ねこじたさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ねこじた

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ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

3.5

ヒーローなのに絶望して、人間臭い心と影を持ってる。
その暗すぎって、ドキドキしながら観るのが好き。
音楽もモービルもアンハサウェイのお尻もかっこ良かった。 ​

キャタピラー(2010年製作の映画)

3.9

反戦映画。
乱歩の芋虫、原作は未読。
手も足も無い男と暮らすということを、ごめんなさい、好奇の目で見てしまった。食べて、寝て、排泄して、そして、やっぱりSEXするのよ、しまくるの。
身を捧げながらも、
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色即ぜねれいしょん(2008年製作の映画)

3.5

あるわけ無いだろう「フリーセックスの島」を夢見て旅に出たり、「色即是空」ていう仏教用語に後押しされ行動するような青春ノイローゼの男子の性春映画。
かっこ悪くて、かっこいいのがROCK臭くて良い。

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アフロ田中(2012年製作の映画)

2.5

年齢=彼女いない歴。の、まさかのモテナイ松田翔太が、アフロ頭ん中を、性欲まみれにして「彼女を求める」ことだけに特化して生きてるという、くだらない映画が、2013年の初映画になりました。
なかなか素晴ら
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レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

4.2

レミゼラブルみたいな有名な大作が、私の2012年の1年間の復習と言うか、答え合わせに繋がるとは思わなかった。
フランス革命とか奴隷とかミュ-ジカルの世界が、私の脳の中の点と点を、ものすごい早さで
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

4.0

改めて観たけど、もう一度、劇場で観直したい!
ていうか「Q」、もっかい観たい。 「やり切れなさ」が、堪らなく良いのは、何故だろう? ​

E.T.(1982年製作の映画)

4.0

怖いママに見つからないように、ぬいぐるみの中に隠れるE.T.が可愛いんだけど、ぞうやパンダのぬいぐるみの中に、あの顔があったら、むしろ目立ってしょうがないよ。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

4.0

エヴァは、善悪も言いたいことも、よく解らへんけど、この解らない感じが面白い。
劇場で観るに相応しい壮観とも言える映像美。
極めて、固有の心象風景。
あの思春期を、中年のおっさんが作ってるのかと思うと
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北のカナリアたち(2012年製作の映画)

2.8

教師と生徒、少しの時間しか共に過ごさないのに、時に生涯、記憶に残ったりする特殊な関係も生む。
初めてスクリーンで拝んだ吉永小百合、半端なく綺麗だった。
豪華な若手名優達の共演、それぞれ自分のカラーをバ
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探偵はBARにいる(2011年製作の映画)

2.4

電車の中「もっとスピードあげろよ」と男泣きするシーンはグッと来る。

人生、間に合うか間に合わないか。 ​

一命(2011年製作の映画)

3.6

「ただ生きて春を待っていたかった」。
それだけの事が艱難辛苦な環境や時代があった。

しかし、三池崇史の痛いシーンは、マジで痛いわぁ。

わが母の記(2011年製作の映画)

2.7

憎しみ続けることは、愛し続けることの別の形かもしれない。
素直じゃないあの子も、威張ったおじさんも、かつては皆誰かの子どもで、お母さんがいる、あるいはいた。
親子の関係は簡単じゃない、そう思ってる人
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

2.9

記憶の中の心象風景が切なくも美しいのが印象的。
楽しかった記憶を全て削除して、末期の罵り合いから再会しても、また求め合う2人。
惹かれ合うということは、理屈や理由じゃない不思議なエターナルを感じる。
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幸せの教室(2011年製作の映画)

2.8

何を学ぶじゃなくて、誰に学ぶなんだよね。 ​
あと、恋愛にしろ学びにしろ、人生に「遅い」とか無い。

アウトレイジ ビヨンド(2012年製作の映画)

3.9

武が言葉にこだわったと言う脚本。
役者が全身で台詞を言わされてるのは必見。(ある意味高橋克典も言わされてたな。)
配役が完全に適材適所。
音も印象に残る、車の音、銃声、風の音、無音、殺る音、殺られる
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新しい靴を買わなくちゃ(2012年製作の映画)

2.8

北川悦吏子の書く女の子が好きで観に行ったけど、可愛かったのは男の子やった。
岩井俊二の切り抜いたパリ。
坂本龍一の選んだピアノ。
まさに美しい役者が揃った。
良い意味でも悪い意味でも中山美穂が現実感無
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ディア・ドクター(2009年製作の映画)

4.0

善悪だとか、嘘とか本当とか、愛とか、本当の所、よくわからへん。でも、それで良いんやろな。

現代の深刻な病気の一つは「なんでも、ハッキリさせたがる」ことだと思う。

目の前に、笑ってて欲しい人がいて、
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夢売るふたり(2012年製作の映画)

4.1

言葉で伝えるのではなく、表情や仕草やモチーフで、感情を読み取らせる西川監督の表現方法は読書に似てる。
音楽に頼らない観せ方も好み。
100組夫婦がいれば100通りの愛の形があると思う。
当人達にしかわ
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ラッシュライフ(2009年製作の映画)

2.8

音楽と光の使い方のセンス、好み。
これを作った東京芸大の人達、この小説が好きでしょうがないんだろな。原作者伏せてても、伊坂幸太郎って解るよ、これ。

贖罪(2012年製作の映画)

2.8

しかし、湊かなえは、よくも冷静仕立てで見事に狂気を書く。
惹き込まれるし怖い。
黒澤清監督の日常がぐにゃりと歪む撮り方も怖くて好きだし、キャストが豪華で演技派揃い。
5話まで一気に飽きることなく観た。

Mr.Children / Split The Difference(2010年製作の映画)

4.0

Mr.Childrenという、生産者の顔が見える映画。

もう、コバタケ先生に従順な生徒みたいなミスチルメンバー(笑)

セトリで言うなら、
桜井くんの「俺」が聴ける、レアなHeavenly Kiss
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おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)

3.9

大自然の中を疾走する描写が美しい、自分まで走ってるみたいになれて気持ち良い。臨場感の為せる技。
子育ては自分を育ててくれる。
依存せずさせず、少し距離をおいてささやかに注ぐ愛。
おおかみこどもって言う
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セイジ 陸の魚(2011年製作の映画)

3.9

裕木奈江にビックリした、相変わらず妖しい魅力やなぁ。
海からはみ出した陸の魚だからこそ、出来た救済法。
誰かを救うことで、自身も救われたと思う。 ​

路上のソリスト(2009年製作の映画)

3.8

相手の立場になってたからこそ出た言葉、「唯一なんかゴメンだ」って、あれは、なかなか言えない。すごく刺さった。
この映画を好きやと言う人を好きやなぁと思うし、なんか仲良くなれる気がする。

サンクタム(2010年製作の映画)

3.5

ストーリーはベタ。
先は読める。
でも観て一緒にプチパニックになったから、素直に負けを認めます(笑)
自然は、美しくて理不尽、畏怖の念。

女の子ものがたり(2009年製作の映画)

2.7

原作は西原理恵子の自伝的漫画。
表題に反して、エグい内容がリアル。
泣きそうな顔で笑う女の子、グッと来る。
なんもない田舎で「ずっと遠く」を背伸びして見てた、かつて女の子だった時代を思い出すメランコリ
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おとなのけんか(2011年製作の映画)

3.8

もともとは戯曲。舞台を観てるようなリアルタイム進行形のテンポと喋りと感情の流れが圧巻。
友好的に努めようとするも、じわじわ壊れて、気まずくなる雰囲気が、あるあるの連続で面白い。

子どもの喧嘩に大人が
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荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE(2011年製作の映画)

3.5

あり得ない人だらけやのに、哲学があって、詩的で、そこら辺にいる人間より、ずっと、まともにも思う。
この世界観、大好物。
私も、ここの村民になりたい。

空飛ぶペンギン(2011年製作の映画)

2.9

ジムキャリーとペンギンに釣られて観た。
ジムキャリーとペンギンの安定感を満喫する。 ​

おと・な・り(2009年製作の映画)

2.3

好きな人の立てる音は想像以上に落ち着くものだ。
耳を澄ましてみたくなる映画も、そうそう無かろう。

アジャストメント(2011年製作の映画)

2.8

マットデイモンが駆け回る。スピード感が気持ち良い。運命。という言葉がやたら出て来て安いのが残念。運命論者じゃないので余計耳障りだったけど、諦めないことって大事だよなぁと思う。

バイオハザード IV アフターライフ(2010年製作の映画)

3.4

いつまでやるのこれ。いつまで観るの私。
だいたい想像がつくのに、何故か観てしまう。次出たら、またきっと観てしまう。

まほろ駅前多田便利軒(2011年製作の映画)

2.9

役者が良い。
ゆるくとも骨がある感じは演技に観えへん。魅せ方をよく知ってはるというか、あの空気感は備えたものというか。
人を救えない時に、どうするか。って、そういう所で、人柄が出る。
愛すべき煙草映画
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モテキ(2011年製作の映画)

4.3

ラストに出てくる夙川が見たくて再鑑賞。記憶以上にたくさん出てくる夙川といつになくカッコ良い演奏シーンに感動。そして、あのキスシーンは何度見ても楽しめる。 「1番好きな人が出来た。これが本当のモテキだ。>>続きを読む

キツツキと雨(2011年製作の映画)

4.0

誰かに呼ばれた気がして振りかえる、そんな感じ取る心が溢れた良い空気感の再現が沖田修一監督は上手い。クスクスいっぱい笑えた。何でもない日常の一コマを人を可愛く撮るのが本当に上手。
タイトルも音もセンス良
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モールス(2010年製作の映画)

3.9

「ぼくのエリ」ファンでも認められる作品になってると思う。

女の子じゃなかったとしても好きで居てくれる男の子なんて、この世にどれくらい居るやろう?