pakeさんの映画レビュー・感想・評価

pake

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i ai(2022年製作の映画)

4.5

映画に没頭してる時だけいつも身体が自由なことを思い出した。エンドロール、映画から抜けると、果てた後の身体になる、久々の感じだーーー。「世界の約束ってやつな、神様だけ知らないところに置いてきた」「労働。>>続きを読む

鉄男 TETSUO(1989年製作の映画)

4.6

めちゃくちゃかっこいー!!!!!!!!!大大大好き♡真似したいカメラワークに溢れていた

塚本晋也って匿名電話にトラウマがあるのかな。他の作品でもよくみる。

1ヶ月毎日映画 サン

霊幻道士(1985年製作の映画)

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1.ヶ月毎日映画 ニ

小学生の夏休み、山口の別荘でほぼ毎日これを観てた思い出、ほろほろ
馬鹿な状態で観れば観るほどいい。

トラッシュ・ハンパーズ(2009年製作の映画)

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そこにあるクソをただそのまま映す。好きも嫌いも決まってない、そこはかとない感情。これこそが映画のもつ魔力。

(1ヶ月毎日映画 イチ)

14歳の栞(2021年製作の映画)

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良かった〜胸がぎゅっとなって何度か涙した、保護者や学校関係者の寛大さと監督のピュアな執念と、14歳のみんながありのままでいて初めて成り立つ映画だ、これは奇跡…
エンドロールの入り方が好きなタイプだった
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ドッグヴィル(2003年製作の映画)

4.2

白線で区切られただけの田舎町は、コミュニティごとにつくられる監視社会の醜さを見事に引き立てた。
"言葉にしないけど表立って共有してる悪意"はきっと誰しも受け取ったことがあるのに、自分が共有してる立場の
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蟹から生まれたピスコの恋(2023年製作の映画)

4.5

最高だー!!長久さんの作品を観るたびに、長久允ありがとうキャンペーンが自分の中で開催される♡

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.0

今までの作品と比べると台詞が支離滅裂&設定が入り込んでたけど、月に映すのが結局ちょう個人的なLOVEだったりとか、要所要所のメッセージは変わらず健在で好き系。「眠らなければ起きることができない」

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劇場版 テレクラキャノンボール2013(2014年製作の映画)

4.3

ここ数ヶ月で1番観たかった映画、やっと観れたー😭
「食うか食わないかの人生だったら俺は食う人生を選ぶ(スカトロ)」で爆笑。最後のハメ撮りが美しくて泣きそうになっちゃった。尿の完飲を立て続けに見れること
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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冒頭の一人のシーンは好き。平山の整えられた日常が、これからどんなドラマによって崩されていくのか楽しみだった。私も、崩すのが楽しいゆえに自分にルールを課すのが好きだから。でも外の世界が見えてきた(柄本時>>続きを読む

The Strange Thing About the Johnsons(原題)(2011年製作の映画)

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アリ・アスターの緊張状態をつくる秀逸さね。過去のトラウマ的な出来事を五感でみちみちに覚えちゃう人なのかもと思った。思い出したくない記憶を事細かに、けど微量のユーモアを持って映画に収めちゃうところがこの>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.3

現代のおとぎ話。ズームインの多用がおとぎ話感を助長させてた。自分だけで大事にしたいというより、観られまくって映画自体がパワーアップしていって欲しいタイプの好き。この映画が一過性のものでなく、永く沢山の>>続きを読む

GANTZ:O(2016年製作の映画)

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人間ビデオを気持ちよく聴くために観たら、妖怪のデザインかっけーしラブストーリーだし最高だったぜ!

ニンフォマニアック Vol.2 ディレクターズカット完全版(2013年製作の映画)

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ジョーみたいな女は嫌いだ。と思いながら観ていた私もやはりミソジニーなのかとハッとした。(いやでもこれは私、男女問わず好みじゃないと思う)ミア・ゴスが出てきてくれて本当にありがたかったー。
vol.1か
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ニンフォマニアック Vol.1 ディレクターズカット完全版(2013年製作の映画)

4.1

ただ色情狂の女の色濃い人生を見せつけられるのかと思ってたら、インテリジェンスな会話劇との2軸からなる構成で、悲しいほど共感に容易い生き死にを丁寧に描いてる。さらにポップな編集や物知りなおじいさんのおか>>続きを読む

メランコリア(2011年製作の映画)

4.2

神がかっている…。こんなハッピーエンドをずっと待っていたのよ、私は。この世のあらゆる芸術は、まず作者の治癒のため誕生するべきと改めて思った。

(2023年製作の映画)

4.3

信長と蘭丸の最期のキスで武士たちの生き様の大体が説明できそうだなと思った。
コントとセンチメンタルを行き来する、けどユーモアにこそ本物が宿ってた。この人の偉大な功績や芸術的才能、地道なものづくり、その
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GUNDA/グンダ(2020年製作の映画)

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これは監督の中に明確な信条がないと撮り続けられないものだ…。執着ではなく使命を抱えて撮っているのがすぐ伝わる、実直で繊細な画。

最近初めて観光用でなく飼育用の牧場へ遊びに行ったから、より解像度高くぶ
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オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ(2013年製作の映画)

4.3

吸血鬼のその永い人生ゆえに繰り返す巡り合わせや、自堕落を象徴したようなぐるぐるから始まる。
短命か不死身かを問われたら、食い気味に「不死身」と答える自分にとっては、羨ましい限り。

常にユーモアが薄い
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Pearl パール(2022年製作の映画)

4.0

ミア・ゴスが脚本に携わってるクレジットを出すタイミング、夫の妹に告白(ていうか独白)する長回しからエンドロールまでの流れが好き。痛いほど共感。でも、現実は虚しく悔しいけれど、纏ったドレスは紛れもなく赤>>続きを読む

ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

4.5

知らぬ間に口あんぐり開けて没入してる自分で確信する、これは名作ですわ。グッとくるとはこの事。優しすぎた過去があるゆえに冷たい人ほどこの映画のことが好きなのでは。(ストーリーとは直結しないけど)非情に宿>>続きを読む

マイ・エレメント(2023年製作の映画)

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ウェイドがタイプ過ぎてとにかく胸きゅんだった。。こういう男性が好かれる世の中になってきた

クラム(1994年製作の映画)

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体裁としてはこういうの大好物で観るの楽しみだったんだけど...
ホンモノの犯罪者臭がとめどなくて、結局最後までやんわり気分悪いまま終わっちゃつたな。
私の人種と性別が違かったら全く感想が変わってたと思
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ゆきゆきて、神軍(1987年製作の映画)

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原監督も奥崎さんもバイタリティえぐい。今の時代でこんな熱気帯びてたら出る杭打たれまくりすぎてむしろ貫通しそうだけど、見習いたいと思った。
あとポスター可愛い。デザインしたの横尾忠則かな?本気の男が3人
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ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

4.0

可愛いのに、可愛いから、倍増する切なさに胸が締め付けられる。「分からない、けど愛してる」って素敵な台詞。

虫のピアス、私もプレゼントされたいわ。
自分ってもしかしたら、依然としてピュアなのかしらって
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ヒットマンズ・レクイエム(2008年製作の映画)

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人間が持つ弱さや滑稽さや醜さ、そこに宿るユーモアが勝手に優しさ(=芸術)を生み出してしまう、そんな人生という喜劇の総括をしてしまったんじゃないか。どれだけ避けようとしても、磁石に吸い取られるように生へ>>続きを読む

逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

3.8

これは割と人を選ばず(吐瀉物耐性あれば)勧められるわ。堂々と面白い。ちゃんとセンスが込もったエンターテイメント、というところも推せる。

バービー(2023年製作の映画)

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劇場に入る時、私よりちょっと年下くらいの女の子2人がBarbie意識の服装をして「あ、ポスターの写真撮っといてー」とか話してた、そういう人たちが本作を観ることによって、自らを消費しない上でこういう作品>>続きを読む

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

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神木くんの演技に脱帽しまくって感想がゆらぐレベルだわ。そこに私が勝手にかなりの価値を感じている東出さんがいらっしゃるので、脚本よりもなんかすごい全員の演技に集中しちゃった。
最近、カメラを持って人とコ
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愛しのアイリーン(2018年製作の映画)

4.0

吉田監督は、観る側のことを信用して余計な気遣いなく映画をつくってる気がして、そこにグッとくる。
後味悪いとか言われがちだけど、全員が真摯に正義を守ろうとしてるだけなんだよね。そこに穢れた魂は見当たらな
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サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス(1974年製作の映画)

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やりたい事つめつめすぎて優しさを受け取れなかった、こんなの初めて。
サン・ラー自体にはめちゃくちゃ興味生まれたのと、商談ぽいシーンでタロットカードが要になっててアガった。

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