あおさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

森の学校(2002年製作の映画)

4.5

すごく良かった。最初は子供たちの奇声がきついけど(笑)、だんだん心地よくなってくる。
世界大戦前の自然あふれる田舎町、そこで暮らす少年たち。元気有り余る男6人兄弟とそれをとりまく家族や仲間、地域の人々
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怪盗グルーのミニオン危機一発(2013年製作の映画)

3.2

ユニバには行くくせにちゃんとミニオン作品を見たことがなかった。TV地上波にて鑑賞。話としてはほとんど見どころがなかったが、
笑いや喜怒哀楽は非言語でも成り立つということがよくわかる。共感力や想像力は子
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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

3.7

TV地上波にて。ご丁寧に前作(魔法使いの旅)のダイジェスト付き(約12分)で助かった。
この手の作品をほとんど観ていないので比較評価できないけど、物語が緻密に作り込まれているなという印象。尺が長いのに
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PAN ネバーランド、夢のはじまり(2015年製作の映画)

3.0

作品にクリスマスは関係ないけど、この時期に適する純ファンタジー。TV地上波で吹替版を鑑賞。海賊ってなんでおもしろいんだろーなー、キャラ作りやすいんだろうなー。
基本ずっと走るか落ちるか狙われるかで、良
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グレムリン(1984年製作の映画)

4.0

ファンタジーでありコメディでもあり、思ってた以上に結構なホラーでもあった(が、お母さんがバイオハザードのミラ・ジョヴォヴィッチばりに勇敢なのが笑える)。その後は愛嬌あるいたずらが中心で、笑えるパニック>>続きを読む

ノルウェイの森(2010年製作の映画)

4.0

約15年ぶりの再鑑賞。アニメの実写化並みに難しいと思われる作品なのに、思ったより良かったなというのが当時の印象で、それは今回も変わらなかった(スコアもなんだかんだで★4.0)。ただ、あの独特の喪失感、>>続きを読む

メゾン・ド・ヒミコ(2005年製作の映画)

4.8

約15年ぶりの再鑑賞。当時はLGBTQが今ほど一般的ではなく、題材自体にもインパクトをもって観たと思うが、「ゲイの老人ホーム」という舞台で生と死が交差する世界観は今観ても全く色褪せてない。
終始漂う独
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はやぶさ 遥かなる帰還(2012年製作の映画)

3.2

プロマネが嫌われている設定だからなのか、終始チームが暗い(雰囲気もだが、単純に管制室も会議室も照明が暗い)。そもそもあんまりチーム感がない(まぁ現実はこうなのかもしれないけども…笑)。地球帰還時の喜び>>続きを読む

はやぶさ/HAYABUSA(2011年製作の映画)

4.5

題材が良いので良いに決まっている。涙腺崩壊必至。変に専門用語の説明を入れず(テロップが適切に出る程度)、不自然に物語をぶった切ったりしてなくてとても良かった。はやぶさに起こったイベントを知るドキュメン>>続きを読む

紅の豚(1992年製作の映画)

4.0

20年ぶりくらい?に鑑賞。昔から何度も何度も金曜ロードショーでやってるのを観てたけど、ストーリーが一度も入ってこなかった。筋書きはわりとシンプルなのに…これが子供心にはわからなかったんだなー(しみじみ>>続きを読む

マレフィセント(2014年製作の映画)

4.5

オーロラ姫を見守り自身の行いを悔いていくマレフィセントの表情がたまらない。ディズニーによくある、愛嬌があって“使える”相棒が本作にもちゃんと出てきて(ディアバル)、しっかりかわいい。中盤にみんなで泥を>>続きを読む

日日是好日(2018年製作の映画)

3.6

「雨の日には雨を聴く」
「すぐにわからないものは 長い時間をかけて 少しずつわかってくる」

樹木希林がたたずまいだけで武田先生の人となりを語れてしまうのがすごい。

オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.5

原作は読んでいないけど三谷幸喜脚本の日本版ドラマは観たのでオチは把握済。それでも楽しめるけど、初めて観たときのほうが感動はひとしお(というか日本版のほうが面白かったかも?)。結末のやるせなさはこっちの>>続きを読む

鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

3.7

コメディなのに重厚感もあるしヒューマンドラマでもあり。すごくいいバランス。コンドウさんかっこいいなー。最優秀脚本賞受賞に納得。
そういえば、江戸川コナン失踪事件が本作とコラボしてるっていう話があったけ
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リトル・フォレスト 冬・春(2015年製作の映画)

3.9

夏・秋ですっかりこの作風に慣れてクセになっているので、とにかく心地がよい。相変わらず空や草木、動物たちが愛情たっぷりに映されていて、ほっこりできる。食べるシーンもわざとらしくなくて、無表情なのがいい。>>続きを読む

リトル・フォレスト 夏・秋(2014年製作の映画)

3.9

「生きるために食べる。食べるためにつくる。」良い意味で過不足なくこのキャッチどおり。母の失踪の謎という縦軸に、小さな集落での日々の暮らしが横軸としてじっくり紡がれる。具体的な植物や食材について掘り下げ>>続きを読む

函館珈琲(2016年製作の映画)

4.8

これはすごく好きだぞ。タイトルだけで惹かれてずっと観たいと思っていた作品。絶妙な素朴感と人間関係。期待を裏切らない中身でよかった。
あえていうとどん底から立ち直って「函館珈琲」にどう至ったのかがぶっと
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前田建設ファンタジー営業部(2020年製作の映画)

4.1

こういう大人の学園祭というか、真面目な悪ノリみたいなテーマ、すごくいい(笑)方向性としてはサラリーマンNEOみたいな。加えて大人の社会科見学的なワクワク感も。しかも実話なんですね(観終わった後に知って>>続きを読む

影裏(2020年製作の映画)

4.6

予告で示されていない要素のほうがテーマとして強い。ものすごく遅いテンポで、主人公の生活や心の動きを表している。このテンポを好むかどうかで賛否が別れると思う。
綾野剛演じる主人公が素朴でとてもかわいいの
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.6

ピアノを扱う演技は手元を隠しがちなので今回もあまり期待せずに見たけど、思ったより手元含め全身を見せてくれている。俳優さんたちはどれくらいピアノを練習し実際に演奏しているんだろう、当時の取材記事を探して>>続きを読む

ひとよ(2019年製作の映画)

4.4

カメラワークや演出・音楽で飾らず、ドストレートにお芝居とストーリーで勝負してるなと感じる作品。よくこのメンバー集められたな(田中裕子・佐藤健・鈴木亮平・松岡茉優・佐々木蔵之介)←人数ではなく、顔ぶれが>>続きを読む

壬生義士伝(2002年製作の映画)

3.5

方言等を大切にしつつも現代風にわかりやすく描かれ、本格的な殺陣シーンも含む、良質な時代劇という感じ(といってももう15年以上前か…)。ただ前半は回想の回想みたいに入り組んだ構成になっていて、かえって勿>>続きを読む