なまえさんの映画レビュー・感想・評価

なまえ

なまえ

映画(256)
ドラマ(0)
アニメ(0)

北極星(2022年製作の映画)

4.2

ドキュメンタリーではあるけれど取材対象はカメラやそれを通して覗き見ている我々に対して何かをアピールしてくることがなく、それが緊迫感に繋がっている。
観ているときの質感は画家と泥棒とかミッドナイトファミ
>>続きを読む

ダンサー そして私たちは踊った(2019年製作の映画)

4.1

貧しく伝統的な価値観の根強いジョージアで伝統舞踊のダンサーを目指す男の子の話。

ありきたりと言ってよいプロットをむしろ王道と呼ばせる演出の力強さが素晴らしい。

デンマークの息子(2019年製作の映画)

3.4

いろんな社会が直面している移民政策の負の成果を誇張して描いた作品。映画のストーリーとしては起伏に欠けるもののトピックがトピックだけに緊迫感をおぼえざるをえないところはある。

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.5

ゲゲゲの鬼太郎をバックボーンにクソ田舎伝奇活劇のお約束を詰め込んだ作品。詰め込みすぎて後半の尺足りなくなってないか?
人間に対する眼差しが眩しくて中盤ちょっと泣きそうになったりしたけど総合的にはそんな
>>続きを読む

スピリッツ・オブ・ジ・エア(1988年製作の映画)

3.6

ストーリーは退屈と言ってとくに角も立たないであろうほどシンプルながらそれを補って余りある美しさに満ちている。
遮るもののない空と大地という情景から強い閉塞感を受ける、という感覚は日本に暮らしているとな
>>続きを読む

フリークスアウト(2021年製作の映画)

3.4

"皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグの"ガブリエーレ・マイネッティの長編映画二作目、ということになるか。
予算感にこそハリウッド作品や、もしかしたら日本産A級作品にこそ見劣りするけど秀逸なシナリオが一部で話題
>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

4.0

しょうもない権力争奪にかまけてないで働け、みたいな身も蓋もない映画。美術も音楽も極めて統制がとれていて美しかった。

愛のように感じた(2013年製作の映画)

3.7

芋い女の子が背伸びした話、と言ってしまえば大したことはないプロットではあるけれど画面構築とシーン切り替えのテンポ感に優れたところがあり総じて楽しんで観られた。

>|