これは、よだれなのか…?」と呟いてしまう。
愚かなことに、
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

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原作への愛と、愛する作品のオマージュ
何も知らないのは勿体ない
繊細であることは、何も優しいことではない
だれに対してではなく何に対してか
やっぱりわたしはつくることをしたい
信じたいと思いました
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カモン カモン(2021年製作の映画)

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すこし不在
ずっと自分なはずなのに
ずっと遠いところからこちらを見てはなさない
エトセトラにどことなく漂ってる
嬉しかったしすきだ

やがて海へと届く(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

“focus”
海の底はよく見える、ということ
この監督はいつも「なにかを照らすだけが光ではない」ということを、五感をもって魅せてくれる気がします
草木花が地に根をはって、
綺麗に咲き誇るほど、中身が
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ベルファスト(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

『自分と世界』
『続く日常と社会的機能』
常に一線を引くような描写がとても好き

画角フレームや反射がとても印象的で、
母親が言った「スーパーで反射した自分を見て、何をしているんだろうと思った。家に帰
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ディナー・イン・アメリカ(2020年製作の映画)

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「変わってるね」という言葉が便利に使われがちな世の中に順応できないまっすぐな人間のお話

序盤は
ワンショット多くない?これちょっとサボってない?シンプルイズロックなん、、?とか思ってたけど
なるほど
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

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最後まであのクジラがしのぶくんであってくれ、と思っていた

イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

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デートでおめかし褒められて、「今日はデートだから」って本人に言いた〜い笑い合いた〜い
暗いところでは光がよく見える、良くみえる
アンソニーラモスが千鳥の大悟にしか見えんくて苦戦した
克服したら次は長友
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パンケーキを毒見する(2021年製作の映画)

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評論家などがおっしゃる“偏り”と
作品においての“観点”が混在しないように分別すること

映像凝ってるなぁ
アニメーションはちょっと呆れるくらいの風刺画
江田さんインターで権力とお金の話してる時の画角
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サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

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季節でいうと圧倒的に秋冬が好きやのに、
夏の無手法さといったらねぇ〜〜
憧れてないと言ったら嘘になるよね〜
あっ漢字間違ってる〜合ってるけど!

なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

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政治家として、日本を考える者として
こんなに真摯に物事を考えることができるのかと単純に感嘆しました
それ以前になによりも人間としてまっすぐな方なのだろうなぁ、と
『政治に必要なのはただ単に強かさだけな
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トゥルーノース(2020年製作の映画)

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遠いところで存在する事実の現れとして、アニメーションで尚且つ英語なのが映えていると感じた
近いはずなのにどこか遠い
事実は真実と違うことは認識しているつもりですが、事実の中に生き続けてもそこを強く持つ
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いなくなれ、群青(2019年製作の映画)

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大好きな人の陰りになりたくない
眩しさはずっと尊く強いものであってほしいというエゴにも近い気持ちが、わたしには痛いほど沁みて結構好きでした
ラスト以外は好き
真辺の透明感と真っ直ぐさ、飯豊まりえに感謝

あのこは貴族(2021年製作の映画)

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世界はひとつで、人が生きるぶんだけ視点が存在する。
自分の意思で行動するからかなしくもなるし幸福も味わえるのはもちろんですが、
どこかで誰かが同じように生きてるって思えるだけで、全然違う。
おなじ世界
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ひとくず(2019年製作の映画)

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こういった題材は五感を重んじると考えておるのでその観点からみると物足りなかった
わたしとは価値観が正反対の人がつくったんだなぁとしみじみ

エスケーピング・マッドハウス(2019年製作の映画)

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ストーリーというよりも場面を垣間見たって感じだ
敢えてなのかもしれないけど
実話であったならもう少し時間感覚を魅せて欲しかった気持ちもあるなぁ

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