実話に基づく戦争をテーマにした内容。
生きぬくのがいかに過酷か、
またすべての物事には 一瞬の奇跡があり、
神の采配ともとれる シチュエーションがあることを知る。
「サラの鍵」のような。
偶然知った他人の過去に惹きつけられ
家族をないがしろにしてまでのめり込み
調査した末、知った哀しく恐ろしい歴史。
必死に生き抜いて安全な生活を手にいれても
過去の悲しみの記憶は一生まとわりつく。 >>続きを読む
傑作。これ以外の言葉が見つからない。
韓国最大の犯罪組織に潜入捜査をしている警察官、
後継者の座を狙うNo2、一気に組織を潰そうとする警察組織。
騙し合いの中にそれぞれの男たちの思いが、、
一>>続きを読む
耽美でデカダンな雰囲気が漂うのは
ヴィスコンティの美意識ゆえの設定
(舞台・衣装)だけでなく、
ヘルムート・バーガーの整った姿によるものも大きい。
生身の女よりも、芸術。
ワーグナーを崇拝し力を得た>>続きを読む
王位継承制度は自分の意志と才能に関係なく
受け継がないといけないのが(周囲の人含め)
とことん気の毒。
ナルシストになるのも無理はないほど
洗練された冷たい美を持つ傲慢な王。
彼は芸術だけが世界を>>続きを読む
リュック・ベッソン監督の
精力的に様々なタイプの映画制作。
ミシェル・ヨーがアウン・サン・スー・チー
そっくりに見えてくる。
どのようにビルマ(現ミャンマー)が
変化していったのかの実情を知るには>>続きを読む
行き場のない日常から
抜け出させてくれると感じた男性との
関係が崩れ去る時、女も決断する。
一瞬の行動が
足場を固める未来につながることもある。
闇に隠されていると思うと
尚更知りたくなるのが人というもの。
特に、母に関することなら。
なぜ母は死んだのか。
その真相はなんなのか。
ミステリー要素を含んだ作品。
真実とはなにか。報道とはなにか。
誰かの為に、歪められても
隠蔽すれば勝ちなのか。
どんな小さな証拠でも探し出し
人間の善の部分に訴えかける
「正義」を貫く。
いつの時代でも見応えあり。
事故から25年を経て
立入制限区域内で撮影された、初めての映画。
1986年4月26日に起こった
チェルノブイリ原発事故により、 生まれ育った地を
追われることを余儀なくされた人々の混乱や悲しみ、>>続きを読む
グレゴリー・ペックとソフィア・ローレンが
古代アラビアの象形文字の暗号を読解するため
危険を承知で解決していくストーリー。
ローレンのファッションが
いちいちお洒落で違う見所もあり。
監督は「シャ>>続きを読む
スペインを代表する
映画監督ルイス・ブニュエル、
画家サルバドール・ダリ、
詩人フェデリコ・ガルシア・ロルカの3人が
それぞれ抱えてる闇を照らし出しながら
過去・現在・未来をうつしだす秘宝を探し出す>>続きを読む
ここまで食を極め、
それを求めている人たちが世の中にいるのか、と
驚いたのが率直な感想。
シェフというより
実験を繰り返す研究家のよう。
知らない食の世界を見せてくれる作品。
2015年4月2日 106歳で亡くなった
M・D・オリヴェイラ監督の
貧困による家族の揺らぎを、
わずかな人数だけで表現した作品。
ラストはやりきれない気持ちでいっぱい。
まさかクラウディア・>>続きを読む
毎回のテーマが独創的すぎて
若干ついてこれない人もいる
ペドロ・アルモドバル監督こと愛すべき変態さん。
内容はそのまんま、です。
どっぷり沼にハマるがよい。
余命わずかな末期脳腫瘍の少年と昆虫学者が
神秘の蝶“ブルー・モルフォ”を探して体験する奇跡。
カナダで起こった実話を元にして製作。
蝶探しに行った先にいた娘さんが
青い蝶だけを見つけ出したいと言う >>続きを読む
亡きフィリップ・シーモア・ホフマン演じる
トルーマン・カポーティ。
「ティファニーで朝食を」原作者の複雑な野心と
抗えない好奇心が招いた身の破滅。
死んでほしいのに死んでほしくない。
まさかこんな>>続きを読む
ビリー・ワイルダー監督の一筋縄でいかない法廷ミステリー、
出演タイロン・パワー、マレーネ・デートリッヒ等。
結末が予想外すぎて驚いた。
こんなに複雑で面白い作品だとは、
タイトルからは想像もつかな>>続きを読む
人間の姿に変えたエイリアンが
地球侵略のために人々を洗脳をしていた。
特別なサングラスで事実を知った男は
レジスタンスとして戦う、という
B級と言えども隠れファンの多い名作品。
「服従せよ」の一>>続きを読む
なにはなくとも
バーフバリ!バーフバリ!
画面のこっち側からも名前を連呼した。
大袈裟な仕掛けも設定も、大好き。
インド映画最高。
華やかなスターに憧れ
どんな手を使ってでものし上がろうとする
女と女と男の3人が、騙し騙されの化かし合い。
ヴェルマ役キャサリン・ゼタ=ジョーンズの
ぱっつんボブの髪型大好き。
強くて美しくて(ずる>>続きを読む
宇宙モノなので予告編で
ちょっと楽しみにしていたけれど
不具合のマシンのせいで予定より
だいぶ早く起きてしまったクリス・プラットが、
寂しくて美しい女性を起こしてしまうって
なんと身勝手な、、と引き>>続きを読む
ドキュメンタリーはみたけれど、
彼がなぜ今のような立場になったかを
詳しく説明した作品。
衝撃が強くて鑑賞中は息苦しかった。
情報漏洩なんて生易しいものでなく、
私たちは嬉々として自ら垂れ流してい>>続きを読む
夫にまつわる死の真相を
突き止めてほしいと美しい女に頼まれる
新聞記者(エイドリアン・ブロディ)。
よせばいいのに魔がさして
誘われるままにねんごろの関係に。
男ってやつは、、
彼の顔が好みで観た>>続きを読む
記録として。
コメディなんだろうけれど
まだこういう笑いなんだ、、
予告編でちょっと面白そうだったし
デジタル要素は使っていても、きつかった。
「なぜ、彼女にだけ奇蹟は起こったのか。」
こんなキャッチコピーをもった宗教サスペンス(?)映画。
世界最大の巡礼地ルルドへ人々は救いを求めて訪れる。
自分にも奇跡が起こるように、と。
主人公>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
文字の読めない家政婦が、裕福な家庭を
徐々に恨み、元々この家族が嫌いだった女と
共謀して計画通り惨殺するはずが、、
何度観ても面白い。これこそシャブロル監督!
フランス映画祭で鑑賞した時、
場内が>>続きを読む
田舎町の小娘イザベル・ユペールが
あれよあれよという間に人脈を通じてのし上がり、
なぜか東京にきてしまう野心溢れた小悪魔を演じている。
過去・現在ともに誰と接していても力関係は常に上で、
冷ややかな>>続きを読む
実話。
アートを追求しすぎる毒母イザベル・ユペールと
美しき娘アナマリア・ヴァルトロメイ、
パトロンでもあるドニ・ラヴァン。
直接的なきわどいシーンはないにせよ、
純朴な少女が他者から求められる>>続きを読む
パスカルという男の子は監督の実の息子さん。
この子がすごく可愛い。
歩き方も、走り方も、風船に言い聞かせるとき
人差し指を立てるところも可愛い。
赤い風船もパスカル少年を大切な友達だと思って
お利口>>続きを読む
キリリとした少年と、気高い白い馬。
誰のものにもなりたくない馬は
最初少年に抵抗するが、純粋に馬に乗りたい
気持ちの強い少年に心を許す。
けれど、しつこい大人たちが追い詰め、、
賢い馬と美少年に>>続きを読む
溢れすぎる才能は、最終的に
お金で狂わされたのかなと感じた作品。
クリエイティブが過ぎて
現実世界での生活が追いつかない感じ。
ドイツで知り合った米国人二人の男女。
女の病を治すため、大金をせしめる危険な仕事をする
のはわかるのだけど、今ひとつぱっとしない。
出演は美しいニコラス・ホルト、フェリシティ・ジョーンズ、
ベン・>>続きを読む
冴えないモテない男子高校生2人組が
コンピューターで理想的な女性を作ったのは
いいけれど、あらゆる妄想がすさまじい形で
叶っていくSFコメディ。
なぜかロバート・ダウニー・Jrと頭にかぶっている
白>>続きを読む
駆け出しの4人の女優、
ミレーユ・ダルク、マリー・デュボワ、
カトリーヌ・ドヌーヴ、フランソワーズ・ドルレアックの
魅力的な短編映画。
タイトルは4人の頭文字D。
プロモーションのような作品だけれど>>続きを読む
身軽にビルからビルへ(時には車の上にも)
飛び移る、実在の集団をモデルにした作品。
ストーリーはシンプルだけれど、
なにしろワザがカッコよくて
犬と階段の追いかけっこは何度も見たくなる。
鑑賞後は>>続きを読む