kumiさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.8

俳優として良い時代を過ごしてきたものの
今や落ちぶれていつもへこたれて泣きそうな
リック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)と
そんな姿を優しく見守るお母さんでお兄さん的
存在のクリフ・ブース(ブラ
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ハリウッド 1969 シャロン・テートの亡霊(2019年製作の映画)

3.0

もしかしてこうだったのでは、という
シャロン・テート目線で事件を疑似体験できる作品。

悲惨に輪がかかって見えるのは、
当事者であるシャロンが嫌な予感を
夢や現実で感じていて、それが実現してしまうこと
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知りすぎていた男(1956年製作の映画)

3.8

まさかの陰謀に巻き込まれたヒッチ作品お馴染みの
ジェームズ・スチュワートと機転の利くドリス・デイ、
いい組み合わせ。

ホテルで「Que Sera, Sera」を歌う
ドリス・デイのワンピース最高に可
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めまい(1958年製作の映画)

3.8

オープニングや途中のアニメーションまでお洒落。

高所恐怖症から刑事の職を退き
ひととき無職を楽しんでいたものの、
突然の旧友からの頼みに答えたのが運の尽き。

計算づくの計画にまんまとはまりこみ
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ジョナサン ふたつの顔の男(2018年製作の映画)

3.6

二人の(厳密にいえば三人)性格が
ひとつの体内に存在し、今までうまいこと
ごまかし生活してきたジョナサンとジョン。

しかしながら片っぽが愛を知ったがゆえに
かつてのバランスが崩れていく。

わかりや
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バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

3.4

なんとも後味の悪い感じ。

ヘミの身になにかよからぬことが起きたのは
解るんだけど、それがあからさまになっていない
着地の悪さと、すべてを持ちなんなくこなすベンの
用意周到な薄気味悪さがたまらない。

シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢(2018年製作の映画)

3.8

完璧なほど、それぞれがミドルエイジクライシスに
はまっていて、逃れようにも逃れる術がわからない。

やっとこ男性版シンクロに到達するものの、
日々のべったり貼りつく澱に足を取られ
にっちもさっちもいか
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13th 憲法修正第13条(2016年製作の映画)

3.8

世界で大きなデモとなっているBlack Lives Matter
通称「BLM」をより理解するために見るべき作品②

『13th 憲法修正第13条』は奴隷解放後、
黒人(ここではあえてこのように表現す
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SKIN 短編(2018年製作の映画)

3.8

世界で大きなデモとなっているBlack Lives Matter
通称「BLM」をより理解するために見るべき作品①

負の連鎖は幼い子供の心にも植え付けられ
非道な行いも家族の為なら難なくこなす。
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.0

『若草物語』と言えば誰もが
あらすじをざざっと言えちゃうほど名作で、
実のところなんで今更グレタ・ガーウィグは
これを監督したのだろう、、と思っていたのだけれど、
そんな気持ちが吹っ飛ぶほど素晴らしい
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パパは奮闘中!(2018年製作の映画)

3.0

邦題ではドタバタコメディかと思いきや、ワケありっぽい妻が何故か家出し、同僚は自殺しブラック企業だし、今ひとつだった

忠臣蔵(1958年製作の映画)

3.4

語りつくされ演じられの作品だけれど、それぞれがスターで所作が美しく見応えあり。
また着物や家財道具にも学びがある。

パペット 大騒査線 追憶の紫影(2018年製作の映画)

3.4

よくこれ上映できたなってほど
くだらなくてシモネタ満載で面白かった。

良い子のみんなは見ちゃだめだよ、
本当にドギツイから。

あとピラフィッングってパワーワードもらいました

アメリカン・ヒストリーX(1998年製作の映画)

4.0

レイシズム溢れる昨今の状況を考えて
今こそ差別を知るために見るべき作品なのでは。

高圧的な態度で人々をビビらせてきたと
思ったのに、塀の中で辱めを受けさめざめ泣くシーン。

立場が違えば被害者にもな
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真実の行方(1996年製作の映画)

3.8

とにもかくにもエドワード・ノートンの
凄さに圧倒され、震えあがるほど恐ろしい
役者だと思った。

ハンガー(1983年製作の映画)

3.7

耽美でデカダンな妖しいヴァンパイアが
似合い過ぎている皆様方。

カトリーヌ・ドヌーヴはもちろんだけれど
デヴィッド・ボウイって本当に人間を超越した
美しい生物って感じがする。

エネミー・オブ・アメリカ(1998年製作の映画)

3.9

これ22年前の作品?
現代の監視社会そのまんまじゃない。

NSAに睨まれたらどんなに無実であっても
いとも簡単に悪者にされ嘘をでっちあげられる。

そんな恐ろしさ満点なので、今こそ見るべき作品。
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.8

突然、自分が死んでしまった。

それでも愛する妻のことが忘れられず
密かに近くでずっと見守っている。

季節は廻り、妻も悲しみを乗り越え
新しい人生を歩み、二人の家を出ていく。

それでも家に住み着く
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(1954年製作の映画)

4.0

純粋なジェルソミーナと粗野で
荒くれもののザンパノが旅する道中で
徐々に世界を知り、辛さや悲しさという
感情を知っていくのが目に見えてたまらなかった。

あの事件の後、変調をきたしたジェルソミーナと
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ノートルダムのせむし男/ノートルダム・ド・パリ(1956年製作の映画)

3.5

恋しいあの人は美男に惚れ、自分の手には入らない。
外見やしぐさで差別されてもひたすら心を砕く
カジモド(アンソニー・クイン)は健気で美しかったぞ。

雨のアムステルダム Two in the Amsterdam Rain(1975年製作の映画)

2.2

萩原健一・岸惠子の『約束』が
よかっただけに、なぜか雑すぎる商社マン
(見えない)ショーケンだし
意味不明なシーンが多々あって難しかった。

それよりも、あの頃「日本」は
いろんな意味で強かったんだな
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クワイエット・フレンド 見えない、ともだち/ゼット 見えない友達(2019年製作の映画)

2.5

幼少時、空想の友達がいたのはいいとして
なぜに母親だけでなく息子にもリアルにみえたのか。

それもなぜ今、が不明だし
一番は夫が気の毒だった

トゥモロー・ワールド(2006年製作の映画)

3.0

どの世界でも新たな命が芽生えなくなった近未来。
衰退の一途を辿る絶望の未来に希望が生まれた。
これ、今後の日本じゃないですか、、

フォーガットン(2004年製作の映画)

2.5

結局「彼ら」は親子の関係性を知りたかっただけ?
お金も持たず飛び出した割には車やホテルに泊まれるし
身綺麗だし、唯一の味方の女性警察官は屋根ごと吹っ飛んで
どっか行っちゃうし(帰宅できたのでしょうか)
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ドン・ジョン(2013年製作の映画)

2.8

監督脚本と力を入れているけれど
なんとなくジョセフ・ゴードン=レヴィットは
『マジック・マイク』やりたかったんだろうなー

シェルター(2010年製作の映画)

3.0

首をぐぐっと後ろにそっくり返すのは
やたら怖いし色々と不気味。

内容といえば悪霊か多重人格か
わからない追い詰められ系でそこそこ面白かった

ドッグマン(2018年製作の映画)

3.0

人が良く優しすぎるがゆえに利用され
コケにされ、人生のどん底まで落とされる。

ひなびた街なのになぜ出ていかなかったのか、
いけなかったのか、最後を考えると悲しくなる。
でも麻薬はいけないぞ

カット/オフ(2018年製作の映画)

2.8

最初から最後までリアルなグロさと
性犯罪の胸糞っぷりが後をひく。

名前が覚えられないし複雑だったけれど
巻き戻してみる余裕はなかった

セル(2015年製作の映画)

2.5

携帯でなんとかなっちゃうのは
今後5Gになってからのほうが面白い気がします

セルフレス/覚醒した記憶(2015年製作の映画)

3.5

記憶転送といえばすでに映像化している
ご本人の作品『ザ・セル』を連想させる。

鑑賞するこちら側も設定や衣装に
期待しすぎていたのかもしれないけれど、
今回はなんだかパッとしない。

落下の王国(2006年製作の映画)

4.0

ターセム・シン監督と石岡瑛子さんの
相性が今回も良すぎる。

石岡さんのアートディレクションと
衣装の力があってこそなんだけれど、
見たことがないような夢の世界を映像化って
脳内がどうなっているのかも
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ワンダーストラック(2017年製作の映画)

3.7

ふたつの時代が交差し
ともに耳の聞こえない少年少女が
母と父を探し会いにいく。

世界に流れる音が聞こえなくても
向き合った誰かの言葉はきちんと通じる。

そして交差はひとつの道となる。

天才作家の妻 -40年目の真実-(2017年製作の映画)

3.8

ずっと夫の代筆していた才能ある妻は
お飾りでしかなく、ノーベル賞会場にいた。

浮かれる夫、ついでに女に色目を使う夫。
徐々に二人の間にわだかまりができるが
グレン・クローズの憤りと悔しさを
目の動き
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セッション(2014年製作の映画)

4.1

どんなに悪態つかれても食らいつき、
見返してやる精神だったが
ラストは自分の才能の天井を
らくらく超えちゃって、神がかり的に
手が動いちゃう感が最高だった。

あんなに気持ちが盛り上がる終わり方ないよ
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ダイバージェントNEO(2015年製作の映画)

3.3

寂れた街とのどかで平和的な場所。
かと思えば近代的な街並みと
わかりやすいほど世界のゆがみがみえる。

オクタヴィア・スペンサーが出てくると
厳しくも正しい感がありほっとする。