青のさんの映画レビュー・感想・評価

青の

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ミスミソウ(2017年製作の映画)

3.0

【 古典バトロワ風なキルシーン 】

終盤、なぜか旧エヴァの『Come,Sweet Death』が脳内再生されてしまった。



やはり、原作漫画のあの平面で描かれる緊張と空気感、すとーんっと抜けた余
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ガールズ&パンツァー 最終章 第4話(2023年製作の映画)

4.0

【 平成萌え+戦車+スポ根! 】

《 シリーズ全体 ざっくりあらすじ 》
一応日本の女子高が舞台。
その学園の必修選択科目には書道、茶道、華道みたいなノリで『戦車道』がある世界線。

『戦車道』…実
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Beetlejuice 2(原題)(2024年製作の映画)

-

【 36年ぶりの続編?! 】

あれれ、トレイラー公開に気づかなかったよー。

ついにキタ!って感じですね。
のっけから『バナナボート』流れているし、懐かしい面々に「おお!」って声出ちゃいました。
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

4.0

【 あのオブジェ、Amazonで売ってた 】

YouTubeで心霊動画を見漁っていると、日本と海外でここまで違うのかと感心する。
日本だと「物音」や「気配」で終始するが、海外だと、具体的に「物理現象
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

3.5

【 ムーミンの親戚 】

多毛症、額や顎の変形、尻尾、両性具有など…先天的な染色体異常による変形(あえてそう呼びます)は現代でも少なくないし、中世の狼男や吸血鬼伝説は、もしや現代医学からかけ離れた無知
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アンフレンデッド(2015年製作の映画)

3.0

【 さあ、ゲームをはじめよう 】

・初っ端自分のPCがクラッシュしたかと思って焦った笑


—ザックリあらすじ—
学生仲間の1人(女性)がネット晒しに。
そして自死。
その後、仲間達がスカイプでグル
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.0

【 ジョン・ウィック爺さん 】

—ザックリあらすじ—
かつてソ連兵からも恐れられた、フィンランド最強の老兵。
「戦争アホくさ(言ってない)」と引退を決意、ラップランドの荒野にて金脈堀に勤む日々。
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アングスト/不安(1983年製作の映画)

3.0

【 ソーセージ美味そう 】

サブタイ通りの「不安」正にそれ。
カメラアングルや劇伴。そして犯人の挙動、手際の悪さと落ち着きの無さ。
実際の事件を実録風に追いながら、ブツブツと語り続ける犯人のモノロー
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.5

【 神戸牛サイコー 】

ただのテロリスト化している一部ヴィーガンや環境保護活動家をおちょくっているように見せかけて、その実全方位に銃口を向けた、やんわりと尖った作品(?)。

シリアルキラーものアル
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ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

4.5

【 背骨のゴツゴツ 】

YouTubeをダラ見していると、たまに「どーいうアルゴリズムよ?」ってチャンネルがオススメされたりする。
その一つにこれ→東南アジアか何処かの小さい娘っ子が、湿度高そうな田
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イノセンツ(2021年製作の映画)

4.0

【 団地、子供、サイキック! 】

大友克洋と言えば真っ先に『AKIRA』を思い起こすが、コアなファンなら『童夢(どうむ)』を挙げるかもしれない。
1980年当時、都内某集合団地での後を経たない飛び降
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となりのトトロ(1988年製作の映画)

5.0

【 日本独自のアニミズム 】

初めて見た時は、昔の日本(設定は昭和30年前半)の原風景を舞台にした、単純な子供向けファンタジーかなって。
感想も「何故か懐かしさを感じる」とか「トトロもネコバスもスス
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コンタクト(1997年製作の映画)

4.0

【 人類だけじゃもったいない 】

『インター・ステラー』の主人公マシュー・マコノヒーが、今作では脇役にて宇宙の果てを目指すヒロイン、ジョディ・フォスターを見送る側に。

-サラっとあらすじ-
幼い頃
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.5

【 穏やかな夜に身を任せるな 】

『2001年宇宙の旅』が1900年代SF映画の金字塔であるならば、2000年代の新たなる黎明の狼煙は今作だと思う。

相対性理論や事象の地平面など難解なセリフに捉わ
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

4.5

【 人が成す現実は想像力から 】

1968年の作品にしてこのタイトルではあるが、人類はまだ作品の次元に達していないかもしれない。
(人類が初めて月に着陸したのは1969年7月24日16時50分)
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インブレッド(2011年製作の映画)

3.0

【 Ee by gum→オーマイガー!の意 】

序盤〜中盤の真面目な(?)引きが、全部どうでもよくなるやつです。
悪ガキ共の背景や、ちょいラブモードとかホントどうでもよくなります。
ただ、社会福祉士
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変態村(2004年製作の映画)

3.0

【 酒場でのダンスシーンが最高にキてる 】

『秀逸な邦題ベスト100』なんてのがあったら、90位くらいには入っていそうな、本当に「変態」な作品だった。
ただし、女性は冒頭数分のみで、以降汚ねぇオッサ
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ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

4.0

【ディドリーム・ビリーバー】

粗筋からして当然重く深刻な話しだろうとは思っていたし、実際に起きた事件が原案であればかなり身構える。
凄惨で鬼畜な事実をタイトルにあるような会話劇メインで突き詰めるって
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バーバリアン(2022年製作の映画)

3.5

【 Be My Baby 】

『バーバリアン=野蛮人』
予備情報無しで見始め、序盤のミステリー感はかなり引き込まれた。
なんとなくシャマランぽい「なんだなんだ?何が起きてるんや!?」な掴みは秀逸だっ
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マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

3.5

【彼女の革命…?】

工場の雰囲気や車、ファッション。そしてTVニュースの内容から時代は1989年頃か。
すなわち、天安門事件にベルリンの壁崩壊。

序盤からして、彼女の居場所=抑圧された社会=両親の
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ヴァスト・オブ・ナイト(2019年製作の映画)

3.5

【その前夜】

作品の舞台となる1950年代と言えば、界隈では有名なUFO目撃事件の大収穫時代。

1951年1月 ネバダ州核実験時の目撃報告
同 2月 グラハム米海軍中佐UFO遭遇
同 8月 テキサ
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ブレードランナー(1982年製作の映画)

4.5

【醤油かけときゃ大丈夫♪】

この通常版(便宜上の言い方)を先に見た方なら分かってくれるかもしれない、あるいは気になっていたシーンがある。
序盤、主人公デッカードが屋台にて食事を注文するあの場面だ。
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スマイル(2022年製作の映画)

4.5

【しんどい怖い】

よく電車やバスなんかで、大声で喚き散らす人を見ることがある。
日本語として聞き取れるものの、内容は支離滅裂だったり。
怪訝に眉を顰(ひそ)める人が大半だろうし、その姿を盗撮しては面
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エスケープ・ルーム2:決勝戦 エクステンデッド・エディション(2021年製作の映画)

3.5

【エスター!?生きとったんかワレ!】


※先に『エクステンデッド・エディション』を見てしまった(慌てて通常バージョンも見ました)。

※最下部に表記した上で通常版との差異(ネタバレ)を書いています。
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エスケープ・ルーム(2019年製作の映画)

3.5

【水が足りない? 僕「オシッコしろー!」】

・過去の悪行を今になって私刑。
・サイコパスの快楽ゲーム。
・オーディエンスの賭けの対象。
・最初に死んだ奴が仕掛け人。
・脱出したと思ったらまだゲーム中
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

3.5

【マダム、船酔いには食べた方が良いです】

※オチは語っていませんが、情報無しで視聴したい方は読まないで下さい。


2時間40分…
「腰を据えて1本の映画を見るぞ」っというよりは、3話完結の海ドラを
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最後の1本 ペニス博物館の珍コレクション(2012年製作の映画)

3.5

【星条旗】

パッと見で既に奇妙で珍妙だけど、関わる人々は真剣で大真面目。
ニヤけたり照れたりな表情が一切無い(のような印象)。


アイスランドに世界で唯一の性器(ペニス。陰茎、精嚢、睾丸)博物館が
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.5

【がんばれエスター!】

前作の撲殺チャッキー感は抑えられ、よりエスターに寄り添ったストーリーに(と言うか、あいつに食われ気味)。

まさかのエスターに同情したり応援したりな展開になりつつも、やはり最
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RRR(2022年製作の映画)

4.0

【 イギリス人の扱い酷すぎ映画 】


※ネタバレはしていませんが、事前情報無しで見たい方は読まないで下さい。




祭りだしエンタメだし、難しい事は考えなくてよろし!とにかく楽しんだもん勝ち!
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死霊の盆踊り(1965年製作の映画)

3.0

【 邦題が傑作 】

どんなに「やめておけ」と助言をされても、こればかりは仕方がない。
だって「Z級ホラーと言えばコレ」みたいな筆頭に連ねていれば、もはや履修科目ではあるまいか?
見ていない人からすれ
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ザ・ディープ・ハウス(2021年製作の映画)

3.0

【心霊スポットYouTuber】

リアルで見た事も経験も無いので、尚更ホラーは大好物。
「いるわけないだろ笑」ってスタンスより「いた方が楽しいじゃん♪」ってタイプなので、廃墟探索や事故物件YouTu
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機動戦士ガンダム(1981年製作の映画)

4.0

【初めて見るなら..】

「ガンダム見たいけど、シリーズ多過ぎてわけわからん」って方は多いと思う。
ネット上でも『見る順番』を検索すれば、諸説な見方が幾つも有り、さらにわけわからん。
しかし、なんやか
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機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島(2022年製作の映画)

3.5

【カイが一番良い味だしてる】

TVシリーズ、伝説の作画崩壊エピソードを安彦良和氏がメガホンを取りリメイク。
その作画崩壊、当時(1979年)作画監督であった氏が病欠してしまい、人手不足故に海外発注し
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悪霊島(1981年製作の映画)

3.5

【腕をくわえて走るわんこ可愛い】

この時代の角川作品、洋楽の使い方が上手い。と言うか、良い感じを醸し出すのが上手いというか。
劇中のLet it beやGet backは、公開当時はオリジナル音源だ
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X エックス(2022年製作の映画)

3.5

【ウェンズデーは脱がないよ】

—ザックリあらすじ—
若者6人がテキサスの田舎町でポルノ撮影。
老夫婦の住まう敷地にある小屋でおっ始める。
ブシャー!ウゲー!ひーっ!

いつかのスラッシャー映画を踏襲
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漂流教室(1987年製作の映画)

3.0

【漫画実写化問題のパイオニア】

出だしから「マミーマミー」言いながら三田佳子の胸を背後からまさぐる子役に(脚本に)ドン引き笑


—原作は神漫画—
巨匠 楳図かずお先生の傑作『漂流教室(1972年〜
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