Annaさんの映画レビュー・感想・評価

Anna

Anna

冒険者たち(1967年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

伸びた髭と髪、船の上、照り付ける太陽

「太陽がいっぱい」より大人の渋みが増したアランドロン

口元に血が滴り、青い目から光が消える
そんな死にゆく様も美しい、アップで映してくれてありがとう

希望のかなた(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

人の温かみに触れられる映画

移民、難民問題を彼なりの視点で描いている。たとえ自国から出なかったとしても、受け入れる側として誰もが当事者になりうる。

一夜限りのなんちゃってスシレストランが個人的にツ
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女性上位時代(1968年製作の映画)

4.5

シュールかわいい、私が一番好きな感じ!

服、インテリア一つひとつのデザインや配色が素敵で、おしゃれな雑誌を見てるみたい

モーリス(1987年製作の映画)

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青年がゆえに恐れを知らない、スカバーのまっすぐな愛に心打たれた

自分の気持ちに蓋をせざるを得ないのは切ない
なぜ人を好きになるのに罪悪感を持たなければならないのか
愛の形に正解なんてないはず

サムライ(1967年製作の映画)

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青と灰色の冷たく、哀愁漂うショット
傷を負った一匹狼
ベットに仰向けで口にはタバコ

トリコロール/白の愛(1994年製作の映画)

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新郎目線から見る花嫁姿のドミニクは、まさに天使そのものだった

ポーランド、雪景色の白さ
主人公に光が見えた時に流れる音楽

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

羊が吠える時が来た!

ストーリー展開が想像の斜め上だった

ナイフを刺して作ったスケート靴での戦闘シーンカッコ良すぎ

最後ずるい、ルイ・パートリッジ出てくるとか聞いてない

トリコロール/青の愛(1993年製作の映画)

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青い石の飾りの通す光が顔に当たって水面のよう

ストーリーはブルーな気持ちで満たされていて少し沈んでしまうけれど、純粋で儚く、どこか影のある美しさを持ったジュリエット・ビノシュを堪能できる

リコーダ
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

判断する材料が揃っていなくても、自分の心を決めなければならないときがある
でもそれは判断したフリをするというわけではない

お父さんが犬に自分を重ねて息子に「いつか自分がいなくなる時が来る」と遠回しに
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トリコロール/赤の愛(1994年製作の映画)

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人との出会いに感謝して、もっと大切にしようと思った

すぐ近くに住んでいて、たまたま同じ場所にいることが日々あったとしても、二人は全くの他人同士だった。交わりそうで交わらない。でも偶然の出来事で、二人
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女と男のいる舗道(1962年製作の映画)

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お金や法律など、娼婦の現実が細かく語られていた
自分の知らない世界と生き方
彼女たちは商品でしかないのか

客の男に、お前は金を払うには値しないと言われたときのナナの横顔が印象的だった

言葉は愛と同
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シャイニング(1980年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

Midnight, the Stars and Youはすごく好きな曲だったのに、今後聞くたびにこの映画を思い出しそう

斧で扉を突き破ってそこからのぞいているあの顔…

最後の写真は結局どういうこと
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ブラック・スワン(2010年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

芸術に身を捧げる、自分を失うまで
魂を削り「完璧」を創り上げる

死をもってその一夜限りの美は永遠となった

あの胸にもういちど(1968年製作の映画)

4.6

Being married is a little death.

I married him as a protection against you.

バイクに乗ってる時の映像が官能的
車はた
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グーニーズ(1985年製作の映画)

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好奇心の向くままに友達と遊んでいた頃の童心を取り戻したい

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ホラー映画というよりは、暗い要素が多めな少年(少女)たちの一夏の冒険といった感じ

彼らは仲間と協力して「それ」に対する恐怖心を克服するという成長を遂げる

特に弟に化けたペニーワイズを主人公が撃つシ
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枯れ葉(2023年製作の映画)

4.7

灰色の生活に水色と赤の恋模様

映画館で観た後余韻に浸ってにやにやしながら帰った

アンサのアパートの部屋がとにかくかわいい。こぢんまりしているけど、水色の壁に個性的でレトロな家具たちがおしゃれ。
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ダゲール街の人々(1976年製作の映画)

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私とは全く違う時代を生きた全然知らない異国の人たちと、この映画を観ているときだけは繋がれた気がした。自分もご近所さんの一人になったみたい。そんな人たちの取り留めもない考えや思い出、何気ない日常を覗くこ>>続きを読む

幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

胸がつっかえて苦しいが、この感情をどこに向ければいいか分からない
しっかり食らってしまい、気持ちが悪くて悪寒がする

フランスらしい映画。美しいのに、内容はドロドロ。森の中のピクニック、野生の花々、カ
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コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

フランス人俳優ジャン=ピエール・レオがアキ・カウリスマキの映画で見れるとは!しかも舞台はイギリス。

哀愁漂う無口で孤独な男アンリ。会社をクビになって自殺を試みるも薔薇売りの女性と恋に落ちる。
彼女の
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ノスタルジア 4K修復版(1983年製作の映画)

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誰かの夢の中を断片的に見せられている感じがして、理解しようとしても繋がらない。美しかった、私が思ったことはそれだけ。

あの蝋燭の火が何を意味するのだろうか

雨漏りを受け止め切れないけれどただ床に並
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疑惑の影(1942年製作の映画)

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生真面目な人間のしょうもない正義感ほど呆れたものはない。それは自惚れだ。所詮薄汚れているこの世の中でその小さな声にどんな力があろうか。自分の大切な人たちの幸せを壊してまでその正義を貫くのか。世の善を信>>続きを読む

ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

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幸運にも私は彼女たちが経験した現実から守られて育ってきた

人間がこうまでも残虐で醜くなりうるという証拠を突きつけられると、おとぎ話のように希望に溢れた世界像が自分の中でどんどん壊れていく気がする

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

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奇妙だけれど美しい、純愛の物語
青緑を基調とした画面に所々赤の差し色が入るのが素敵

「彼は私そのものを見てくれる」

第三の男(1949年製作の映画)

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あの暗闇をパッと光が刺す瞬間を見れただけで満足です

友だちの恋人(1987年製作の映画)

4.6

今まで観たロメール作品の中でこれが一番好き
ブランシュとファビアンが穏やかに惹かれあっていく自然の中でのデートシーンが好きだった

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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何が彼女に人々の進歩への可能性をそこまで信じさせるのか
彼女自身が辿ってきた成長の過程から生まれた自信なのか

身体的な快楽だけを求めていたベラが船で出会った二人のおかげで知的な会話に目覚める場面が良
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レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

めっちゃ好き
ちょっとヘンテコな人たちがそれぞれ変な方向で頑張ってるのがシュールでいい

ロードトリップしながら都会から少し外れたアメリカの街並みを眺めることができる

ロックンロールからカントリーま
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三つ数えろ(1946年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

1,2,3…で敵は蜂の巣
ラストシーンの緊迫感とスピード感

ストーリーがどんどん複雑になっていって頭が追いつかなかった

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