フロレゾンさんの映画レビュー・感想・評価

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オクトパスの神秘: 海の賢者は語る(2020年製作の映画)

4.2

海中の美しさに涙し、1人の女性としてタコの強さとお茶目さに涙し、仕事や人生に邁進する人の生き方に涙でした。流しっぱなしでも良いくらい綺麗な画像で終始進みます。大画面オススメです。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ナウシカっぽいかなー、この声はあの役者さんだなー、背景画さすがだなー、見覚えのあるようなおばあちゃん達が勢揃いだわ、。

って淡々と観ている冷静な自分が大人になっちゃったなー、入り込めない素直さが寂し
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

4.3

逆転に次ぐ逆転で、テンポも早く飽きずにあっという間に見終わった感じ。大泉洋さんってやっぱり凄い人。
本当に雑誌や文学を愛している人たちを、自然に演じていてすんなりと入り込めるしとても良い作品だと思いま
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.9

中学生の頃から宮城君推しだった私にはもう堪らない切り口でした。原作ではあまり描かれなかった宮城君のバックグラウンドに光を当ててくれた事に感謝します。
バスケプレイ中のスピード感を音楽で表現している場面
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.8

人間らしい家族に囲まれて。でもどうしても1人背負うものが大きい、主人公の健気さと家族とのすれ違いに何度も涙。
要所要所で主人公の胸に響く歌声にも涙。
音楽の先生の愛情の深さにも涙。
もうみんないい人。
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総理の夫(2021年製作の映画)

4.2

中谷美紀さんの美しさが堪らない。いつもより太く少しトーンを落とした発声で強い女性を表現していて。田中圭さんの優しい旦那さんにはホッとして表情が和らぐ所もまた美しかったです。
要所要所でのコンサバティブ
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弁当の日 「めんどくさい」は幸せへの近道(2021年製作の映画)

4.3

料理をする事、みんなでご飯を食べる事。当たり前のことの様に思っていたけど、それを通して少しずついろんな変化が起こっていく事にとても感動しました。
高校生の男の子が進学の為に上京する日の朝、家族にお味噌
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見えるもの、その先に ヒルマ・アフ・クリントの世界(2019年製作の映画)

4.2

美術史をひっくり返してしまう抽象画家が1910年代にいたって言う衝撃的な展開から始まり、なぜ彼女は表に出る事がなかったのかって言う美術界の裏側も興味深いものがありました。
時折出てくる彼女の作品はどれ
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ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年製作の映画)

4.0

誰かがそばにいると、人は強くなれるのかもしれない。諦めなかった主人公と、その周りの人たちの温かいサポートにも気持ちがじんわりとした。

ボブの可愛らしさは、もう言うまでもなく。猫飼いたいなぁ。
実際の
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こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018年製作の映画)

4.2

大泉洋さんだから演じられた役だと思う。
ワガママ放題に見える主人公鹿野氏を、なぜにこんなにもボランティア達は甲斐甲斐しくサポートしているのか最初は不思議に思ったけど、夢があり自分のやりたい事をオープン
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スパイの妻(2020年製作の映画)

4.3

高橋一世さんの色気と、蒼井優さんの舞台を見ているのでは無いかと言う迫力が画面からグイグイ来て釘付けでした。

素晴らしき、きのこの世界(2019年製作の映画)

4.2

ただキノコの美しさを楽しむ映画だと思っていたら、植物や酵母、菌たちの凄い機能や、人との関わり方やその歴史など、ありとあらゆる角度からの映画で時間があっという間。中学生とか高校生くらいに観ていたら、もっ>>続きを読む

舞妓 Haaaan!!!(2007年製作の映画)

2.8

なかなかに振り切れてました。
京都で撮影許可出ないだろうなぁ。
柴崎さんのお着物姿が本当素敵でした。阿部サダヲさんも堤さんも流石の引き出しですね。
凄い俳優さんが沢山で贅沢な映画ですね。

殿、利息でござる!(2016年製作の映画)

3.7

キャストがとっても豪華で、それぞれのキャラクターにしっくり来るのが流石でした。竹内結子さんみてじんわりしてしまいました。
歴史に疎くても分かりやすく、農民から武士になる人もいる事や、細かく分かれている
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ドリーム(2016年製作の映画)

4.9

トイレもバスも図書館の本も同じものを使わせてもらえない差別の中で、力強く逞しくキャリアも家族も育んでいった女性の逞しさに、もうずっと泣きながら観ていました。
このお話を映画にしようと思った企画自体にも
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

4.6

いつの時代も人は昔に憧れるって言うのが普遍のテーマ。自分の憧れの時代や人たちにどんどん引き込まれていってしまうの分かるけど確かにちょっと怖い。
パリの素敵でカッコいい所、今と1920年代そして1880
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ガザの美容室(2015年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

女は粛々と生活を営もうとする。化粧をし、髪を切り、花嫁支度を進め、世間話をする。ダメな男とも別れられない。みんな何かしらの辛い事を抱えている。どこの国も一緒かも。

それでも争ってばかりの男たちと比べ
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トキワ荘の青春 デジタルリマスター版(1995年製作の映画)

3.0

主人公寺田さんの知識が無さすぎて、ちょっとピンと来なかったのだけど、藤子不二雄さんとか赤塚不二夫さんがグングン活躍していく様子はなんとなくワクワクしめした。もう少し彼らの作品を映画の中で映してくれたら>>続きを読む

聖者たちの食卓(2011年製作の映画)

3.7

ナレーションも無いドキュメンタリー。新鮮でした。祈りを捧げる声や歌が心地よく、調理の音や生活音に暮らしを感じました(個人的にアルマイトの食器がガンガンいう音苦手でちょっと辛い時ありました)

働く人が
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

4.8

何かを目指し続ける苦しさや怖さ。それを知るからこそ見えてくる喜び。そこをあっという間に飛び越えてしまう美しさ。沢山詰まっている映画でした。何度も涙しました。
松坂桃李さんの存在が、観ているこちら側と天
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