このレビューはネタバレを含みます
独特の色彩と美意識が詰め込まれた
至る所にアートを感じさせる作品。
実のところ、女の嫉妬はあんなもんじゃないし
じっくりじわじわ追い詰めるだろうけれど
できるだけ人目につかないうちに
芽を摘むならこ>>続きを読む
いつの時代でも未来を想像するとき、
無感情で無機質な生活を淡々と過ごすことと
考えられている。
似た作品は数多かれど、
ゴダールの『アルファヴィル』を連想。
唯一日々の食事にだけは、
真っ白のプレ>>続きを読む
シンプルミニマムライフが世の中で流行る中、
着飾ることをためらわない、それを真逆でいく
こってりファッションの神髄。
『Scatter My Ashes at Bergdorf's Trailer』>>続きを読む
光によって表現される色と質感にこだわり続けた画家。
イメージする芸術家を体現しているような
破天荒な生き方は良くも悪くも魅力的。
狂気と天才は紙一重。
ミミ(カトリーヌ・スパーク)の衣装も本人も
とびきり可愛く、意図的であってもなくても
出会った人がメロメロになっちゃう女性。
それにまんまと翻弄されるカルロ・デ・マルキ博士
(ジャン=ルイ・トランテ>>続きを読む
危ない橋を渡らねばならない
ある日、スムーズに行くはずが
次々と崩れていき、挙句の果て、、
なのに
また同じところからはじまっている。
意識は前の自分のままなのに、
目の前で何度も繰り返される悲劇>>続きを読む
Filmarks試写会にて
実に奇妙で複雑な物語。
サスペンス、ファンタジー、ラブにオカルティックと
様々な要素が絡み合っている。
鑑賞中にじわじわと結末が想像できたとしても、
そこまでの過程で予>>続きを読む
いやー面白かった。
ほんと、カッコよくてアホで面白かった。
前作も気に入っていたけれど、
今回の設定とガジェットは演じている俳優たちが
よく笑わずに出来たなーってほどくだらないものや
シーンがあって>>続きを読む
ジェンダーに関しては理解したくても
出来ないこともある。
大人になって選択する人もいれば
隠し通してなんとかやり過ごす人も。
女性より女性らしい所作は
持って生まれなかったものへの
憧れもあるだろう>>続きを読む
正直なところ、最初からあまり興味のないタイプの作品で
(絵のタッチとか話題の人を声優にするとかあざとく感じて)
TVで放映されたときに見ればいいかな、と思っていました。
けれどこのところ周囲でマニア>>続きを読む
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一本の映画撮影を映画にした作品。
トリュフォーの細かな映画愛を感じる。
当時の撮影監督ピエール=ウィリアム・グレン氏の
講演があったので裏話を。
(トリュフォー作品で撮影したのは3本)
「アメリカ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
最初からぶち上げて興奮しまくって、
まだ言葉に上手くまとまらない。
思い切り叫びたいくらい、最最最高!
最初から最後まで、色と音に溢れた
ジャック・ドゥミ×ミシェル・ルグランへの愛を感じる作品。>>続きを読む
カマキリ先生こと香川照之が不気味。
あと布団を真空パックするとき思い出すのが嫌、、
愛憎まみえながらタンゴを踊り
それぞれの人生がつながったり離れたり。
文字通り人生すべてを踊りに費やした
女性の立場が少々物悲しい。
現実で起きている内容が濃すぎて
繰り返し見ないと殆ど把握できない。
実は今も見返している。ウィキリークスの
アサンジとはまた違う真実の追求。
90年代ヒップホップを愛するオタクな3人組が
チンピラとドラッグにうっかり関わり
面倒なことに、、でも大逆転!の爽快ムービー。
懐かしのスパイク・リー作品を彷彿させるし
ゾーイ・クラヴィッツ(レニー>>続きを読む
これは結構マズいのでは、、と
ヒヤヒヤする半ドキュメンタリー作品。
コメディとうたっていても時代が時代だけに
実は恐怖いっぱいの内容。必見。
33名の監督が紡ぎだす33通りの短編作品。
ダルデンヌ兄弟の作品が頭に残っている。
マーティン・スコセッシ 、ヴィム・ヴェンダース
ジェーン・カンピオン、 スティーヴン・ソダーバーグ
エミール・クストリッツァ、 ナンニ・モレッティ
アピチャッポン・ウィーラセタクン 7名の有名監督が>>続きを読む
ノルウェー国立バレエ団、東洋人初のプリンシパル
西野麻衣子の人生の転機を追ったドキュメンタリー。
妊娠・産休から再び舞台に返り咲くまで。
チャンスを作り出す彼女はいつも本気だ。
美しい芸術のひとつ、バレエの裏側をみせる
(えげつない)ドキュメンタリー。
闇が深すぎて近づいちゃいけない。
切なくて悲しい時代背景の中
無我夢中で愛する2人の娘を探す父親。
何もない砂漠、波と浜辺、荒野ですら
透明感がありひたすら美しい。
この景色を見るだけでも価値がある。
貧困、いじめ、同性愛、麻薬 などが絡み合い
閉塞感でいっぱいの少年”リトル”が出会った
麻薬売人フアン。
彼は善悪だけで判断できないニュートラルな男性で、
麻薬を売っている引け目から何かとリトルを目>>続きを読む
よくこの小説を映像化できたとただただ、圧倒。
これは実際に観ないと不思議な感覚は掴めないし、
名言続きのセリフも見逃せない。
過去・現在・未来はなく、同時に存在している。
時は流れではなく、タイム>>続きを読む
『パンズ・ラビリンス』制作スタッフの新たなダークファンタジー。
学校では理不尽にいじめられ
母は病で臥せっていて 祖母とはどうにも気が合わず、
自分の居場所はスケッチブックと空想の中。
突如現れた>>続きを読む
一年に一度、運営資金集めのためのメットガラ。
このためだけにギリギリまで時間をやりくりして
的確なイメージと歴史をすり合わせ、アートと服飾を展示する。
それぞれ裏方が心血注いだ大掛かりな舞台は
世界>>続きを読む
エルマンノ・オルミ監督の淡々としたヒューマンドラマ。
将来有望だったボローニャ大学の若き哲学教授は、ある日
車も服も財布(カードと現金は持参)と最小限の荷物だけで
俗世を捨て去り、崩れかかった粗末>>続きを読む
カーチェイス版「ラ・ラ・ランド」なんて
言われてますがまったく別物の面白さ。
しょっぱなから赤いスバルでの暴走カーチェイスは
クセになるほど何度もみたい。ついでに
なぜスポンサーにならなかった、スバ>>続きを読む
幼い頃に父の実験材料とされ続け、
とうとう攻撃的で異常な欲望にしか
興味を持てなくなった主人公マーク。
好意をもった女性により心境の変化は
あるものの、欲望には逆らえず、、
といった内容。
感想は>>続きを読む
これは88歳アレハンドロ・ホドロフスキー監督の
生と死、人生と魂を浄化する物語。
しかも単なる個人の物語ではなく、
今現在 生を体験している私たちに向けての
励ましであり勇気と希望を示す光のようなも>>続きを読む
今は無き渋谷シネマ・アンジェリカでみて号泣。
その時もお客さんが3名程で貸し切り状態でした。
(きっとそれが重なって閉館、、)
可愛い、きれいなんて生易しいだけでない
心臓が止まりそうな悲劇もあるけ>>続きを読む
極彩色の素晴らしき映像。
風景は2Dだけれど、人物は
グラフィックで描いた3Dのような、
初めて観る不思議なアニメーション。
そして色がとびきり美しい!
アラビア語も楽しめるし
イスラム文化の>>続きを読む
ガンジー同様、彼女も自身の信念を貫き、
神に仕え貧しい人々を助ける日々をおくる。
ただガンジーとは違い、 最初から受け入れる
ところからはじまっているような印象を受ける。
最初から、何かのために>>続きを読む
彼の行動や数々の名言は
耳にしたり目にすることが多かったけれど、
実際どのような経緯であのガンジーになったのか、に
とても興味があった。
イギリスからの独立、インドに住む人たちの
誇りと 自立の手>>続きを読む