あおさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

マレフィセント2(2019年製作の映画)

4.5

吹替版を鑑賞。前作がかなり良かったので続編にもつい期待。ストーリー的に「?」となる箇所が3回くらいあったものの、全体からみればそれらをスルーできる充実した物語。前作よりもアクションシーンが多く、内容も>>続きを読む

私をくいとめて(2020年製作の映画)

4.5

素晴らしい…これは女性監督でなければここまで踏み込んで描けないだろうし、さらには大九監督でなければこれを実現できなかったはずで、彼女の価値と世界観をまたひとつ知らしめた作品と言えるのでは。アラサー独身>>続きを読む

空に住む(2020年製作の映画)

2.5

勝手に期待しすぎていたのが悪かったか…「空に住む」というタイトルの意味は序盤でわかり、その表現がとても素敵だと思ったし、多部未華子・岸井ゆきの・美村里江というワタシ得なキャスティングで好感度大だったの>>続きを読む

西の魔女が死んだ(2008年製作の映画)

3.5

原作既読だがあまりにも昔過ぎて忘れているのでほぼ初見。自然の中で暮らすおばあちゃんの暮らしぶりとかわいらしい家、緑豊かな映像に癒やされる。正直最初の40分くらいは会話のキャッチボールが微妙だし、特に良>>続きを読む

マチネの終わりに(2019年製作の映画)

4.0

原作未読。原作と映像どちらから摂取するか悩んでいたが、結果的に映像先行に。本当は、映画としては★5.0をつけてもよい(なぜ4.0かは後述)。一番惹かれたのは音楽。BGMが、作中のギタリスト(1ヵ所だけ>>続きを読む

好きにならずにいられない(2015年製作の映画)

4.1

北欧の映画にほとんど馴染みがないのだけど、北欧の陰鬱な感じ全開なのがよかったわあー笑 しかし終盤の急転直下な展開は何だったんだ…けっきょく彼女が不安定なだけ?! これはなかなかだ…フーシ頑張れ…

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アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

4.9

吹替版を鑑賞。自分の情緒のステータス依存も大きいかもしれないが、ほぼずっと泣いていたw だって、主人公が泣きながら歌唱したりするんだもん…まるで生の舞台を観ているかのような高揚感がありました。

大ヒ
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.6

20代後半〜30代前半の男女の恋愛模様ということで、ここを通過中および通過済の人々にはある程度刺さるのではないか。単調な恋愛作品かと思いきや、いろんな面でびしびし刺さってくる台詞や場面がいくつもあった>>続きを読む

劇場(2020年製作の映画)

4.7

95%の場面でベクトルが完全に内に向いており、観ていてかなり心がしんどい。そんな中で松岡茉優の天使のような屈託ない無邪気さが異様に光る。恋愛作品なのに接触シーンがまったくないという、ある意味不自然な作>>続きを読む

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.8

再視聴。改めて見ると冒頭から飛ばしてくる感じや、わけのわからない矢継ぎ早の台詞と緊張感、細かく区切られる場面展開のテンポがまさに庵野監督らしい。自衛隊や消防庁の全面協力を感じさせるリアリティと規模感に>>続きを読む

るろうに剣心 伝説の最期編(2014年製作の映画)

4.0

再鑑賞。前作からの続きのため、一同テンションだだ下がり状態から始まる。
1作目でシリーズの魅力を存分に伝え、2作目で物語の背景をしっかり描き、3作目が戦闘メインなのは明らかだからこそ、おさえたシーンが
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名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー)(2014年製作の映画)

-

再鑑賞。公開当時「あ、久々におもしろいな」と思えた作品。推理もちゃんとしてたし(犯人に面白味はないけど)、アクションの勢いで片付けて終わりってこともなくw しょっぱなからストーリー的にもアクション的に>>続きを読む

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(2007年製作の映画)

4.4

どこまでがリリーさんの実体験なんだろうか。オダジョーの語りが心地よくて、小説を読むように話が進んだ。
どの場面も隅々まで手が抜かれていないのがわかる。いろんな部分で昭和という時代や故郷の郷愁を感じとれ
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ラブ&ピース(2015年製作の映画)

4.3

ちょっと待ってすごい世界観ww あっちもやばいしこっちもやばい。私は好きでしたが、ある意味タイトル詐欺というか(タイトルは嘘じゃないのだが)、こんなはずではなかったと思う視聴者も多いかと。
園子温監督
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ストロベリーショートケイクス(2006年製作の映画)

4.0

池脇千鶴主演だし、ずっと観たいと思いながら10年近くたってしまったが、結果的に今観たほうがよかった。女性なら30〜40代くらいでみるのがちょうどいいかな。
言葉で語らずに心情や状況を表すシーンが多く、
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るろうに剣心 京都大火編(2014年製作の映画)

4.5

再鑑賞。どんな作品でも続編というのはハードルが上がるものだが、前作よりも適度に話が複雑で、いい形で3作目につなぐ、良質な2作目になっていると思う。
本作の代名詞でもある高速な殺陣シーンは、何度見てもい
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

3.9

難しくて、冒頭30分はかなりきつかった。何が難しかったかというと、内容というよりオジさん達の区別である。記者や役員の顔がみんな同じに見えて、それぞれの名前や肩書を一致させられないまま時間だけが過ぎ去っ>>続きを読む

ステキな隠し撮り~完全無欠のコンシェルジュ(2011年製作の映画)

3.3

セレブ達が泊まるホテルのスイートルーム内にいくつか設置された固定カメラ。それで長回しで撮影してるので、映像作品ではなく舞台を観ているような感じ。台詞や演技にもちょいちょいアドリブが入ってそう。

やっ
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るろうに剣心(2012年製作の映画)

4.7

地上波で確保して以来大好きで何度も観ている作品だけど、このたび念願叶ってスクリーンで初鑑賞。復活上映ありがとうございます。
以下シリーズ5作目まで、原作未読者の感想です。原作を知らなくても十分に楽しめ
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ハウルの動く城(2004年製作の映画)

4.5

TV地上波で久々に鑑賞。何回観ても楽しめる世界。大好きなジブリ作品の中でもTOP5に入ります。
だからこそ気になってしまうところも数多くあり…解釈し難い言動、違和感ある台詞、ラストの大事なところがほと
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南極料理人(2009年製作の映画)

3.6

「南極料理人」というか「南極生活」ですね。逃げ場のない環境で働くおじさん(お兄さん?笑)達の共同生活。それだけで十分おもしろい。しかも若干ふざけてるというか、絶妙なセンスの笑いが…笑 まさかコメディだ>>続きを読む

聖☆おにいさん 第Ⅲ紀(2019年製作の映画)

3.8

私はアニメ版のほうが好きだけど、とにかく2人ともナイスキャスティング過ぎて笑う。それぞれ見た目と、最初の一言を聞いただけでもう笑える。
笑いの温度感・威力は原作通りですかね。くすっとしたいときに最適。
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ブレイブ 群青戦記(2021年製作の映画)

4.5

おいちょっと待て、めちゃくちゃおもしろかったぞ(笑)終幕後、駆け足でパンフレットを買いに行きました(笑)

正直、我が推し三浦春馬氏を見るために映画館に足を運んだだけで、ただでさえ失敗に終わりやすい少
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ゲド戦記(2006年製作の映画)

2.0

原作を読みたいと思っているうちに映画化され、今になってようやく初見。宮崎駿が原作者に猛アプローチして映画化にこぎつけたらしいけど、wikipedia先生によれば、この脚本は原作者の意に反する内容だそう>>続きを読む

聖☆おにいさん(2013年製作の映画)

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めちゃゆる。平和。ちょうどいい温度の笑い満載。森山未來と星野源の声とテンションが気品ある2人のキャラにピッタリ合ってて、すんなり受け入れられた。BGMも癒し系で良い。
一人称は二人とも「わたし」なのね
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.9

こんなに泣くと思わなかったよ…。IMAXで観たの良かったです。
情報多すぎて私の脳ではすべての情報処理どころか把握すらできていないと思われます。ただ、大切なことは私にもわかったと思っています。
皆さん
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ゆれる(2006年製作の映画)

5.0

約15年ぶり再鑑賞。邦画を好きになるきっかけになった作品。初回鑑賞時より多少なり経験を積んだ今観ても、本当に傑作だと思う。

まず、静かな映画なのに適度にドキドキが止まらない、静と動が絶妙な温度感で併
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リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

3.0

ようやく観ました。完全に文学作品的。邦画の中でも相当好みが割れるはず…そのわりに評価が高めなのが不思議です。観る前は私好みの作品だろうと勝手に予想してたけど、加点減点を経て★3.5(後日修正:3.0)>>続きを読む

アナスタシア(1997年製作の映画)

-

宝塚歌劇版を観てストーリーの美しさにすっかり感動。原作も観てみることに。吹替版で鑑賞。古典的ミュージカルアニメ観るなんて久しぶり。やはりラスト30分の物語が素晴らしいです(※ラスプーチンとの戦闘場面を>>続きを読む

Fukushima 50(2019年製作の映画)

5.0

いつか、この事故を過去のこととして冷静に見られるようになったら必ず観ようと思っていた。でももう10年たった。過去のことだと割り切るにはあと何十年、もしかしたら百年以上必要だ。そんななか日テレがこれを地>>続きを読む

The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛(2011年製作の映画)

5.0

以前Clipしたのを思い出し、今観ないでどうすると思い。10年前に作られた作品で、舞台は30年以上前に遡るが、2021年現在もおそらくまるっきりあてはまってしまう映像とストーリー。ミャンマー情勢と歴史>>続きを読む

父と暮せば(2004年製作の映画)

3.4

先日鑑賞した「母と暮せば」の記憶が褪せないうちに。こちらは娘・宮沢りえと父・原田芳雄の会話劇。舞台は広島、原爆投下から3年後の1948年。「母と暮せば」のストーリーとはいくつかかぶる点もあるのだが、基>>続きを読む

ぐるりのこと。(2008年製作の映画)

4.4

先日ラジオ番組で長谷川博己さんが「『ぐるりのこと。』のリリーさんをみて、すげぇ、敵わないと思った」とおっしゃっており、どういうことか気になり観てみた。
結論から言うと、これは邦画としてすごく評価される
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かもめ食堂(2005年製作の映画)

4.7

フィルム写真みたいな、暖色光に満ちたほっこり美しい映像。しかも片桐はいり@フィンランドだなんて、味がありすぎる…笑

食堂というタイトルだけど、思っていたストーリーとは少し違くて、でもそれが良い期待外
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