Cinemanさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

白い肌の異常な夜(1971年製作の映画)

3.1

現代版リメイクでは削り落とされた、人種や権力、年齢の壁など、寄宿学校内の人間関係はさらに複雑。

むしろ南北戦争の時代のアメリカをえぐるそうした要素こそが、この作品の肝だったと思う。

特に、黒人女性
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

3.8

19年前の今日がアメリカでの公開日らしい?ので。

今のようにcgで、無限に記憶体験を作ることができるわけではないけど、それだけに人の記憶のぎこちないアナログ感がリアルで、工夫して撮影されていた。
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ビーチ・バム まじめに不真面目(2019年製作の映画)

2.5

人生たいがいのことが、なんとでもなるような気がする映画...

たまに無性に観たくなる..?

フランシス・ハ(2012年製作の映画)

4.2

・グレタ・ガーウィグ、フィービー・ウォーラー=ブリッジ、ブリット・マーリング...2010sに出てきた女性たちの才能をよく感じる。

・これは観た時の年齢・環境でだいぶ違うイメージになりそう。
フラン
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.8

2022年は、肩車映画の当たり年か..!(RRR, エブエブ)

往年の香港映画のエッセンスが、まさか2020年台のハリウッドど真ん中で蘇るとは...!
80-90sくらいの香港の春節映画よろしく、最
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.0

・良くも悪くも「昔の映画」を再現しようとしたように感じる。
現在に撮る工夫をあまり感じられなかった。
・精霊や死神を、比喩的に昇華して現代社会の寓話として使うなら、『ベルリン天使の詩』くらいまで持って
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推定無罪(1990年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

6-7年前に初見。

実は主人公が犯人、というオチと何故か思い込んで見直したら、妻だったことに2度びっくり。
いろいろ無理もあるけど...(夫を犯人にしたくなかったのに、なぜグラスを持ち込んでいたのか
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インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌(2013年製作の映画)

3.6

ロードトリップもの

たまに雨の日とか、5月くらいにふと観たくなる。

何かを目指す(目指してはいるんだけど)というでもないような旅って、なんかすんなり心に入ってくる時あるよね。

シャンドライの恋(1998年製作の映画)

2.7

シューリスは、いつ観ても体の線がしなやかで綺麗。

逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

1.0

『ホワイトロータス』に遠く及ばない。
階層の逆転というジャンルものの中での目新しさがない。
各登場人物のポテンシャルが生かされておらず、それゆえに一周回って差別的な印象すら受ける。
オープンエンディン
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パレーズ・エンド(2012年製作の映画)

3.2

ベネディクト・カンバーバッチが役の堅物具合と、でもそれがぎりぎり魅力的なラインをうまく体現していたと思う。
それでも、やっぱり女性たちの描き方が、「清楚な白薔薇、蠱惑の赤薔薇」という典型に留まっている
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対峙(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

話の組み方や、俳優陣の演技などは目を見張るものだった。

一方で、ジェイが中盤でキリスト教への懐疑を訴えるシーンが伏線?になって、最後で「God with us」や、讃美歌への感動に回収されるという流
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RRR(2022年製作の映画)

4.3

・内向きなナショナリズムに陥らない、国際感覚のある作品
それがナートゥのシーンによく凝縮されてる。英国人とインド人の分断、支配と抵抗に単純化せず、自分たちのパワーで英国人まで自分たちの踊りに巻き込んで
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RENT/レント(2005年製作の映画)

3.5

何かを目指して、逆境の中にいる人たちのための作品。

なぜ愛を信じるのか? 愛を信じないと恐怖に負けるから

過去も未来もない 今が続くことに感謝するだけ

後悔していると人生を逃すから

ボヘミアン
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マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル(2022年製作の映画)

2.6

子供の頃楽しみに待っていた、アニメのクリスマススペシャルのような安定感🎄

今回は、マンティス、ドラックスチームの深掘りが面白かったけれど、ぜひロケット、グルートチームのホリデー・スペシャルも観たい!
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エンジェル ウォーズ エクステンデット カット(2011年製作の映画)

2.8

•ジョン・ハムの役どころは、おいしい!
・extended版が圧倒的に良い(物語の趣旨が全然違う)が、ジョン・ハムとオスカー・アイザックの役柄や存在感が少し喰い合ってしまう感じもあるかも

禅 グローグーとマックロクロスケ(2022年製作の映画)

1.2

製作者が「日本らしさ」なるものを、打ち出そうとしたのが裏目に出て、今やちょっと痛々しい。

80年代くらいなら、こういう「親善試合」でよかったのかも...オリンピック開会式舞台での「Japan」アピー
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そんな彼なら捨てちゃえば?(2009年製作の映画)

1.7

スカーレット・ヨハンソン、ジェニファー・コネリー、ブラッドリー・クーパーの3人がまあ、絵になること...
しかしストーリー的には、なんともゲスな..
ブラッドリー・クーパーはなんだか運動神経抜群ていう
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