あおさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

空海 ーKU-KAIー 美しき王妃の謎(2017年製作の映画)

2.0

冒頭から面食らう。あっそういう感じなのね、と。よく見たら邦題が全然原題と違うじゃねーかあるある。もう邦題なんて原題のカタカナ表記でいいよ(もしくは「空海と黒猫の呪われた魔法宮廷(ファンタスティック・パ>>続きを読む

パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)

3.8

うーん、いい映画だなぁ。図書館を舞台にした映画って意外と少ないし、本好きであれば無条件に観てよいかと。ただし本質はそこではなくて、主役はアメリカの失業者。Black Lives Matterも彷彿とさ>>続きを読む

コクリコ坂から(2011年製作の映画)

1.8

これは厳しいな…ジブリブランドがあるからまだ見れたものの…。他のジブリ作品みたいなメッセージ性も伝わってこないし、ストーリーもキャラクターも弱いし誰の心情もあまり追えない展開。学生の甘酸っぱい恋愛がメ>>続きを読む

西遊記(2007年製作の映画)

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たぶん観たんじゃないかな…同キャストのドラマ版と記憶が混ざってる。機会があればまた観よう

ステキな金縛り(2010年製作の映画)

4.0

ストーリー忘れちゃって再鑑賞。こんな感じだったっけ?ってくらい、記憶してたよりも落ち着いたテンポ感で、たった1つの裁判が進行する。幽霊が見える人と見えない人、そして見えないのに信じる人のチョイス、バラ>>続きを読む

記憶にございません!(2019年製作の映画)

4.5

やっぱり面白いわあ…三谷幸喜×中井貴一なんてただでさえハードル上がるのに、着想とキャラ設定・キャスティングで簡単に勝てちゃってるんだよな。もちろんそれ自体が実力なんだけど。
そのうえ実は心温まる、夢の
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ミセス・ノイズィ(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

上映初期のころにシンガーソングライターの高橋優くんが絶賛しており、その後も観た人たちの間で評判がよく、一部映画館でロングランになっている。たしかにタイトルとポスターからはB級コメディなのかな?としか思>>続きを読む

母と暮せば(2015年製作の映画)

4.0

予告映像の時点でしんどい(泣くという意味で)のだが、吉永小百合と二宮和也が親子だなんて、日本で最も美しい親子、でも庶民的で日本的で、どこにでもいそうな…いややっぱり美しすぎてありえないか……と、いくら>>続きを読む

鉄道員(ぽっぽや)(1999年製作の映画)

4.5

20年以上前の作品だけど不思議と古さを感じないのは、JR北日本の状況が今もまるで変わらないからか。過去の回想が多く入るが、まったくじゃまにならないタイミングと長さできれいにはめこまれているし、廃線に向>>続きを読む

天地明察(2012年製作の映画)

3.8

江戸時代に大和暦を作成した安井算哲二世(渋川春海)の物語。数学や天文学の話なのでところどころ難しいが、それが良い意味で見応えになるし、ロマンがあるので非常に魅力的。恋模様もあり楽しめるストーリーだった>>続きを読む

手紙(2006年製作の映画)

4.0

“犯罪者の家族”として理不尽な差別と闘わざるを得ない人生。映像も終始悲壮感が漂うが、ユミコはもとより、友人のユウスケが本当にいいヤツで救われる。あとテラタケのネタがけっこうおもしろいw
素晴らしい終わ
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アヒルと鴨のコインロッカー(2006年製作の映画)

4.1

再鑑賞。というか、前にも観たことあるのを忘れてもう一回観た(笑)伊坂作品は、ミステリー要素ヒューマン要素コメディ要素などなどいろんなバランスが個人的にはちょうどいいんだよなぁ…と改めて実感。バラバラに>>続きを読む

蛇にピアス(2008年製作の映画)

3.5

これは見る人を選びますね。よく映像化したな…という感じ。一言で言うととにかく「痛い」…見る側も痛みと闘わなければならない、不本意な苦痛。笑
が、この「痛み」こそが主人公が拠り所にしている生の証であり、
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二重生活(2016年製作の映画)

4.6

哲学的な研究手法に悩む女子学生による、おそらく誰もが少しはやったことがある“人間観察”の、究極形とも言える話。これを映像ではなく文字で体験するとどうなるのか、小池真理子の原作小説も気になるけど、冒頭で>>続きを読む

ショコラ(2000年製作の映画)

4.7

案の定、開始30分でいったん映像を止めてチョコレートとココアを手元に用意した(笑)

原作小説が好きで、いつか観たいと思っていた映画。主人公ヴィアンヌが作るチョコレートと彼女自身のまっすぐな性格が、人
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映画 聲の形(2016年製作の映画)

3.5

中学・高校あたりの多感な時期にみるとよさそうだなぁ。イジメを扱う心苦しいストーリーだけど、それぞれの登場人物が成長期に自我を確立しようともがいている。生きている時間が短いほど過去の記憶は明確だし、ひと>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

5.0

今さらだが、これはすごいや…。パルムドールをはじめ当時あらゆる賞をかっさらっていたが、何かの受賞作でここまで完璧に納得できる作品って今までで初めてかもしれない。
子役2人含め全俳優の演技が素晴らしく、
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

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「序」と同じく、なんだかわからない出だしから始まる独特の高揚感。それがすぐにどことない不安感に変わり(序とは違う、ただならぬ不穏感)、中盤でいくつかの真実が立て続けに突きつけられ、容赦なく絶望の淵に落>>続きを読む

そらのレストラン(2019年製作の映画)

3.6

北海道の豊かな食・自然・第一次産業と、そこで紡がれる日常・仲間の輪が描かれる作品。非常にゆったりおだやか、良くも悪くも驚きがなく、わかりやすいテーマに典型的な起承転結、ちょっとしつこいところはちょくち>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

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深いテーマが2重3重に押し寄せる難解さだけど、人類のため世界のためという綺麗事ではなく単に友を思う純な想いだけが限界を超えられる…そういうことなのか?言葉にすると急にチープ…。
シンジくんの新たな苦し
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.6

新海監督の特徴がこの60分に凝縮されていると思う。絵葉書みたいな空、ライトノベル調の物語、美しい旋律の音響、など。新宿駅の風景や電車等の細部までリアルに再現されているので、アニメなのに実写のような現実>>続きを読む

武士の献立(2013年製作の映画)

3.7

素朴だけど手をかけて丁寧に作られた美味しい料理…それだけであったかくてほっこりする。というか料理がテーマの作品はそうそう外れがないんじゃないかな…
加賀料理にも俄然興味がわく。

加賀騒動という歴史を
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

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再視聴。以前観たときよりは(たぶん)理解もできたし楽しめた。
エヴァは今のところこれしか観てないのでTV版のリメイクだからなのかわからないけど、いきなり戦闘が佳境の状況から始まるので、しょっぱなから全
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

4.0

最高。一番笑ったのは地味だけど常磐線の描写w あと一瞬のふなっしー。
めちゃくちゃくだらないのに映像も俳優陣もみんなちゃんとしてるし、GACKTとか京本政樹とか…美と気品の無駄遣いが素晴らしい。

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ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

3.5

ポール、いいやつだなー。ホリーみたいな情緒不安定で最低な女に対しても、さらにはネコちゃんに対しても…(感激)

奇跡の美貌、オードリー・ヘプバーン。ずっと見ていられる。

上の階の住人(大家さん?)、
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劇場版 アーヤと魔女(2020年製作の映画)

3.5

TV版を鑑賞。前半はモヤモヤしたけど、後半でググッとおもしろくなった。
終盤の「アーヤちゃん…」の一言に全部もっていかれました。

風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

5.0

もう何度地上波で観たかわからないが、いくら観ても飽きないよねぇ。これからの人生であと何回観るんだろう。
花粉症の人が増え、春に多くの日本人がマスクしているのを見るだけでも、宮崎駿はこういう未来を予言し
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天外者(2020年製作の映画)

3.2

見どころは三浦翔平の坂本龍馬と、西川貴教の岩崎弥太郎の好演。どちらもNew名優が誕生したなという感じで、いいものを見させてもらったなぁという爽快感がある。あとはラストの「あぁそうなんだ、よかったなあ」>>続きを読む