Amyさんの映画レビュー・感想・評価

Amy

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インソムニア(2002年製作の映画)

3.6

ダークナイトトリロジーで訴えた善悪についての問いはここから始まっていたのか。アルパチーノがアルパチーノらしい役柄。

プリシラ(2023年製作の映画)

3.5

前半は好みだったが後半は少し間延びしたかなぁ…苦笑
とはいえティーンの女の子の背伸びしてる感や、序盤にエルヴィスに却下された柄物のドレスを後半に着ているところなど、装いや仕草で心情が分かるのはソフィア
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.1

悲恋とも違う、大人の恋愛。駆け落ちするほど若くもないことがより一層切ない。

フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

3.8

理解が追いついてないところが少しあるが、それもノーラン作品にはいつもあることか…?!ここ最近のノーラン作品ならではの巨額予算を注ぎ込んだダイナミックな演出ではないがストーリー展開が緻密で楽しめる。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.1

ノーラン作品としては珍しく(と思う)、予習の材料が揃っていたため、ノーランが原案として示していた本を大方読んでいたし、なんならこの前広島の原爆資料館にも行ってきた。
映画の内容は、本に沿って進んでいる
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.2

パート1を遥かに凌ぐスケール。砂虫の描写は見事だし新キャストの佇まいはもちろんコスチュームも素晴らしい。あまりに圧倒的で感想を述べるのが難しいほど。ロードオブザリングに並ぶ圧倒的な1本である。

が、
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.5

映像美や衣装が豪華。話もそう悪くないがいかんせん奇抜なストーリーとセックスシーンの多さで見終わるとかなり疲れてしまった。バービーのほうが直球で挑発的だが本質的にには同じテーマを掲げている。

RRR(2022年製作の映画)

3.9

軽い気持ちで見始めたらキャラクターが置かれているシリアスな背景にこの物語の重みを感じる。こうはならんやろ、という力技なアクションも多々あるが見終わったあとにはそれでも体温が上がるような高揚感がある。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

トイレ清掃を描いている割に場所特有の「汚」の要素がほぼ出てこないのは気になるが、それは置いておいて。
パターソンにも通ずる、主人公の慎ましい日常。慎ましいが、貧しくはない。毎日は同じようで違う。スカイ
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

4.0

クリスマス映画らしく子どもも含め家族で楽しめる映画だと思う。ティモシーの若さがよく合っていたしやはり表情の作り方が上手い。ヒューグラントが面白い。

ナポレオン(2023年製作の映画)

3.5

先日の映画の日に鑑賞。後半から戦争の動機がよくわからなくなってきたがそれこそがリドリースコットが今この時代にこの映画を通して観客に考えさせたかったことなんだろうか。

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

約3時間半という大作を、せっかくなのでIMAXで。ここらへんで終盤か?と思ったあたりが折り返し地点だったな笑。でも退屈せず最後まで見られた。途中、登場人物が覚えきれなくて混乱しかけたが本筋を理解するに>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.9

また宮崎駿の新作を劇場で見られるなんて。エンドロールの最後に彼の名前を見てグッと来た。よくわからない節は多々あるがストーリーの本質は単純明快だしちゃんも着地して終わるので個人的にはスッキリ見終わった。>>続きを読む

エリザベート 1878(2022年製作の映画)

3.4

映画としてはそう悪くないと思うし、さすがヴィッキークリープスである。が、宝塚や帝劇で馴染み深いあのミュージカルのほうのエリザベートとどうしても比較しながら見てしまうもので…。ミュージカルのほうがよりシ>>続きを読む

カモン カモン(2021年製作の映画)

3.8

アマプラに入ったので満を持して鑑賞。いかにもマンブルコアらしく派手さはないけど味わいのある映画。

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.0

それなりに楽しめたし技法はすごいと思ったが個人的には少し退屈してしまったな…フレンチディスパッチやグランドブダペストホテルのほうが好みかも。

バービー(2023年製作の映画)

3.7

元々グレタガーウィグの作品が好きで、彼女がただかわいいだけの女の子の作品を作るはずがないよな、と思っていたらまさにその通り。個人的には見て大満足。がしかし、BBCのプライドと偏見はいまだに人気が根強い>>続きを読む

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.0

話題になっていたし期待して身始めたけど私にはまだ若すぎたのか中盤で飽きてしまい途中で見るのやめるか迷ったほど…最後まで見たが。最後30分くらいはよかった。

Summer of 85(2020年製作の映画)

3.5

君の名前で僕を呼んでを思い出すがそれより甘酸っぱい感じの一本。100分と比較的コンパクトにまとまっているのも良い。

鴛鴦歌合戦(1939年製作の映画)

-

先日宝塚花組公演を見てきたので、2回目の観劇を控え原作を。舞台も映画と同じ楽曲を使っているのか!舞台で描かれたお家騒動は映画にない分少し寂しく感じたが軽やかさは充分。

TAR/ター(2022年製作の映画)

3.7

ラストが正直理解できないまま終わってしまったんだが圧巻の約3時間。序盤少し眠かったが徐々に目が離せなくなっていく。
これだけ目まぐるしく世間の常識や価値観が変わっていく現在、最新の世間常識と自らのやり
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.0

語彙力がぶっとんでいく奇想天外ぶりなんだけど最後はグッとくる展開になって着地するのがすごいところ。マルチバースを通して「あのときこうしていたら…」という考えが頭をよぎるエヴリンには同情せずにいられない>>続きを読む

パリの調香師 しあわせの香りを探して(2019年製作の映画)

3.6

1時間40分ほどで間延びせず見られる。ラストがとてもいい。香水買ってみようかなぁ。

エリザベス(1998年製作の映画)

3.5

今では重鎮の役者たちがみんな若い。史実をテコ入れしつつ映画に仕立てていることを理解してみればそれなりに楽しめる。

ファーザー(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

正直オチが理解しきれていないところがあるが…(結局アンは本当にパリに行ったのか?など)
当人が1番辛く虚しい。ラストのアンソニーホプキンズの演技は圧巻。

生きる(1952年製作の映画)

4.3

字幕をつけないと正直聞き取れないレベルには音声も荒いが見るに値する一本。モノクロながら味わい深い情景。この映画が批判している役所の体制は半世紀以上経って作られたシン・ゴジラが描いていたそれと本質は何ら>>続きを読む

恋におちたシェイクスピア(1998年製作の映画)

3.4

冒頭からなかなかの拷問シーンで正直疲れたけど中盤から見応えが出てきた。動物の扱い方が雑に見えて時代を感じたな…衣装が素敵。

ローズメイカー 奇跡のバラ(2020年製作の映画)

3.6

バラやエヴのワードローブ、家のインテリアなど色味が素敵で目が飽きない。終盤のエヴのLa vie sans beauté,c’est quoi ?(美のない人生に意味はないでしょ?)という台詞がとてもい>>続きを読む

ソング・トゥ・ソング(2017年製作の映画)

3.0

映像とカット割は綺麗だし役者も豪華だけどストーリーはほとんどなかったな…予告編で済んでしまうレベルに…

タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.7

薄氷を踏むような危うさを醸し出すトラヴィス。軽快な音楽が適度に見る側の緊張感を緩めてくれるのでありがたい。絶対悪を滅ぼすためなら暴力は許されるのか。鬱々とした空気感がどことなくゴッサムシティを連想させ>>続きを読む

エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

3.2

ケイトウィンスレットが若い。ずっと見たかった作品なのになぜか私は意外とあっさりと見てしまった。もう20年近く前の映画だから仕方ないのだけれども近未来的な設定なのに携帯電話が全く出てこない作品って今見る>>続きを読む

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

3.2

本筋は理解したが、10年も経ってないのにこんなに世の中の価値観って変わってしまったのかと思うくだりがちらほら。セクシュアリティとかモノの壊し方とか。家、あんな壊し方せずにそのまま売った方が絶対いいやん>>続きを読む

彼女のいない部屋(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

美しい情景にピアノの旋律。台詞も特別難しくはないし、難解というには語弊があるが鑑賞者のセンスが問われる作品ではあると思う。独特の余韻がある。自分の理解が正しいのか自信がなくて見終わった後にネタバレ記事>>続きを読む

緑の光線(1986年製作の映画)

3.5

随所随所に映る「緑」が秀逸。どことなくフランシス・ハを思い出す。

ひまわり(1970年製作の映画)

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ひたすら切ない。地獄の雪景色のあとに咲くひまわり畑。ウクライナのひまわり畑…
情熱的だった若いカップルが大人になりどうしようもできない悲しい結末で終わってしまう。

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