左目ピクミンさんの映画レビュー・感想・評価

左目ピクミン

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あと1センチの恋(2014年製作の映画)

4.0

ラブストーリーというと、どことなく整然としたきれいさがあったり、紆余曲折があっても最後はみんなハッピーエンドになっているものが多い。でも人生はそんなきれいなもんじゃないし、人の性は見栄と欲でまみれてい>>続きを読む

ラリー・フリント(1996年製作の映画)

5.0

アメリカで成功を収め、今なお健在の人物 "ラリー・フリント" の半生を描いた作品。全て実際にあった出来事や裁判で構成された話で、名セリフ名演説が多く、ストーリーは文句なしにおもしろい。また、まだ当人が>>続きを読む

パッセンジャーズ(2008年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

『シックスセンス』と『シャッターアイランド』を足したようなストーリー。この説明だけでだけで最早ネタバレのようなものだと思う。自分自身観ている途中でこの2作品が頭に浮かび、もしやっ!と思ってしまった。出>>続きを読む

パニッシャー:ウォー・ゾーン(2008年製作の映画)

2.0

マーベル原作のダークヒーロー物。しかしヒーローとしてはイマイチの仕上がりで、ヒーロー好きとしてはどうしても好きになれない作品だった。気に入らない部分は何点か。まず1つは美学が無いこと。ダークヒーローと>>続きを読む

ワイルド・スピード(2001年製作の映画)

3.5

車に関する知識が全く無くても楽しめる作品。もちろん車が好きな人はより楽しめると思う。F1とか好きじゃないとよくわからないんだろうと勝手に思い込み勝手に敬遠していたが、実際はそんなにレーシングシーンは少>>続きを読む

キサラギ(2007年製作の映画)

5.0

自殺したアイドル、如月ミキの追悼と称して集まった5人のファンの間で繰り広げられる、一風変わったサスペンス。いちファンとして集まった彼らだが、次々と出てくる新事実に場が乱れていく様がなんとも奇妙で愉快だ>>続きを読む

劇場版 ATARU(2013年製作の映画)

3.5

試写会にて鑑賞。ストーリーは連続ドラマ、スペシャルドラマから繋がっていて、スペシャルドラマを見ていないと多少わかり辛い部分も多く見られた。しかし連ドラから見ていなくても十分楽しめる作りになっている。ド>>続きを読む

欲望(1966年製作の映画)

4.0

「最初は混沌としていて、やがて形を成してくる。」冒頭で出てくるこのセリフが、本作をよく表している。無駄に思われるシーンが多いように感じるが、それは 無駄こそ芸術である という監督アントニオーニの思想に>>続きを読む

愛より強く(2004年製作の映画)

3.5

大筋のテーマは偽装結婚になるのかな。背景にはトルコ人に根強く残る男性社会が描かれたりしていて、登場人物たちの会話は実におもしろい。トルコ社会において、女性が自由を手に入れるためにはどうすればいいのか。>>続きを読む

12人の優しい日本人(1991年製作の映画)

5.0

ずっと観たくてやっと観れた。本作全体を取り巻く奇妙な雰囲気はまさに三谷幸喜作品!という感じ。この物語のキーとなっているのは選ばれた陪審員たちの人間性だ。冒頭の喫茶店の出前を頼むシーンを始めとし、ストー>>続きを読む

堕天使のパスポート(2002年製作の映画)

3.5

英国における身分社会、不法入国者や移民の扱い、そしてそれによって生まれる格差社会の実情をよく描いている作品。普通では目に触れない部分を、リアルに臨場感たっぷりと、実にわかりやすく構成されている。社会派>>続きを読む

アサイラム・狂人病棟(1972年製作の映画)

2.0

死んだ精神科医バーク博士が、その怨霊で次々と人を殺していく話。それだけ。始まりは学園ドラマのような雰囲気。そこから唐突に訪れる恐怖、まではよかったが、あとは何もかもが唐突で、ぼーっと見てるだけになって>>続きを読む

シュガー・ラッシュ(2012年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

本作は厳密に言えばPIXAR作品ではないが、制作スタジオの現トップが同一人物だけあって、期待を裏切らない良い出来に仕上がっている。トイストーリーのゲームセンター版のようなストーリー仕立てになっていて、>>続きを読む

フル・モンティ(1997年製作の映画)

4.0

完全にジャケで選んだが、なんと97年度アカデミー賞とってる作品だったのね!これは名作!アホなおっさん達のバカバカしいストリップ劇かと思いきや、友情、夫婦愛、そして親子愛まで見事に描いている作品。特に主>>続きを読む

JUNO/ジュノ(2007年製作の映画)

4.0

16歳の少女が妊娠する話。という重いテーマながら、ただの悲劇になってない部分が評価できる。重すぎず、かといって軽すぎず、絶妙なバランスの空気感が本作のいいところだ。16歳で妊娠するジュノを始め、特に反>>続きを読む

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.5

なんとも緻密で、いい意味で神経質な映画だと思う。特に主演のジョディ・フォスターとアンソニー・ホプキンスは身体の動きや表情に至るまでとても細かくいい演技をしている。また、作中に登場するメンガタスズメの背>>続きを読む

100回泣くこと(2013年製作の映画)

2.0

設定としては、悲劇映画の二大巨塔である"記憶喪失"と"癌"を合わせた踏んだり蹴ったり映画だったといえよう。ただひとつだけこの映画特有の描き方といえる部分は、どちらかといえば記憶喪失した方の観点から描い>>続きを読む

グランド・マスター(2013年製作の映画)

3.5

ジャパンプレミアにて鑑賞。出演者たちが本格的に功夫の修行をし、構想に17年もの長い年月をかけたと話題だったので、カンフーアクション超大作を期待して観に行ったが、観終わった後は少し違った印象を受けた。ア>>続きを読む

パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち(2003年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ディズニー実写映画の中では1番の名作だと個人的には思っている作品。悪者であるはずの海賊ジャック・スパロウだが、1人で権力に立ち向かう様や、あまり破壊活動を好まないような素振りで実に英雄的に描かれている>>続きを読む

シザーハンズ(1990年製作の映画)

5.0

恐ろしく、哀しく、もどかしく、奇妙で、繊細で、そして素晴らしく美しい、そんな映画だ。監督のティム・バートンもインタビューで述べているが、シザーハンズは実は青春映画であるということ。言いたいけど言えない>>続きを読む

アイアンマン(2008年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

個人的にヒーロー映画の中では1番の名作だと思っている。原作のマーベルコミックを映画としてよりよい形に昇華させていて、何よりトニー・スタークを演じるロバート・ダウニー・Jr.のハマりっぷりが最高だ。一見>>続きを読む

紙ひこうき(2012年製作の映画)

4.0

ディズニー映画にしては、いい意味で日本アニメっぽいなという印象を受けた。数分のショートムービーながらその存在感はメインのシュガーラッシュ同様、とてもインパクトのある作品。といっても、内容自体はそれほど>>続きを読む

スーパーサイズ・ミー(2004年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

話はアメリカで2人の少女が肥満の原因としてマクドナルドを訴えるところから始まる。裁判所の判断は「マクドナルドの有害性を立証できなければ訴えは認められない」。そこで監督であるモーガン自ら30日間のマック>>続きを読む

ボクたちの交換日記(2013年製作の映画)

2.5

全部観終わったあとの感想としては、『別に2時間スペシャルのテレビドラマでよかったんじゃないかな?』という感じ。可もなく不可もなく、特段面白いというわけでもないが、つまらないというわけでもなく。ただ劇場>>続きを読む

テッド(2012年製作の映画)

3.5

有吉が吹き替えを担当しているということで、珍しく吹替版を鑑賞。ストーリーもギャグも申し分ないで出来で、本作自体は期待通りの作品だった。ただ吹替版の難点というか、特にハリウッドのコメディ映画の吹替は難し>>続きを読む

キック・アス(2010年製作の映画)

3.5

まったく新しい雰囲気の映画!ただ一言おもしろい!!コメディ寄りでありながら、スプラッター的な一面もあり、ヒーローならではの爽快アクションもしっかりとあって、学園ドラマ的な恋愛模様も描かれていて、予想外>>続きを読む

アメイジング・スパイダーマン(2012年製作の映画)

2.5

グウェン・ステイシー役 エマ・ストーン がすごくかわいい。それだけ。

スパイダーマン3(2007年製作の映画)

2.5

3作目はどうしてこうもうまくいかないのか。1作目2作目から比べ、途端に雑に大雑把になってしまっていて、見応えがない。ヴェノムによる黒スパイダーマンの影響で、ピーター自身が変わっていく描写はよかったが、>>続きを読む

スパイダーマン2(2004年製作の映画)

4.0

映画スパイダーマンの魅力は、大味になりやすいヒーローアクション映画において、設定や演出に細かくこだわって作られているところだ。その良さは今作でも存分に発揮されていて、ヒーロー/スパイダーマンである自分>>続きを読む

スパイダーマン(2002年製作の映画)

4.5

最近ではあらゆる映画ジャンルの中でも、"ヒーロー"はアクションから派生して1つのジャンルとして確固たる地位を築き上げている。そんなヒーローというジャンルを世間に広く知らしめるに至った作品が、この"スパ>>続きを読む

トイ・ストーリー3(2010年製作の映画)

4.0

失敗しがちなシリーズ3作目だが、さすがトイストーリーはそんな悪い期待を見事に打ち破ってくれた!実際のアンディの成長に合わせて、公開時期をかなり遅らせたのは有名な話だが、それだけの時間をかえただけあって>>続きを読む

幸せへのキセキ(2011年製作の映画)

4.5

これぞまさに正解!といえるような映画。シリアスで、ポップで、きゅんとして、ドキドキして、ワクワクして、笑って、泣いて、最後にはみんなでバンザイしたくなる、すべての要素が詰まったような映画だ。出てくるキ>>続きを読む

映画 ホタルノヒカリ(2012年製作の映画)

2.0

この作品で何よりも驚いたのは、ドラマの安定感をふっ飛ばしてしまうほどの映画の迷走っぷりである。ドラマのホタルノヒカリがおもしろかったのは、"干物女"というリアルな女のリアルな日常を描きながらも、そこに>>続きを読む

君への誓い(2012年製作の映画)

4.0

実話を元にした作品。日本ではあまりプロモーションに力を入れていなかったようだが、この映画ではそれが功を奏したようだ。実話を元にしているというのもあって目に見えるような山場はないものの、むしろそれがフィ>>続きを読む

クワイエットルームにようこそ(2007年製作の映画)

5.0

やっぱり個性の強いキャラがたくさん出てきて、それぞれが接する話はおもしろい。キャラが濃いから1人1人が絡むだけでストーリーに一山できる。精神病院の閉鎖病棟を舞台としていて、主人公はOD(オーバードース>>続きを読む

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