ムイ子さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ムイ子

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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

4.4

構成が秀逸。
小説世界と現実世界が、交差しながらストーリーがすすんていくけど、その違和感がない。
最初、オープニングには、度肝を抜かれたけど、一気に引き込まれた。
いや、実際ストーリーが進んでいくのは
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ナラタージュ(2017年製作の映画)

2.8

みんなずるい。ずるくて、弱くて、自分勝手。
どーしようもない。
どーしようもないのが恋愛ってことが言いたかったのかな??

キレイな俳優さんたちがやってるからまだ観てられるけど…
キレイに描いたところ
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春夏秋冬そして春(2003年製作の映画)

4.4

映像の古さに一度は観るのをやめてしまったけど、改めて最後まで鑑賞。

時間をかけつつ、徐々に徐々に、身体に染み渡ってくるような、そんな映画。

湖に囲まれた小さなお寺、舞台はそこのみ。
風景や映像が美
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ぐらんぶる(2019年製作の映画)

-

作業中に流しで観たので、スコアなし。

海の青がキレイだった。
なんか、ドタバタしてたな、終始。
流しで観て正解。

インサイド・マン(2006年製作の映画)

4.7

カッコイイ!
映像もセリフもストーリーも、全部がスマート。
銀行強盗劇なんだけど、お決まりのアクションや激しい銃撃戦は、全くなし。
セリフが、計算されていてクールだし、伏線も張られていて、ほんと、無駄
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シンデレラ(2021年製作の映画)

2.5

なんとなくこんな感じかなっていう想像を見事に裏切らない。

みんなが観て、それなりに楽しめるようにとても気をつけてつくられているなという感じ。
いろんなニーズを拾い集めて、いっぱい詰め込んでる。

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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

-

スコアをつけることができない。
観終わった後、すぐに消化ができない。
今もまだできていない。
9.11の同時多発テロ、当時、知り合いが近くのビルにいて、事件があまりにリアルで、怖くて、ニュースをみるこ
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エルフ 〜サンタの国からやってきた〜(2003年製作の映画)

2.0

クリスマス気分は、味わえた。

公園から、サンタのソリが空へと昇っていくシーンは、楽しめた。
みんなが信じてるから、サンタは存在する。

主役の人が、おじさんにしか見えなかった…

天使のくれた時間(2000年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

映画としてはまとまってるし、ストーリー的にもよくできていると思う。

でもなぁ、いろいろと、ツッコミどころがあり、それを無視すれば、いい映画だったと思えるんだろうけど、無視できなくて、置いていかれた感
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.8

30年も前の作品!
なのになんであんなにカッコいいんだろう。
古さを感じたのは、携帯電話くらいで…

5つの都市、それぞれの土地柄を滲ませたストーリー、というか、会話。
タクシーの運転手と客の会話だけ
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ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

3.0

気楽に観れる作品。
LOVEあり、コメディーあり、お仕事あり、美女と野獣感あり、いろんな要素が詰め込まれていて、観てて楽しめる。

定石通りのストーリーで、安心して、なにも考えずに観てられる。
なので
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ほえる犬は噛まない(2000年製作の映画)

3.6

20年くらい前のけっこう古い作品。
でも、映像以外は、そんなに古さを感じさせない。

物語が、こう進んでいくであろうという予想からちょっとずつずれながら進んでいく。

やはり?地下では何かが起こってい
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ディア・ドクター(2009年製作の映画)

4.9

西川監督の作品は、ラストにいつももっていかれる。

ちょっと、肩透かしをくらうような、え!って意表をつくような、なんとも小気味よいラストカット。
クセになります。

ラストカットの表情が、鮮明に焼き付
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ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)

3.8

前半は、ん?ちょっと退屈?って感じだったけど、ある事件が起こり、一気に今までの振りが回収されていく。

一見、均衡を保っているように見える状態も、ちょっとしたきっかけで、崩れていく。

長く、長く続い
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.5

ピアノが奏でるクラッシックが、心地よい。
ピアノ演奏満載で、なんだか、見ていてリラックスできる。
耳から癒される。

観終わったあとに、浄化されてる感じ。

コンクールのギスギスした感じがなくて、みん
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

3.5

2001年からすでに、20年。
この映画が公開されたのが、1968年、ということは、50年以上前の作品!

軽々と時代を飛び越えてるし、
センス突き抜けてる。

音楽といい、宇宙の描き方といい、初めて
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

2.0

終始、セリフでの説明が入り、観さされている感。
余白がないので、自分の想像とか、感覚が入り込むスキがない。

コメディなんですかね?

桜桃の味(1997年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

死にたい男が、計画を手伝ってくれる人を求めて、車を走らせる。

ストーリーに意味はない。

男は、当日の計画を遂行しようと必死なのだけれど、請け負ってくれる人は、なかなか現れず…

途中、途中で、人を
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カーライル ニューヨークが恋したホテル(2018年製作の映画)

3.5

特別なお客様のための、特別なホテル
「ザ・カーライル」。

従業員たちも特別。
カーライルに勤めることに誇りをもっている。

成功者たちが、こぞって利用し、集まるそこは、間違いなくパワースポットだよね
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インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌(2013年製作の映画)

4.0

売れないフォークシンガーの1週間をコーエン兄弟が綴る。
そこはそれ、斜め横的な角度から。

日常のちょっとした不条理が、主人公に降り積もっていく。
側から見れば、自業自得なのだけれど。

合間、合間で
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そして人生はつづく(1992年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

国民性の違いなのかな。
日本人が、地震の映画を撮ったら、自然災害の恐ろしさや、崩れ落ちた建物や、悲惨な現状を映し出して、復興や再生、それへの人間ドラマにテーマを置きがちなのに、それが全くない。
そん
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バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

4.1

ミステリーというには、単調で、淡々と描かれているけど、目が離せない。

夕日の沈むシーンがとても美しい。

低い音の旋律が、心のモヤモヤを掻き立てる。
主人公の心象に反比例する様に、「事」はなにも起こ
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TOKYO!(2008年製作の映画)

3.5

香川照之がよかった。
1 作目、2作目と続いていく過程で、ラストに多少の希望が見られるのが、なんだかホッとした。

レオス・カラックスの2作目は、違和感だらけだった。
外国で間違って認識されてるであろ
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奇跡(2011年製作の映画)

4.9

前田兄弟がいい。
子供たちがめっちゃナチュラル。

んで、オダギリジョー、ちょっとしか出ないけど、存在感あってカッコええ〜。

現代版stand by me的な。
子供たちの未来に向かったPowerが
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あん(2015年製作の映画)

5.0

役者さんってすごい。
役者が出てくることで、何層にも深みが増し、物語に重厚感が生まれる。

ハンセン病のことが、主題に含まれているけど、それは主題の一部分でしかない。
ハンセン病も突き詰めれば、それだ
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町田くんの世界(2019年製作の映画)

5.0

思いっきり笑える。
笑えて、泣けて、感動も。

観終わったあとの爽快感もあり。

青春映画だよね。笑。
プールのシーンとか、ベタだけど、水飛沫がキラキラして、あの時代のまぶしさが溢れる。

めっちゃ、
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7番房の奇跡(2013年製作の映画)

4.5

レビューなんてどうでもいいから、気になるなら、観て。
…と言いたい。

感動もので重いかなと思ってたけど、けっこうコミカルで、笑いどころがたくさんある。
さっきまで笑ってたのに、いつのまにか涙が流れて
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ホーリー・モーターズ(2012年製作の映画)

3.9

私たちは、いったいなにを観せられているのだろう?

嘘はいけない?
演じることは嘘じゃない?

自分が自分の人生を生きる?
どれがほんとの自分?

今は、ほんとの自分?
演じてる役柄?

何もかもがわ
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キングダム(2019年製作の映画)

3.6

2時間超あったけど、息つく暇もないかんじで、おもしろかった。

超豪華キャスト。
吉沢亮は、高貴な役がとってもお似合い。

漫画は、読んでないのでわからないけど、ぎゅぎゅっとストーリーを濃縮してるのも
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アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

3.7

スタンリー・キューブリック作品ということで鑑賞。

よくわからない…
そもそものテーマ自体が迷宮入りしてしまうテーマなので、しょうがないかもしれないけれど。

トム・クルーズとニコール・キッドマンが、
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TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ(2015年製作の映画)

-

作業中に流しで観てしまったので、スコアなし。

クドカンワールド炸裂。

(2017年製作の映画)

4.8

永瀬正敏がかっこいい。
すごく抑えた演技で、淡々と演じていて、物語が生まれる。
役者が出ることで、作品の深みが何十にもかさなって奥行きが生まれる。

決してお涙頂戴にしないのは見事。
現実でしかないと
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.5

4人姉妹のにぎやかさ、華やかさが画面から溢れてくる。
それぞれの性格の違いや、成長するにしたがっての人生の違い。

ジョーが主役だからね、やっぱジョーかっこいいよねで終わる。

バケモノの子(2015年製作の映画)

3.3

ベタに感動してしまった。

誰が観てもわかるし、一緒に心を動かされたり、ドキドキしたり、ほっこりしたり、クスッと笑えたり。

そして、それは、みんなが同じシーンでそう感じるんだろうな。

みんなが楽し
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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

4.3

前見た時は、子供がかわいくて、友達にノートを返しに行くっていう、ほほえましい映画っていう印象だった。

けど、同じ監督の「ホームワーク」を観た後にこの映画を観ると、全く違う印象に!

なぜ、たった8才
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.6

もうなんといったらいいか…

「どうして?」が、ずっと頭に響き続ける。

それぞれに家族がいて、大切に思っていて、その気持ちは同じなのに、立場の違いでなぜこんなことになるのだろう。

実行犯の少年たち
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