樅さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

樅

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ふたつの部屋、ふたりの暮らし(2019年製作の映画)

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フランスでは同性婚が可能なのに、それでも家族に言えないくらいの偏見はあるのね…幸せな終わらせ方としての落としどころもその後、を考えると悲しいし、いい映画だけど辛くはあったけど、まだこうした映画が必要な>>続きを読む

劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM [前編] 君の列車は生存戦略(2022年製作の映画)

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「きっと何者かになれるお前たちに」に変わっていることに確かな期待を込めつつ 、前半は前半なので、後半にかつての自己犠牲から違う答えが出ることを願う

苹果が高倉家に来るときに冠葉が写真立てを伏せるとか
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珈琲時光(2003年製作の映画)

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山手線と京浜東北線のすれ違いよかった
とことん画がよい

MEMORIA メモリア(2021年製作の映画)

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川に行ってからの展開がアピチャッポン映画の好きなところ!って感じでとてもよい。部屋での記憶の混合(川の場面に既に端緒がある)から手を重ね合わせて交感のエモさ…

設定のこともあって音声がかなりコントロ
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

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バイオレンスが苦手なのでその点でキツい部分はかなりあったが不思議と最後まで見れた
なりすまし以降が面白かったのだけど、主人公がアンドリアンの父に性愛の文脈の愛情を抱く描写はなんだかな〜という感じ

PASSION(2008年製作の映画)

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暴力の挿話、暴力は全て「私」の外から来る、と、恋愛も同じだということなんだろうな

ドライブ・マイ・カーにもそういう所はあったけど、濱口作品はときどき女性観がものすごくグロテスクだ…

『寝ても覚めて
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親密さ(2012年製作の映画)

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濱口竜介作品の好きなところ、比較的平熱に近いテンションで人間の心の核に近いところが露出するところかもしれない、と思う
前半のインタビュー、明け方ふたりで歩いて帰る場面と劇中劇の兄と妹の会話が良かった
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何食わぬ顔(2003年製作の映画)

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乗り物の長回し良かった(そして劇中映画の始まり方のハッピーアワーみ)

田舎司祭の日記(1950年製作の映画)

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多神教の国で育つと一神教の国の信心の扱いは頭では理解出来ても共感的なレベルには至れないとは思う それでも夫人とのやり取りは感じ入るところがあった

偶然と想像(2021年製作の映画)

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1話目は古川琴音の演技の良さ、2話目は教授の誘惑に対する疎さと学生への真摯さ、3話目は勘違いだからこそ、当人に対してでは出てこなかったであろう言葉による癒し、がそれぞれ良かった
3話目の会いたかった当
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

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中盤以降の麦が資本主義に個を塗りつぶされ始めてからが本領と思った

些事だけど、固有名詞の使い方が気になる 羊文学を真っ先に挙げる人なら長谷川白紙より先に崎山蒼志を挙げるのではないか?とか、わたしの星
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

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2ケツのシーンと離婚したあと友達と楽しそうにしているシーンが良

トムボーイ(2011年製作の映画)

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周囲の人々、学校等の制度をクリアしなければジェンダーの越境を認めてもらえなくて、子どもだと単に「ゆらぎ」として処理されうるつらさ…

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

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濱口監督作品は好きだけど村上春樹は苦手なので、村上春樹作品的な臭みが前面に出た場面はちょっと耐えられなかった

ドライバーを演じた俳優さんの演技はとても好きだった

ハッピーアワー(2015年製作の映画)

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伝わらなさが人間関係の瓦解のきっかけだからこそ、言葉を通さず身体で伝える序盤のワークショップが伏流のように効いてくる気がした

寝ても覚めても、を先に見ているので寝ても覚めてもを撮った監督はこう人を描
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ジョニーは行方不明/台北暮色(2017年製作の映画)

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エドワードヤンを引き合いに出されるとか違いの方が際立ってしまうけれど、塀を塗りながらの少年の問いはヤンヤンぽかったし、何よりさり気なく染み出す人物それぞれの抒情がとてもよい

物語として何が起きていた
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台北ストーリー(1985年製作の映画)

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暗闇の中の表情の見えない会話がものすごくよかった

細かい場面だとクラブの中で電気が消えるシーンも印象に残っていて、あと日本が繁栄している国扱いというのに時代を感じる

少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録(1999年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

アニメではありえなかったウテナとアンシーが同時に救われる世界

アニメで最後の最後にようやく主体性を持ったアンシーが、映画では自分から世界を革命する力を求めるのがアツかった