アモットさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

レベル・サーティーン(2006年製作の映画)

3.5

最終レベルにも匹敵するウ⚪︎コが中レベルなのかよ!


リメイク版を先に観てたから色々と予想はしつつもなんだかお芝居の下手さに失笑してた。

リメイク版のインパクトがあったから少々冷めた目で見てたのも
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ヒューマン・レース(2013年製作の映画)

4.0

まさかの⚪︎⚪︎オチ!
いや、そうでないと収拾がつかないんだけどさー。
でも夢オチよりはいいか。

キモとなる人達の軽い紹介が散りばめながら訳の分からぬままのまさに人間レースが始まる。
ある意味「カイ
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ガーゴイル(2001年製作の映画)

4.5

セリフが極端に少なくてしかも異なる夫婦の様子が切り取られてそれを繋いでゆく手法。
また独特の、顔に限らず身体を舐め回すようなアップ。
印象的な色合いの風景。

フランスやドイツに顕著な変態感。
日本人
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パーフェクト・トラップ(2012年製作の映画)

2.5

ハマる人にはハマる。
ハマらない僕には往生際の悪さばかり目立つ内容。

なんだろな、スカッとしたスプラッタ風味なのに特段スカッとはしないし、理屈抜きで楽しみたいんだけどそもそもトラップの巧妙さに対して
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ハンズ・オブ・ストーン(2016年製作の映画)

4.0

いわゆるスポ根ではなく、あくまでも彼の生き様に焦点を当てている。
だから苦しいトレーニングシーンは全くなし。
ロッキーのごとく苦しい苦しいトレーニングを経て強豪に勝つみたいなエクスタシーは得られない。
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

4.5

数々の謎を解き明かしそしてどんでん返しまで!
久々に本格的なミステリーを観た感じ。

ボールマッカートニーになんとなく似ている彼。
まあそれだけ言っておきたいw

終盤の各国の言葉が入り混じった修羅場
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ルーム(2015年製作の映画)

5.0

ジャック役の子が素晴らしいね。
ワンコと初対面の時の表情なんてちょっとしたシーンなのに涙腺ゆるゆるになっちゃうんだから!
全編にわたってこの子の演技がピカピカに光っていてホントに素晴らしかった。

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ティル・デス(2021年製作の映画)

3.5

まあよくある、危機一髪ネタを盛り込んだ割にはなかなかお腹いっぱいにはならないサスペンス系。

なにより主演の女優さんが綺麗過ぎる。
いや、美しいのではなく、どんなに転げ回っても重たいブツを引きずっても
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TUBE チューブ 死の脱出(2020年製作の映画)

4.0

なんだこれは。
途中から意味が分からなくなって、そもそもこう言うのって意味不明から始まるんだけど、まあいつもの感じかなって観進めて行くうちに、ホントにワケワカメ状態。

ラストと絡めて非常に良く解釈す
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TAR/ター(2022年製作の映画)

4.0

序盤の、講演と授業(?)の部分が長いのでここを退屈と捉えるか黒澤の「乱」のごとく緊張の序章と捉えるかでこの長い映画への評価が別れる気がする。
と言うか、我々がふるいに掛けられてる気がした。

僕はと言
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ザ・ファイブ(2013年製作の映画)

4.0

ちょっとヒネッた感のある復讐モノ、タイトルも含めてとても良き。
いやいや、すげー面白かった。

この手の物語には欠かせないサイコ野郎は設定が大切。
そこに深く踏み込めてないのはあえてなのかな、ただのキ
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アーカイヴ(2020年製作の映画)

3.0

ひゃーっ
ラストで声が出てしまった。

なんか神の領域に片足突っ込んでる印象の物語。
よーく考えたらラストのオチに通じる箇所も色々あったような気がする。
これはよく出来ている。

とは言え最終形態であ
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13の選択(2014年製作の映画)

4.0

ケネディ暗殺。
ひいては安倍さん暗殺や、ヒ素カレー事件とか、いやいや不謹慎ですみません。

ハエから始まりどんどんエスカレートするのは分かりきってるのに根本にある人間の強欲ってことでいいんだろうかね。
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Pearl パール(2022年製作の映画)

5.0

「X」の前日譚として楽しみに鑑賞。
そんで、ミア・ゴスの顔芸よ!
喜怒哀楽と愛らしさと狂気をシーンごとに繰り出すもんだから片時も目が離せない!
圧巻はラスト〜エンドロール序盤までの表情のアップ。
狂気
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ラザロ・エフェクト(2015年製作の映画)

4.0

題材はすげー面白い。
「ペットセメタリー」の科学版みたい?
あれはあれで凄かったけど、これは、登場人物の構成がかなり浅い。
悪く言えばありきたりな設定。
題材は置いといて、設定が既視感ありありってのが
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衝動(2021年製作の映画)

2.5

甘酸っぱさの正反対にある凄絶な青春物語とでも言うか、もはや監督が厨ニ病に思えてしまう。

70年代の水谷豊の「青春の殺人者」の現代版的なもしかしたらそれのインスパイアかとも取れるほどの狂いっぷり。
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X エックス(2022年製作の映画)

3.0

今上映中の「パール」と繋がりがあると言うんで観に行く前に観てみようと。


単なる淫乱ボケババアなのか、淫乱サイコババアなのか、たぶん両方。

構成は安定の様式美。
別に美しくはないか💦
なんとなくB
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カット/オフ(2018年製作の映画)

5.0

知らんけどこれ原作小説あるでしょきっと。
それくらい練り込まれてるし、物語の絡み方が小説っぽい。
所々のツッコミ箇所も小説なら収まる感じだし。
知らんけど。

でもホントにこの練り込まれ感はハンパない
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

4.0

実話に基づくと言ってるからには基本的な流れは事実なんだろうか。

だとすれば彼女は本当に神の声を聞いたのか悪どい狂女だったのか。
物語では後者に寄せてはいるが寄せきれない描写も描いているので観る側とし
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何も変えてはならない(2009年製作の映画)

3.0

外は猛暑、中はキンキンの部屋で観るにはちょっと雰囲気が足りなかったかな💦

普段はメタルばかり聴いてる僕からしてみれば少しタイクツな曲が続く。
あ、ちなみに音楽の好みは特になくてなんでも聴くんだよ。
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SF核戦争後の未来・スレッズ(1984年製作の映画)

4.5

ドキュメンタリーかと思わせるような写実的な手法の前半。
全編を通して各シーンをブツ切りで淡々と描いていく手法。

決して北斗の拳のような世界ではなく、わずかな秩序とわずかな善悪の心でなんとか一線を超え
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少女ファニーと運命の旅(2016年製作の映画)

4.5

実話モノはヤバいなー。
特に戦争、子供ときたら号泣必至。
でもこれは泣いてるヒマはない。
必至ではなく必死なのだ。

子供の必死は純粋無垢だから伝わりやすい。
しかも主人公のファニーが健気で妹達や他の
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マルティニークからの祈り(2014年製作の映画)

4.0

始めに実話と言ってるから見進めてるうちに段々と切なさと怒りとが渦巻いてしまった。

お国柄と言っていいのか、たまたま領事館の人がそう言う人だったのか分からないけど、日本では考えられないよな。
たぶん。
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夜を走る(2021年製作の映画)

4.0

洗車場で、娘が車が動いていると言うと、父は、車じゃなくて周りが動いてるんだよ、と。

そのメッセージをクズだらけの人達の中で教えてくれる映画だった。
実に気持ち良いほどみんなクズ。
それがみんなどこに
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この自由な世界で(2007年製作の映画)

4.5

もうイヤになるくらいに切ないし、無情な気分になる。
このタイトル(原題も含めて)が非常に意味深でさらになんとも言えない無力感にもとらわれてしまう。

とても政治的な意図のもと制作されたんだろう。
日本
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ホーリー・トイレット(2021年製作の映画)

2.5

「127時間」を思わせる前半はワンシチュのドキドキもの。
と言うとかなりシリアスなのかって思うけど、まあ内容的にはシリアスなんだけどどうにも締まらない雰囲気。
なんか演出それぞれがキチッとしてない感。
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バーニング・オーシャン(2016年製作の映画)

4.5

これはね、うん、劇場で観るべき。
この迫力と臨場感は凄い!

前半部での主な人物紹介では、いい奴とそうでない奴のコントラストがハッキリしていて、意地悪な自分としてはそこがちょっと引っ掛かったかな。
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4デイズ(2010年製作の映画)

5.0

まさしくこれは世界の縮図。
やり方にきたないもキレイもない。
ひとりふたり死んだって1000万人の命のほうが大切。
押してもダメなら引いてみな。
アメとムチ。

根強いイスラムへの嫌悪感もあるっちゃあ
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

5.0

なんと言うラストなんだ!
久々に凄まじい余韻を残しやがって!

序盤でね、あ、これきっと悲劇の物語か?って感じながら、そのうちきっととんでもないことが起こるぞって、そればっかり思いながら観てた。
とこ
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ハード・ヒット 発信制限(2021年製作の映画)

3.5

強者と弱者のコントラストは分かりやすいし感情移入もしやすい。
だからとても観やすい。
でもそこだけじゃ残る映画にはならない。

まあカンヌを狙うような映画でないのは確かなのでそこまで言う自分もどうかと
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スマイル(2022年製作の映画)

4.0

トラウマvsトラウマ。

見えるもの、感じること、全ては脳みそが作り出している。
だから科学的には、前半のローズの、医師としての対応や考えが正解になるんだけど、そうなるとこの映画の趣旨はどこなんだろう
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世界の終わり(2015年製作の映画)

1.5

字幕あったので観たw
観たのだが分からん。

ケツのでかさ。
ち⚪︎こがひょろ長い。
いよいよ終末のとき、讃美歌歌う人々、オ⚪︎ニーする女性、ビニールかぶって銃をくわえる人、等々。

スイスの闇を世界
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怪物(2023年製作の映画)

4.5

こんなに没入するなんて!
この監督が見出す子役はみんないいね。
そして絶妙な表情を映し出す。
きっと監督って・・なんて妙な想像をしちゃったり。

まあそんなのはどーでもよくて。

母目線、教師目線、子
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別れる決心(2022年製作の映画)

4.0

大人のムズムズするようなサスペンス風味の恋物語だった。

とにかく中国人妻の表情が扇情を誘う訳ではないのに妙にソソる。
きっとこれは役柄の他にもこの方に潜在する素の姿なのかもしれないっすね。

一方ヘ
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ロスト・ボディ ~消失~(2020年製作の映画)

4.0

現実と空想、幻が交差して一体どれが現実なのかを頭の中でとまどいながらも観てた。
それにしてもこれこそ脚本の妙ってやつなのかね。

タヌキメイクの女が下品このうえないのはきっと主人公が作り出した理想とは
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FRANK ーフランクー(2014年製作の映画)

4.0

ほんの気休めと言うか重たくなさそうなのを選んだつもりがなんとも・・・

唯一マトモな主人公ジョンが全員マトモじゃないバンドに加入したことから起こる人生のアヤ。

心に抱える闇と言えば聞こえはいいが、結
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