青豆さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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彼の見つめる先に(2014年製作の映画)

3.7

新しい年の映画鑑賞の幕開けを飾る一作目がコチラ。

彼の"見つめる"先にっていうのは、盲目のレオにとってはそれはきっと目ではなく心でという事なのだろうなとか、
またはその彼というのはガブリエルのことな
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ある少年の告白(2018年製作の映画)

3.5

イントロでトロイ・シヴァンのthe good sideをバックに幼少期のホームビデオが流れた時点で泣きそうになってしまった。

親も友人もLGBTQを理解し受け止めてくれる、先に観たloveサイモンと
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Love,サイモン 17歳の告白(2018年製作の映画)

3.8

マイルズ・ハイザー観たさに、微妙なパッケージだな…と思いながらも観てみることとした。もともとLGBTに関する映画を観ることが多かったのだけど、マイルズのお陰で(同性と交際中)、さらに興味を持つ事に。>>続きを読む

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.6

今年は映画もだしNetflix系ドラマもだし、ティーンズ系作品を見る事がすごく多かった気がしていて、年代は違えど共感したり感情移入しながら観ることが出来る事も出来たのだけど、こちらは…
コメディ過ぎる
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

4.0

【またしてもポスターから勝手なイメージを作り上げていたが、思っていたよりもずっと深い作品だった。妹エミリーの役柄に救われたのはわたしだけじゃないはず。】
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.1

昨日、混むのが嫌でわざわざ平日に休みを取って久々に映画館へ。
観たい映画をやる映画館へは車を1時間半も運転して行かなくてはならない。
田舎の映画館にしては珍しくスパイの妻、マティアス&マキシム、そして
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ラッキー(2017年製作の映画)

3.7

わたしが90歳まで生きたとしたら、何となくこんな感じの婆さんになるのではないかなと思いながら観ていた。
コーヒー、タバコ、ブラッディメアリー。大体が同じ日々の中でたまにキレて暴れたり、心の奥の傷を取り
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バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

3.5

ラスト、あの選択で未来を変えるのをやめるエヴァンて素敵だね。
日々の小さな選択ひとつで、もしかすると大きく運命が変わるしれないと思うと、後悔のないように選びたいものを選んでいきたい。

ストレイト・ストーリー(1999年製作の映画)

3.8

昔から気になっていたものの観る機会がなかったのだけれど、最近この作品の舞台の一つとなるウィスコンシン州出身の知り合いから勧められて。
信念を貫くこと、歳をとることの良いところと悪いところ、誰もが心の奥
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オアシス(2002年製作の映画)

4.2

一族にとっては厄介者であっても、姫君にとってはoasisにかかる不穏な影を取り払ってくれる唯一無二の存在。

わたしがこれまでに一番愛した男というのもこのような厄介者だった。
ギャンブル狂い、度重なる
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

4.0

料理、洗濯物、空と海、どんな色?肌も髪の毛、目の色も。ボラスは黒だよね。

どんなに辛いことがあっても、理不尽な時代の波に流されても、騒々しい世界で生きていかなくてはいけない。時に大声で泣き、時に癇癪
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ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

4.0

わたしがLGBT作品好きな理由として、登場人物が知的だから、というものがあるんだけど、この作品ももれなくその理由に当てはまった。
そんな中唯一おバカなポール、嫌味なくあたたかいヤツ。何だかんだ言って一
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.6

The Beatlesで好きな曲
no.1 in my life
no.2 across the universe
そしてno.3 yesterday

人並みではあるけれどわたしもThe Beatl
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.8

わたしは結婚したことがないけれど、長く一緒に過ごした人が2人いる。TとJ。
お互いの良いところ、悪いところ。好きなもの、嫌いなもの。知り尽くしてしまって、飽和状態になって、もう後にも先にも進めなくなっ
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ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

3.8

わたしが映画を観て心が動くのは台詞である事が多い。しかしながらこの作品はショーン・ペンの演技が本っ当に素晴らしい、そしてそれはどれも悲しみや憎しみであるわけだけれど、涙するタイミング、嗚咽の表情…演技>>続きを読む

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.7

イカレたサイコ女、カッコいい…と思うのはわたしが女だからで、男の人にとってこの映画は恐怖だ、という記事を目にした。
男と女の付き合いがちょっとずつ上手くいかなくなって、他の人に目移りしたり、存在が面倒
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6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

3.7

12年という長い歳月をかけて撮られたこの作品。
特に主人公のメイソンの成長振りによって、月日の流れを感じることとなるんだけど、多感な時期の親の離婚や再婚も超え、彼がちょっと控えめで内向的な、アーティス
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マダム・イン・ニューヨーク(2012年製作の映画)

3.5

"自分を助ける最良の人は自分"

物語のクライマックスで、シャシによる英語のスピーチで語られるこの言葉を知れただけでも、この映画を観る価値があったなと思う。
人生の中では、傷付き自尊心が損なわれる事も
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インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌(2013年製作の映画)

3.6

しばらくウーン…という感じで観進めていたが、最後に歌った別れの曲で完璧に持っていかれた。
愛する人とは、フォークソングの事なのか、ジーンの事なのか、それとも…
ボブ・ディラン憧れのシンガーをモデルにし
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ヤング・アダルト・ニューヨーク(2014年製作の映画)

3.6

レコードを聴き、タイプライターで物を書き、バスケをし、SNSはやらず、会話は会話として楽しむ。
そんな人に憧れて強い影響を受ける、それがこの映画だと一般とは世代が逆なところが面白い。
アダムじゃないに
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

3.8

ここまで重たい作品を観るのは久々だ。
わたしは遠藤周作の"深い河"って小説が好きなんだけど、その中で
「様々な宗教があるが、それらはみな同一の地点に集まり通ずる様々な道である。同じ目的地に到達する限り
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

3.8

師に見放された時の傷付いた子供のような表情、レイに仲間になってくれと懇願する必死な表情。このエピソードではマスクを外し、カイロ・レン ではなく"ベン・ソロ"として見せる、彼の人間味溢れる表情が一つの見>>続きを読む

スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2015年製作の映画)

3.8

個人的アダム・ドライバー強化月間につき、過去に流し観状態だったスターウォーズ新三部作にとりかかる。
アダム演じるカイロ・レン は常にマスク着用で表情が見えないのだけれど、"マスクが語る"みたいな部分が
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トゥルー・ロマンス(1993年製作の映画)

3.7

人から勧められることが何度かあって、やっと鑑賞。最初の方から何かアラバマが気に入らず、お騒がせ感に半ばイラついていたのだけれど、クライマックスへ向けて進むにつれて、その理由がわかってきた。
人を殺して
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ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年製作の映画)

3.8

決してよくある"お涙頂戴"モノではなかったのだけれど、何回か泣いてしまった。しかもそれは、大変あたたかい涙だった。
成功は、ジェームズが自分の生活が厳しいながらも2人で生きる事を選び、ユーモアをもって
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.5

ただのアダム・ドライバー見たさで、何の情報もなく見始めたんだけど…
日本みたいな国に住んでると、日常的に感じることのない人種差別が当時、そして今も世界には存在していることを全く感じる事がなくて、問題で
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人生はビギナーズ(2010年製作の映画)

4.6

この映画を初めて観たのはDVDが出たての頃で、当時はインテリアやアートワーク?のお洒落さにときめいて観た記憶がある。

それから恐らく8年くらいの時を経て、妙に観たくなって鑑賞したわけだけど、オリヴァ
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カポーティ(2005年製作の映画)

3.7

図書館で貸出していたので借りてみた。
さほど期待していなかったのだが、なかなか面白かった。
とうの昔に死んでいるし、写真以外で見たことも、もちろん会ったこともないトールマン・カポーティはこういう人物だ
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.5

アダム・ドライバーの出ているものはなるべく映画館に観に行こうと決意し、足を運んできた。
ジム・ジャームッシュの思うところ、メッセージはあるのだろうけど、わたしの感じ取った事はといえば"出演者最高、この
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ペパーミント・キャンディー(1999年製作の映画)

3.5

burningが凄く好きなので、楽しみにこちらを観始めた。
自分は痛みとか辛さとかも含めて、主人公の気持ちを理解しながら鑑賞するタイプなのだけれど、どういうわけかこのヨンホという男の事があまりにも嫌い
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