kumiさんの映画レビュー・感想・評価 - 42ページ目

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マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.5

エネルギッシュだけれども空回りしはじめると収集付かない
「今」を生きるひとりの女性ジュールス(アン・ハサウェイ)、
蓄積された長い経験と広い視野でまわりのスタッフを
しっかり受け止めてくれるベン(デ・
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あの日のように抱きしめて(2014年製作の映画)

3.7

第二次世界大戦終戦後のベルリン。
アウシュビッツから生還した元歌手のユダヤ人女性と、
顔面骨粉砕により容貌が変わった彼女に気付かない夫の
知らずにいた過去が明らかになる心理サスペンス。

最後の夫の戸
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怪談(1965年製作の映画)

4.7

小泉八雲作「和解(黒髪)」「雪女」「耳無し芳一の話」
「茶碗の中」の四編を映画化した小林正樹監督の
オムニバス怪奇映画。細部の美術もカットも美しい。

雪女役の岸恵子の冷やかな美貌が魅力。
それぞれ面
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ドリーム(2016年製作の映画)

4.3

機転と知恵、努力や度胸すべてを出し切って
NASAに貢献した女性たち。
原題「Hidden figures のほうがいいけれど
まさに「夢」を「現実」にしたからまぁいいか。
とにかく、必見。勇気がでま
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アンリ・カルティエ=ブレッソン 瞬間の記憶(2003年製作の映画)

3.2

映画の中では本人はもちろん、イザベル・ユペール、
エリオット・アーウィット、アーサー・ミラーなど
かつて撮影した、された話、加えて
若き日のカポーティ、マンレイ、ピカソにシャネルなど
どこかで見たこと
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KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

4.2

昨年の「君の名は。」「この世界の片隅に」同様、
正直アニメを映画館に観にいくのはちょっとなぁ、
なんて思っていましたが、そんな自分にゲンコツやりたい。

もう、すごかったしヤバいです。
語彙が崩壊して
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イヴサンローラン(2010年製作の映画)

3.5

ピエール・ベルジェの語りと目線で進められ
彼への愛の深さ、誠実と献身さが溢れている。

それに反してサンローランは天才であるゆえの苦悩。

一分一秒映画が進んでしまうことに
もったいなさを感じた、久々
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さらば冬のかもめ(1973年製作の映画)

2.9

海軍で上官の命令により窃盗した水平を護送する道中記。

3名で旅するうち気心も知れ気が大きくなり、と繰り広げる
あれやこれやですが、決して飽きずに見ていられる作品。

いやでも、内容云々よりこのジャケ
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毛皮のヴィーナス(2013年製作の映画)

3.8

エマニュエル・セニエと
マチュー・アマルリックのまさかの2人劇。
ポランスキー監督の変態風味が嫁さん(セニエ)で
よく醸し出されています。

サディズムといえばサド侯爵でお馴染みですが、
マゾヒズムの
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パレードへようこそ(2014年製作の映画)

3.8

実話。かつてあの活動があったからこそ
今のイギリスでラブパレードがある。

苦しいときには助け合う、マイノリティだって
手をつなげば大きな輪になるという証明。

おやすみなさいを言いたくて(2013年製作の映画)

3.7

オープニングもラストも、
やりきれない気持ちでいっぱい。

この感覚は言葉で冷静に説明するより、実際目にしてほしい。

少女は自転車にのって(2012年製作の映画)

3.2

女性の一人歩き、自転車に乗ること、
夫から突然の別れを言われても従うしかない母など
自由とは言えない環境で育つ少女。

宗教上の理由があるにせよ
あらゆる面での女性軽視は
他人事とは思えず悲しい思いで
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閉ざされた森(2003年製作の映画)

3.5

二転三転して観客を混乱させる系。

ラストは「ええっ」となります。なりました。

めぐり逢わせのお弁当(2013年製作の映画)

3.3

夫に作ったお弁当が配達の手違いで別人に届いてしまう。
そこから手紙をやり取りして心を通わせていく、、

愛のない結婚だと双方わかっているならば、
新しい人生をはじめて幸せになってほしい、と思っている。
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パリは燃えているか(1966年製作の映画)

3.5

1944年、アメリカ軍の援護を受け
フランスの首都パリの解放に至るまでを描く。

終始緊迫した内容で見応えあるのですが、それを上回り
出演している人たちが凄すぎてそっちばかりに気がとられる。

ざっと
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パリよ、永遠に(2014年製作の映画)

3.4

実話。
ナチス・ドイツ占領下のフランスを舞台に、
ヒトラーからパリの破壊を命じられたドイツ軍将校と
パリを愛するスウェーデン総領事が繰り広げる
密室での駆け引きと知られざる歴史の裏側。

デビルズ・ノット(2013年製作の映画)

2.8

実話を元にした最悪な事件を映像化。
真相は20年以上経過した今も闇の中だけれど
暗に「犯人あいつだろ、、」と思わせる場面も。
私もあいつだと思ってます(詳しくはご覧ください

北北西に進路を取れ(1959年製作の映画)

3.0

ある男と間違われた男は妙に機転が利き
身体能力もセクシー度も抜群。
スターがスターであった時代だな、、と
映画内容とは関係ない感心しました

赤い靴(1948年製作の映画)

4.5

憧れだった夢と現実、愛と嫉妬。
降りたくても一度上がった舞台からは降りられない。

もし足を止めるのであれば、、、代償は免れられない。

プリデスティネーション(2014年製作の映画)

3.0

時空を超えたパラドックスの世界で
秩序を守りながら過去を清算するはずが
どこかで間違い真相を知る、メビウスの輪的内容。

レッド・ファミリー(2013年製作の映画)

3.2

キム・ギドクが制作・脚本・編集に携わった
風刺たっぷり北朝鮮コメディ。

笑えるけれど、工作員の苦悩も。

次は、心臓を狙う。(2014年製作の映画)

2.6

1970年代のフランスで起きた連続殺人事件の実話。
理由はない、ただ犯行をしたい。

自分の存在を知ってほしいけれど
必死で逃げてる。イカれてる。

きっと、星のせいじゃない。(2014年製作の映画)

3.0

病気ものといえば(意地悪な言い方だけど)
あざといくらいのロマンティックさがふんだんに
ちりばめられ、それ泣けって感じかと思ったら大間違い。

両親の苦悩、障害を持つ友人、命がけの経験など
残り時間を
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あと1センチの恋(2014年製作の映画)

3.0

好きなら好きって言っちゃえよ!って
もどかしいながら自分が経験してきた失敗を
見せられたような、近いけど遠くなるお互いの存在。

シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.0

カロリーのことは一切考えず
ありとあらゆるものを惜しみなく
食べさせてほしくなる絶品グルメ旅。
またの名を飯テロ。

ウェイトレス 〜おいしい人生のつくりかた(2006年製作の映画)

2.9

時折登場する沢山のパイを作る過程が楽しくて美味しそう。

でもDVダメ亭主の暴力は吐き気がする。
その点はマイナス。

ナイトクローラー(2014年製作の映画)

3.5

現代社会のマスコミの闇をギラギラした目の
ジェイク・ジレンホールが怪演。

狂気の沙汰っぷりは新たな真骨頂 

サン・オブ・ゴッド(2014年製作の映画)

3.1

すべてはここからはじまった。

キリスト=魚の意味を改めて理解した。
イエスが美形なんでそれだけでついてっちゃいそう(不謹慎

ハムレット(2000年製作の映画)

3.3

誰もが知っている古典を現代に置き換えるけれど
日本語訳の口調は堅苦しいまま。そこが妙にいい。

イーサン・ホーク、カイル・マクラクラン、
サム・シェパードにビル・マーレーと出演者も豪華

黒衣の刺客(2015年製作の映画)

4.0

ホウ・シャオシェン監督の静と動が混在する、
独特な美しい映像に魅了される作品。

内容も良いけれど、それ以上の映像美に釘付け。
1枚の薄い布越しに見ているようにエロティック

リバイバル 妻は二度殺される(2015年製作の映画)

3.4

太陽フレアの影響で時空に変化が起き、
一年前殺された妻と電話でやり取りするうち
真相が明らかになっていく。
タイムパラドックスにより現在の状況が変わる
バタフライ効果の描き方は見事 

最後まで行く(2014年製作の映画)

3.1

犯人のしぶとさは 韓国映画っぽくてさすがだし
ラストは羨ましいしで、つまりは面白かった

あいつだ(2015年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

『極秘捜査』では必死に誘拐事件を
解決する占い師だったのに、この作品では一転。
あいつでした

極秘捜査(2015年製作の映画)

3.4

五行をはじめとした占いを元に
警察官と誘拐捜査を遂行する実話。
ラストまでしっかり見てほしい
(本人の写真や説明あり)

その女諜報員 アレックス(2015年製作の映画)

3.0

国家を揺るがす秘密がはいったUSBと
ダイヤを盗み、追われる凄腕の女アレックス。
オルガ・キュリレンコはいつも美しい。

ちなみに作家ピエール・ルメートルの
『その女 アレックス』とは別物