ciaociaoさんの映画レビュー・感想・評価

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悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.0

10分?それ以上でしょうか、話が転がり始めるまでは少し我慢な感じもしますが(もちろん自然は美しいですが)、それからは一気にエンディングまで!ここまでのめり込み、あっというまに見終わった映画は久しぶりで>>続きを読む

マリウポリの20日間/実録 マリウポリの20日間(2023年製作の映画)

4.0

ウクライナ侵攻直後に撮影されたマリウポリのリアルな記録(ロシアはフェイク映像だと主張したが)。言葉にならない。

マジック・イン・ムーンライト(2014年製作の映画)

3.9

久しぶりの再見。皆さんの評価は高くありませんが、ウディ・アレン好きには、登場人物セリフも演出もたまらない、いい作品です!

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.7

テンポが早く、登場人物も多く、視点や時系列の変化も激しいので、ついていくだけで精一杯でした、私は。
ある程度、マンハッタン計画や時代背景を理解していて、欧米人俳優を瞬時に区別できないとしんどいかもと思
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

言葉数が少なく、主人公を中心に、登場人物の表情や振る舞いで何かを感じさせようとする実に映画らしい映像作品。
作品の全てを理解できたとは到底思えないが、新年の最初に出会えて、人生とは?日々をどう過ごすか
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ファッション・リイマジン(2022年製作の映画)

3.3

この映画が焦点を当てたMOPというイギリスのファッションブランドは素晴らしいと思いますが、映画としてはいまいちでした。知りたかったのは、なぜサステナブルな取り組みがなかなかうまくいかないファッション業>>続きを読む

熊は、いない/ノー・ベアーズ(2022年製作の映画)

3.8

どんなに困難な状況に置かれようとも、逆にその立場を利用して作品を作り続ける。映像制作に携わる一人として、『言い訳せずに、一歩踏み出せ!』と、カツを入れられた力作でした。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

2.0

まったくいい作品とは思えず。何だか作者の想いのようなものだけがひとり歩きして、エンターテイメントしては駄作でしかない。みんな、忖度して分かったフリしてる語るレビューやめませんか?

妖怪の孫(2023年製作の映画)

3.9

大阪・十三にあるミニシアター『シアターセブン』での初鑑賞作品。安倍政権検証ドキュメンタリー映画。
報道には携わってませんが、マスコミ勤務の1人として、いろいろ思いが湧き上がってきます。NHKでも民放で
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PLAN 75(2022年製作の映画)

4.0

いい意味で、物語の進行が緩やかなので、自分のこの先の人生に思いを馳せながら鑑賞。いくつになっても人に必要とされ、社会とつながっていたいなあと切実に思いました。

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.2

ホントはインド映画『RRR』を見ようと思っていたのですが、朝に映画館HPをチェックすると、見たい回がなんと完売だったため、急遽この映画に変更。
#MeToo運動が世界に広がるきっかけの告発記事を書いた
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ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男(2019年製作の映画)

4.0

wowowのW座からの招待状を録画視聴。
実話に基づいた映画。
米国化学メーカー・デュポンの信じられない不正と、フライパンなどに普通に使用されているテフロンの恐ろしさにビックリ‼️
腐りきった会社って
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中島みゆき 劇場版 ライヴ・ヒストリー2(2022年製作の映画)

4.0

残念ながら、中島みゆきさんのライブを生で見たことはないので、映画館で大画面&大音量で味わい、コンサートの雰囲気を追体験したく鑑賞。
一言でいうと。すごくよかった。
音質を意識してるからか、マイクはヒモ
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Mr.Children 「GIFT for you」(2022年製作の映画)

3.1

うーん、期待していた内容とだいぶ違い、個人的にはとっても残念な作品。
30周年の記念ライブを余すことなく映したコンサートフィルムかと思いきや、ほぼ1曲終わるごとに、ファンの声がインサートされる構成。コ
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ある男(2022年製作の映画)

3.3

平野啓一郎さんの小説ファンなので、原作読了後に映画鑑賞。このアプリでの評価が高かったので、ちょっと期待しすぎたかも。やはり300ページ超の原作に描かれたそれぞれの人物の背景、平野さんが物語に込めた思想>>続きを読む

モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

4.0

This is a true story. この言葉を胸に、多くの人に見てほしい映画です。現代のアメリカで起きたことを描いてますが、施設内部での拷問や暴力という点では、日本のニュースを見てても、他人事>>続きを読む

クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

3.9

『生きる伝説』クリント・イーストウッドが91歳で監督・主演を務めた滋味深い作品。
"長い人生で身につけた"主人公の魅力が、クリントその人に重なり、魅了されました。私も50歳を過ぎ、身体の不調など、少し
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茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

3.9

基本的には観てて息苦しくなる映画ですが、ところどころで思わず笑ってしまうシーンもあり、振り幅の広い佳作です。原作なしのオリジナル作品ですし。この映画の登場人物に出会い、人生や人間の新たな一面に触れるこ>>続きを読む

宮本から君へ(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ずっと前にwowwowで録画してたのを鑑賞。わたしには全編にわたり濃くて、ヒリヒリとする映画でした。見終わったらどっと疲れが。どうやって復讐するのか、それを見届けたい興味で最後まで見れたという感じでし>>続きを読む

クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

WOWOW「W座からの招待状」で紹介された映画。キューバ危機の際に、核戦争から世界を救った2人の男の実話に基づく物語。見応え十分。主役を演じたカンバーバッチの体を張った熱演に感動です。最初は冗談たっぷ>>続きを読む

打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993年製作の映画)

4.5

見ようと思っていたNHKスペシャルが、桜島の噴火のニュースでとんだため、ふと思いたって。これまでに何度見たか分からないが、いつ見ても胸にキューンとくる名作。TVドラマでこのクオリティ。驚き。この作品の>>続きを読む

阿修羅のごとく(2003年製作の映画)

3.9

だいぶ前にWOWOWで録画したものをようやく鑑賞。昔、NHKのドラマで見て、かなりインパクトを受けた気がしたので、ほとんど覚えてませんがあらためて映画で。うまく2時間ちょっとにまとまってました。とにか>>続きを読む

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.5

味わい深く、印象に残るセリフやシーンも多い素晴らしい映画。『この作品を生み出していただき、ありがとうございます』と、是枝監督に伝えたいです。

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

始まってしばらくは、ストーリー展開も荒いし、ホントにアカデミー受賞作?と思いましたが、コンサートシーンで無音になってから以降は圧巻でした。もっとも歌声を聴きたいと思っている人たちが聞こえない、そして届>>続きを読む

ファーザー(2020年製作の映画)

4.1

アンソニー・ホプキンスがとにかく素晴らしい!
演出なんでしょうけど、描かれている空気感がリアルでいい。

世界で一番ゴッホを描いた男(2016年製作の映画)

3.8

このドキュメンタリーを見て、中国・深圳に複製画の職人が集まるエリアがあるのを知り、驚いた。主人公もなかなか魅力的で、ゴッホ愛ゆえ、なけなしの金を叩いてゴッホ美術館のあるオランダに行き、そこでの出来事や>>続きを読む

なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

4.0

話題の作品だったが、ようやく今日見ることができた。このドキュメンタリーの主人公・小川氏が立憲民主党の代表選にも出馬されているので、結果が出る前にと思い。
監督の大島氏は、TBSの情熱大陸なども多数手掛
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天外者(2020年製作の映画)

2.6

転勤で大阪在住ということもあり、五代友厚のことを知れたらと思い鑑賞。
約2時間で1人の人生を描く難しさは分かるが、それにしてもストーリーが細切れすぎる上にセリフも表面的。人物造形も深みがなく、映画とし
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空白(2021年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

今どき珍しいオリジナル脚本、出演者の頑張りなどによって、リアリティあふれる作品に出会えました。現実的には、なかなか人は変われないかもしれませんが(自分も含めて)、この映画のように少しでも自分の意固地な>>続きを読む

恋人たち(2015年製作の映画)

4.2

かなり前にwowowで録画してたものをようやく鑑賞。ドキュメンタリーのようで、でもリアルにカメラがあったら、ほぼ撮れないシーンばかりで、やっぱりフィクションの力、監督&キャスト&スタッフの熱量の勝利だ>>続きを読む

バケモン(2021年製作の映画)

4.2

鶴瓶さん本人がやっぱりバケモン。それを再認識できた映画でした。生前に落語シーンが映像で見られて幸せ。

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

4.2

アーティスト達とテクノロジーのコラボによる極上のステージ。映像も素晴らしい。もちろん込められたメッセージも。もし、日本でこんな音楽ショーが実現するなら、デヴィッド・バーンに代わる日本人フロントマンには>>続きを読む

家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.1

ストーリー、俳優、セリフどれをとってもとにかくリアル。素晴らしい作品でした。ただ、映画に楽しい時間を求めるタイミングではオススメできませんが。

復活の日(1980年製作の映画)

3.0

『世界は贈与でできている』という本のなかで、この映画の原作が取り上げられていたので、原作を読む前に鑑賞。うーん、映画はいまいち。残念。

BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

4.0

ボクシングに魅せられた男たちの人生の断片や感情の動きを丁寧に紡いだ佳作。ボクシングシーンも過剰な演出がなくよかった。出演の松山さんや東出さんはかなり練習したんでしょうね。ただ、大阪では確か公開2日目に>>続きを読む

監視資本主義 デジタル社会がもたらす光と影(2020年製作の映画)

3.5

作品のクオリティーは『グレート・ハック』に負ける気がしますが、SNSとの付き合い方を改めて考えるきっかけになるドキュメンタリーのひとつです。

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