みめいさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

みめい

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N・P(2020年製作の映画)

4.5

原作はずいぶん前に読んだきりなので未読とほぼ変わらない状態で鑑賞。吉本ばななの文章は独特の空気感をはらんでいて、特に台詞なんかは声として発すれば白々しく聞こえたり損ねるものがあるのでは…という心配から>>続きを読む

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.7

原作はけっこう前に読んでいたので内容はぼんやりとしか覚えてなかったけれど、実写化にあたっての変更点がノイズになったら嫌なのであえて読み返さずに鑑賞しました。
リアルな目線だと胃が痛くなる場面や不自然さ
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永遠に君を愛す(2009年製作の映画)

3.5

新婦のキャラが最後まで全然好きになれなかったなー。打ち明けてしまうか、墓場まで持っていくか。どっちが良かったか、なんてのはもう死ぬ前くらいじゃないと最終的な判断はつかないんじゃないかな。
とは言っても
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PASSION(2008年製作の映画)

3.8

寝ても覚めてもの原点がここにあるのかなあと思ったり。暴力の話は昨今の社会情勢と重ねてしまって、なんとも言葉にしがたいつらさを感じた。濱口作品の登場人物、基本的にそんなに好きになれないんだけど映画自体を>>続きを読む

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.7

ウェスワールド全開の一作。いつまでも画面を見ていられる…ってくらいどの場面も釘付けになってしまった。ウェスアンダーソン作品がはじめてのひとにはおすすめしないけど、ファンにはたまらないと思う。レ・ア・セ>>続きを読む

アダムス・ファミリー(2019年製作の映画)

2.8

毒っけと不気味さがかなりマイルドになっていて、実写の雰囲気を想像していると期待はずれかも。子供向けということを考えたらこれくらいがちょうどいいのかもしれませんね。3DCGの質感、特に肌の表現がリアルで>>続きを読む

mellow(2020年製作の映画)

5.0

『街の上で』が好きだったので鑑賞してみたら思いがけずガツンとハマってしまった。女子中学生たちの想い、配達先の夫婦の想い、ラーメン屋のお姉さんの想い、そして花屋の夏目の想い。いろんなひとたちのピュアな気>>続きを読む

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

3.8

アデルの美しくない泣き顔もよだれ見えてる咀嚼シーンも往生際の悪さもありのまま描かれていて、けれど不快感を覚えないバランスが絶妙だった。エマがめちゃくちゃかっこいい。一番ぐらぐらしている時期にエマみたい>>続きを読む

聖者たちの食卓(2011年製作の映画)

4.0

ナレーションのない淡々とした映像だけどかえってそれが心地いい。何にも考えずぼーっと眺めるのもいいし、食事を作る人々の洗練した所作に注目するのも楽しい。日常を覗かせてもらっているからか、カメラに視線を向>>続きを読む

偶然と想像(2021年製作の映画)

3.6

ハッピーアワーで感じた、ひとつ間違えれば爆発してしまいそうな、不穏ではりつめた空気をたくさん堪能できる作品だった。なんだかんだで明るい話が好きなので3話が一番好きかな。短編オムニバスということもあり場>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.5

ままならなさから目を逸らさず、誠実に向き合うことの大切さを濱口監督の映画はいつも語りかけてくれます。長回しのシーン、どれも好き。ユナの女優さんが素敵でした。普段手話を目にする機会は少ないのだけど、感情>>続きを読む

スクリーム(1996年製作の映画)

3.5

血がいっぱい出るし傷もモロ見えだけどそこまでグロく感じなかったかな。古典ホラーの元ネタ知ってたらもっと楽しめたかも。後半に行くにつれギアがかかって面白くなった。シドニーの周りの人間のデリカシーがなさす>>続きを読む

デリカテッセン(1991年製作の映画)

3.3

掴みどころのない不思議な映画だった。不穏だけどどこか間抜けでふわふわとしている雰囲気。広げようと思えば広がる話なのに、こじんまりとしたアパルトメントですべてが完結しているのが良かった。ちょっとごちゃご>>続きを読む

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

気取った感じのラブコメだったらやだな〜と思いながら観たらめっちゃ面白かった。タイムリープを解決する方法が「めっちゃ賢くなる」っていう正攻法なのがかえって斬新で笑っちゃった。

按摩と女(1938年製作の映画)

3.5

構図にこだわりが見える。飄々とした雰囲気が好きです。温泉街って良いな。

ファンシイダンス(1989年製作の映画)

4.5

すごく面白かった!修行僧の厳しい生活をクールに、そしてコミカルに切り抜けていく陽平が良いですね。晶慧の美しさ。バブル期の明るく気楽な雰囲気もあってゆるく楽しめました。

アナベル 死霊博物館(2019年製作の映画)

3.5

完全B級と思って観始めたから意外にちゃんとしててよかった。そこは死霊館シリーズ。ただ死霊博物館というからにはもっともっと霊や悪魔に大暴れして欲しかったな〜。

ムード・インディゴ うたかたの日々(2013年製作の映画)

4.0

観る前にファンタジーが生活の中に自然と溶けこんでいて目が楽しかった。観る前の想像とは全然違うストーリーで、見終わったあとしばらく呆然としてしまった。

死霊館のシスター(2018年製作の映画)

4.0

血が多めのモンスターパニックって印象。死霊館シリーズのホラーだけど怖くなかった。シスターの造形が好き。

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

4.0

荒涼とした風景が印象的だった。アナの瞳の力に引き込まれる。台詞は最小限しかないけれど、それがより作品のさみしさを引き立ててくれている。

落下の王国(2006年製作の映画)

3.5

とにかく映像美。アート系の映画だと思ってたらしっかりとストーリーがあった。アートブックがほしいなあ。

アナベル 死霊人形の誕生(2017年製作の映画)

3.6

死霊館シリーズは後半の物理バトルがめちゃおもしろいけど今回は少なめだったな。シリーズの他作品に比べてビターな終わり方かもしれない。

ダーククリスタル(1982年製作の映画)

3.5

造形の作り込みがすごい。制作時間どれくいかかったんだろう…って見ながらずっと思ってた。ストーリーはよくわからない部分も多かったかな…。予習しておいた方が良かったかも。でもゲームの世界をそのまま映画にし>>続きを読む

ロバと王女(1970年製作の映画)

3.6

セットや衣装が素敵。子どもの考えたおとぎばなしって感じでゆるく観れて良かった。カトリーヌドヌーヴが美しい〜。