kumiさんの映画レビュー・感想・評価 - 39ページ目

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あの日 あの時 愛の記憶(2011年製作の映画)

3.6

実話に基づく戦争をテーマにした内容。

生きぬくのがいかに過酷か、
またすべての物事には 一瞬の奇跡があり、
神の采配ともとれる シチュエーションがあることを知る。

「サラの鍵」のような。

サラの鍵(2010年製作の映画)

3.8

偶然知った他人の過去に惹きつけられ
家族をないがしろにしてまでのめり込み
調査した末、知った哀しく恐ろしい歴史。

必死に生き抜いて安全な生活を手にいれても
過去の悲しみの記憶は一生まとわりつく。
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新しき世界(2013年製作の映画)

4.4

傑作。これ以外の言葉が見つからない。

韓国最大の犯罪組織に潜入捜査をしている警察官、
後継者の座を狙うNo2、一気に組織を潰そうとする警察組織。

騙し合いの中にそれぞれの男たちの思いが、、

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ルートヴィヒ 完全復元版(1972年製作の映画)

3.9

耽美でデカダンな雰囲気が漂うのは
ヴィスコンティの美意識ゆえの設定
(舞台・衣装)だけでなく、
ヘルムート・バーガーの整った姿によるものも大きい。

生身の女よりも、芸術。
ワーグナーを崇拝し力を得た
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ルートヴィヒ(2012年製作の映画)

3.6

王位継承制度は自分の意志と才能に関係なく
受け継がないといけないのが(周囲の人含め)
とことん気の毒。

ナルシストになるのも無理はないほど
洗練された冷たい美を持つ傲慢な王。

彼は芸術だけが世界を
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The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛(2011年製作の映画)

3.8

リュック・ベッソン監督の
精力的に様々なタイプの映画制作。

ミシェル・ヨーがアウン・サン・スー・チー
そっくりに見えてくる。

どのようにビルマ(現ミャンマー)が
変化していったのかの実情を知るには
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ピュア 純潔(2010年製作の映画)

3.7

行き場のない日常から
抜け出させてくれると感じた男性との
関係が崩れ去る時、女も決断する。

一瞬の行動が
足場を固める未来につながることもある。

ミモザの島に消えた母(2015年製作の映画)

3.6

闇に隠されていると思うと
尚更知りたくなるのが人というもの。

特に、母に関することなら。

なぜ母は死んだのか。
その真相はなんなのか。

ミステリー要素を含んだ作品。

ニュースの真相(2016年製作の映画)

3.6

真実とはなにか。報道とはなにか。

誰かの為に、歪められても
隠蔽すれば勝ちなのか。

どんな小さな証拠でも探し出し
人間の善の部分に訴えかける
「正義」を貫く。

いつの時代でも見応えあり。

故郷よ(2011年製作の映画)

4.1

事故から25年を経て
立入制限区域内で撮影された、初めての映画。

1986年4月26日に起こった
チェルノブイリ原発事故により、 生まれ育った地を
追われることを余儀なくされた人々の混乱や悲しみ、
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アラベスク(1966年製作の映画)

4.0

グレゴリー・ペックとソフィア・ローレンが
古代アラビアの象形文字の暗号を読解するため
危険を承知で解決していくストーリー。

ローレンのファッションが
いちいちお洒落で違う見所もあり。

監督は「シャ
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ブニュエル 〜ソロモン王の秘宝〜(2001年製作の映画)

4.0

スペインを代表する
映画監督ルイス・ブニュエル、
画家サルバドール・ダリ、
詩人フェデリコ・ガルシア・ロルカの3人が

それぞれ抱えてる闇を照らし出しながら
過去・現在・未来をうつしだす秘宝を探し出す
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エル・ブリの秘密 世界一予約のとれないレストラン(2011年製作の映画)

3.8

ここまで食を極め、
それを求めている人たちが世の中にいるのか、と
驚いたのが率直な感想。

シェフというより
実験を繰り返す研究家のよう。

知らない食の世界を見せてくれる作品。

家族の灯り(2012年製作の映画)

3.8

2015年4月2日 106歳で亡くなった
M・D・オリヴェイラ監督の
貧困による家族の揺らぎを、
わずかな人数だけで表現した作品。

ラストはやりきれない気持ちでいっぱい。

まさかクラウディア・
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アタメ(1989年製作の映画)

3.6

毎回のテーマが独創的すぎて
若干ついてこれない人もいる
ペドロ・アルモドバル監督こと愛すべき変態さん。

内容はそのまんま、です。
どっぷり沼にハマるがよい。

天国の青い蝶(2004年製作の映画)

3.8

余命わずかな末期脳腫瘍の少年と昆虫学者が
神秘の蝶“ブルー・モルフォ”を探して体験する奇跡。
カナダで起こった実話を元にして製作。

蝶探しに行った先にいた娘さんが
青い蝶だけを見つけ出したいと言う
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カポーティ(2005年製作の映画)

3.6

亡きフィリップ・シーモア・ホフマン演じる
トルーマン・カポーティ。

「ティファニーで朝食を」原作者の複雑な野心と
抗えない好奇心が招いた身の破滅。

死んでほしいのに死んでほしくない。
まさかこんな
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情婦(1957年製作の映画)

4.1

ビリー・ワイルダー監督の一筋縄でいかない法廷ミステリー、
出演タイロン・パワー、マレーネ・デートリッヒ等。

結末が予想外すぎて驚いた。
こんなに複雑で面白い作品だとは、
タイトルからは想像もつかな
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ゼイリブ(1988年製作の映画)

4.0

人間の姿に変えたエイリアンが
地球侵略のために人々を洗脳をしていた。

特別なサングラスで事実を知った男は
レジスタンスとして戦う、という
B級と言えども隠れファンの多い名作品。

「服従せよ」の一
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バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

4.0

なにはなくとも
バーフバリ!バーフバリ!

画面のこっち側からも名前を連呼した。
大袈裟な仕掛けも設定も、大好き。
インド映画最高。

シカゴ(2002年製作の映画)

3.7

華やかなスターに憧れ
どんな手を使ってでものし上がろうとする
女と女と男の3人が、騙し騙されの化かし合い。

ヴェルマ役キャサリン・ゼタ=ジョーンズの
ぱっつんボブの髪型大好き。
強くて美しくて(ずる
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パッセンジャー(2016年製作の映画)

2.1

宇宙モノなので予告編で
ちょっと楽しみにしていたけれど

不具合のマシンのせいで予定より
だいぶ早く起きてしまったクリス・プラットが、
寂しくて美しい女性を起こしてしまうって
なんと身勝手な、、と引き
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スノーデン(2016年製作の映画)

3.8

ドキュメンタリーはみたけれど、
彼がなぜ今のような立場になったかを
詳しく説明した作品。

衝撃が強くて鑑賞中は息苦しかった。

情報漏洩なんて生易しいものでなく、
私たちは嬉々として自ら垂れ流してい
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白い闇の女(2016年製作の映画)

2.2

夫にまつわる死の真相を
突き止めてほしいと美しい女に頼まれる
新聞記者(エイドリアン・ブロディ)。

よせばいいのに魔がさして
誘われるままにねんごろの関係に。
男ってやつは、、

彼の顔が好みで観た
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人魚姫(2016年製作の映画)

1.0

記録として。

コメディなんだろうけれど
まだこういう笑いなんだ、、

予告編でちょっと面白そうだったし
デジタル要素は使っていても、きつかった。

ルルドの泉で(2009年製作の映画)

3.5

「なぜ、彼女にだけ奇蹟は起こったのか。」

こんなキャッチコピーをもった宗教サスペンス(?)映画。
世界最大の巡礼地ルルドへ人々は救いを求めて訪れる。
自分にも奇跡が起こるように、と。

主人公
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沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇(1995年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

文字の読めない家政婦が、裕福な家庭を
徐々に恨み、元々この家族が嫌いだった女と
共謀して計画通り惨殺するはずが、、

何度観ても面白い。これこそシャブロル監督!

フランス映画祭で鑑賞した時、
場内が
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(1982年製作の映画)

4.3

田舎町の小娘イザベル・ユペールが
あれよあれよという間に人脈を通じてのし上がり、
なぜか東京にきてしまう野心溢れた小悪魔を演じている。

過去・現在ともに誰と接していても力関係は常に上で、
冷ややかな
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ヴィオレッタ(2011年製作の映画)

3.1

実話。
アートを追求しすぎる毒母イザベル・ユペールと
美しき娘アナマリア・ヴァルトロメイ、
パトロンでもあるドニ・ラヴァン。

直接的なきわどいシーンはないにせよ、
純朴な少女が他者から求められる
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赤い風船(1956年製作の映画)

5.0

パスカルという男の子は監督の実の息子さん。
この子がすごく可愛い。
歩き方も、走り方も、風船に言い聞かせるとき
人差し指を立てるところも可愛い。

赤い風船もパスカル少年を大切な友達だと思って
お利口
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白い馬(1952年製作の映画)

4.5

キリリとした少年と、気高い白い馬。

誰のものにもなりたくない馬は
最初少年に抵抗するが、純粋に馬に乗りたい
気持ちの強い少年に心を許す。

けれど、しつこい大人たちが追い詰め、、

賢い馬と美少年に
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バスキアのすべて(2010年製作の映画)

3.8

溢れすぎる才能は、最終的に
お金で狂わされたのかなと感じた作品。

クリエイティブが過ぎて
現実世界での生活が追いつかない感じ。

アウトバーン(2016年製作の映画)

3.0

ドイツで知り合った米国人二人の男女。
女の病を治すため、大金をせしめる危険な仕事をする

のはわかるのだけど、今ひとつぱっとしない。

出演は美しいニコラス・ホルト、フェリシティ・ジョーンズ、
ベン・
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ときめきサイエンス(1985年製作の映画)

3.4

冴えないモテない男子高校生2人組が
コンピューターで理想的な女性を作ったのは
いいけれど、あらゆる妄想がすさまじい形で
叶っていくSFコメディ。

なぜかロバート・ダウニー・Jrと頭にかぶっている
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4XD - フランソワーズ・ドルレアック(1964年製作の映画)

3.8

駆け出しの4人の女優、
ミレーユ・ダルク、マリー・デュボワ、
カトリーヌ・ドヌーヴ、フランソワーズ・ドルレアックの
魅力的な短編映画。
タイトルは4人の頭文字D。

プロモーションのような作品だけれど
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YAMAKASI ヤマカシ(2001年製作の映画)

3.8

身軽にビルからビルへ(時には車の上にも)
飛び移る、実在の集団をモデルにした作品。

ストーリーはシンプルだけれど、
なにしろワザがカッコよくて
犬と階段の追いかけっこは何度も見たくなる。

鑑賞後は
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