ねこじたさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ねこじた

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さや侍(2011年製作の映画)

3.8

1日目で涙を流しながら大爆笑した私は、その後、どうしたら良いか解らなくなってしまった(笑)

侍スピリット好きだ。
わざとらしくなく、しっかりした愛を感じる良作。

マーガレット(2011年製作の映画)

4.0

マットデイモンとジャンレノの主役級俳優が脇役。
しかも、揃って、だらしなくて、ゲスい役なのだが、それがとても面白い。
実際、こういう無駄にイケメンな人っているよなぁ。
オファーを受けたのも納得の人間味
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人生はビギナーズ(2010年製作の映画)

4.1

邦題がコメディチックやし、ポスターもダサいめ。
ただ、ユアンマクレガー観れれば良いやの体で観たら、思いの外、心地よく豊潤なカタルシス齎す良作。
映画を見た目で判断することなかれ。

期待通り、ユアン
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マイティ・ソー(2011年製作の映画)

2.0

ワームホールとか神話とか、クリスヘムズワースもね、筋肉かっこいいし、タイムリープして現代に浮くソーも萌えやし、物理学者のヒロインのナタリーポートマンと恋をして結果、結ばれず想いを馳せる結末も、悪くない>>続きを読む

オーケストラ!(2009年製作の映画)

1.9

だだ良い演奏が、チャイコフスキーが聴きたくて。
でも、特に響くものが哀しいかな無かった。
おそらく、音楽映画は、セッションを観てしまった前と後では、私の中の評価基準が厳しくなってしまったようだ?
いや
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スウィート ヒアアフター(1997年製作の映画)

3.9

スウィートヒアアフターは「あの世」という意味。
小さな田舎街で起こった悲惨なスクールバスの事故が発端で、複雑な人間関係が浮き彫りにされる、そのパラノイアさが半端ない。
「嘘」と「怒り」←誰でも持つ、こ
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あなたになら言える秘密のこと(2005年製作の映画)

4.4

再鑑賞。表題とポスターのgirlyさで甘い勝手な偏見と、抜け落ちた記憶と、再鑑すれば想像以上に恐怖の「秘密」を持った主人公ハンナの告白に、ボスニア内戦の民族浄化への憎悪を激しく抱く。
下手な戦争ドンパ
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JUNO/ジュノ(2007年製作の映画)

4.1

当初は数館のみの公開やったのに、口コミとアカデミー賞などで話題を呼んで、上映館2400館を越えたという名作です。
知ってたけど、こんなに素敵な作品とは思わなかった。

今でも公開すれば、全然、勝負でき
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イコライザー(2014年製作の映画)

2.8

キャスティングのクロエに釣られた口多いやろなぁ(笑)

仕事早くて気持ち良い。
ベタな正義感と、あり得ん強さもデンゼルなら許せるけど、
ホームセンターと小説を使って、凡庸さをだしたかったのかなぁ?って
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スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2015年製作の映画)

4.0

魅せ方が計算尽くされてる。
特に登場人物の登場シーン。

姿勢を正し、完全に生徒な感じで拝観。
ユーモア、ノスタルジー、母性の扱い方も憎たらしいぐらい抜群で、それもこれも、JJエイブラムス監督のsta
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ディファイアンス(2008年製作の映画)

3.9

エドワード・ズウィック監督。ダニエル・クレイグ熱演。
第2次世界大戦中に実在した1200人ものナリボッカの森の中のコミュニティ。
森と言うと一見ファンタジックだが、その生活の過酷さは壮絶。
まず、愛馬
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

4.0

薔薇の赤よりも、風に舞うビニール袋の白が綺麗だと思う人間もいる。

斬新な愛。
どうしようも無いある家族。
全てのものの背後には、生命と慈愛の力がある。

役者の活き活きとした演技を始め、哲学的で
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コクリコ坂から(2011年製作の映画)

3.9

誰か、自分が毎朝続けてることをしっかり見てくれてる人がいるって幸せですね。 諦めない恋が良いです。 2015.7/25再鑑

60年代の日本が好き。諦めや打算が無くて、毎日を真っ直ぐ丁寧に生きる姿に
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007 スカイフォール(2012年製作の映画)

3.9

地上波は、特にお気にのOP始め、カットが多過ぎる。 前回は、ベン・ウィショーのQに萌えたもんだが、再鑑は、シルヴァのバビエル・バルデムが断然グッと来た、好みってこんなに不安定なのか(笑)
シルヴァの派
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千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

4.0

無論、行ったことのない場所、会ったことの無い人達?ばかりやのに、既視感の不思議。 塩おにぎり、何回観ても、美味しそう。 2015.9/4再鑑賞

いつも、ハクの塩おにぎり食べたくなる。千尋を取り巻く周
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ハウルの動く城(2004年製作の映画)

4.0

宮崎駿が描く、明らかな変化を迎えた越境ロマンス。

2人の距離を縮めてく手の描写が素敵。
細かいところまで本当に丁寧に描かれてると思う。

そして、久石譲の人生のメリーゴーランドが盛り上げる。
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イントゥ・ザ・ストーム(2014年製作の映画)

3.5

竜巻の観測撮影の仕事は、もう金輪際辞めるって、揉めてたジェイコブが、
友達に「マルガリータ飲みながらビーチで美女と豪遊できる」の一言で、速攻仕事に戻ったそのシンプルさ、ウケる!(笑)

この作品の醍
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ラビット・ホール(2010年製作の映画)

3.2

被害者と加害者の落ちた兎の穴。繋いだ「並行宇宙」。

もし神がいたら「サド野郎」。
マジメなフリしてゲスいユーモアが面白い。

ニコールキッドマン、平凡な主婦を演るからこそ、その美貌が匂い立つ。官能シ
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愛人 ラマン/恋人・ラマン(1992年製作の映画)

3.9

「看護婦になるより、娼婦になりたいわ」

17歳差の情事。
一世を風靡してしまった問題作品。
当初は、変に話題になって、俗っぽい垢がついて偏見という色眼鏡が邪魔をしてダメだったんやけど、久しぶりに再
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花宵道中(2014年製作の映画)

1.3

原作を立ち読みした時に、うわぁぁ、映画化したら昼メロみたいになりそうやけど、映画化されそうやなぁ。と思ったら映画化された(笑)

高潮すると肌に花が咲く遊女。と言われれば、まぁ女の私だって、ちょっと拝
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テス(1979年製作の映画)

3.7

「誰もテスほどには愛せない」

トマス・ハーディー原作。ロマン・ポランスキー監督。
テス演じるキンスキーの美しいこと…、まだ少女設定の授乳姿は、途方も無くドキドキした。

波乱に満ちた生涯の原因は、そ
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ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

3.5

キャラの立て方の巧さが異常。
秘書も悪役も博士も子どもも恐竜も、見事にまとまってるという意味で、独自の美しさを持った王道のエンタメ映画だと思ってる。

タイムマシン(2002年製作の映画)

2.8

HGウェルズ原作、この映画の監督は、その孫。

2037年は、月が崩壊。
過去を変えられない理由を知る為に行き着いた先が未来、
80万2071年(笑)

マーラの「過去は引きずらない、心に刻む」とい
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バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

2.9

この幸福も誰かの犠牲の上にあって、人生には「もしも」が無いから前に進める。

自分は、爆発前のケイリーの耳に添えられる掌、饒舌なあの手、そういう事を見逃さずに来れたかな?

自分が誰だか思い出せられる
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大脱走(1963年製作の映画)

3.8

気が遠くなるような脱走劇を、60年代だからこその深刻の無い緩いテイストが美味。
脱走してからの、それぞれの顛末も安心の見応え。
地味ながらも主人公マックィーンのはみ出した不良っぷり。緑の野山を翔け回る
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フル・モンティ(1997年製作の映画)

2.7

人前で裸になれる?しかも、中年で(笑)

良い年したおっさん達が、一念発起して、そんなくだらないことを、やってのけた!そのラストのカタルシスは最高。

「肌が黒でも白でも虹色でもいいの。私はあなたと
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Lord Don't Slow Me Down(原題)(2007年製作の映画)

3.8

sex、drug、rock 'n' roll.とは言うけどさ〜、「sexとdrugのために音楽をやってる」と、ノエルの暴言はマジでゲスい(笑)
音楽やってない時のノエルは本当にクソ。
でも、そこが魅力
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ザ・ロード(2009年製作の映画)

3.8

詩のような作品でもあり、現実も見せて来る作品でもあり、そのバランスが取れてる。

終始、暗鬱としてるのだが飽きさせない所に、コーマックマッカーシーの原作のチカラを感じる。

考えずにいられないのが、
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ANNIE/アニー(2014年製作の映画)

2.6

インスタ、Twitter、FB、SNS時代に生きる写真いっぱい撮りまくりの現代版アニー。

最低リメイク賞?
これがそうなら、SNSな現代がイケてないということじゃなかろうか?

ますます、ヒートア
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紙の月(2014年製作の映画)

4.0

こんな作品、観たことないなぁ。
主人公の考えが理解出来なくてなくて、すごく昂奮した。
観る前は、安い昼メロみたいなただの不倫映画と思い込んでた。
吉田大八監督、勝負に出たなぁ。俳優陣も!

「お金は偽
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アメイジング・グレイス(2006年製作の映画)

2.5

輝く政治論より、湿った土の上に座り見上げる蜘蛛の巣に心を躍らすウィルバー。
その言葉で神を讃えるか、世を変えるか。
そんなウィルバーを支えた讃美歌が「アメイジング・グレイス」。
ちょうど、発表会用に
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

4.0

サブカル系ギャロのただのオサレ映画に留まらず、何度見ても素敵。
銃を捨てて、自分を待つ女のためにハート型のクッキーを買う男、変われるって素敵、ピュアさに打たれる。
あと、トイレって、あんなに我慢出
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ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

指練習にマイケルナイマンの「楽しみを希う心」を弾いてて、久しぶりに観たが、こんなに残酷で狂った作品だったとは。

ちょっと無理矢理なら抱けたかもしれないのに、妻なのに、抱かない。
が、鍵盤を弾く女の
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.1

2回までならまだしも。3回も4回も5回も観に行ってる人続出、なんなの⁉︎頭おかしいんちゃうの⁉︎と思って観に行った、…申し訳ございませんでした。
こ、これは、すごい体験映画!

心が壊れたら、残るのは
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ホテル・ルワンダ(2004年製作の映画)

3.5

人類史上残るルワンダ虐殺事件を知らない方は、通過だけでもしておいた方が良いと思う実話。

この作品、日本の劇場では娯楽性が高いものが優先されるので、中々、上映に至らなかったそう。
で、ネットでの署名運
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コラテラル(2004年製作の映画)

2.6

ロスの一晩に凝縮された物語。
拡散する夜景の光を背景に2人の男の人生がタクシーの中で交差する。
都会の夜の色彩と男達の会話劇を観るだけでも価値がある。
マイケルマンの観せたかったロスの表情。
白髪
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