難しいなあ…ホリデーシーズンのハッピーエンディングの定石は踏んでるけど、ハーパー&家族のこれでもか、な仕打ちには正直引く。そのあたりを乗り越えられるか、がアビーにとっても観客にとってもこの関係を価値の>>続きを読む
無知と諦めと社会構造の生み出す貧困の連鎖に移民、不法滞在、虐待、児童婚、複雑に絡み合う負の要素を子供の目が語る。フィクションの殻を被ったノンフィクションなんじゃないかと思う衝撃作。だけどフィクションの>>続きを読む
ソダーバーグのオーシャンズシリーズ(オリジナルのマイケル・ケイン版ではなく、Jクルーニー版)は本当に大好きで何回も何回も見ていて、今度はダニー・オーシャンの妹が主人公だという。
予想に違わず最高に面>>続きを読む
You were never really here オリジナルのタイトルがよい。あなたはいてほしいときにいてくれなかった、あなたがいなかったと思えば救われる、それともあなたもそしてわたしもいなかった>>続きを読む
ダニエル・デイ・ルイス真ん中に置いて、美しいオートクチュールの衣装の数々、うっとりする音楽、静謐な朝の光、完璧に用意された舞台で起こる、ソープオペラって言い切りたいけど言い切れないところが悔しい。そこ>>続きを読む
イタリアを知り尽くした監督が、きれいに撮るってことには右に出ないカメラマン連れて来て、いい役者をそろえて、そりゃあ、きれいな映画ができるのは間違いないわよね。って思ってた。機内で見た一度目、風の音、光>>続きを読む
デイン・デハーンが久しぶりに大画面に出るからな、てだけで見に行ったんですけど…とっても楽しかったです。2時間20分あっという間でした。
冒頭Space Oddityが流れて、きらきら砂糖菓子みたいな映>>続きを読む
見終わって「今年の不条理映画ナンバー1」だなって思った、そのときは。だが、考えてみれば、まったく「不条理」ではないのだ。
わたしはうしないました。なのであなたも失いなさい。あるいは、何かが欲しければ、>>続きを読む
映画見納め2本のうちの1本。
良作でした。
「アウシュビッツは存在しなかった」という原告が起こした実際の裁判が元になっている。
歴史が見せるもの、についての裁判は一見無意味で滑稽なように思えるのだが、>>続きを読む
二回見たら咀嚼できただろうか……まだ足りない気もするけど、二回見た感想。
『作られるだけで奇跡』だった2年前のエピソード7とは違い、今回はあって当然の作品、且つ3部作の2作目。確かに一番難しいところで>>続きを読む
朝いちの映画館でぼーっとしていたら、冒頭全くものすごい情報量でやりとりされる会話について行けなくなって慌てて背筋を伸ばした。
うー、すごかった。
政治を陰で動かすロビイストの仕掛けた戦略は?
ジェシカ>>続きを読む
ソダーバーグ監督復帰作は予告編からオーシャンズ・シリーズの匂いがぷんぷん、って思ってたらやっぱり「オーシャンズ6」かよって突っ込み入れたくなる、これぞソダーバーグエンタテインメントだ!って感じの映画だ>>続きを読む
東京国際映画祭で。期待以上でした。
緩急剛柔がさすが。
ナイフで人を殺める殺し屋が、そのナイフを肉切り包丁に持ち替えて起こるおとぎ話。日本が舞台だけど、これはまさにおとぎ話の世界だ。誰かにとっての日常>>続きを読む
傑作です。でも見るのに覚悟が必要。
あなたはわたしをいかにして傷つけたか、そしてわたしはあなたをいかにして傷つけるか。
自分が捨てたもの、失ったもの、殺したもの、奪われたもの、そして愛と復讐の物語。>>続きを読む
NO MUSIC,NO LIFE
見終わった後は某ショップのアレが頭に浮かぶ。劇中の曲でも好きな曲でもなんでもいいから、頭の中で大音量で再生しながらサングラスかけてステップ踏んで帰路につきたくなる(私>>続きを読む
試写に誘っていただきました。
大学のときから大好きなジャームッシュ監督の新作。今回数作ぶりに市井の人たちが主人公。良作だった。
一人のバスドライバーの一週間。毎朝パートナーと眠るベッドで目覚め、彼女>>続きを読む
二時間。見終わっても足の震えが止まらないくらいの緊張感と、息苦しくなるほどの閉塞感の中、プラハの街のハッとするような美しさが目に滲みる。ヤンとヨゼフはあの美しさを目に焼き付けられたろうか。
駐英国チ>>続きを読む
遠くの家族より近くの他人、生みの親より育ての親、血のつながった関係だけが幸せを運ぶわけじゃない。疑似家族がほんとの家族になるための物語。
みんな素敵、みんな愛おしい。
「父親」から愛情を受けた子供が>>続きを読む
ごめんもう近年まれにみるくらいのぶっ飛んだ駄作だったわ、駄作すぎて、最後は清々しい気分くらいだったもんね(笑)
ここまでキャスティング金かけといて、90年代香港映画チックなB級設定で許されますか。だ>>続きを読む
見ているつもりはなくても、続々目に入ってくるレビューがどれも手放しで素晴らしい、って褒めているものだった。
できればこういう人のレビューを全く目に入れずに見に行きたかったな、っていうのが最初に思ったこ>>続きを読む
撃ちまくったからといってレザボアみたいに爽快にはならないよ。「撃たれても人は簡単に死にません」(と映画の前に監督からまえがき)実証映画だから。
5分もかからぬ銃撃戦描写に慣れていると緩慢な流れか?いや>>続きを読む
ブルーバレンタインでやられたばかりだったのに…デレク監督作品。
灯台は「二つの大海を照らす光(原題)」。灯台が孤独な船を導くように、誰かの存在が別の誰かの灯台となる、赦しの物語。
厳しい自然(ライアン>>続きを読む
美しい恋物語に心打たれたのは、道ならぬ恋だったからなのか、それとも純粋な恋だから?
タイトルにもなっているピアノ曲が切なくていつまでも物語の余韻となって残る。
戦争の悲惨さ(ナチの言葉が出ないと言うレ>>続きを読む
号泣案件だった。完全に油断していた。
アニメだけど完全大人向け、ズートピアよりも「がんばれ」を前面に出して来ないのも心地よい理由かもしれない。
叫び、笑い、落ち込み、苦しみ、また前を向く。ただそれだけ>>続きを読む
試写会で一足お先に。
正統派ロードムービーというのがぴったりかな、という印象。
ヴォルフガング・ベッカー、1954年生まれ。老いへの孤独な闘い、怯え、諦観、軽蔑、開き直り。「グランド・フィナーレ」もそ>>続きを読む
息をのむ場面からのスタート、そこからもう引き込まれる。そのあとは家族の「風変わり」な様子に呆れたり、声出して笑ったり。
正直、ヴィゴ演じるベン父さんの教育方針には爪の先ほども賛同できず、私はずっと一人>>続きを読む
どうにもすれ違ってしまった夫婦の話。正直どこらへんにも転がっている話だ。夫婦の危機なんてたぶんどこのうちにもあると思う。結婚の前に想像しているあらゆることのいくつかは現実になるかもしれないけれど、同時>>続きを読む
私のチャヌク監督デビュー作です。おもしろかった!!!!!
滴るエロス、目を塞ぎたくなるグロテスク画面、そして独特の美、からつきぬける何か。その何かがあふれる才能なのかもしれぬ。とにかく一筋縄ではいきま>>続きを読む
意外にもロンドン観光誘致映画になってます!
フォトジェニックな街は、壊しても美しかった。
ホワイトハウスの次に陥落するのはロンドン。アメリカ映画なのにロンドンここまでやっていいの?と思ったりしました>>続きを読む
20年前に見たとき、「よくわからない」を3時間。ほとんど北京語の勉強のためだけに見てた記憶しかないんだが、よく考えたらそれなのに、せりふとか細かいシーンをよく覚えていた。ということはつまり当時でもなに>>続きを読む
うひょー!!!!
このコンビ最高でしょ。
おもしろかったよ!こういうバディもの大好きだ~。
だいたいバディものっていうとシャーロックの昔から「わが道を行く切れ者」と「それに振り回される読者代表」的な感>>続きを読む
映画のすべてが全部ここに詰まってる!
惹きつけられるオープニングからずっと。
正直目新しいテーマというわけじゃない。だけど誰かの忘れた恋心をくすぐり、現在進行形の誰かの夢を励まし、羽ばたく未来を夢>>続きを読む