青豆さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

青豆

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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

3.9

また一人大好きなキャラクターが現れてしまった、その人の名はランチョー。
この3人組、本当によく笑うしよく泣くな…と半ば呆れながらも、自分も一緒になって笑って泣いた。
"成績ではなく優秀さを追求しろ、そ
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グレン・グールド 天才ピアニストの愛と孤独(2009年製作の映画)

3.6

最近よく聴いているピアニスト、グレン・グールドにまつわるドキュメンタリー。
美しくて繊細で知的で、そして孤独なグレン。多分だけど、何らかの発達障害だったのではないかという印象を受けた。
聴く人の心の深
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.7

田我流のユニットで耳馴染みのあった"カイザーソゼ"。この映画が由来だったとは。謎の男、Mr.X。
どんでん返しがあるという予備知識を持って見てしまった事が少し悔やまれるが、ラストの煙草、最高格好良かっ
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レナードの朝(1990年製作の映画)

3.8

レナードの"朝"と言うのは、普通に考えれば30年の眠りから覚めた瞬間の事なのだろうけど、真夜中に先生を呼び出して何時間も世界の素晴らしさについて語った時や、症例の実験台になると名乗り出た時、好きになっ>>続きを読む

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.7

自分の"歩む事のなかった方の人生"を思わずにはいられなかったし、多くの方がきっとそうなのでは。
このような切ないけど綺麗なラストはわたしの理想。分かり合った二人の表情が最高だった。
しかしながら、そも
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英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

3.6

言語聴覚士のライオネル。ユーモアに溢れていて、王族に対しても平等に接する、久々に凄く好きになった登場人物。
彼のオフィスの雰囲気や、息子達とのおふざけシーン、バーティと酒を飲みながら話すシーンなど、い
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胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)

3.6

監督として以上に、俳優としてのグザヴィエ・ドランが好きだ。
口の片方だけを上げて笑うところ、ウインクのサイン、辛い時の表情。
ドランが監督をした映画は何作か観たけれど、複雑で理解に苦しむものが多かった
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君とボクの虹色の世界(2005年製作の映画)

3.5

内容的には"身も蓋も無い"という感じではあるけれど、ミランダジュライを見ているとアーティスティックなことをしたくなるというか、創作意欲が掻き立てられるような気分になる。
登場人物それぞれが、ユーモアを
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台北ストーリー(1985年製作の映画)

3.5

ストーリー的には何故か深く入り込めず、センス的な面を重視して鑑賞。
画面上の構図というのか、風景やインテリアに対して、人物の位置のバランスが絶妙によい。
それからヒロイン・アジンが大人びていて魅力的、
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善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

4.2

どんな時代であっても、心のこもった音楽や、美しい詩というものには、人の心を動かす力がある。
尋問の際CMSをじっと見つめて"ファンがいることを忘れるな"と告げるヴィースラーからは、以前の冷徹さは微塵も
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ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

2.5

クリスティアン、すまない。
わたしには(少なくとも今のところ)この映画は必要ではないみたいだ。台詞から何かを学んだり、日々を生きていくための刺激を、映画に求めている今の鑑賞スタイルでは。
セクシーな大
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裸足の季節(2015年製作の映画)

3.6

わたしがもし10代だったら間違いなく、the virgin suicidesや17歳のカルテ、リリイ・シュシュのすべてなどと同様に、強く影響を受けたであろうと思う。
10代特有の、そして一瞬で消えてし
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最強のふたり(2011年製作の映画)

3.7

この映画の何が良いかって"初めから"お互いをちっとも差別視していないところだ。
関わり合いの中で少しずつお互いの気持ちが縮まって…っていうベタな話なのかと予想してたから。
音楽や芸術など、それぞれの好
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オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ(2013年製作の映画)

3.8

洗練された大人のヴァンパイアカップル。素敵だ。
ストーリーとは関係ないかもしれないけど、イヴがアダムを励ますシーンで
"自分の心に囚われるのは、生きる時間の無駄遣いよ"
という台詞が胸にきた。自分に言
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永遠の門 ゴッホの見た未来(2018年製作の映画)

3.8

"未来の人々のために神は僕を画家にした"この言葉って本人のものなのかな、だとしたら、だとしなくても、この言葉通りだったよってことを伝えたい。確かにあなたの人生は種蒔きの時期だった、と可哀想なフィンセン>>続きを読む

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.2

自分はそこまで涙もろいタイプじゃないんだけど、何故だかこの映画では目頭が熱くなる事が多かった。
特にピアノのシーン。ベスがローレンス家で一人思う存分ピアノを奏でるシーンと、フレデリックがベスへの哀悼の
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