石川さんの映画レビュー・感想・評価

石川

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前田建設ファンタジー営業部(2020年製作の映画)

4.2

綺麗なエンタメ。若干不必要に感じる部分もあったが、基本的にはただただ素直に楽しめた。
面白い実話に上手く脚色していて、キャラクターも魅力的。業界のPRにもなっているし、労働そのものに関して刺さる人もい
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.5

とんでもないものを見たという感じはなく、よくここまで嘘のない描き方をしようとしたなと。
ジョーカーは予想していたよりもだいぶ強くて善良だったのだが、これでもかというくらい丁寧にしっかり殺されていく。陰
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

4.1

実写ギャグで観たことある中では、一番好きかもしれない。ずっと、ある程度のルールの上でギャグに徹している。
序盤の方が面白かった。共感できるレベルの思い込みを大きくして設定に落とし込んでギャグにしている
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アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

4.7

3Dで観ました。無駄に手前に物を飛ばしてびっくりさせるようなものではなく、奥行きのある空間をしっかり見せていた。アップで写してピントを適宜ずらしてっていう3D映画は初めて観た。PSVRを買ったときのよ>>続きを読む

アクアマン(2018年製作の映画)

4.3

予告編で期待していた通りのものがあって、それ以外もいろいろあった。
カメラもCGもすごくて来るところまで来たという感じなんだけど、ひとまずこれ以上ないのではってくらいだからもういちいちすごいとすら思わ
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がっこうぐらし!(2018年製作の映画)

4.5

アイドル映画としては完璧。漫画の実写化としてもレベルが高い。他のをほとんど観たことはないけど、ゾンビ映画としても十分な出来だと思う。ラストアイドル・原作・ゾンビ映画のファンじゃない人にも面白い映画なの>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

4.0

設定とかストーリーを処理するので手一杯だったのだろうかという印象。ちゃんとやりたいことが上手くできたというのなら、単純に面白みがない。後半はまあ上手なロボットアニメだけど、前半はCGの気持ち悪さも目立>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

4.3

エヴァは新劇場版の序破QだけQ上映時にさらっと観たことがあって、これは一応2回目。ファンもそれぞれ刺さるところが違うんだろうけど、どうにもちぐはぐで噛み合わないところが自分にはありがたかった。出来が悪>>続きを読む

少年メリケンサック(2008年製作の映画)

4.1

キャストとスタッフの雑な強さで成り立ってるんだけど、それにしても音量を上げろタコとの自分がつけた0.1の差は大きくて、妙に気取り出さないし、適当にそれっぽくしやすいどうでもいい要素を入れてこないし、コ>>続きを読む

ゲド戦記(2006年製作の映画)

4.2

テルーが可愛い。監督は監督としては十分能力がある。父との違いは、監督ではなく優秀なアニメーターとしての宮崎駿の不在が大きい。終盤の映像は良くも悪くも吾朗には作れて駿には作れないものだと思う。わかりやす>>続きを読む

かぐや姫の物語(2013年製作の映画)

4.5

映像としては本当に素晴らしい。質感とか空気がどれだけ乾いているかとかまでわかりそう。
人の説明・状況の説明のための不自然にわざとらしい描写・台詞がいくつか気になった。この映画全体の雰囲気でこの人がこの
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ホーホケキョ となりの山田くん(1999年製作の映画)

4.8

どうかしている。金・人・時間を惜しむことなく使っているであろう中で、変に気合の入った大作らしいものでもないのに、こんなにも丁寧で繊細なものを満足いく形で作り上げられる人は他にいないと思う。それでいて、>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.3

Queenが好き。わかりやすい感動できるストーリーと良い音楽の映画が人気だから今流行るのもわかる。

恋多き女(1956年製作の映画)

3.8

基本的な印象は大いなる幻影と似た感じ。こちらはカラーだったこともあって画の綺麗さがより印象的。細かく笑わせるポイントを作っているところとか、人や物の配置とか会話の順番とか、上質な笑いがわかってますって>>続きを読む

大いなる幻影(1937年製作の映画)

4.0

わかりやすくて上手な映画。当時、他にどんな映画がどれだけあったかわからないが、戦争をPRしたいわけじゃない人が作った中ではかなり面白い方で人気があったのかなと思った。この映画を見るメインの客層が知って>>続きを読む

音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!(2018年製作の映画)

4.0

デトロイトメタルシティとか少年メリケンサックみたいなのだろうと予想して、適当に血を吹き出すシーンで一度そうだと確信したが、だいぶ違った。若者が好きそうな舞台演劇と気取った小規模な日本映画を混ぜた感じで>>続きを読む

響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

3.0

まさに今時の漫画をそれなりのキャストとスタッフで映画化しましたって感じ。ストーリーはどんどん動くから退屈にはならないがまあそのくらい。作り方が下手ということもないし、平手友梨奈を見たくて来る人が多いだ>>続きを読む

少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録(1999年製作の映画)

4.6

結局はこういうことが言いたいんだってことがTV版と比べてかなり言葉で説明されていて、わかりやすくもあるが少し安っぽく説教臭くもある。しかし、そのおかげでフィクションはフィクションであってどこかに実在す>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.2

商業的に背負うものもなく変に気取ることもなく好きに作ったある程度以上のクオリティの日本映画が他にあまりないから流行ったんだと思う。映画に詳しくはないけど、少なくともそういう立場からでも見つけられるもの>>続きを読む

累 かさね(2018年製作の映画)

4.0

映画として強く印象に残ったわけではなく今後思い出す機会もそう多くはないだろうが、よく出来ていて不満な点はなく観ている間はずっと楽しんでいた。芳根京子が好きで観たので、彼女の面白さが存分に発揮されていて>>続きを読む