aniさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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卒業(1967年製作の映画)

3.6

あまりにも有名な花嫁強奪シーン以外は何ということのない作品だったな。アメリカン・ニューシネマとして評価されているのかもしれないが、自分には合わなかった。
それにしても、運転シーンのコミカルな音楽はどう
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AIR/エア(2023年製作の映画)

3.4

ちょっと寝ちゃった。絶賛されてる程面白いかなあ...。
この手の作品は結末が分かっているから過程の描き方がすべてだと思うのだけど、盛り上がりに欠けるような。

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

予備知識なしで観たけど、アロノフスキーが監督だったんだ。
世界観は好きだし言いたいことは分かるんだけど、この内容で2時間は長すぎかなあ。途中でちょっと退屈しちゃった。
でも、圧倒的なラストは素晴らしい
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テトリス(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

当時ゲームボーイのテトリスにハマった世代なので興味深く感謝した。こんな利権争いが繰り広げられていたとはね。
脚色は多いと思うけど、エンドロールを見る限り主要な人物は実在みたい。
前半30分のパートはと
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.6

オリジナルは未見です。
カズオ・イシグロが脚本ということですごく期待して観たのが良くなかったのか、それほど心に響かなかった。
オリジナルが古いということもあって既視感のあるストーリーだし、ウィリアムス
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麦秋(1951年製作の映画)

4.6

まさかの大どんでん返し(もはや死語か)に思わず声が出た。紀子!
でも結婚って勢いが大事だよなと思い始めてる身としては何だか勇気付けられたし、紀子が本当に幸せそうでこちらも幸せな気持ちなった。それにして
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ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

3.6

とにかく長いのと甘過ぎるのがなあ。
テーマは良いし、アンソニー・ホプキンスの演技は最高なのだが。あと髭ないブラピが新鮮。(唇がセクシーね)
いきなり死神がやってきたら戸惑うだろうが、大切な人にきちんと
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珈琲時光(2003年製作の映画)

3.4

何も起こらない作品は好きな方だと思うが、この作品は退屈過ぎた。ホウ・シャオシェン作品は結構好きなのだが。日本人の俳優でなければまた違ったのかなあ。
冒頭の小津ショットはニヤリとした。
それにしても、た
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

4.2

とても好きなタイプの作品だった。
静謐、という言葉がしっくりくる。
鑑賞している間、自分の部屋にもゴーストがいるのかもな、と思った。
表情もなく、立っているだけなのに観ている方は彼の感情が理解できるよ
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ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男(2016年製作の映画)

4.0

ドリスの服は自分には派手過ぎて買ったことはないのだが、どれも美しくて見ているのは好き。
そんな美しい服の数々や彼の自宅、広い庭など眼福の限りを楽しめる本作だが、同時に長い間一線でデザイナーを続けるドリ
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トラスト・ミー(1990年製作の映画)

3.6

世界観は好きなんだけどあまりハマらなかった...。
それにしても、スタジャンにワンピースがあんなに可愛いなんてズルい。

ザ・ファン(1996年製作の映画)

3.8

トニスコ作は全部観てるわけじゃないけど、がっかりさせられたことが一度もない。この作品も然り。
どことなくタクシー・ドライバーのトラヴィスを思わせるデ・ニーロ演じるギル。この人はこういう役をやらせたら右
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

3.4

期待し過ぎちゃったかな。サム・メンデス監督の人間ドラマということで勝手に『アメリカン・ビューティー』みたいな作品を想像してたんだけど、全然及ばなかった。
色々盛り込み過ぎてて何にフォーカスを当てたいの
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別れる決心(2022年製作の映画)

3.6

すごく洗練されたメロドラマといった感じ。好きになってはいけない人を好きになるのを堪える二人みたいな。
咀嚼が足りないのでもう一回観てもいいかも。

オリ・マキの人生で最も幸せな日(2016年製作の映画)

3.8

ボクシングの世界戦を間近に控えているのに練習をほっぽり出して大好きな娘に会いに行っちゃうオリ。かく言う自分も20代の頃に翌日の仕事のことも考えず真夜中に彼女宅まで車を走らせた人間なので、あの熱に絆され>>続きを読む

コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

4.0

思ってた感じと違ったが、これはこれでよかった。
自分は絶対に相部屋なんてできないが、旅での出会いには憧れる。スマホもSNSもない時代だからこその旅の良さみたいなものも感じた。
劇中は冬のロシアなのでひ
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ボーイ(2010年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

タイカ・ワイティティ脚本、監督作。
1980年代のニュージーランドの田舎町が舞台になっているので彼の少年時代の思い出も少しは入ってるのかな。ニュージーランド訛りの英語が新鮮だった。
ストーリーはマイケ
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アグネス(1985年製作の映画)

3.2

男子禁制の修道院で若い尼僧が身に覚えのない妊娠と出産を経て、赤ん坊が絞殺されてしまうというお話。
まったく盛り上がることなくストーリーが進んでいきそのまま終わってしまった。
主人公の法廷精神科医(ジェ
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その土曜日、7時58分(2007年製作の映画)

4.0

シドニー・ルメットの遺作とのこと。
予備知識なしで観たら、フィリップ・シーモア・ホフマンとイーサン・ホークが兄弟役でめちゃ豪華だった。
兄弟共に金に困って親が経営する宝石店に強盗に押し入ったことで始ま
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

2時間モヤモヤさせられっぱなしの作品。対岸の戦争がメタファーになっているのかもしれぬが、そんなことを持ち出さなくても人が人を嫌いになるのに理由なんかいらないのだ。「なんか知らないけどあなたのことが嫌い>>続きを読む

非常宣言(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

たぶんこういう展開なんだろうな、という予想を良くも悪くも裏切らない作品。
Filmarksだと2020年製作になってるけど、調べたら2022年製っぽい。だからなのか、かなり新型コロナウイルスを意識して
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.4

原作は未読です。
永野芽郁の雰囲気や声がシイノに合ってない気がして、ストーリーに入り込めないまま終わってしまった感じ。あと、ロードムービー感が足りない。
奈緒はよかったな。

ヘンリー・フール(1997年製作の映画)

3.8

明らかにサイモンが主人公に見えるのにタイトルがなぜ『ヘンリー・フール』なのだろうかと思ったが、最後まで観て納得した。創作活動に携わっている(た)人は最後のヘンリーの行動に何かしら身につまされるものがあ>>続きを読む

山の焚火(1985年製作の映画)

3.8

ロケーションはまさにアルプスの少女ハイジなのだが、序盤から不穏な空気が漂いまくり。そして、まさかの展開。「そんなことってある?」と思ったのだが、ああいう空間だと人間の本能的な部分が勝るのかしれないなあ>>続きを読む

四月の永い夢(2017年製作の映画)

4.0

既視感のあるストーリーと雰囲気なんだけど、ありたきりのつまらない作品になってない。何だろう、間がいいのかなあ。
「人生とは何かを獲得していくことではなく、失っていくこと」。人生の折り返し地点を過ぎた自
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.0

原作とオリジナルアニメはうっすらと記憶にある程度、の状態で鑑賞。評判通りの出来だった。
「絵がキレイ」というのが第一印象。キャラクターの造形はオリジナルアニメとは完全に別物。声優陣を一新したのも納得。
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マウス・オブ・マッドネス(1994年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

主人公が実は現実でなく小説として書かれた人物でした、ってどことなく『フリー・ガイ』を想起させられる。
現実と空想の狭間が曖昧になっていくのが面白い。同じくジョン・カーペンター作の『遊星からの物体X』が
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柳川(2021年製作の映画)

4.2

とても穏やかな時間が流れている作品だった。劇中で明確にならない部分もいくつかあるが、そこも含めて鑑賞後に深い余韻が残る。
果たされなかったいくつもの想い。弟は最期に何を思っただろう。
柳川の町がとても
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

4.0

何故か観てなかった作品。
オシャレ映画という触れ込みだが、今観ると普通にいい映画という感じ。
ギャロがいけてる役かと思ったらあんな情けない男役だったのね。まあ、あのルックスであの役をやるから成り立つん
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機動警察パトレイバー THE MOVIE(1989年製作の映画)

4.0

このシリーズ自体初鑑賞だったが、根強いファンがいる理由が分かった気がする。
世界観、キャラクターがとても魅力的。
ストーリーも練られているし、アニメらしからぬ(と言ったら偏見か)演出も映画作品として観
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お茶漬の味(1952年製作の映画)

4.2

70年前も今も夫婦間の問題って変わらないんだな。きっと70年後も。だって他人同士だから。
と、独身の自分が言ったところで説得力ゼロだがそんなことを思った。
タイトルへと収束していく展開がお見事。
あと
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