kumiさんの映画レビュー・感想・評価 - 41ページ目

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レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

カメラワークは臨場感溢れている撮り方で
その場に自分もいる気がしたし、舞台のようでもあり。
斜め撮りで奥行きがあり、どのカットもドラマティック。

そしてなんといってもアン・ハサウェイの歌声!
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レ・ミゼラブル(1998年製作の映画)

2.4

ジェフリー・ラッシュのジャベールは
ハマり役だけど、コゼットには一切共感出来なかった。
マリウスにも。

ただ、内容をしっかり把握しておくなら
ビレ・アウグスト監督のこの作品を
観ておいたほうが 確
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エレファント(2003年製作の映画)

3.5

人物の後ろをついていくような撮影手法は
「シャイニング」を思い出す。不気味。

事件が事件だけに、なんとも...
ガス・ヴァン・サント監督は
男性の心情を表現するのが上手い。
とくに、若い男性と死をテ
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永遠の僕たち(2011年製作の映画)

3.7

監督はガス・ヴァン・サント、
出演はデニス・ホッパーの息子
ヘンリー・ホッパー、ミア・ワシコウスカ、加瀬亮。

ヘンリーはお父さんにうっすら似ているけれど
今時の男の子でカッコいい。
ミアはピクシーカ
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ツリー・オブ・ライフ(2011年製作の映画)

3.0

ブラッド・ピットとショーン・ペンの2大スター共演で、
派手な内容かと思っていたら、宗教的な感じ。

けれど、映像が驚くほど美しい。

どんなに成功しても名声があろうとも、
地上での出来事は一瞬。

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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

3.9

911で父親を突然失い、
わずかな父の匂いや足跡を追っていく、
それは周りの人たちの気持ちにも変化を残すもの...

ありがちな特定の誰かを憎むとか
陰謀論は置いといて、愛する人がいなくなった気持ちを
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月蒼くして(1953年製作の映画)

4.3

ウィリアム・ホールデン演じるドンが
小悪魔的なマギー・マクナマラ、パティに
翻弄されるロマンティックコメディ。

あの当時にしては、かなりあけすけな台詞で
眉をひそめる女性が多かったと思います。

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海洋天堂(2010年製作の映画)

4.0

アクション俳優のジェット・リーが父親役、
しかもノーギャラで出演した作品。

自閉症の息子と二人で暮らしているけれど、
長くは続かないことを知り、一人で生きていけるように
心を砕くというストーリー。
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キング・コーン 世界を作る魔法の一粒(2007年製作の映画)

3.5

映像自体はえらく淡々としてて
やや退屈だがDVD特典の監督インタビューのほうが
見応えあり。

こちらは食に関してで、いかにトウモロコシが
生活の中に入り込んでいるか、実際トウモロコシを
栽培してみる
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The 11th Hour(2007年製作の映画)

3.0

単純な地球温暖化の話ではなく、
日々の暮らしのちょっとしたことが積もり積もって・・・の
衝撃的な映像も。
普段ニュースで見る異常気象の数々も
数日経ったら忘れてしまう。
でも、自然は忘れてはいない。
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フラメンコ・フラメンコ(2010年製作の映画)

4.8

スペインの名立たる歌い手、踊り手が
情熱的で鮮やかな技をあますところなく披露。
上映中、興奮して血がゴボゴボした。

予告編がすでに最高!

Pina ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち(2011年製作の映画)

4.2

細かい所作で恥じらいやときめき、悲しみなどを表現。
ちょっとした指の使い方や手の曲げ方で、
言葉を発することなく 感情をあらわにすることができる。

体全体の動きは本来の言葉より、
発するほうも受け
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ブランカニエベス(2013年製作の映画)

4.7

すべての構図が素晴らしく、
どの一部分を切り取っても絵になる作品。

お馴染みのグリム童話「白雪姫」が
スペインで闘牛とフラメンコで彩り、
しかし映像は逆にモノクロで物語を際立たせる。
フラメンコの音
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エレニの帰郷(2008年製作の映画)

4.8

すごく好き。言葉も雰囲気も音楽もすべて。

翻訳は池澤夏樹。

第三の翼!

イヴ・サンローラン(2014年製作の映画)

3.2

乗り移ったようなピエール・ニネの
そっくり加減に圧倒される。
彼の軌跡をファッションで綴る図鑑のような作品。

アンダー・ザ・スキン 種の捕食(2013年製作の映画)

-

しゅぽっと皮を脱ぐ男性と
スカーレット・ヨハンソンの
まったくありがたみのない裸が見られます(失礼

メイジーの瞳(2012年製作の映画)

-

子供はなにもわからない、と
思いたいのは大人だけで傷つきも喜びも、
どんな感情も敏感ですべてみえている。

軽んじては、いけない。

アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

-

「フォー・ウエデイング」「ノッテイングヒルの恋人」など
数々の名作を監督したリチャード・カーティス最後の作品。
※脚本などは続けるそうです

これはね、実際見てください。

切なくてほわっとするビル・
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さらば、愛の言葉よ(2014年製作の映画)

-

まさかの3Dに挑戦したゴダール。
内容はあまり深く追わず、感覚でみたほうが良い。

それにしてもまったく彼は変わってない!と
すごく嬉しくなった作品。色もタッチも好き。
言葉、哲学、思考することが好き
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ニーチェの馬(2011年製作の映画)

4.5

遠くで聞こえていた風の音が
確実に自分のもとへ近づいてきているのに、
知らぬふりをしてやり過ごそうと思っていた結果、、

変化は確実におきていた。

これ、今の私たちの生活そのまんまではないか。
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罪の手ざわり(2013年製作の映画)

3.0

実際に起こった4つの事件を元に
日々の生活に不安や不満を持った男と女が起こす、
どうしようもない事件。
淡々と恐ろしい。

女優たち(2009年製作の映画)

3.0

日本でもお馴染みのチェ・ジウはじめ
リアルな女優6名がファッション雑誌「VOGUE」の
企画のために集まった、ドキュメンタリー風作品。

えげつない会話(強ちウソではない神経対決)と
女優の殻を脱いだ
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シャドウハンター(2013年製作の映画)

2.9

太眉が可愛いリリー・コリンズと
美しきジェイミー・キャンベル・バウアー、
ゴッドフリー・ガオを見られただけで満足。

内容はカジュアルゴシック・ホラー?
こんなカテゴリがあるか知らないけど。
トワイラ
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ロンドン・リバー(2009年製作の映画)

3.5

2005年、ロンドン市内で起きた
同時爆破テロ事件に巻き込まれた家族の話。

観終わった後、何も手につかなかった。
憤りと悲しみで。

マダム・イン・ニューヨーク(2012年製作の映画)

4.1

ちょっとみたことないほどの美人の
シャシことシュリデヴィ、英語が出来ないことで
家族から馬鹿にされ一人で訪れたニューヨークで傷つき、、、

すべての語学勉強中の人たちは共感するはず。
私も異国で言葉が
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29歳からの恋とセックス(2012年製作の映画)

3.0

決して男性に依存することではない、結婚と人生。
でも、誰を選べばいいの??

所有 無力感 沈黙。
3つのキーワードがついてまわる。

セリフのひとつ

『昔シンデレラの本が好きだったけれど、
 あ
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クレイジー・キルト(2011年製作の映画)

2.4

監督、編集、撮影そして出演するのは
女優のフランソワーズ・ルブラン。
ジャン・ユスターシュ監督「ママと娼婦」が有名ですね

ルブランは子供の頃からイギリスに魅了されており、
50年来となる文通友達がイ
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レッドタートル ある島の物語(2016年製作の映画)

4.2

漂流した先から何とか脱出しようと試みるも
必ず行く手を阻まれて絶望してしまう男。

しかし不思議な巡り合わせで、、、


この映画をみている途中に
「神様は思わぬ姿でやってくる」を思い出していました。
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あの日の声を探して(2014年製作の映画)

4.1

まったく関係のない間柄だと思っていたら
ここにつながったのか、というのと
今もどこかで繰り返されているだろう事実。

とにかく、悲しい。それぞれの立場が。

エクス・マキナ(2015年製作の映画)

3.0

これから見る方も多いでしょうし
詳しいことは実際に映画館で、なのですが
ひとつ言いたい。

はぁ~ まったく男の下心はさぁ~

です。

人間 VS AI というより根底にあるのは男と女。
her/世
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ターナー、光に愛を求めて(2014年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

英国最大の風景画家ウィリアム・ターナー。

伝記映画での色彩についての言葉を書き出してみました


【自然科学者 サマヴィル夫人 プリズムの実験】

・紫の光のどの成分が物質を引き付けるか
 →まだわ
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神様メール(2015年製作の映画)

3.5

神様の娘エアは人間に運命に縛られず生きてほしいと思い、
神様のパソコンから余命を伝えるメールを出したから さぁ大変!

カトリーヌ・ドヌーヴはまさかのゴリラと不倫だし
お兄さんのJC(イエス・キリスト
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クロモフォビア(1966年製作の映画)

4.4

「Chromophobia(クロモフォビア)」
【色彩嫌悪】というアニメ。

黒い軍隊が町中の色という色を奪い去り
恐怖と服従の黒で支配しようとする。

が、少女の育てた赤い花により色を取り戻していく
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夏至(2000年製作の映画)

3.3

仲の良い三姉妹、それぞれが言えない秘密。
水分をたっぷり含んだ蒸し暑い空気が溢れ出している。
画面に広がる青と緑が美しい

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

人生に傷を負っていたり、とりかえしのつかない事、
やり直しがきかない年齢、大切な人の死を経験したひとは
わりと強くダメージを受けて号泣する作品。

地味な内容だし響かなければ退屈な内容だと思う。

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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.8

通常版だと上下に黒い額縁が出て
いまひとつ映画に集中できない、と聞いたので
オススメのIMAXで。

映像の迫力に加え、ハイクオリティな音響での
銃撃戦やちょっとした物音にビビリまくって
緊張しながら
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